Chuchu
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「おはよう!」
いつも練習を見に来てた子がまたやってきた。
「今日は練習着できたね」
あさっての方向を向いて、再び逃げようとする男の子をわたしは掴んで離さない。
「キミで11人目!ポジションは?!」
「投手、です」
「カントクー!!投手がきましたー!」
無理矢理男子の腕をひっぱってくる蒼。
「おー!」
「1年前にも似たようなことがあったような」
と、懐かしがるユウト。
「わたしは監督の百枝まりあです。あなたは?」
「ほ、堀井絃正です」
「堀井くん、出身中学と硬式の経験を教えてくれる?」
「桜田中です...硬式経験はないです」
中崎くんが何かを思い出したかのように呟いた。
「桜田中..ほりい...チャッカマン...」
「!!!」
「知りあい?」
「あ、いえ...」
「スンマセンサヨナラ...」
「どういう反応かな?」
カントクはギラりとした目で堀井くんの肩をつかむ。
「ごめん堀井、噂しか知らないのに」
「わかるように説明してくれる?」とカントクが痺れを斬らす。
「入らないです、すんません、あの、すんません!」
と言っても、カントクは堀井くんの腕を離さない。
カントク..と花井くんも心配の目を向ける
「...頭に血がのぼりやすくて」
「ふうん?」
「ああ、チャッカマンね」と侑が気づく。
「あーそういう意味」と千隼。
「そ、そうです。カーッとして頭ん中真っ白なって喧嘩しちゃうこともあって...公式戦は出してもらったことなぃです...高校野球ってそういうの厳しいっていうから、めいわくかけたら...」
カントクが志賀先生に「どう思いますか?」と聞く。
「入りたいんでしょ?なら断る理由はないよね」
「?!」
「みんな投手ほしいよね?!」
2年ズ「「はい!!」」
1年ズ「「は、はい!」」
不安がる千隼に、「性格のいい投手なんかいねぇよ」とフォロー(?)するタカヤ。
「タカヤ、言い方」
コツン、肘を当てる。
「お前がなんかあったらとめろ」
「!!!俺が?!」千隼くんが困った顔をする
「あの体格差ならどーにでもなんだろ」
「じゃあ始めよう!!!」
「はい!!!!」
カントクの号令にみんなが反応する。
キャッチボール中、1人余る堀井に千隼が声をかける。
「堀井、3人でやろ」
「うん!」
10:30
堀井くんの投球練習に入る。腕の見せどころだ。
カントクが指示を出す。
「キャッチボールで硬球の重さわかったよね?慣らしで十球、そのあとあなたのストレートを見せて」
「はい!」
「味方だぞ。すげぇピッチャーのがいいじゃん」
「う、う、うん」
ビクビクするレンに、ユウがフォローする。
ビュッ
パシッ
ビュッ
スパァン
...
...
「大丈夫そう?」
「はい」
「じゃあお願い」
カントクがGOの指示を出す。
グッ
クンッ
ザッ
バシィッ
カントクもわたしもゾクゾクッとした。
「カントク、130はでてましたよね」
「そうね、あの体格であれだけ投げられるのもすごいわね」
ボールを受けたタカヤも同じことを思ってるみたい。
「使ぇんな...変化球は?」
「じゃ、スライダーいきます」
パシッ
「変化した?」
「すんません、苦手で」
変化球を投げられない堀井にニヤニヤするレン。
「レン!喜ぶとこじゃないよ!」
練習を続け、気づけば夜になっていた。
「こんばんはー」
各々の母親が来ていた。
「ちわっ」
「ちわー」
「わー新入生だ、けっこう大きいねぇ」
「でも顔はおさなくない?」
「2年生のお母さんたちです。今日から合宿なので夕飯作りにきてもらってます」
「おにぎりも作りましたー」
「ついでに新入生も見に来ましたー」
「泉母です」
「花井です、よろしく」
「まきくん、ともくん久しぶり!」
「しばんらくん、めんぼーくんまたよろしくね!」
「しばんら?」
「めんぼー?」
「中学んときのあだ名」 と芝原くんが返す。
「しばんらはわかるけどめんぼーは...」片倉くんをじっと見る。
「わかるっしょ?」と、片倉くん。
「お、おお」リアクションに困る井原くん。
「やー懐かしいわ、お母さんお父さんも元気?」
「「はい!」」
「そっか、新入生の親呼んで保護者会開かなきゃ!」
「そうだね、会長とか会計決めなきゃ!」
「たしかに!」
何やら親たちも忙しそうである。
「いーなー合宿」
「いーだろー」
「部屋みたいっす」
「普通の和室だぞ」
練習終わりの他愛のない会話。
新2年生は合宿に入る。
「今日は肉うどんだよー」
「わぁ〜!」
「うまそお!」
「「うまそう!いただきます!」」
みんなでアツアツの肉うどんを食べる。
ふろふき大根やサラダも用意してある。
「やぁしかし、堀井げんせーきてよかったな」と、ユウが花井に声をかける。
「おお、あの球どんくらいでてたかな」
