運命の人となら
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「秋丸さん!今日は送球の練習しますよ!」
「一ノ瀬さん、自主練つきあってくれるの?」
「もちろんです!暗くなる前にやりましょう!」
「ありがとう〜助かる」
「本当は座ったまま送球できるのが理想なんですけど、難易度高いので立ってやりましょう」
「わかった!じゃあ、投げるよー!」
「一球!」
ビュンッ
パシンッ
「二球!」
ビュンッ
パシンッ
「三球!」
ヒュンッ
「あ、ごめん!」
パシッ
「いいミスです!気にしすぎず続けましょう!!四球!」
ビュンッ
パシンッ
五球、六球、七球と続けていき、
「二十球!」
ビュンッ
パシンッ
「二十球のうち悪送球は七球!はっきりいって多いです!試合で盗塁刺す回数はそんなに多くないですが、大事な場面で悪送球をしてしまうといけません!3塁側なら尚更!二十球中二十球、しっかり送れるようにしましょう!5分休憩して再開します!」
「俺なんかのためにごめんね〜」
「秋丸さんが上手くなればチームが強くなるんです!もっとチームのことを意識してください!」
休憩後、3塁側への送球練習を始める。
「一球!」
ヒューン
「わー!ごめーん!」
「足の先を3塁に向けて投げてください!体の方向がめちゃくちゃです!」
「わかったー!」
「二球!」
ビュンッ
パシンッ
「その調子です!三球!」
ビュンッ
パシンッ
...
...
...
「二十球!」
ビュンッ
パシンッ!
「OKです!最初はミス多かったですが安定してきてます!5分休憩したらまた2塁から始めます!」
「休憩なしでいけるよ〜」
「!わかりました、じゃあ2塁へ送球お願いします!」
2塁へ走る蒼。
「一球!」
ビュンッ
パシンッ
「二球!」
ビュンッ
パシンッ
「三球!」
ビュンッ
パシンッ
...
...
...
「二十球!」
ビュンッ
パシンッ
「悪送球は5球!まだまだです!次、3塁側行きます!」
こうして2塁、3塁への送球練習をひたすら続けた。
さすがの私も疲れた。
防具を付けてる秋丸さんも相当疲れているだろう。
「今日はここまでにしましょう!」
「お疲れ様〜、ほんとにありがとね〜」
「また明日もやりますよ!」
「ほんとに頼もしいな〜」
「蒼!」
モトキがグラウンドに戻ってきた。
「まだ自主練してたのかよ。だいぶ暗くなってきてるぞ」
「ちょうど終わったところだよ」
「秋丸の指導はどうよ」
「まだまだ足りてないから明日もやる」
「まだまだかぁ〜、まぁ、頑張るしかないな」
「「!」」
モトキと目を合わせる。秋丸さんが前向きな発言をした。これは期待以上だ。
「秋丸さん、考え方が変わってきましたね」
「榛名と一ノ瀬さんと一緒にいたら、みんなそうなると思うよ」
「たしかに俺と蒼がいて言うこと聞かねーやつはいないかもな」
ククッと笑うモトキ。
「秋丸さんは武蔵野の要になるんですよ。こんなところでもたついてる場合じゃないんです」
だから!自主練がんばりましょうね!
