Chuchu
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越智先輩との撮影が終わって2週間が経った。雑誌が発売される頃だ。
「蒼ちゃーん!」
ちよちゃん、あやのちゃん、みあちゃんだ。
「3人とも、どうしたのー」
「これ!」
バンっと雑誌が開かれる。
「おわ、この写真が使われたのかー」
そこには私と越智先輩がソファに座り、脚を組み、冷たい視線をカメラに向けた姿があった。
「これだけじゃないの、次のページも見て」
おお、2人で立って撮ったものも使われている。
「めっっっちゃかっこいい!2人とも!女神!」
「ダークな越智先輩初めて見た!」
「あはは。2人ともテンション高いなー。越智先輩にお礼言いに行かなきゃな」
「行こう行こう!」
こうして再び4人で2年のクラスに向かった。
「やっぱり一ノ瀬蒼だ...」
「今号で越智とモデルしてたよね...」
「2人この間も話してたし仲良いのかな...」
廊下を歩くだけで視線を浴びる。まぁ、そんなの慣れてるけど。ランウェイと比べたらなんてことない。
「越智センパーイ!」
「4人はホントに仲良いな。どした?」
「ノン・ノ見ましたか?今日発売ですよ」
「あ〜部活帰りに買いに行こうとしてた!」
「じゃーん、ここにノン・ノ最新号があります」
「それってつまり...」
バーン
先程の2人がソファに座っているページを開く。
「うわ...すごい...わたしじゃないみたい...」
「越智先輩めっちゃ綺麗っすー!」
次のページもめくる。
「わたしこんな表情できるんだ...」
「カメラマンと相性が良かったみたいですね。越智先輩の潜在能力が引き出されてます」
「すごい...わたしは全く違うジャンルのモデルだから、こんなに変われるとは思ってもなかった...」
越智先輩の魅力がでて最高です!とあやのちゃんが言う。本当にその通りだと思う。
「あの...ノン・ノの一ノ瀬蒼ちゃんですよね?サインください!」
「わたしも!」
「俺もほしー」
2年生がわらわらと蒼の前に並び出した。
「懐かしい...わたしも最初の頃はこんな感じだったわ...にしても、この行列はすごいな」
越智先輩が苦笑していた。
仕事モードオンの蒼は笑顔でサインを書いて、握手して、またサインを書いてを繰り返していた。
この子...多分もっとすごいモデルになるんだろうな...。ノン・ノで巻頭で載るくらいなんだもん。
越智の予想は当たっていて、蒼の認知度はどんどんあがっていった。
かく言う越智も、今回の撮影で改めて学校中で噂になっていた。
「ふぅ。終わったー」
「蒼ちゃん、おつかれー。私とみあとちよは見ることしかできなかったよ、ごめん」
「いやいや、謝ることないよ。なんか最近ホントに人に見られてんだなーって自覚できたよ。夜出歩くのも気をつけなきゃタカヤに怒られる」
「あはは、阿部くん、三橋くんの時みたいにあーしろこーしろって蒼ちゃんに言ってそう」
「まさにその通りなのよ。外出る時は帽子とマスク必須!てね」
「そのタカヤって子が、蒼の彼氏?連れてきてよ」
「ちょっと今電話してみます」
〜〜〜♪
「おー、どした?」
「今から2年の階に来れる?」
「2年?何でだよ」
「まーまー、いいから、今すぐ来て!」
「わかった」
プツッ
「タカヤ、来るそうです!」
「わたしが見定めるわ」
「越智先輩が?!タカヤはいい子ですよ!」
「俺がなんだって?」
「はやっ」
タカヤが一瞬で召喚された。
「君が蒼の彼氏?」
「そーすけど」
「蒼のモデルの仕事はもちろん知ってるよね?最近知名度上がってきてるのは知ってる?」
「モデルしてるのは知ってましたけど、知名度は...でも言われてみれば確かに、一緒に外歩いてる時蒼が声かけられる頻度は増えたなと思います」
「蒼はこれから超有名になるよ。メディアにでるようになったら、パパラッチもつくかもしれない。君に蒼が守れる?」
「守るってのがどういう行動かはわかりませんけど、俺は蒼がもっと有名になっても変わらず一緒にいます。大切にします」
「だって、蒼」
「タカヤ〜〜〜好きぃ〜〜〜」
思わず抱きついてしまった。
「呼ばれてみて来たと思ったら...どういうことだよ」
「コレ見て!越智先輩と撮ったの!そしたら学校中で噂になってわたしと越智先輩の知名度が爆上がりしちゃったの!サインもいっぱい書いた!」
「...もしかして、スキャンダルとか気にしないといけなくなるのか?」
「うちの事務所は恋愛は自由だよ」
