Chuchu
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季節は2月になった。
2月に入ってもやることは変わらず、春大に向けて体づくりをする西浦メンバー達。
「筋トレは気抜いてやっても意味ないからねー
ユウ、フミキ、遊んでないでまじめにやる!」
ここは幼稚園か...度々彷彿とさせる彼ら。
真面目にやってる人もいるけど、なんせ騒がしい。筋トレで騒がしくなるってどゆこと?
「筋トレ終わったら10分休憩して、地獄坂やるからねー」
「おにぎりの具がかかってるから頑張ってくださーい」
わたしとちよちゃんで指揮を執る。
おにぎりの具をかけてガチになる彼らを見てるとこっちもなんだかおにぎり作りに精が出る。
というわけで、地獄坂タイムアタックスタート。
タイムは各自で測ってもらう。
みんなすごいな...なんかわたしもやりたくなっちゃうな...
ゼェハァ言ってる彼らを見てると感化されて自分も混ざりたくなってきた。
「ちよちゃん!わたしもやってくる!」
「え?!蒼ちゃんまで?!どうしたの?!」
「みんなに混ざりたくなっちゃった!じゃ!」
そう言って坂を全力で走っては降り、走っては降りを繰り返した。
「ハァ、ハァ、ハァーーーーーつかれたぁーーーー!!」
「しのーか、なんで蒼までやってんだ?」
「花井くん...なんかみんなを見てるとやりたくなったらしくて...」
「タカヤ、何も言わなくていいのか?」
「俺が言っても無駄だろ。しのーか、俺何位?」
「阿部くんは3位だね」
「じゃあシラスで」
「おっけー、花井くんは2位だよ」
「俺は昆布がいいな」
「わかった!蒼ちゃんもおにぎり欲しいかな...」
「いや、あいつは部員に混ざっただけで満足してると思うぞ。おにぎりとかキツさよりも一緒にやることに意味があんだろ」
「そうかな?一応聞いてみるね」
しのーかが蒼のところに行って、直ぐに戻ってきた。
「みんなと練習したいだけだからいらないってー。阿部くんさすがすぎる」
「言ったろ?」
「まだ付き合って2ヶ月くらいなのに、すごいな」
「花井、おれらが付き合った日覚えてるか?」
「そんなことまで覚えてらんねーよ」
「俺も蒼も覚えてなくてさ、結局俺の誕生日が記念日になった」
「おお、わかりやすくていいんじゃね?」
「そういうもんか?蒼がそれでいこうって言ったからそうなったけど...」
「蒼も単純なところあるからなー、覚えやすさでそう言ったんだろ」
「なるほどな。花井は結構人の心理を読むのがうめえな。捕手向いてるぞ」
「サラッと勧誘するなよ。実際サブポジでやらされてっけどスゲー頭使うのな」
「それがキャッチャーの仕事だからな。さて、全員終わったっぽいし戻るか」
「タカヤーーー!きつかったぁーーー!!でもたのしーーーー!!!」
蒼が支離滅裂になりながら俺の腕にとびつく。
「キツイことが楽しいって、ほんとにお前は野球バカっつーか運動バカだな」
「違う!みんなとやるから楽しいんだよ!」
戻ったらおにぎり作りだ〜と駆け足で篠岡を追いかけて行った。
「花井はどう思う?あいつのあーいうところ」
「タカヤが言う通り運動バカなのは同意だな」
「だろ?チームのキツイ練習に混ざりたいなんていうマネジがいるかよ笑」
「みんなと一緒にやりたいって言ってたな。たぶん、蒼のなかで野球やりたい欲が強くなってるのかもなー」
「花井、やっぱキャッチャー向いてるよ。サブポジで鍛えてくれ」
「お前はなぁ...」
グラウンドに戻ると、カントクからバッピの指示をされたので仕方なく蒼も参加することになった。
ツーシーム ブンッ
シュート ブンッ
ツーシーム ブンッ
「蒼、打たせる気ねぇだろ!」
「ごめーん!つい力が入りすぎた!8割でいくよ!」
蒼の本来の力が戻ってきている。バッピも持ち前の変化球で三振にできるのだ。
でもこれは打たせる練習だから、少し加減してもらわないといけない。
「8割のストレート!」
カキーン!
花井くんのバッティングはセンターまで飛んで行った。
「くやしーー!」
次もストレート先行でボールを投げていく。
カキーン!
