Chuchu
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「後は紅茶パックを〜...あった!これで買い物終わり!」
お会計をしてタカヤの家に向かう。
ガチャ
「おじゃましまーす...」
「親達はいねぇみたいだな」
「そうなんだ。」
まぁ、のびのびキッチンを使えるので好都合ではある。
「じゃあ今から作るねー」
「手伝うことあるか?」
「うーん、じゃあこのハンドミキサー使って生クリームをホイップ状にしといてください」
「なんで敬語なんだよ笑」
「わたしも思った笑」
ふふっと笑みを浮かべながら、ふたりでケーキ作り。
材料混ぜて、あとは予熱したオーブンで焼くだけ。
「意外とサクッとすすんだな」
「ハンドミキサーがあってよかった。なかったらちょっと大変だったよ」
「そうなんだな。何分くらい焼くんだ?」
「20分くらいで焼けるよー」
「ふーん」
タカヤがわたしの背後にきて抱きしめてきた。
ちゅーーーーーーーーーっ
「?!いたっ!」
「おっと、悪ぃ」
「今何した?!」
「...跡つけた」
「跡?!キスマーク?!どこ?!」
慌ててカバンから鏡を取り出して首元をチェックする。
「これ隠しきれないじゃん!」
バカ!タカヤのバカ!
とりあえずファンデーションでごまかそう。
タカヤの両親に見られるわけにはいかない。
自分の親にだって見られたくない。
「やるなら見えないところにやってよね!」
「やってはいいんだな笑」
「むーーーーーっ...わたしもやる!やり返す!」
タカヤをむりやりかがませて、首元に力強く吸い付く。
「...赤くなって消える...なんでぇ!」
「手本みせてやろうか?」
「バカ!いらないよ!」
タカヤはニヤニヤ笑いながら楽しそうにしている。
「学校行く時めっちゃ困るじゃん...」
「今みたいに隠せばいいだろ」
「毎日ファンデで隠していつ落ちるかもわからない状況が続くと思うと笑っていられないよ...」
「絆創膏貼って火傷したとか言えばいいだろ」
「いーや、それは逆効果だね。一発でバレる」
「経験があるみたいな言い方だな?」
「あるわけないじゃん!漫画でのあるあるだよ!」
「くっ...どんな漫画読んでるんだよ」
「もー、笑えないよほんとに。反省してよね」
「はいはい、悪かったよ...ふっ、漫画って...」
「タカヤにはケーキあげませんよ?!」
「あー、すみませんでした。食べたいっす」
「もうすぐ焼けるから大きいお皿だして!」
タカヤのいたずらは度が過ぎる。
今回は見逃すけど次やったら何がなんでもやり返してやる!
ピピピピー
「焼けた!とりだしまーす」
「シフォンケーキって真ん中に穴空いてんだな」
「基本そうだねー、なんでこんな型なんだろう」
「知らずに作ってたのかよ」
「気にしたこと無かった。言われてめっちゃ気になるからぐぐろー」
スマホでシフォンケーキ 型 何故 と調べる。
「均一に熱を通すために穴があるみたい」
「なるほどなー、じゃあドーナツもそうなのか?」
「多分ね。穴を開けようと発明した人は天才だね」
焼けたシフォンケーキに添えるホイップクリームもできたし、ケーキが冷めるまで待つことになった。
「映画でもみるか?」
「見たい〜!ジブリがいいな」
「この間テレビでやってたの録画してあると思う」
「そうそう、見損ねたんだよね〜」
ふたりでソファに座ろうとしたら、タカヤが真ん中を占領して自分の股の間に座るよう促された。
ちょこん、と、座るとタカヤはぎゅっとわたしを抱きしめた。
「次やったらしばらく口聞かないからね」
「やんねーよ。ただお前抱きしめてると落ち着くんだよ」
「そう言われるとなんか照れるなぁ」
謎の体勢のまま、2人でジブリの映画を見た。
「ふぅ...やっぱりジブリは最高ですな」
「何回観ても飽きないよな」
「シフォンケーキもそろそろ冷めたかな?」
ガチャ
「ただいまー。タカヤ帰ってるのー?」
タカヤママの声にタカヤが「蒼といるー」と答えた。
「え、蒼ちゃん?!」
パタパタと廊下を走る音がする。
「あらー!いらっしゃい、蒼ちゃん!」
「お邪魔してます!あと、キッチンをお借りしました!」