蒼が秋丸の前ではじめて笑みを見せる。
「!!オレ、一ノ瀬さんの笑顔はじめて見た!!モトキも見た?!」
「あんな薄ら笑い笑顔って言わねー、蒼の笑顔はもっとまぶしくてもっとかわいい!」
「わ〜なんか今年の運使い切った気がするよ〜、超レアだ〜」
「蒼!秋丸の前で笑うな!秋丸が変な気おこす!」
「そんなことはないから安心して、榛名」
「何?!蒼見てもどーも思わねーだと?むかつくな秋丸!」
「ど、どうしてほしいんだよ〜」
「はいはい、2人とも仲良しなのは分かったから帰る準備しましょう」
「俺は着替えて帰るから、2人は先に帰ってて〜」
「そうですか。わたしはジャージのまま帰るので、お疲れ様でした。」
「おつかれ〜」
帰り道
「今日の秋丸はどうだった?」
「やっぱり悪送球が目立つかな。みっちりやったから、いい練習になったと思う。明日もやる」
「蒼の真剣さは何処からきてるんだ?秋丸より強いと思うぞ」
「人が成長していく姿を見ると燃えるんだよ」
「ほお?」
「それでチームが強くなると、もっと燃える」
「なるほどなー。俺も蒼がチームの一員にいるって思うと燃えるわ、そんな感じなのかなー」
「そうだね、その感覚で合ってると思う。」
「秋丸ももちっと燃料足しゃ、燃えてくれっかもな」
「燃料はモトキだよ」
「俺ぇ?!」
「モトキの正捕手を取られたくないなって思わせなきゃ。それくらい秋丸さんには貪欲になってもらいたいね。モトキの言動や行動が大事になってくるよ」
「そういう感じか〜。難しいな〜」
「いつも通りでいいよ。いつも通り自主練がんばってるモトキを見て、火ついてくれたらいいんだ。あとは声かけね、がんばれよとかなんでもいいから、気にかけてあげて」
「蒼はすごいなぁ〜どこでそんな教養身に付けたんだ?家がでかいからか?」
「わたしはひとつの事に熱中するタイプだからかな。それが野球を見ることだった。特にバッテリーの駆け引きを当てるのが楽しかった。」
「あー、そっち目線で見てたわけだ。ほんとバッテリーの指導者向きだなぁ。」
「モトキだってこれからもっと伸びるし、強くなるよ」
「おう!俺はもっと強くなるぜ!」
家に着いたので、モトキと玄関前で別れた。
ふぅ...秋丸さん、間違いなく変わりつつある。あの人は目はいいんだ。野球に向いてる。
火のもとであるモトキとうまく絡み合ったら、すごく強いバッテリーになると思う。
秋丸さん、わたしは諦めませんからね!
また明日、ハードな自主練が始まる。
「一ノ瀬さん、自主練つきあってくれるの?」
「もちろんです!暗くなる前にやりましょう!」
「ありがとう〜助かる」
「本当は座ったまま送球できるのが理想なんですけど、難易度高いので立ってやりましょう」
「わかった!じゃあ、投げるよー!」
「一球!」
ビュンッ
パシンッ
「二球!」
ビュンッ
パシンッ
「三球!」
ヒュンッ
「あ、ごめん!」
パシッ
「いいミスです!気にしすぎず続けましょう!!四球!」
ビュンッ
パシンッ
五球、六球、七球と続けていき、
「二十球!」
ビュンッ
パシンッ
「二十球のうち悪送球は七球!はっきりいって多いです!試合で盗塁刺す回数はそんなに多くないですが、大事な場面で悪送球をしてしまうといけません!3塁側なら尚更!二十球中二十球、しっかり送れるようにしましょう!5分休憩して再開します!」
「俺なんかのためにごめんね〜」
「秋丸さんが上手くなればチームが強くなるんです!もっとチームのことを意識してください!」
休憩後、3塁側への送球練習を始める。
「一球!」
ヒューン
「わー!ごめーん!」
「足の先を3塁に向けて投げてください!体の方向がめちゃくちゃです!」
「わかったー!」
「二球!」
ビュンッ
パシンッ
「その調子です!三球!」
ビュンッ
パシンッ
...
...
...
「二十球!」
ビュンッ
パシンッ!
「OKです!最初はミス多かったですが安定してきてます!5分休憩したらまた2塁から始めます!」
「休憩なしでいけるよ〜」
「!わかりました、じゃあ2塁へ送球お願いします!」
2塁へ走る蒼。
「一球!」
ビュンッ
パシンッ
「二球!」
ビュンッ
パシンッ
「三球!」
ビュンッ
パシンッ
...
...
...
