Chuchu
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すっかりお正月気分も抜け、練習に励む西浦メンバー達。
「ノックだからって気抜かないで!試合だと思って受けるんだよ!」
カントクもやる気満々としている。
「蒼ちゃん、もしかしてドリンク補充してくれた?」
「あ、やっといたよー!ばっちし!」
「ありがとう〜!お米研いでくるね!」
マネジ同士の息もピッタリ。
でも、なんだろう...
「何かが足りない」
「急にどうした?」
部活終わり、タカヤと帰りながらの独り言。
「いや...みんな一生懸命練習してるし、練習量も多い方だと思うし、私もちよちゃんもマネジの仕事効率よくやれてるのに、何かが足りない気がして...」
「気合いの問題か?」
「わかんない...なんだろう...私が野球してた頃はそんなこと思わなかったのに...」
「それってよー」
瞬間、タカヤの言葉に耳を疑った。
「お前が野球やりたくなったんじゃね?」
「え...?」
「マネジ仕事にも慣れてバッピ参加するだけじゃ物足りなくなったんじゃねえの?」
まさか、そんな。
「...」
「ヒトの練習見てて自分が物足りないってのは、そういうことだろ」
タカヤの言う意味が最初はわからなかったけど
何かが胸にストンと落ちる感覚がした。
「わたしもみんなに混ざりたいってこと...?」
「おー。つーか、野球したいんだろ」
「わたしが野球したい...」
でも、言われてみれば確かに、みんなの練習を見ていてうずうずしていた自分もいた。
「カントクにほかの練習も手伝いたいって言えばやらせてもらえると思うぞ」
「そういうことなのかな...でも、そうかもしれない...」
わたし、野球がやりたいんだ。
「なんなら練習試合くらいださせてもらえそうだけどな」
「そこまではしなくていいよ?!前に2回ださせてもらったけどさ!でもタカヤの言う通り、みんなの練習してる姿がちょっと羨ましいのかもしれない」
「だったら決まりだな。明日カントクに言ってみろよ」
「うん...マネジの仕事もちゃんとして、みんなの他の練習にも参加させてもらいたいな」
「ユウイチローと花井の捕手練とかけっこうやれることあると思うし、オレはいいと思うぞ」
「よし!なんかスッキリした!明日カントクに言う!」
「おー、オレらも助かるしな」
「タカヤ、よく気づいたね」
「そりゃお前の性格見てたらわかるわな」
「わたしの性格を見抜いてるってこと?さすがキャッチャーしてるだけあるね」
「つーか、つきあってたらわかってくるだろ」
「そう?やっぱタカヤはキャッチャーに向いてる性格してるね」
「キャッチャーが一番かっこいいだろ?」
「ふふ、タカヤのそういうところ良いと思う」
話しているうちに、家の前に着いてしまった。
「いつも送ってくれてありがとう」
「気にすんな。オレがやりたいだけだから」
「さっきのことといい、タカヤには助けられてばかりだなぁ」
「買い被りすぎだ。オレは思ったことを言ってるだけだよ」
「でもだよ。いつもありがとうね」
「おー、寒いから、風邪ひかないようにして寝ろよ」
「タカヤも気をつけてね。おやすみ」
「おやすみ。じゃあな」
別れのあいさつをして、タカヤは帰って行った。
わたしが野球かぁ...再開は大学でいいやと思ってたのに。
あの頃いくつものトロフィーをもらって、チームの絆も強くて、でもなんだか心にぽっかり穴が空いた感じがして、やる気がなくなっていったというか飽きたというか...そこでちょうどお父さんの転勤が決まって、チームが変わるくらいなら高校野球はもういいかなって気持ちになっちゃったんだよなぁ。
でも野球には関わりたかったから、マネジやろってなって、でもみんなの練習みてるうちにまた火がついちゃったのかなぁ。
タカヤもよく気づいたなぁ。わたしよりわたしのことよく見てる。
とにかく、明日カントクに相談してみよう。
もっと練習参加したいですって。
受け入れてくれるといいな。
「ノックだからって気抜かないで!試合だと思って受けるんだよ!」
カントクもやる気満々としている。
「蒼ちゃん、もしかしてドリンク補充してくれた?」
「あ、やっといたよー!ばっちし!」
「ありがとう〜!お米研いでくるね!」
マネジ同士の息もピッタリ。
でも、なんだろう...
