Chuchu
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「カントク!」
休憩中に百枝カントクを呼び止めた。
「どうしたの?」
う...笑顔が太陽みたいに眩しい人だ...
「実は、その...」
私はもっと練習に貢献させてもらえないかという話をした。
「なるほどねー、練習してるこっちとしては、すごく助かるけどマネジ仕事と合わせてやると負担にならない?」
「!!そこは大丈夫です!どちらも頑張ります!」
「わかった!じゃあ早速今日から参加してもらおうかな。三橋くんと代わりながらやってね」
「はい!ありがとうございます!」
ちよちゃんにも事情を説明して、今までより多く練習に参加させてもらうことになった。
「実戦形式でやるから、蒼ちゃんはピッチャーをお願い。私は主審をやるから」
「はい!」
タカヤがサインをだしてくれる。
くぅー!わたしはこれがやりたかったんだなぁ!
まずはツーシームを内角低めにッ!
パァン!
「ボール!水谷くん、今のは見えてた?」
「はい、外れるなと思いました」
「だったらOK!手が出せそうならどんどんだしていくんだよ!」
「っす!」
次は外角真ん中にシュート!
カキーーーーン!
水谷くんに打たれてしまった。が、恐らくフライ。
「オーライ!」
ライトの花井くんがキャッチしてくれてアウトになった。
「次!沖くん!」
「は、はい!」
なるほど、バッティングに自信が無い人から打たせてるのか。たしかに実戦形式でやった方がいい。
ストレートをインハイにっ...!
パァン!
「ストライク!沖くん!振らないと打てないよ!」
「はい!」
次は緩急つけてチェンジアップ!
パァン!
「ストライク!こうやって緩急差つけてくるタイプの投手はたくさんいるよ。次は早いのくると思ってバット振ってこ!」
「はい!」
次は真ん中から外に外れるシュート!
カキン!
ピーゴロ!急いでファーストへ送球する。
「アウト!」
「次は三橋くん!打席立って!」
「は、はいい!」
こうして実戦形式で打席に立たせて試合の雰囲気を出しながら、バッティングの練習をした。
わたしもタカヤがサインをだしてくれるから試合のような雰囲気を充分味わえた。
練習だけど楽しかった...!
「蒼ちゃん、みんなのバッティング見ててどう思った?」
マネジ仕事に戻った私に、カントクが聞いてきた。
「そうですね...泉君や巣山くん、花井くん、田島くん、阿部くんは自信もって打ってるなというのが伝わります。栄口くんはバントに慣れちゃってヒッティング不足ですかね。沖くん、水谷くんがもっと自信もってくれたらいいんですけど...三橋くんはやる気は感じました。」
「偉い!ピッチャーしながらよく見てるね。本当にその通りだと私も思うよ。蒼ちゃんがいてくれて心強いわー!」
「あ、ありがとうございます!」
「こういう練習するときはピッチャーお願いするから、またよろしくね」
「はい!よろしくお願いします!」
カントクは練習に戻って行った。
「投げてる蒼ちゃんはいつもカッコイイね〜」
「真剣だからね!カッコイイは嬉しいな!」
ちよちゃんとボール磨きをしながら会話が弾む。
「前も練習試合にださせてもらってたし、これからもそうなるときがくるかもしれないね」
「あはは。だったら嬉しいなぁ。本気な姿をちよちゃんに応援してもらえたらテンションあがるよ」
「応援するする!蒼ちゃんが男子だったら、わたし惚れてたかもしれない」
「はは!照れるー!わたしも男だったらマネジのちよちゃんに憧れてたと思うよ」
「そしたら両思いでつきあってたかもね」
キャッキャと妄想話を楽しみながらの仕事もまた楽しい。
部活終わり、タカヤと練習の話になった。
「今日調子良かったな」
「うん!投げててしっくりきてた!」
「お前、マウンド立ってて緊張することねぇの?」
「緊張かぁ...ドキドキはするけど、マウンドに立てるだけの力があるって自信があるから投球に影響はでないかな。あ、いい意味でボールが走る時はあるけど」
「お前もレンもマウンドの虜だな」
「はは!そうかも!マウンドに立つために練習してんだから、立てなかったらそっちのほうがやだよ」
「9回裏、ツーアウト満塁、そういうときも緊張しない?」
「しないね。絶対わたしが三振してみせるって気持ちになるね」
「レンもそういうタイプなんだよな。あいつはマウンド降りたくない、譲りたくないって言うんだ」
「レンはメンタル弱そうに見えて意外と我が強いよね。マウンド譲りたくないはピッチャーとして長所だよ」