ユウも気持ちよく打ってくれちゃって。
ここで、ツーシームをなげる。
「おわっ、落ちるなぁ」
「これが取れないと武蔵野に勝てないよ」
「蒼も左利きだもんなー。ツーシーム投げられるし、対武蔵野にはもってこいなんだよな」
「さっ、続きやろ」
「おう!バッチコーイ!」
しばらくバッピをしていると、ちよちゃんがおにぎりを用意してくれた。
「ちよちゃん、今日はまかせきりでごめんね」
「ううん!慣れてるから大丈夫だよ!」
「ちよちゃんこそ女神だよ...」
「え〜いきなりどうしたの、照れるよー」
「みなさーん!おにぎりできたので順位順に並んでくださーい」
わらわらと、ちよちゃんの周りに部員が並び始める。
「三橋くん、阿部くん、田島くんはシラスだね」
「花井くんはコンブだね」
「栄口くんはタラコだめだからおかかだね」
メンバーの好き嫌いを把握してるちよちゃん、凄いなー。
「お前は地獄坂走って得られたものはあったのか?」と、タカヤに聞かれた。
「チーム一丸となって競い合うって、胸熱じゃん!混ざりたくなるよ!いい運動になったっていう収穫は得たね」
「じゃあ今度もやるのか?」
「やりたいね!」
「お前が枯渇することなんてあんのかよ」
「キツいより、楽しいが勝っちゃうんだよね」
「鋼のメンタルだなー」
「それは褒め言葉かい?」
「まーそうだな」
「タカヤならわかってくれると思ってたよー!」
おにぎり食べたら、トスバッティング。
暗くなるのも早くなったから、急いで準備をした。
「グラウンドに、はやく照明立つといいなぁ...。」
今夜は距離をとって素振りをして、練習を終えた。
「蒼、地獄坂まで参加するとかウケるにも程があるぞ」
「だってみんな、一生懸命走ってるところみたらうずうずしちゃって、やらずにはいられなかったよー」
「走り終わるお前、地獄みたいな顔してたぞ」
「やだ〜そんなとこまで見ないでよ〜」
一応彼女でいるので、そういう姿を見られるのははずかしいわけで。
「タカヤもゼェゼェ言ってたじゃん!トレーニング足りてないんじゃないの?」
「足りないから地獄坂やるんだろ」
「おっしゃるとおり...」
「お前が混ざるのは別にいいんだけどよ、マネジの仕事もしっかりやれよ」
「それはバッチリ!ちよちゃんと意気投合してやれてるよ!」
それは蒼側の意見であって、しのーかはホントに助かってるのだろうか。今度さりげなく聞いてみよう。
こいつの中でたぎってるものが、活かせることが一番いいんだけどな。
2月に入ってもやることは変わらず、春大に向けて体づくりをする西浦メンバー達。
「筋トレは気抜いてやっても意味ないからねー
ユウ、フミキ、遊んでないでまじめにやる!」
ここは幼稚園か...度々彷彿とさせる彼ら。
真面目にやってる人もいるけど、なんせ騒がしい。筋トレで騒がしくなるってどゆこと?
「筋トレ終わったら10分休憩して、地獄坂やるからねー」
「おにぎりの具がかかってるから頑張ってくださーい」
わたしとちよちゃんで指揮を執る。
おにぎりの具をかけてガチになる彼らを見てるとこっちもなんだかおにぎり作りに精が出る。
というわけで、地獄坂タイムアタックスタート。
タイムは各自で測ってもらう。
みんなすごいな...なんかわたしもやりたくなっちゃうな...
ゼェハァ言ってる彼らを見てると感化されて自分も混ざりたくなってきた。
「ちよちゃん!わたしもやってくる!」
「え?!蒼ちゃんまで?!どうしたの?!」
「みんなに混ざりたくなっちゃった!じゃ!」
そう言って坂を全力で走っては降り、走っては降りを繰り返した。
「ハァ、ハァ、ハァーーーーーつかれたぁーーーー!!」
「しのーか、なんで蒼までやってんだ?」
「花井くん...なんかみんなを見てるとやりたくなったらしくて...」
「タカヤ、何も言わなくていいのか?」
「俺が言っても無駄だろ。しのーか、俺何位?」
「阿部くんは3位だね」
「じゃあシラスで」
「おっけー、花井くんは2位だよ」
「俺は昆布がいいな」
「わかった!蒼ちゃんもおにぎり欲しいかな...」
「いや、あいつは部員に混ざっただけで満足してると思うぞ。おにぎりとかキツさよりも一緒にやることに意味があんだろ」
「そうかな?一応聞いてみるね」
しのーかが蒼のところに行って、直ぐに戻ってきた。
「みんなと練習したいだけだからいらないってー。阿部くんさすがすぎる」
「言ったろ?」
「まだ付き合って2ヶ月くらいなのに、すごいな」