「何か作ってたのー?なんだか甘い香りがするわね〜」
「ちょうど冷めたところで...これ、シフォンケーキです」
「シフォンケーキって膨らますの難しいんじゃない?綺麗にできてるわね!」
「お菓子作りが好きで...良かったら食べてください」
「じゃあ、蒼ちゃんお夕飯一緒にどう?食後のデザートにしましょう!」
「いいんですか?ありがとうございます!」
「今日はデパート行ってたからデパ地下でちょっとお高いお惣菜を買っちゃいました」
タカヤママが袋から沢山お惣菜を取り出した。
「お、おいしそう...さすがデパ地下ですね!」
「お惣菜エリアに入ると買わずにはいられないのよね〜!」
「わかります!わたしはスイーツエリアに入るともうヨダレが止まりません!」
「そうなのよ〜!今からご飯炊くから、もう少しゆっくりしてて〜」
手持ち無沙汰になってしまった。タカヤが来い来い、と手を振る。ソファの隣をポンッと叩いて座るよう催促された。ので、今度は隣に座った。
「見たい番組か動画あるか?」
「うーん、ペット系の動画みたいな〜」
そう言って、猫の面白動画を堪能していたらご飯が炊けた。
「さ、2人ともこっちきて。シュンちゃんは部活でまだ帰ってこなくて、お父さんも飲みに行ってるからわたしたちだけで食べましょ」
「いただきます!」
「いただきます」
ん〜!美味しい〜!オシャレなサラダが数種類、中華料理に唐揚げまで。
「なんだかリッチになった気分です」
「わかるわ〜!ま、たまの贅沢よね!」
ふふふ、と2人で笑みを浮かべながら食べる中、タカヤは黙々と、だけどすごい量のご飯を食べていた。
「はぁ〜、お腹いっぱいね。蒼ちゃん足りた?」
「わたしもお腹いっぱいいただきました!」
「でも、デザートは別腹よね!蒼ちゃんが作ったシフォンケーキ切り分けるわね」
「ありがとうございます!ホイップクリーム作ったので、乗せていきますね」
お皿に乗ったシフォンケーキに、ホイップクリームを添えていく。
「まぁ〜なんだかカフェに来た気分ね。コーヒーと紅茶どっちがいい?牛乳もあるわよ!」
「わたしは紅茶で!」
「俺は牛乳ー」
「タカヤは自分で注ぎなさい!」
「へいへい」
飲み物とケーキが並べられて、改めて
「いただきます!」
「いただきます」
「いただきます〜、ん、これ、紅茶が入ってるのね?すごく美味しい」
「ありがとうございますっ。1回でうまくできて良かったです」
「うめぇな。甘すぎなくて俺は好きかも」
「ほんと?よかったー」
「蒼ちゃんは野球やってモデルさんもやって、お菓子まで作れるなんて、一生懸命頑張ってきたのね〜」
「...っ。わたし今、タカヤママに褒められて泣きそうです」
「あらっ、何かおかしなこと言ったかしら?ごめんなさい」
「いえ、違うんです。」
「一生懸命頑張ってるって言われて感涙してんだと」
「そりゃあ、タカヤから話もよく聞くし、頑張ってるって思うわよ〜!蒼ちゃん、タカヤと付き合ってくれてありがとうね」
「わたしの方こそ、ありがたいことです。こうやってお邪魔させてもらって、ご飯まで一緒にいただいて、ありがとうございます」
「タカヤ、蒼ちゃんのこと家まで送っていくのよ」
「そのつもりだよ」
「タカヤもありがとー」
「気にすんな。オレがやりたくてやってるだけだから」
そう言ってしばらく団欒を楽しみ、タカヤ家をあとにし、
タカヤに家まで送ってもらった。
「オレん家と蒼ん家がそんなに遠くなくてよかったな」
「ホントそうだね。送ってくれてありがとう」
「また明日な」
「うん!また明日学校で!おやすみなさい!」
「おやすみ」
タカヤの後ろ姿が見えなくなるまでタカヤを見送った。
今日は一日中充実してたな。首のキスマークはどうにかしないといけないけど。
学校行く時忘れないようにしよう。
翌朝、キスマークのことなんかすっかり忘れて登校してしまった。何人かにつつかれたのでやっぱりタカヤに仕返しを...とタカヤのクラスに行って、タカヤの首に噛み付いて歯型を付けて自分のクラスに戻った。
去り際、タカヤはこっちを見て笑ってた気がするけど、これが精一杯の仕返しだ。
タカヤもみんなにつつかれればいいんだ!
