Chuchu
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小雨が降ってきて、フミキが走った方が楽かも!と声をかけてくれた。
たしかに歩きより走った方が楽だ。使う筋肉が違うから?
「新都心から自転車だって!きっつ!」
「でもこのカッコで電車乗る勇気ないー!」
「なにがおかっ、おかしー!」
ゲラゲラ笑いながら新都心まで走る。
22:04
さいたま新都心駅
やっと帰ってきた。
駅の中に入ると、各々のお母さんたちが集まっていた。
「うおーい!」
「おつかれー!」
「びしょびしょ」
「よく歩いたねぇ」
「ど、どーしているんすか」
花井くんが問いかける。
「三橋さんから朝の様子聞いて」
「よくたどり着いたね」
「みんな送っていくから車のってって!」
「家、帰るまでがトレーニングだっていうなら自転車で帰っていいけど」
「送っていただきたいです!」
「「よろしくお願いします!」」
無事、みな家に帰宅出来た。
「...という日程で過ごしました。神奈川の学校巡りと強歩の記録は」
「はい!ここにまとめてあります!その他に個人の感想はそれぞれの日誌に書きました!」
花井くんとわたしで、カントクに過ごした記録を手渡した。
カントクは花井くんとわたしをじっと見て「育ったよねぇ...」とポツリと呟いた。
「新入生が来るの楽しみ。早くこの先輩たちを見せたいよ。」
新入生、と聞いて、モヤモヤする花井くん。
「何か心配?」
カントクに気付かれたようだ。
「へっ、あー、グラウンドが狭いので、新入生来たらどうやって練習すんのが効率的なのかなって考えて、まっ」
「偉い!」
パシーンと花井くんの腕を叩く。
「それは大抵の野球部が抱える問題だよね。
立派なグラウンドが ある学校も、人数が多ければ 手狭になるし、いろんなノウハウが あるんだよね。
工夫はもちろんするけど 道具が欲しいこともある。
花井君の代は何やるにも試しながらになっちゃうけど、頑張ろうね!」
「はい!」
(カントクはずっと前向きだ...この人に強歩は必要ない)
「こんにちはー」
父母会メンバーがグラウンドにやってきた。
カントクと話があるみたいなので、花井くんとわたしは練習に戻った。
「ユウ、スイング撮らして」
「いいけどなんで?」
「俺とどこが違うのか画像ならべて比べてみる」
「あんま参考にならないと思うぞ」
「そう?」
「各パーツの長さも 関節の可動域も 違うじゃん。
コーチも言ってたけど スイングは自分だけの形なんだよ」
「じゃあさ ユウが起きてから 寝るまで
野球のためにやってること 全部教えてよ!」
「いいけどさ...どーした?」
「やれるだけやってみたい」
「バッティング?」
「うん」
なにやらユウとシンタローがいい感じの話をしている。シンタローがユウのバッティング、生活から何かを盗みたいらしい。やってみて、どーにもできなかったらシンタローはマネジになると言っていた。
これから入ってくる新入生の方が経験はあるだろうから、自分が打席に立つことはないかもしれない、とのこと。でも、150キロも歩いたし、自信もついて、ユウから何か学びたいという姿勢に変わったらしい。
ユウはなるほどな!じゃあ俺ん家泊まりにくるか?一緒に過ごしてみようと提案していた。
いいねぇいいねぇ、高校球児はやっぱりいいねぇ。これでシンタローがもっと成長して部に貢献できれば、最高じゃない?
いいわぁ...ゾクゾクする。わたしもユウの生活気になるけど、ふたりでがんばれ...!
レンの方は、どうやらナックルカーブの球スジがだいぶ変わってるらしい。ショージやカズトシ、コースケが驚いていた。球スジというより、球速?
タカヤも急にだというので、コーチにLINEしてみた、ら、すぐに返信が来た。
わたしも一緒に見せてもらうことにした。
「長文すぎて読むの疲れる〜」
タカヤもレンも頭がパンクしていた。
「150球、投げ込み、打者なしで...カントク」
「わかった。バッピ抜けていいよ、蒼ちゃん!代わりにバッピお願い!」
「はい!」
「蒼は蒼でなんだよそのグローブはよぉ」
「ふふっ、コースケ、投げるよ」
「え、右投げ?!」
ビュンッ
「しかも落ちんのかよ!」
「フォークだよ!次はシンカー投げるよ!」
グインッ
「おわっ、曲がるし落ちる...なんなんだよおまえはよー!器用すぎんだろ!」
「蒼やべー!俺にもなげてくれ!」
「両利きのピッチャーだぁ」
「蒼はスポーツの女神だな...」
ユウイチローもフミキもショージも蒼の才能に興奮している。
「投げて欲しい球種言ってくれれば投げるよ!左はいつも通り、右はフォークとシンカーだけね!」
「機械かよ!じゃあシンカー投げてくれ!」
「はいよー!」
こうしてバッピも更にやりがいのある練習になってきた。
みんなで150キロ行軍をやってからか、意識が良い方向に変わってきた気がする。
シンタローの変化は大きい!
きっとみんなも感化されて自分に足りないものを見つけて練習に勤しむだろう。スーパースターと言われるユウイチローもだ。
これから更に西浦は強くなるだろう。
新入生が入ってくるのが楽しみだな!