「だよなぁ...でもなんか喋り出すとかたまんだよァあいつ...」
「でも前よりはスムーズに話せてるじゃん」
「おー、お前の10分会話のおかげかもな」
「あれいいでしょ?時間制限あるから余計に」
「たまにネタ切れになるけど、ためにはなってるな」
「今日なにしてた?て毎日聞いてればいいよ」
「だいたい寝てたって言うんだよあいつ、成績大丈夫かよって心配になる」
「あー、それはだめだね。タカヤ勉強おしえてあげたら?」
「オレが教えるより成績良いお前が教えた方がよさそうだけど」
「ダメダメ〜、バッテリーは一心同体。成績も一心同体〜」
「んなこと言われても、アイツにやる気がないとどーにもできないんだけどな」
「たしかに。まぁ、成績悪いと試合だしてくれないってカントクも釘さしてるし、赤点は逃れるでしょ」
他愛のない会話をしているうちに、家に着いてしまった。
「とにかく、バッテリーだから成績も気にかけてあげてね」
「なんか子守りしてる気分だな」
「ふふ、そういう感じだね」
じゃあまた明日ね、と言って別れようとしたところ、タカヤに腕を掴まれた。
「?」
タカヤ、と名前を呼ぶ前に唇を唇で塞がれてしまった。
「...」
タカヤはゆっくりと唇を離した。
「...今日両親居ないけど、あがってく?」
「...おじゃまします」
タカヤも一緒に玄関をくぐることになった。
「ご飯もうちで食べるって親に連絡しなー」
「おー。今LINEしてる」
「今日はお母さんがカレー作ってくれてるからそれ食べます」
「おう。なんか手伝うことあるか?」
「お皿だしてー」
「これとこれでいいか?」
「うん、ありがとう」
はいこれ、タカヤの分、と言って盛ったカレーライスをわたす。育ち盛りなのでモリモリに。
「じゃあ食べよー、いただきまーす」
「いただきます」
テレビを見ながらモグモグとカレーを食べる2人。
タカヤが家に来るの久しぶりかもしれない。
「タカヤ、次の休みデートしようよ」
「おー。最近あんま出かけてなかったな」
「でしょ?私水族館行きたい。クラゲみたい、クラゲ」
「ふっ...サメとかじゃなくてクラゲかよ」
「クラゲすきなのよーあの透明でふわふわしてるのが神秘的」
「なんかお前みたいだな」
「えっ、嬉しい」
「褒めてるって思ってんのか笑」
「褒め言葉だよー嬉しいー」
「お前の分身見に行くか」
「わーい!決まりね!」
楽しみ〜といいながらカレーを頬張る。
「お前今日の練習で物足りなさはなくなったのか?」
「うん!すごい充実してた!タカヤの言う通り、私みんなと一緒に練習したかったんだと思う!」
「そりゃよかったな。」
「タカヤはわたしのことなんでもわかるんだね!」
「なんでもはわかんねーけど、野球バカの考えることくらいならわかるぞ」
「あはは!野球バカ同士これからもよろしく!」
食事を終えて、片付けて、蒼の部屋へ行く。
「蒼の部屋ってあんまり女らしくないよな」
「え?タカヤ女の子の部屋入ったことあるの?」
食い気味に聞いてしまった。
「いや、漫画とかでよく見る雰囲気と全然違うからよー」
なるほどね!
「わたしはあんまり飾ったりしないかなー。シンプルにした方が散らかることもないし」
ホコリとかたまらないし、というと親の思考かよ、とかえされた。
「タカヤの部屋はちょっと散らかってるね」
「レンの部屋はもっとひどいぞ」
「あはは!レンらしい!今度見に行こー」
特にやることもないから、小テストに向けて勉強しようということになった。
「タカヤ、ここわかんない」
「お前にわかんないことあるのかよ」
「私は天才じゃないからね。ちゃんと勉強しないとすぐ成績落ちるタイプだよ」
「ほー。意外だな」
「何でもそうだよ。努力しないと追いつけない、追い越せない」
「努力だってできるやつとできないっつーかやらないやつがいるから、お前は努力できて偉いと思うよ」
「う、泣きそう。みんな才能だとか天才だとか言うけど、ちゃんと努力を認められるの初めて」
つい涙目になってしまった。今までの努力を才能だと言われ続けてきて、頑張ってる面を見てくれる人なんていなかったから。
「タカヤ様様だよ〜」
タカヤの手を握ってありがとう〜と半分泣きながら伝えた。
「今日お前ん家に泊まろうかな」
「え?ほんと?!泊まって〜!」
「一緒に風呂入るか?」
「...恥ずかしいけど、入る!」
「じゃあお湯はりに行こうぜ」
「うん!お風呂掃除〜♪」
この後風呂場で致すことになるとは、蒼も気づかずにいた。
休憩中に百枝カントクを呼び止めた。
「どうしたの?」
う...笑顔が太陽みたいに眩しい人だ...
