Chuchu
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三橋家本家についた。
なんというか...とにかくデカくて広い。
ショージが「文化遺産レベルでは?」というのも納得がいく。
玄関に入ると、レンのおばあちゃんが迎えてくれた。
「みなさん遠いところ御足労でした。」
「よろしくお願いします!!」
「「お願いします!!!!」」
「まぁま、元気のいいこと。埼玉から歩いてきたとは思えないわね。おばあちゃまなんて、ポストに行くにも車に乗っちゃうわ」
((おばあちゃま...))
「そうだ、荷物お父さんの車に積んだままなの。広間に運んでもらえる?」
「はーい。駐車場表?裏?」
「裏の中に停めてある」
((表...裏...そして中...))
「みなさんどうぞお上がりになって」
「は、はい!」
玄関にはキレイなスリッパが並べられていた。
「...くつ下変えたい...」
花井くんに続いて、ショージも「わかる...」
ユウトも「80キロ歩いたくつ下をこのスリッパにつっこんでいいのか...」と躊躇っている。
「気にしなーい!」
私が先陣切ってスリッパを履く。
するとみんなも何か吹っ切れたようで、
スリッパに履き替えだした。
廊下を歩くとドラマにでてくるようなアンティークな階段やインテリアで囲まれる。マジの金持ちの家だ。
レンのお父さんの車から荷物を取りだし、大部屋に案内される。
「お疲れ様ぁ!ちゃんと到着したねぇ!すごいねぇ!あ、蒼ちゃんは別にお部屋用意してあるからね」
「レンのお母さん!私一人のためにすみません、ありがとうございます!」
「ちわ!」タカヤが挨拶する。
「ちわー、荷物置いたらお布団敷いちゃおうか...で、篠岡さんは?」
レンがハッとしてズーンと落ち込む。
「ちよちゃんは明日も準備で早いので、帰りました。」
「あーそうなんだぁ...」
ガッカリする三橋母に、レンもガッカリする。
「あららー話聞きたかったのに残念ね」
「僚子さん」
三橋母がやってきた女性の紹介をする。
「こちら、レンの父の姉の僚子さん」
「こんばんは、すごいねあなたたち!」
「ちわ!」
「「ちわ!」」
「ぅおう」
野球部の元気の良さにびっくりする僚子さん。
「ねぇあなたたち、来年もいらっしゃいよ。おばさんたちもおにぎり手伝うから篠岡さんも!」
「来年も...?」と周囲がざわつく。
「はい!是非またこさせてください!来年と言わず半年後でも!」
野球部員の後ろから聞こえる蒼の声。
「あら、あなたは...」
「僚子さんはじめまして!マネージャー兼練習用にピッチャーやってます!一ノ瀬蒼といいます!」
「あ!話聞いてるわ!女神像みたいな子が入ったって!本当に聖母マリアって感じね」
「聖母っぷはっ」
あはははとみんなが笑う。
「蒼は聖母って言葉からかけ離れてますよ。かなりの運動バカです」
「花井くん、それは褒めてるの?」
「お、おう!褒めてる褒めてる」
「ならよーし」
周りが笑い声に包まれる。
「一ノ瀬さん、は、モ、モデルもしてるん、だよ!」
「まぁ、ピッタリじゃない?!天職ね」
「僚子さん!ありがとうございます!」
「あとは勉強もできてレンに教えてくれたり助かってるのよ」
「頭もいいなんてすごいわね〜」
「そうなのよ。ところでみんな、まずはお風呂よね。レンどこのお風呂いくの?」
「ん、さくら」
「露天ないけどいいの?」
「うん」
「そーね、安いしね」
「ん、好きなんだ」
選ぶほど銭湯があるんすか?と花井くんが聞いたところ、群馬は温泉大国なんだそう。
みんなで歩いて銭湯に向かった。
が、帰り道は風が冷たくて大変だった。
「あらー、寒かった?この辺榛名おろしがきついのよ。レン、荷物置いたら大食堂ね」
僚子さんが迎えてくれた。
「大...寒くない?」