「二十球!」
ビュンッ
パシンッ
「悪送球は5球!まだまだです!次、3塁側行きます!」
こうして2塁、3塁への送球練習をひたすら続けた。
さすがの私も疲れた。
防具を付けてる秋丸さんも相当疲れているだろう。
「今日はここまでにしましょう!」
「お疲れ様〜、ほんとにありがとね〜」
「また明日もやりますよ!」
「ほんとに頼もしいな〜」
「蒼!」
モトキがグラウンドに戻ってきた。
「まだ自主練してたのかよ。だいぶ暗くなってきてるぞ」
「ちょうど終わったところだよ」
「秋丸の指導はどうよ」
「まだまだ足りてないから明日もやる」
「まだまだかぁ〜、まぁ、頑張るしかないな」
「「!」」
モトキと目を合わせる。秋丸さんが前向きな発言をした。これは期待以上だ。
「秋丸さん、考え方が変わってきましたね」
「榛名と一ノ瀬さんと一緒にいたら、みんなそうなると思うよ」
「たしかに俺と蒼がいて言うこと聞かねーやつはいないかもな」
ククッと笑うモトキ。
「秋丸さんは武蔵野の要になるんですよ。こんなところでもたついてる場合じゃないんです」
だから!自主練がんばりましょうね!
蒼が秋丸の前ではじめて笑みを見せる。
「!!オレ、一ノ瀬さんの笑顔はじめて見た!!モトキも見た?!」
「あんな薄ら笑い笑顔って言わねー、蒼の笑顔はもっとまぶしくてもっとかわいい!」
「わ〜なんか今年の運使い切った気がするよ〜、超レアだ〜」
「蒼!秋丸の前で笑うな!秋丸が変な気おこす!」
「そんなことはないから安心して、榛名」
「何?!蒼見てもどーも思わねーだと?むかつくな秋丸!」
「ど、どうしてほしいんだよ〜」
「はいはい、2人とも仲良しなのは分かったから帰る準備しましょう」
「俺は着替えて帰るから、2人は先に帰ってて〜」
「そうですか。わたしはジャージのまま帰るので、お疲れ様でした。」
「おつかれ〜」
帰り道
「今日の秋丸はどうだった?」
「やっぱり悪送球が目立つかな。みっちりやったから、いい練習になったと思う。明日もやる」
「蒼の真剣さは何処からきてるんだ?秋丸より強いと思うぞ」
「人が成長していく姿を見ると燃えるんだよ」
「ほお?」
「それでチームが強くなると、もっと燃える」
「なるほどなー。俺も蒼がチームの一員にいるって思うと燃えるわ、そんな感じなのかなー」
「そうだね、その感覚で合ってると思う。」
「秋丸ももちっと燃料足しゃ、燃えてくれっかもな」
「燃料はモトキだよ」
「俺ぇ?!」
「モトキの正捕手を取られたくないなって思わせなきゃ。それくらい秋丸さんには貪欲になってもらいたいね。モトキの言動や行動が大事になってくるよ」
「そういう感じか〜。難しいな〜」
「いつも通りでいいよ。いつも通り自主練がんばってるモトキを見て、火ついてくれたらいいんだ。あとは声かけね、がんばれよとかなんでもいいから、気にかけてあげて」
「蒼はすごいなぁ〜どこでそんな教養身に付けたんだ?家がでかいからか?」
「わたしはひとつの事に熱中するタイプだからかな。それが野球を見ることだった。特にバッテリーの駆け引きを当てるのが楽しかった。」
「あー、そっち目線で見てたわけだ。ほんとバッテリーの指導者向きだなぁ。」
「モトキだってこれからもっと伸びるし、強くなるよ」
「おう!俺はもっと強くなるぜ!」
家に着いたので、モトキと玄関前で別れた。
ふぅ...秋丸さん、間違いなく変わりつつある。あの人は目はいいんだ。野球に向いてる。
火のもとであるモトキとうまく絡み合ったら、すごく強いバッテリーになると思う。
秋丸さん、わたしは諦めませんからね!
また明日、ハードな自主練が始まる。