「つまり、別れでもしたらスキャンダルになるし、蒼にいろんな男が寄ってくるだろうし、簡単な気持ちで付き合っちゃダメってことよ」
越智先輩はわたしサイドの人だから、わたしのことを想って言ってくれている。
「俺は真剣に付き合ってますよ。半端な気持ちじゃありません。現に、こいつにプライベートのときはマスクと帽子で身分を隠すようにもいいました。それまで蒼は何も対策してなかったそうなので」
「はぁ?蒼、それ本当なの?」
「う...今はちゃんと対策してます...」
「彼氏が言ってなかったら素のまま外に出てたってことでしょ?あぶなすぎ!彼氏に感謝しなー」
「はい...タカヤ様ありがとうございます...」
「そろそろ昼休み終わるから戻ろっか」
ちよちゃんが間に入ってくれた。神。
「小川も友井もあの天然女神サマを守ってやんなよー」
「わかりました!では越智先輩、また部活で!」
「失礼します!」
「で、俺はなんで呼ばれたわけ?」
「越智先輩が見定めるって...でもわたしが怒られちゃった...」
「お前はもっと有名になるだろうからもっと気をつけろってことだろ、怒ってはなかっただろ」
「そうかなー?」
ちよちゃんたちはどう思う?と聞いたら、みんなもあれは怒ってなかったよーと。
「怒ってないならよかったー」
「もっと有名になれば、ストーカーとかでてくるかもしれねんだよ。だから気をつけろよ。ていうか夜は外に出るな。」
「そんなぁ、コンビニに行くのもダメなの?」
「ダメだ。おとなしく家にいろ。」
「タカヤが厳しいよー」
ちよちゃんたちに助けを求めるも、タカヤの意見に賛成とのこと。
まぁ、周りに迷惑かけるのが一番いけないことだし、自衛することで防げることがあるならやるに越したことはない。
「一ノ瀬蒼...自衛頑張ります...」
「がんばれ!」
「ファイト!」
「何かあったらすぐ人を頼るんだよ!」
「うわーん。ちよちゃん、あやのちゃん、みあちゃーん」
3人によしよしされて気分が良くなったので自分のクラスに戻った。
タカヤの言うことは、みんなが納得することなんだ。だから、タカヤの言う通りにしよう。
わたしより、わたしを大事にしてくれるんだ。
クラスに戻った途端、クラスメイト数名がサインを求めてきた。今号の写真はそんなに人気出たんだ。越智先輩のおかげだな。
今度また、一緒に撮影できたらいいな。
「蒼ちゃーん!」
ちよちゃん、あやのちゃん、みあちゃんだ。
「3人とも、どうしたのー」
「これ!」
バンっと雑誌が開かれる。
「おわ、この写真が使われたのかー」
そこには私と越智先輩がソファに座り、脚を組み、冷たい視線をカメラに向けた姿があった。
「これだけじゃないの、次のページも見て」
おお、2人で立って撮ったものも使われている。
「めっっっちゃかっこいい!2人とも!女神!」
「ダークな越智先輩初めて見た!」
「あはは。2人ともテンション高いなー。越智先輩にお礼言いに行かなきゃな」
「行こう行こう!」
こうして再び4人で2年のクラスに向かった。
「やっぱり一ノ瀬蒼だ...」
「今号で越智とモデルしてたよね...」
「2人この間も話してたし仲良いのかな...」
廊下を歩くだけで視線を浴びる。まぁ、そんなの慣れてるけど。ランウェイと比べたらなんてことない。
「越智センパーイ!」
「4人はホントに仲良いな。どした?」
「ノン・ノ見ましたか?今日発売ですよ」
「あ〜部活帰りに買いに行こうとしてた!」
「じゃーん、ここにノン・ノ最新号があります」
「それってつまり...」
バーン
先程の2人がソファに座っているページを開く。
「うわ...すごい...わたしじゃないみたい...」
「越智先輩めっちゃ綺麗っすー!」
次のページもめくる。
「わたしこんな表情できるんだ...」
「カメラマンと相性が良かったみたいですね。越智先輩の潜在能力が引き出されてます」
「すごい...わたしは全く違うジャンルのモデルだから、こんなに変われるとは思ってもなかった...」
越智先輩の魅力がでて最高です!とあやのちゃんが言う。本当にその通りだと思う。
「あの...ノン・ノの一ノ瀬蒼ちゃんですよね?サインください!」
「わたしも!」
「俺もほしー」
2年生がわらわらと蒼の前に並び出した。
「懐かしい...わたしも最初の頃はこんな感じだったわ...にしても、この行列はすごいな」
越智先輩が苦笑していた。
仕事モードオンの蒼は笑顔でサインを書いて、握手して、またサインを書いてを繰り返していた。