「花井、おれらが付き合った日覚えてるか?」
「そんなことまで覚えてらんねーよ」
「俺も蒼も覚えてなくてさ、結局俺の誕生日が記念日になった」
「おお、わかりやすくていいんじゃね?」
「そういうもんか?蒼がそれでいこうって言ったからそうなったけど...」
「蒼も単純なところあるからなー、覚えやすさでそう言ったんだろ」
「なるほどな。花井は結構人の心理を読むのがうめえな。捕手向いてるぞ」
「サラッと勧誘するなよ。実際サブポジでやらされてっけどスゲー頭使うのな」
「それがキャッチャーの仕事だからな。さて、全員終わったっぽいし戻るか」
「タカヤーーー!きつかったぁーーー!!でもたのしーーーー!!!」
蒼が支離滅裂になりながら俺の腕にとびつく。
「キツイことが楽しいって、ほんとにお前は野球バカっつーか運動バカだな」
「違う!みんなとやるから楽しいんだよ!」
戻ったらおにぎり作りだ〜と駆け足で篠岡を追いかけて行った。
「花井はどう思う?あいつのあーいうところ」
「タカヤが言う通り運動バカなのは同意だな」
「だろ?チームのキツイ練習に混ざりたいなんていうマネジがいるかよ笑」
「みんなと一緒にやりたいって言ってたな。たぶん、蒼のなかで野球やりたい欲が強くなってるのかもなー」
「花井、やっぱキャッチャー向いてるよ。サブポジで鍛えてくれ」
「お前はなぁ...」
グラウンドに戻ると、カントクからバッピの指示をされたので仕方なく蒼も参加することになった。
ツーシーム ブンッ
シュート ブンッ
ツーシーム ブンッ
「蒼、打たせる気ねぇだろ!」
「ごめーん!つい力が入りすぎた!8割でいくよ!」
蒼の本来の力が戻ってきている。バッピも持ち前の変化球で三振にできるのだ。
でもこれは打たせる練習だから、少し加減してもらわないといけない。
「8割のストレート!」
カキーン!
花井くんのバッティングはセンターまで飛んで行った。
「くやしーー!」
次もストレート先行でボールを投げていく。
カキーン!
ユウも気持ちよく打ってくれちゃって。
ここで、ツーシームをなげる。
「おわっ、落ちるなぁ」
「これが取れないと武蔵野に勝てないよ」
「蒼も左利きだもんなー。ツーシーム投げられるし、対武蔵野にはもってこいなんだよな」
「さっ、続きやろ」
「おう!バッチコーイ!」
しばらくバッピをしていると、ちよちゃんがおにぎりを用意してくれた。
「ちよちゃん、今日はまかせきりでごめんね」
「ううん!慣れてるから大丈夫だよ!」
「ちよちゃんこそ女神だよ...」
「え〜いきなりどうしたの、照れるよー」
「みなさーん!おにぎりできたので順位順に並んでくださーい」
わらわらと、ちよちゃんの周りに部員が並び始める。
「三橋くん、阿部くん、田島くんはシラスだね」
「花井くんはコンブだね」
「栄口くんはタラコだめだからおかかだね」
メンバーの好き嫌いを把握してるちよちゃん、凄いなー。
「お前は地獄坂走って得られたものはあったのか?」と、タカヤに聞かれた。
「チーム一丸となって競い合うって、胸熱じゃん!混ざりたくなるよ!いい運動になったっていう収穫は得たね」
「じゃあ今度もやるのか?」
「やりたいね!」
「お前が枯渇することなんてあんのかよ」
「キツいより、楽しいが勝っちゃうんだよね」
「鋼のメンタルだなー」
「それは褒め言葉かい?」
「まーそうだな」
「タカヤならわかってくれると思ってたよー!」
おにぎり食べたら、トスバッティング。
暗くなるのも早くなったから、急いで準備をした。
「グラウンドに、はやく照明立つといいなぁ...。」
今夜は距離をとって素振りをして、練習を終えた。
「蒼、地獄坂まで参加するとかウケるにも程があるぞ」
「だってみんな、一生懸命走ってるところみたらうずうずしちゃって、やらずにはいられなかったよー」
「走り終わるお前、地獄みたいな顔してたぞ」
「やだ〜そんなとこまで見ないでよ〜」
一応彼女でいるので、そういう姿を見られるのははずかしいわけで。
「タカヤもゼェゼェ言ってたじゃん!トレーニング足りてないんじゃないの?」
「足りないから地獄坂やるんだろ」
「おっしゃるとおり...」
「お前が混ざるのは別にいいんだけどよ、マネジの仕事もしっかりやれよ」
「それはバッチリ!ちよちゃんと意気投合してやれてるよ!」
それは蒼側の意見であって、しのーかはホントに助かってるのだろうか。今度さりげなく聞いてみよう。
こいつの中でたぎってるものが、活かせることが一番いいんだけどな。