「何かが足りない」
「急にどうした?」
部活終わり、タカヤと帰りながらの独り言。
「いや...みんな一生懸命練習してるし、練習量も多い方だと思うし、私もちよちゃんもマネジの仕事効率よくやれてるのに、何かが足りない気がして...」
「気合いの問題か?」
「わかんない...なんだろう...私が野球してた頃はそんなこと思わなかったのに...」
「それってよー」
瞬間、タカヤの言葉に耳を疑った。
「お前が野球やりたくなったんじゃね?」
「え...?」
「マネジ仕事にも慣れてバッピ参加するだけじゃ物足りなくなったんじゃねえの?」
まさか、そんな。
「...」
「ヒトの練習見てて自分が物足りないってのは、そういうことだろ」
タカヤの言う意味が最初はわからなかったけど
何かが胸にストンと落ちる感覚がした。
「わたしもみんなに混ざりたいってこと...?」
「おー。つーか、野球したいんだろ」
「わたしが野球したい...」
でも、言われてみれば確かに、みんなの練習を見ていてうずうずしていた自分もいた。
「カントクにほかの練習も手伝いたいって言えばやらせてもらえると思うぞ」
「そういうことなのかな...でも、そうかもしれない...」
わたし、野球がやりたいんだ。
「なんなら練習試合くらいださせてもらえそうだけどな」
「そこまではしなくていいよ?!前に2回ださせてもらったけどさ!でもタカヤの言う通り、みんなの練習してる姿がちょっと羨ましいのかもしれない」
「だったら決まりだな。明日カントクに言ってみろよ」
「うん...マネジの仕事もちゃんとして、みんなの他の練習にも参加させてもらいたいな」
「ユウイチローと花井の捕手練とかけっこうやれることあると思うし、オレはいいと思うぞ」
「よし!なんかスッキリした!明日カントクに言う!」
「おー、オレらも助かるしな」
「タカヤ、よく気づいたね」
「そりゃお前の性格見てたらわかるわな」
「わたしの性格を見抜いてるってこと?さすがキャッチャーしてるだけあるね」
「つーか、つきあってたらわかってくるだろ」
「そう?やっぱタカヤはキャッチャーに向いてる性格してるね」
「キャッチャーが一番かっこいいだろ?」
「ふふ、タカヤのそういうところ良いと思う」
話しているうちに、家の前に着いてしまった。
「いつも送ってくれてありがとう」
「気にすんな。オレがやりたいだけだから」
「さっきのことといい、タカヤには助けられてばかりだなぁ」
「買い被りすぎだ。オレは思ったことを言ってるだけだよ」
「でもだよ。いつもありがとうね」
「おー、寒いから、風邪ひかないようにして寝ろよ」
「タカヤも気をつけてね。おやすみ」
「おやすみ。じゃあな」
別れのあいさつをして、タカヤは帰って行った。
わたしが野球かぁ...再開は大学でいいやと思ってたのに。
あの頃いくつものトロフィーをもらって、チームの絆も強くて、でもなんだか心にぽっかり穴が空いた感じがして、やる気がなくなっていったというか飽きたというか...そこでちょうどお父さんの転勤が決まって、チームが変わるくらいなら高校野球はもういいかなって気持ちになっちゃったんだよなぁ。
でも野球には関わりたかったから、マネジやろってなって、でもみんなの練習みてるうちにまた火がついちゃったのかなぁ。
タカヤもよく気づいたなぁ。わたしよりわたしのことよく見てる。
とにかく、明日カントクに相談してみよう。
もっと練習参加したいですって。
受け入れてくれるといいな。