この子...多分もっとすごいモデルになるんだろうな...。ノン・ノで巻頭で載るくらいなんだもん。
越智の予想は当たっていて、蒼の認知度はどんどんあがっていった。
かく言う越智も、今回の撮影で改めて学校中で噂になっていた。
「ふぅ。終わったー」
「蒼ちゃん、おつかれー。私とみあとちよは見ることしかできなかったよ、ごめん」
「いやいや、謝ることないよ。なんか最近ホントに人に見られてんだなーって自覚できたよ。夜出歩くのも気をつけなきゃタカヤに怒られる」
「あはは、阿部くん、三橋くんの時みたいにあーしろこーしろって蒼ちゃんに言ってそう」
「まさにその通りなのよ。外出る時は帽子とマスク必須!てね」
「そのタカヤって子が、蒼の彼氏?連れてきてよ」
「ちょっと今電話してみます」
〜〜〜♪
「おー、どした?」
「今から2年の階に来れる?」
「2年?何でだよ」
「まーまー、いいから、今すぐ来て!」
「わかった」
プツッ
「タカヤ、来るそうです!」
「わたしが見定めるわ」
「越智先輩が?!タカヤはいい子ですよ!」
「俺がなんだって?」
「はやっ」
タカヤが一瞬で召喚された。
「君が蒼の彼氏?」
「そーすけど」
「蒼のモデルの仕事はもちろん知ってるよね?最近知名度上がってきてるのは知ってる?」
「モデルしてるのは知ってましたけど、知名度は...でも言われてみれば確かに、一緒に外歩いてる時蒼が声かけられる頻度は増えたなと思います」
「蒼はこれから超有名になるよ。メディアにでるようになったら、パパラッチもつくかもしれない。君に蒼が守れる?」
「守るってのがどういう行動かはわかりませんけど、俺は蒼がもっと有名になっても変わらず一緒にいます。大切にします」
「だって、蒼」
「タカヤ〜〜〜好きぃ〜〜〜」
思わず抱きついてしまった。
「呼ばれてみて来たと思ったら...どういうことだよ」
「コレ見て!越智先輩と撮ったの!そしたら学校中で噂になってわたしと越智先輩の知名度が爆上がりしちゃったの!サインもいっぱい書いた!」
「...もしかして、スキャンダルとか気にしないといけなくなるのか?」
「うちの事務所は恋愛は自由だよ」
「つまり、別れでもしたらスキャンダルになるし、蒼にいろんな男が寄ってくるだろうし、簡単な気持ちで付き合っちゃダメってことよ」
越智先輩はわたしサイドの人だから、わたしのことを想って言ってくれている。
「俺は真剣に付き合ってますよ。半端な気持ちじゃありません。現に、こいつにプライベートのときはマスクと帽子で身分を隠すようにもいいました。それまで蒼は何も対策してなかったそうなので」
「はぁ?蒼、それ本当なの?」
「う...今はちゃんと対策してます...」
「彼氏が言ってなかったら素のまま外に出てたってことでしょ?あぶなすぎ!彼氏に感謝しなー」
「はい...タカヤ様ありがとうございます...」
「そろそろ昼休み終わるから戻ろっか」
ちよちゃんが間に入ってくれた。神。
「小川も友井もあの天然女神サマを守ってやんなよー」
「わかりました!では越智先輩、また部活で!」
「失礼します!」
「で、俺はなんで呼ばれたわけ?」
「越智先輩が見定めるって...でもわたしが怒られちゃった...」
「お前はもっと有名になるだろうからもっと気をつけろってことだろ、怒ってはなかっただろ」
「そうかなー?」
ちよちゃんたちはどう思う?と聞いたら、みんなもあれは怒ってなかったよーと。
「怒ってないならよかったー」
「もっと有名になれば、ストーカーとかでてくるかもしれねんだよ。だから気をつけろよ。ていうか夜は外に出るな。」
「そんなぁ、コンビニに行くのもダメなの?」
「ダメだ。おとなしく家にいろ。」
「タカヤが厳しいよー」
ちよちゃんたちに助けを求めるも、タカヤの意見に賛成とのこと。
まぁ、周りに迷惑かけるのが一番いけないことだし、自衛することで防げることがあるならやるに越したことはない。
「一ノ瀬蒼...自衛頑張ります...」
「がんばれ!」
「ファイト!」
「何かあったらすぐ人を頼るんだよ!」
「うわーん。ちよちゃん、あやのちゃん、みあちゃーん」
3人によしよしされて気分が良くなったので自分のクラスに戻った。
タカヤの言うことは、みんなが納得することなんだ。だから、タカヤの言う通りにしよう。
わたしより、わたしを大事にしてくれるんだ。
クラスに戻った途端、クラスメイト数名がサインを求めてきた。今号の写真はそんなに人気出たんだ。越智先輩のおかげだな。
今度また、一緒に撮影できたらいいな。