「ストーブ2つ焚いたから大丈夫よ。和室はお布団敷いちゃったしあそこしかないの」
「そか」
「家が古いからねぇ、暑くて寒くて虫も入ってくるしで結構大変なのよ」
「はぁ〜そうなんすねぇ...」と、花井くん。
「でもおうちの中は充分暖かいですよ!わたし寒がりなんですけど、全然平気です!」
「そう?2階は住みやすくフルリフォームしちゃったんだけど、1階は雰囲気がいいからもったいなくてね」
「たしかに...」
「さぁどうぞー」
三橋母が食堂に案内してくれた。
もったいないどころでは無い。大きなシャンデリア、趣のある壁、広さ、アンティーク調の家具たち、どれをとっても豪華な空間だ。
「レン!おかえり!」
「じーちゃん!」
久しぶりー!と抱きつく2人。仲良いんだなぁ。
「一晩お世話になります!よろしくお願いします!」
「「あす!!!」」
「あの、これ受け取ってください!お口に合えばいいのですが」
「あらまぁ、受け取っていいのかしら」とレンのおばあちゃん。
「はい、もちろん」と三橋母。
「そうね、うちの生徒さんからはダメなんだけど。レンのお友達だものね、ではありがたく」
花井くんのあとに俺も俺もとみんなが続く。
「ほほほほ、なんだかかさこじぞうのお礼みたいだわ」
それぞれお互いに自己紹介しあって、食事の用意が整う。
「それでは、西浦高校野球部の更なる発展を願って、乾杯!」
レンのおじいちゃんの号令のあと、花井くんのいつものアレをやる。
「うまそお!」
「「うまそお!いただきます!!」」
「野球部ってのはこういうものなんだろうな」
レンのおじいちゃんがびっくりした顔をする。
「は、はい、うるさくしてすみません」
「いやいや、いい掛け声だと思うよ」
こうしてみんなで食卓を囲み、三星中学の野球部が廃部になったり、僚子さんの娘のるりちゃんが夏大にきてくれてたり、るりちゃんお手製のプリンを食べたりと、有意義な夕食の時間だった。
マッサージチェアが3台もあって、みんなで交代で使って泥のように眠った。
なんというか...とにかくデカくて広い。
ショージが「文化遺産レベルでは?」というのも納得がいく。
玄関に入ると、レンのおばあちゃんが迎えてくれた。
「みなさん遠いところ御足労でした。」
「よろしくお願いします!!」
「「お願いします!!!!」」
「まぁま、元気のいいこと。埼玉から歩いてきたとは思えないわね。おばあちゃまなんて、ポストに行くにも車に乗っちゃうわ」
((おばあちゃま...))
「そうだ、荷物お父さんの車に積んだままなの。広間に運んでもらえる?」
「はーい。駐車場表?裏?」
「裏の中に停めてある」
((表...裏...そして中...))
「みなさんどうぞお上がりになって」
「は、はい!」
玄関にはキレイなスリッパが並べられていた。
「...くつ下変えたい...」
花井くんに続いて、ショージも「わかる...」
ユウトも「80キロ歩いたくつ下をこのスリッパにつっこんでいいのか...」と躊躇っている。
「気にしなーい!」
私が先陣切ってスリッパを履く。
するとみんなも何か吹っ切れたようで、
スリッパに履き替えだした。
廊下を歩くとドラマにでてくるようなアンティークな階段やインテリアで囲まれる。マジの金持ちの家だ。
レンのお父さんの車から荷物を取りだし、大部屋に案内される。
「お疲れ様ぁ!ちゃんと到着したねぇ!すごいねぇ!あ、蒼ちゃんは別にお部屋用意してあるからね」
「レンのお母さん!私一人のためにすみません、ありがとうございます!」
「ちわ!」タカヤが挨拶する。
「ちわー、荷物置いたらお布団敷いちゃおうか...で、篠岡さんは?」
レンがハッとしてズーンと落ち込む。
「ちよちゃんは明日も準備で早いので、帰りました。」
「あーそうなんだぁ...」
ガッカリする三橋母に、レンもガッカリする。
「あららー話聞きたかったのに残念ね」