「実は、その...」
私はもっと練習に貢献させてもらえないかという話をした。
「なるほどねー、練習してるこっちとしては、すごく助かるけどマネジ仕事と合わせてやると負担にならない?」
「!!そこは大丈夫です!どちらも頑張ります!」
「わかった!じゃあ早速今日から参加してもらおうかな。三橋くんと代わりながらやってね」
「はい!ありがとうございます!」
ちよちゃんにも事情を説明して、今までより多く練習に参加させてもらうことになった。
「実戦形式でやるから、蒼ちゃんはピッチャーをお願い。私は主審をやるから」
「はい!」
タカヤがサインをだしてくれる。
くぅー!わたしはこれがやりたかったんだなぁ!
まずはツーシームを内角低めにッ!
パァン!
「ボール!水谷くん、今のは見えてた?」
「はい、外れるなと思いました」
「だったらOK!手が出せそうならどんどんだしていくんだよ!」
「っす!」
次は外角真ん中にシュート!
カキーーーーン!
水谷くんに打たれてしまった。が、恐らくフライ。
「オーライ!」
ライトの花井くんがキャッチしてくれてアウトになった。
「次!沖くん!」
「は、はい!」
なるほど、バッティングに自信が無い人から打たせてるのか。たしかに実戦形式でやった方がいい。
ストレートをインハイにっ...!
パァン!
「ストライク!沖くん!振らないと打てないよ!」
「はい!」
次は緩急つけてチェンジアップ!
パァン!
「ストライク!こうやって緩急差つけてくるタイプの投手はたくさんいるよ。次は早いのくると思ってバット振ってこ!」
「はい!」
次は真ん中から外に外れるシュート!
カキン!
ピーゴロ!急いでファーストへ送球する。
「アウト!」
「次は三橋くん!打席立って!」
「は、はいい!」
こうして実戦形式で打席に立たせて試合の雰囲気を出しながら、バッティングの練習をした。
わたしもタカヤがサインをだしてくれるから試合のような雰囲気を充分味わえた。
練習だけど楽しかった...!
「蒼ちゃん、みんなのバッティング見ててどう思った?」
マネジ仕事に戻った私に、カントクが聞いてきた。
「そうですね...泉君や巣山くん、花井くん、田島くん、阿部くんは自信もって打ってるなというのが伝わります。栄口くんはバントに慣れちゃってヒッティング不足ですかね。沖くん、水谷くんがもっと自信もってくれたらいいんですけど...三橋くんはやる気は感じました。」
「偉い!ピッチャーしながらよく見てるね。本当にその通りだと私も思うよ。蒼ちゃんがいてくれて心強いわー!」
「あ、ありがとうございます!」
「こういう練習するときはピッチャーお願いするから、またよろしくね」
「はい!よろしくお願いします!」
カントクは練習に戻って行った。
「投げてる蒼ちゃんはいつもカッコイイね〜」
「真剣だからね!カッコイイは嬉しいな!」
ちよちゃんとボール磨きをしながら会話が弾む。
「前も練習試合にださせてもらってたし、これからもそうなるときがくるかもしれないね」
「あはは。だったら嬉しいなぁ。本気な姿をちよちゃんに応援してもらえたらテンションあがるよ」
「応援するする!蒼ちゃんが男子だったら、わたし惚れてたかもしれない」
「はは!照れるー!わたしも男だったらマネジのちよちゃんに憧れてたと思うよ」
「そしたら両思いでつきあってたかもね」
キャッキャと妄想話を楽しみながらの仕事もまた楽しい。
部活終わり、タカヤと練習の話になった。
「今日調子良かったな」
「うん!投げててしっくりきてた!」
「お前、マウンド立ってて緊張することねぇの?」
「緊張かぁ...ドキドキはするけど、マウンドに立てるだけの力があるって自信があるから投球に影響はでないかな。あ、いい意味でボールが走る時はあるけど」
「お前もレンもマウンドの虜だな」
「はは!そうかも!マウンドに立つために練習してんだから、立てなかったらそっちのほうがやだよ」
「9回裏、ツーアウト満塁、そういうときも緊張しない?」
「しないね。絶対わたしが三振してみせるって気持ちになるね」
「レンもそういうタイプなんだよな。あいつはマウンド降りたくない、譲りたくないって言うんだ」
「レンはメンタル弱そうに見えて意外と我が強いよね。マウンド譲りたくないはピッチャーとして長所だよ」
「だよなぁ...でもなんか喋り出すとかたまんだよァあいつ...」