「ひゃくひゃんひゅーくらい?」
「は?」阿部が意味不明そうに返す。
「130くらい?」と花井。
「あー、そんなもんだな」
「春大でたりして?」とショージの発言に、レンがビクつく。
「地区体は連れていかないって言ってたよね」とカズトシ。
「県大は行くんでしょ?」とユウト。
「こないだまで中学生だったのに県大でんの?!」とフミキが驚く。
「仮入部期間てのがあんじゃねーの?俺らも去年は春大出てないじゃん」
泉の言葉にそーいやそーだな、と花井が返す。
「出られたとしてもあの変化球じゃなあ」
厳しめのタカヤ。
「ゆるいストレートだったよなあ」
またも厳しめのユウ。
ニヤニヤするレンに、「お前教えてやれよ?」とタカヤが言う。
「でえええええ」と変な声をだすレン。
「それでお前が助かんだぞ。夏までに最低一つは使える変化球覚えさせろ!」
「お、お、オレオレが?」
「まぁそれで140投げるようになったらあっちが1番になっけどな」
「タカヤ楽しそうだな」
泉の言葉とは裏腹に、タカヤの衝撃の発言にブルブルと震えることしかできないレン。
夜、泥のように眠ったメンバーたち。
そして速攻朝になる。
レンとタカヤで朝食を作るのが当たり前になっていた。これもバッテリーの成長のためだろう。
「今日抽選会か。シードとってっとあんま緊張感ねーな」
固まるレン。
「また緊張するフリして」
「フリじゃない」すかさず反応するレン。
朝食を並べて、みんな起きてきて席に着く。
バランスのいい食事に成長したよねぇ〜〜と感極まるカントク。
朝食の後はさっそくグラウンドへ。
「あ、はよーっす!」
「1年はえーなー」
「はよー」
「いーなー合宿。格技場の上にあるんスよね?」
「おー」ユウトが返事をする。
「去年はすごいところに泊まったよな」とコースケ。
「おう、山菜もとったぞ」とショージ。
「朝飯もお母さん方すか?」と侑が聞く。
「いや、レンとタカヤ」
「え。交代で作るんすか?!」
「うわ〜失敗したらすみません」
侑くんと片倉くんが不安そうな顔をしている。
「どーかな、朝飯はずっとあの二人で作ってっから」
え?なんで?すか?キョトンとする侑くんと片倉くん。
「話すと長ェな」
いざ、新入生を混ぜて本格的な練習へ。
いつも練習を見に来てた子がまたやってきた。
「今日は練習着できたね」
あさっての方向を向いて、再び逃げようとする男の子をわたしは掴んで離さない。
「キミで11人目!ポジションは?!」
「投手、です」
「カントクー!!投手がきましたー!」
無理矢理男子の腕をひっぱってくる蒼。
「おー!」
「1年前にも似たようなことがあったような」
と、懐かしがるユウト。
「わたしは監督の百枝まりあです。あなたは?」
「ほ、堀井絃正です」
「堀井くん、出身中学と硬式の経験を教えてくれる?」
「桜田中です...硬式経験はないです」
中崎くんが何かを思い出したかのように呟いた。
「桜田中..ほりい...チャッカマン...」
「!!!」
「知りあい?」
「あ、いえ...」
「スンマセンサヨナラ...」
「どういう反応かな?」
カントクはギラりとした目で堀井くんの肩をつかむ。
「ごめん堀井、噂しか知らないのに」
「わかるように説明してくれる?」とカントクが痺れを斬らす。
「入らないです、すんません、あの、すんません!」
と言っても、カントクは堀井くんの腕を離さない。
カントク..と花井くんも心配の目を向ける
「...頭に血がのぼりやすくて」
「ふうん?」
「ああ、チャッカマンね」と侑が気づく。
「あーそういう意味」と千隼。
「そ、そうです。カーッとして頭ん中真っ白なって喧嘩しちゃうこともあって...公式戦は出してもらったことなぃです...高校野球ってそういうの厳しいっていうから、めいわくかけたら...」
カントクが志賀先生に「どう思いますか?」と聞く。
「入りたいんでしょ?なら断る理由はないよね」
「?!」
「みんな投手ほしいよね?!」
2年ズ「「はい!!」」
1年ズ「「は、はい!」」
不安がる千隼に、「性格のいい投手なんかいねぇよ」とフォロー(?)するタカヤ。
「タカヤ、言い方」
コツン、肘を当てる。
「お前がなんかあったらとめろ」
「!!!俺が?!」千隼くんが困った顔をする
「あの体格差ならどーにでもなんだろ」
「じゃあ始めよう!!!」
「はい!!!!」
カントクの号令にみんなが反応する。
キャッチボール中、1人余る堀井に千隼が声をかける。
「堀井、3人でやろ」
「うん!」
10:30
堀井くんの投球練習に入る。腕の見せどころだ。
カントクが指示を出す。
「キャッチボールで硬球の重さわかったよね?慣らしで十球、そのあとあなたのストレートを見せて」
「はい!」
「味方だぞ。すげぇピッチャーのがいいじゃん」
「う、う、うん」
ビクビクするレンに、ユウがフォローする。
ビュッ
パシッ
ビュッ
スパァン
...