「僚子さん」
三橋母がやってきた女性の紹介をする。
「こちら、レンの父の姉の僚子さん」
「こんばんは、すごいねあなたたち!」
「ちわ!」
「「ちわ!」」
「ぅおう」
野球部の元気の良さにびっくりする僚子さん。
「ねぇあなたたち、来年もいらっしゃいよ。おばさんたちもおにぎり手伝うから篠岡さんも!」
「来年も...?」と周囲がざわつく。
「はい!是非またこさせてください!来年と言わず半年後でも!」
野球部員の後ろから聞こえる蒼の声。
「あら、あなたは...」
「僚子さんはじめまして!マネージャー兼練習用にピッチャーやってます!一ノ瀬蒼といいます!」
「あ!話聞いてるわ!女神像みたいな子が入ったって!本当に聖母マリアって感じね」
「聖母っぷはっ」
あはははとみんなが笑う。
「蒼は聖母って言葉からかけ離れてますよ。かなりの運動バカです」
「花井くん、それは褒めてるの?」
「お、おう!褒めてる褒めてる」
「ならよーし」
周りが笑い声に包まれる。
「一ノ瀬さん、は、モ、モデルもしてるん、だよ!」
「まぁ、ピッタリじゃない?!天職ね」
「僚子さん!ありがとうございます!」
「あとは勉強もできてレンに教えてくれたり助かってるのよ」
「頭もいいなんてすごいわね〜」
「そうなのよ。ところでみんな、まずはお風呂よね。レンどこのお風呂いくの?」
「ん、さくら」
「露天ないけどいいの?」
「うん」
「そーね、安いしね」
「ん、好きなんだ」
選ぶほど銭湯があるんすか?と花井くんが聞いたところ、群馬は温泉大国なんだそう。
みんなで歩いて銭湯に向かった。
が、帰り道は風が冷たくて大変だった。
「あらー、寒かった?この辺榛名おろしがきついのよ。レン、荷物置いたら大食堂ね」
僚子さんが迎えてくれた。
「大...寒くない?」
「ストーブ2つ焚いたから大丈夫よ。和室はお布団敷いちゃったしあそこしかないの」
「そか」
「家が古いからねぇ、暑くて寒くて虫も入ってくるしで結構大変なのよ」
「はぁ〜そうなんすねぇ...」と、花井くん。
「でもおうちの中は充分暖かいですよ!わたし寒がりなんですけど、全然平気です!」
「そう?2階は住みやすくフルリフォームしちゃったんだけど、1階は雰囲気がいいからもったいなくてね」
「たしかに...」
「さぁどうぞー」
三橋母が食堂に案内してくれた。
もったいないどころでは無い。大きなシャンデリア、趣のある壁、広さ、アンティーク調の家具たち、どれをとっても豪華な空間だ。
「レン!おかえり!」
「じーちゃん!」
久しぶりー!と抱きつく2人。仲良いんだなぁ。
「一晩お世話になります!よろしくお願いします!」
「「あす!!!」」
「あの、これ受け取ってください!お口に合えばいいのですが」
「あらまぁ、受け取っていいのかしら」とレンのおばあちゃん。
「はい、もちろん」と三橋母。
「そうね、うちの生徒さんからはダメなんだけど。レンのお友達だものね、ではありがたく」
花井くんのあとに俺も俺もとみんなが続く。
「ほほほほ、なんだかかさこじぞうのお礼みたいだわ」
それぞれお互いに自己紹介しあって、食事の用意が整う。
「それでは、西浦高校野球部の更なる発展を願って、乾杯!」
レンのおじいちゃんの号令のあと、花井くんのいつものアレをやる。
「うまそお!」
「「うまそお!いただきます!!」」
「野球部ってのはこういうものなんだろうな」
レンのおじいちゃんがびっくりした顔をする。
「は、はい、うるさくしてすみません」
「いやいや、いい掛け声だと思うよ」
こうしてみんなで食卓を囲み、三星中学の野球部が廃部になったり、僚子さんの娘のるりちゃんが夏大にきてくれてたり、るりちゃんお手製のプリンを食べたりと、有意義な夕食の時間だった。
マッサージチェアが3台もあって、みんなで交代で使って泥のように眠った。