「でも前よりはスムーズに話せてるじゃん」
「おー、お前の10分会話のおかげかもな」
「あれいいでしょ?時間制限あるから余計に」
「たまにネタ切れになるけど、ためにはなってるな」
「今日なにしてた?て毎日聞いてればいいよ」
「だいたい寝てたって言うんだよあいつ、成績大丈夫かよって心配になる」
「あー、それはだめだね。タカヤ勉強おしえてあげたら?」
「オレが教えるより成績良いお前が教えた方がよさそうだけど」
「ダメダメ〜、バッテリーは一心同体。成績も一心同体〜」
「んなこと言われても、アイツにやる気がないとどーにもできないんだけどな」
「たしかに。まぁ、成績悪いと試合だしてくれないってカントクも釘さしてるし、赤点は逃れるでしょ」
他愛のない会話をしているうちに、家に着いてしまった。
「とにかく、バッテリーだから成績も気にかけてあげてね」
「なんか子守りしてる気分だな」
「ふふ、そういう感じだね」
じゃあまた明日ね、と言って別れようとしたところ、タカヤに腕を掴まれた。
「?」
タカヤ、と名前を呼ぶ前に唇を唇で塞がれてしまった。
「...」
タカヤはゆっくりと唇を離した。
「...今日両親居ないけど、あがってく?」
「...おじゃまします」
タカヤも一緒に玄関をくぐることになった。
「ご飯もうちで食べるって親に連絡しなー」
「おー。今LINEしてる」
「今日はお母さんがカレー作ってくれてるからそれ食べます」
「おう。なんか手伝うことあるか?」
「お皿だしてー」
「これとこれでいいか?」
「うん、ありがとう」
はいこれ、タカヤの分、と言って盛ったカレーライスをわたす。育ち盛りなのでモリモリに。
「じゃあ食べよー、いただきまーす」
「いただきます」
テレビを見ながらモグモグとカレーを食べる2人。
タカヤが家に来るの久しぶりかもしれない。
「タカヤ、次の休みデートしようよ」
「おー。最近あんま出かけてなかったな」
「でしょ?私水族館行きたい。クラゲみたい、クラゲ」
「ふっ...サメとかじゃなくてクラゲかよ」
「クラゲすきなのよーあの透明でふわふわしてるのが神秘的」
「なんかお前みたいだな」
「えっ、嬉しい」
「褒めてるって思ってんのか笑」
「褒め言葉だよー嬉しいー」
「お前の分身見に行くか」
「わーい!決まりね!」
楽しみ〜といいながらカレーを頬張る。
「お前今日の練習で物足りなさはなくなったのか?」
「うん!すごい充実してた!タカヤの言う通り、私みんなと一緒に練習したかったんだと思う!」
「そりゃよかったな。」
「タカヤはわたしのことなんでもわかるんだね!」
「なんでもはわかんねーけど、野球バカの考えることくらいならわかるぞ」
「あはは!野球バカ同士これからもよろしく!」
食事を終えて、片付けて、蒼の部屋へ行く。
「蒼の部屋ってあんまり女らしくないよな」
「え?タカヤ女の子の部屋入ったことあるの?」
食い気味に聞いてしまった。
「いや、漫画とかでよく見る雰囲気と全然違うからよー」
なるほどね!
「わたしはあんまり飾ったりしないかなー。シンプルにした方が散らかることもないし」
ホコリとかたまらないし、というと親の思考かよ、とかえされた。
「タカヤの部屋はちょっと散らかってるね」
「レンの部屋はもっとひどいぞ」
「あはは!レンらしい!今度見に行こー」
特にやることもないから、小テストに向けて勉強しようということになった。
「タカヤ、ここわかんない」
「お前にわかんないことあるのかよ」
「私は天才じゃないからね。ちゃんと勉強しないとすぐ成績落ちるタイプだよ」
「ほー。意外だな」
「何でもそうだよ。努力しないと追いつけない、追い越せない」
「努力だってできるやつとできないっつーかやらないやつがいるから、お前は努力できて偉いと思うよ」
「う、泣きそう。みんな才能だとか天才だとか言うけど、ちゃんと努力を認められるの初めて」
つい涙目になってしまった。今までの努力を才能だと言われ続けてきて、頑張ってる面を見てくれる人なんていなかったから。
「タカヤ様様だよ〜」
タカヤの手を握ってありがとう〜と半分泣きながら伝えた。
「今日お前ん家に泊まろうかな」
「え?ほんと?!泊まって〜!」
「一緒に風呂入るか?」
「...恥ずかしいけど、入る!」
「じゃあお湯はりに行こうぜ」
「うん!お風呂掃除〜♪」
この後風呂場で致すことになるとは、蒼も気づかずにいた。