...
「大丈夫そう?」
「はい」
「じゃあお願い」
カントクがGOの指示を出す。
グッ
クンッ
ザッ
バシィッ
カントクもわたしもゾクゾクッとした。
「カントク、130はでてましたよね」
「そうね、あの体格であれだけ投げられるのもすごいわね」
ボールを受けたタカヤも同じことを思ってるみたい。
「使ぇんな...変化球は?」
「じゃ、スライダーいきます」
パシッ
「変化した?」
「すんません、苦手で」
変化球を投げられない堀井にニヤニヤするレン。
「レン!喜ぶとこじゃないよ!」
練習を続け、気づけば夜になっていた。
「こんばんはー」
各々の母親が来ていた。
「ちわっ」
「ちわー」
「わー新入生だ、けっこう大きいねぇ」
「でも顔はおさなくない?」
「2年生のお母さんたちです。今日から合宿なので夕飯作りにきてもらってます」
「おにぎりも作りましたー」
「ついでに新入生も見に来ましたー」
「泉母です」
「花井です、よろしく」
「まきくん、ともくん久しぶり!」
「しばんらくん、めんぼーくんまたよろしくね!」
「しばんら?」
「めんぼー?」
「中学んときのあだ名」 と芝原くんが返す。
「しばんらはわかるけどめんぼーは...」片倉くんをじっと見る。
「わかるっしょ?」と、片倉くん。
「お、おお」リアクションに困る井原くん。
「やー懐かしいわ、お母さんお父さんも元気?」
「「はい!」」
「そっか、新入生の親呼んで保護者会開かなきゃ!」
「そうだね、会長とか会計決めなきゃ!」
「たしかに!」
何やら親たちも忙しそうである。
「いーなー合宿」
「いーだろー」
「部屋みたいっす」
「普通の和室だぞ」
練習終わりの他愛のない会話。
新2年生は合宿に入る。
「今日は肉うどんだよー」
「わぁ〜!」
「うまそお!」
「「うまそう!いただきます!」」
みんなでアツアツの肉うどんを食べる。
ふろふき大根やサラダも用意してある。
「やぁしかし、堀井げんせーきてよかったな」と、ユウが花井に声をかける。
「おお、あの球どんくらいでてたかな」
「ひゃくひゃんひゅーくらい?」
「は?」阿部が意味不明そうに返す。
「130くらい?」と花井。
「あー、そんなもんだな」
「春大でたりして?」とショージの発言に、レンがビクつく。
「地区体は連れていかないって言ってたよね」とカズトシ。
「県大は行くんでしょ?」とユウト。
「こないだまで中学生だったのに県大でんの?!」とフミキが驚く。
「仮入部期間てのがあんじゃねーの?俺らも去年は春大出てないじゃん」
泉の言葉にそーいやそーだな、と花井が返す。
「出られたとしてもあの変化球じゃなあ」
厳しめのタカヤ。
「ゆるいストレートだったよなあ」
またも厳しめのユウ。
ニヤニヤするレンに、「お前教えてやれよ?」とタカヤが言う。
「でえええええ」と変な声をだすレン。
「それでお前が助かんだぞ。夏までに最低一つは使える変化球覚えさせろ!」
「お、お、オレオレが?」
「まぁそれで140投げるようになったらあっちが1番になっけどな」
「タカヤ楽しそうだな」
泉の言葉とは裏腹に、タカヤの衝撃の発言にブルブルと震えることしかできないレン。
夜、泥のように眠ったメンバーたち。
そして速攻朝になる。
レンとタカヤで朝食を作るのが当たり前になっていた。これもバッテリーの成長のためだろう。
「今日抽選会か。シードとってっとあんま緊張感ねーな」
固まるレン。
「また緊張するフリして」
「フリじゃない」すかさず反応するレン。
朝食を並べて、みんな起きてきて席に着く。
バランスのいい食事に成長したよねぇ〜〜と感極まるカントク。
朝食の後はさっそくグラウンドへ。
「あ、はよーっす!」
「1年はえーなー」
「はよー」
「いーなー合宿。格技場の上にあるんスよね?」
「おー」ユウトが返事をする。
「去年はすごいところに泊まったよな」とコースケ。
「おう、山菜もとったぞ」とショージ。
「朝飯もお母さん方すか?」と侑が聞く。
「いや、レンとタカヤ」
「え。交代で作るんすか?!」
「うわ〜失敗したらすみません」
侑くんと片倉くんが不安そうな顔をしている。
「どーかな、朝飯はずっとあの二人で作ってっから」
え?なんで?すか?キョトンとする侑くんと片倉くん。
「話すと長ェな」
いざ、新入生を混ぜて本格的な練習へ。