たしかに歩きより走った方が楽だ。使う筋肉が違うから?
「新都心から自転車だって!きっつ!」
「でもこのカッコで電車乗る勇気ないー!」
「なにがおかっ、おかしー!」
ゲラゲラ笑いながら新都心まで走る。
22:04
さいたま新都心駅
やっと帰ってきた。
駅の中に入ると、各々のお母さんたちが集まっていた。
「うおーい!」
「おつかれー!」
「びしょびしょ」
「よく歩いたねぇ」
「ど、どーしているんすか」
花井くんが問いかける。
「三橋さんから朝の様子聞いて」
「よくたどり着いたね」
「みんな送っていくから車のってって!」
「家、帰るまでがトレーニングだっていうなら自転車で帰っていいけど」
「送っていただきたいです!」
「「よろしくお願いします!」」
無事、みな家に帰宅出来た。
「...という日程で過ごしました。神奈川の学校巡りと強歩の記録は」
「はい!ここにまとめてあります!その他に個人の感想はそれぞれの日誌に書きました!」
花井くんとわたしで、カントクに過ごした記録を手渡した。
カントクは花井くんとわたしをじっと見て「育ったよねぇ...」とポツリと呟いた。
「新入生が来るの楽しみ。早くこの先輩たちを見せたいよ。」
新入生、と聞いて、モヤモヤする花井くん。
「何か心配?」
カントクに気付かれたようだ。
「へっ、あー、グラウンドが狭いので、新入生来たらどうやって練習すんのが効率的なのかなって考えて、まっ」
「偉い!」
パシーンと花井くんの腕を叩く。
「それは大抵の野球部が抱える問題だよね。
立派なグラウンドが ある学校も、人数が多ければ 手狭になるし、いろんなノウハウが あるんだよね。
工夫はもちろんするけど 道具が欲しいこともある。
花井君の代は何やるにも試しながらになっちゃうけど、頑張ろうね!」
「はい!」
(カントクはずっと前向きだ...この人に強歩は必要ない)
「こんにちはー」
父母会メンバーがグラウンドにやってきた。
カントクと話があるみたいなので、花井くんとわたしは練習に戻った。
「ユウ、スイング撮らして」
「いいけどなんで?」
「俺とどこが違うのか画像ならべて比べてみる」
「あんま参考にならないと思うぞ」
「そう?」
「各パーツの長さも 関節の可動域も 違うじゃん。
コーチも言ってたけど スイングは自分だけの形なんだよ」
「じゃあさ ユウが起きてから 寝るまで
野球のためにやってること 全部教えてよ!」
「いいけどさ...どーした?」
「やれるだけやってみたい」
「バッティング?」
「うん」
なにやらユウとシンタローがいい感じの話をしている。シンタローがユウのバッティング、生活から何かを盗みたいらしい。やってみて、どーにもできなかったらシンタローはマネジになると言っていた。
これから入ってくる新入生の方が経験はあるだろうから、自分が打席に立つことはないかもしれない、とのこと。でも、150キロも歩いたし、自信もついて、ユウから何か学びたいという姿勢に変わったらしい。
ユウはなるほどな!じゃあ俺ん家泊まりにくるか?一緒に過ごしてみようと提案していた。
いいねぇいいねぇ、高校球児はやっぱりいいねぇ。これでシンタローがもっと成長して部に貢献できれば、最高じゃない?
いいわぁ...ゾクゾクする。わたしもユウの生活気になるけど、ふたりでがんばれ...!
レンの方は、どうやらナックルカーブの球スジがだいぶ変わってるらしい。ショージやカズトシ、コースケが驚いていた。球スジというより、球速?
タカヤも急にだというので、コーチにLINEしてみた、ら、すぐに返信が来た。
わたしも一緒に見せてもらうことにした。
「長文すぎて読むの疲れる〜」
タカヤもレンも頭がパンクしていた。
「150球、投げ込み、打者なしで...カントク」
「わかった。バッピ抜けていいよ、蒼ちゃん!代わりにバッピお願い!」
「はい!」
「蒼は蒼でなんだよそのグローブはよぉ」
「ふふっ、コースケ、投げるよ」
「え、右投げ?!」
ビュンッ
「しかも落ちんのかよ!」
「フォークだよ!次はシンカー投げるよ!」
グインッ
「おわっ、曲がるし落ちる...なんなんだよおまえはよー!器用すぎんだろ!」
「蒼やべー!俺にもなげてくれ!」
「両利きのピッチャーだぁ」
「蒼はスポーツの女神だな...」
ユウイチローもフミキもショージも蒼の才能に興奮している。
「投げて欲しい球種言ってくれれば投げるよ!左はいつも通り、右はフォークとシンカーだけね!」
「機械かよ!じゃあシンカー投げてくれ!」
「はいよー!」
こうしてバッピも更にやりがいのある練習になってきた。
みんなで150キロ行軍をやってからか、意識が良い方向に変わってきた気がする。
シンタローの変化は大きい!
きっとみんなも感化されて自分に足りないものを見つけて練習に勤しむだろう。スーパースターと言われるユウイチローもだ。
これから更に西浦は強くなるだろう。
新入生が入ってくるのが楽しみだな!