望み通り、タカヤは野球部員含めてその場を見ていた人達に何事かと尋問を受けていた。
お会計をしてタカヤの家に向かう。
ガチャ
「おじゃましまーす...」
「親達はいねぇみたいだな」
「そうなんだ。」
まぁ、のびのびキッチンを使えるので好都合ではある。
「じゃあ今から作るねー」
「手伝うことあるか?」
「うーん、じゃあこのハンドミキサー使って生クリームをホイップ状にしといてください」
「なんで敬語なんだよ笑」
「わたしも思った笑」
ふふっと笑みを浮かべながら、ふたりでケーキ作り。
材料混ぜて、あとは予熱したオーブンで焼くだけ。
「意外とサクッとすすんだな」
「ハンドミキサーがあってよかった。なかったらちょっと大変だったよ」
「そうなんだな。何分くらい焼くんだ?」
「20分くらいで焼けるよー」
「ふーん」
タカヤがわたしの背後にきて抱きしめてきた。
ちゅーーーーーーーーーっ
「?!いたっ!」
「おっと、悪ぃ」
「今何した?!」
「...跡つけた」
「跡?!キスマーク?!どこ?!」
慌ててカバンから鏡を取り出して首元をチェックする。
「これ隠しきれないじゃん!」
バカ!タカヤのバカ!
とりあえずファンデーションでごまかそう。
タカヤの両親に見られるわけにはいかない。
自分の親にだって見られたくない。
「やるなら見えないところにやってよね!」
「やってはいいんだな笑」
「むーーーーーっ...わたしもやる!やり返す!」
タカヤをむりやりかがませて、首元に力強く吸い付く。
「...赤くなって消える...なんでぇ!」
「手本みせてやろうか?」
「バカ!いらないよ!」
タカヤはニヤニヤ笑いながら楽しそうにしている。
「学校行く時めっちゃ困るじゃん...」
「今みたいに隠せばいいだろ」
「毎日ファンデで隠していつ落ちるかもわからない状況が続くと思うと笑っていられないよ...」
「絆創膏貼って火傷したとか言えばいいだろ」
「いーや、それは逆効果だね。一発でバレる」
「経験があるみたいな言い方だな?」
「あるわけないじゃん!漫画でのあるあるだよ!」
「くっ...どんな漫画読んでるんだよ」
「もー、笑えないよほんとに。反省してよね」
「はいはい、悪かったよ...ふっ、漫画って...」
「タカヤにはケーキあげませんよ?!」
「あー、すみませんでした。食べたいっす」
「もうすぐ焼けるから大きいお皿だして!」
タカヤのいたずらは度が過ぎる。
今回は見逃すけど次やったら何がなんでもやり返してやる!
ピピピピー
「焼けた!とりだしまーす」
「シフォンケーキって真ん中に穴空いてんだな」
「基本そうだねー、なんでこんな型なんだろう」
「知らずに作ってたのかよ」
「気にしたこと無かった。言われてめっちゃ気になるからぐぐろー」
スマホでシフォンケーキ 型 何故 と調べる。
「均一に熱を通すために穴があるみたい」
「なるほどなー、じゃあドーナツもそうなのか?」
「多分ね。穴を開けようと発明した人は天才だね」
焼けたシフォンケーキに添えるホイップクリームもできたし、ケーキが冷めるまで待つことになった。
「映画でもみるか?」
「見たい〜!ジブリがいいな」
「この間テレビでやってたの録画してあると思う」
「そうそう、見損ねたんだよね〜」
ふたりでソファに座ろうとしたら、タカヤが真ん中を占領して自分の股の間に座るよう促された。
ちょこん、と、座るとタカヤはぎゅっとわたしを抱きしめた。
「次やったらしばらく口聞かないからね」
「やんねーよ。ただお前抱きしめてると落ち着くんだよ」
「そう言われるとなんか照れるなぁ」
謎の体勢のまま、2人でジブリの映画を見た。
「ふぅ...やっぱりジブリは最高ですな」
「何回観ても飽きないよな」
「シフォンケーキもそろそろ冷めたかな?」
ガチャ
「ただいまー。タカヤ帰ってるのー?」
タカヤママの声にタカヤが「蒼といるー」と答えた。
「え、蒼ちゃん?!」
パタパタと廊下を走る音がする。
「あらー!いらっしゃい、蒼ちゃん!」
「お邪魔してます!あと、キッチンをお借りしました!」
「何か作ってたのー?なんだか甘い香りがするわね〜」
「ちょうど冷めたところで...これ、シフォンケーキです」
「シフォンケーキって膨らますの難しいんじゃない?綺麗にできてるわね!」
「お菓子作りが好きで...良かったら食べてください」
「じゃあ、蒼ちゃんお夕飯一緒にどう?食後のデザートにしましょう!」
「いいんですか?ありがとうございます!」
「今日はデパート行ってたからデパ地下でちょっとお高いお惣菜を買っちゃいました」
タカヤママが袋から沢山お惣菜を取り出した。
「お、おいしそう...さすがデパ地下ですね!」
「お惣菜エリアに入ると買わずにはいられないのよね〜!」
「わかります!わたしはスイーツエリアに入るともうヨダレが止まりません!」
「そうなのよ〜!今からご飯炊くから、もう少しゆっくりしてて〜」
手持ち無沙汰になってしまった。タカヤが来い来い、と手を振る。ソファの隣をポンッと叩いて座るよう催促された。ので、今度は隣に座った。
「見たい番組か動画あるか?」
「うーん、ペット系の動画みたいな〜」
そう言って、猫の面白動画を堪能していたらご飯が炊けた。
「さ、2人ともこっちきて。シュンちゃんは部活でまだ帰ってこなくて、お父さんも飲みに行ってるからわたしたちだけで食べましょ」
「いただきます!」
「いただきます」
ん〜!美味しい〜!オシャレなサラダが数種類、中華料理に唐揚げまで。
「なんだかリッチになった気分です」
「わかるわ〜!ま、たまの贅沢よね!」
ふふふ、と2人で笑みを浮かべながら食べる中、タカヤは黙々と、だけどすごい量のご飯を食べていた。
「はぁ〜、お腹いっぱいね。蒼ちゃん足りた?」
「わたしもお腹いっぱいいただきました!」
「でも、デザートは別腹よね!蒼ちゃんが作ったシフォンケーキ切り分けるわね」
「ありがとうございます!ホイップクリーム作ったので、乗せていきますね」
お皿に乗ったシフォンケーキに、ホイップクリームを添えていく。
「まぁ〜なんだかカフェに来た気分ね。コーヒーと紅茶どっちがいい?牛乳もあるわよ!」
「わたしは紅茶で!」
「俺は牛乳ー」
「タカヤは自分で注ぎなさい!」
「へいへい」
飲み物とケーキが並べられて、改めて
「いただきます!」
「いただきます」
「いただきます〜、ん、これ、紅茶が入ってるのね?すごく美味しい」
「ありがとうございますっ。1回でうまくできて良かったです」
「うめぇな。甘すぎなくて俺は好きかも」
「ほんと?よかったー」
「蒼ちゃんは野球やってモデルさんもやって、お菓子まで作れるなんて、一生懸命頑張ってきたのね〜」
「...っ。わたし今、タカヤママに褒められて泣きそうです」
「あらっ、何かおかしなこと言ったかしら?ごめんなさい」
「いえ、違うんです。」
「一生懸命頑張ってるって言われて感涙してんだと」
「そりゃあ、タカヤから話もよく聞くし、頑張ってるって思うわよ〜!蒼ちゃん、タカヤと付き合ってくれてありがとうね」
「わたしの方こそ、ありがたいことです。こうやってお邪魔させてもらって、ご飯まで一緒にいただいて、ありがとうございます」
「タカヤ、蒼ちゃんのこと家まで送っていくのよ」
「そのつもりだよ」
「タカヤもありがとー」
「気にすんな。オレがやりたくてやってるだけだから」
そう言ってしばらく団欒を楽しみ、タカヤ家をあとにし、
タカヤに家まで送ってもらった。
「オレん家と蒼ん家がそんなに遠くなくてよかったな」
「ホントそうだね。送ってくれてありがとう」
「また明日な」
「うん!また明日学校で!おやすみなさい!」
「おやすみ」
タカヤの後ろ姿が見えなくなるまでタカヤを見送った。
今日は一日中充実してたな。首のキスマークはどうにかしないといけないけど。
学校行く時忘れないようにしよう。
翌朝、キスマークのことなんかすっかり忘れて登校してしまった。何人かにつつかれたのでやっぱりタカヤに仕返しを...とタカヤのクラスに行って、タカヤの首に噛み付いて歯型を付けて自分のクラスに戻った。
去り際、タカヤはこっちを見て笑ってた気がするけど、これが精一杯の仕返しだ。
タカヤもみんなにつつかれればいいんだ!
望み通り、タカヤは野球部員含めてその場を見ていた人達に何事かと尋問を受けていた。