銀ちゃんが好きな女の子
お礼画面(超短編小説)
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【春の夜の夢】※注意※ 若干の大人向け要素あります
春の夜の夢は短く脆く、そして儚い。
「朝起きたら、おっぱいが大きくなってたんです」
***がそう言い放った時、新八は絶句して神楽は眉をひそめ、銀時は「はぁ?」と返した。いつもは「お邪魔します」と行儀よくやって来るのに、ドタバタと居間に来た時点で変だとは思っていた。だがソファに寝転ぶ銀時を逆さまに見下ろす***の顔は、真剣そのもの。
「え、何、おっぱい?いやお前、いくら彼氏んちだからって来て早々おっぱいとか言うの、どーかと思うよ?銀さんは***をそんな下品な子に育てた覚えはありません!大体ガキどもの前で下ネタ禁止って、いっつもうるせーのお前だろーが!」
「それはそうだけど……でも見て下さい!あんなにちっちゃくて銀ちゃんに馬鹿にされてた胸が、ホラ、こんなダイナマイトボディに!」
「はぁ~?ダイナマイトっつったってそりゃァ、」
いつも通りのちっぱいだ。
ダイナマイトというより、なんも無いよだ。
いやなんも無くはない。ささやかな膨らみがふたつ有る。小さいと馬鹿にした覚えもあるが、銀時はその胸が好きだったし、掌にちょこんと収まるのが愛らしいと思っていた。
しかし本人にとっては悩みの種だったらしい。そんな***が言うことには昨夜、道端で占い師に呼び止められた。「願いごとはあるか?」と聞かれ、間髪入れずに「大きな胸が欲しい」と答えた。そして今朝起きたら爆乳になっていた。もとい***の目にはそう見えるようになっていた。
———天人に薬でも盛られたか?まぁどちらにせよ、こいつァおもしれぇことになった……
そう思い起き上がる銀時を、新八と神楽は白い目で見て「責任取れよ」と言うとそそくさと出て行った。
「あ~……まぁ、なんだ、とりあえず***さん?こっちきて銀さんの膝に座りなさいよ」
「え、なんで?」
「いや、そりゃせっかくのでっけぇおっぱい、揉もうかなァ~って」
「なっ……銀ちゃん、コレ揉みたい、デスカ?」
「あんだよ、そのキャサリンみてーな喋り方。そりゃ揉みてーよ。こ~んないいカラダ、見てるだけなんざもったいねぇし。なぁなぁ、いーだろ?」
頬をぼわっと赤く染めた***が、ごくっと唾を飲む。褒められたのが嬉しいのか瞳が輝いた。背を向けておずおずと膝に乗ると、銀時はすぐさま両脇から手を差し込んで着物の上から乳房を包んだ。ふにふに揉むと目の前でキュッと強張ったうなじが、ばぁっと真っ赤になった。
「ぎっ、銀ちゃん、どうですか?すごい?」
「お〜、すげぇすげぇ」
控えめな胸の柔らかさが指に心地よい。つきたての餅やマシュマロを彷彿とさせる手触りが銀時好みだ。骨ばった指先がふんわりした膨らみに沈んでは浮いて、また沈む。うつむいた***が「うわぁ」と声を上げた。その目には銀時の手が大きな乳を揉みしだくのが見えているはず。
普段、少しでも肌に触れようものなら、セクハラ禁止と怒られる。だからこのまたとない機会に銀時は浮かれて、むにゅむにゅと小刻みに動く指を止められなかった。その脳裏では「揉める時に揉んどかないとね」とやけに眼力の強い男が親指を立てていた。
「銀ちゃん、おっきい胸、好き……?」
その質問に答える前に、膝のうえの小柄な体を抱えて立ち上がった。和室に運び、万年床に***を落とすとすぐさま覆いかぶさる。さんざん揉まれてはだけた胸元に顔を寄せると、髪を引っ張って止められた。「っんだよ」と不満げに頭を上げ、泣きそうな***の耳元に唇を寄せると、銀時は低い声で囁いた。
「デカかろうが小さかろうが、俺ァ***の胸が好きだ」
「っ……、ひ、あぁっ!」
へにゃへにゃと脱力した***を見て、銀時は声もなく笑った。襟を開き襦袢の薄い布越しに乳房に噛みつく。桃色の唇がぶるっと震えて、気持ちよさげな声を漏らした。思い込みでもコンプレックスから解放された女の身体は、いつも以上に素直な反応を返した。谷間に埋まる銀髪頭を撫でた***が、母親のように慈愛に満ちた表情で、吐息まじりに呟いた。
「はぁっ、銀ちゃん、なんだか、赤ちゃんみたい」
そう言われて理性が吹き飛ぶ。「誰が赤ちゃんだって」と銀時は勢いよく胸を貪り、華奢な脚を無理やり開き、薄い腰が折れそうな程きつく掴んだ。そして***が意識を飛ばすまで抱き続けた。
次に目覚めた時、***は和室に独りきりだった。起き上がるとあんなに大きかった胸が通常サイズに戻っていた。
「嘘!?何で!?だ、ダイナマイトボディがっ!!」
着物の乱れを直し、襖をスパンッと開けるとリビングに新八と神楽が居た。ふたりは気の毒そうな目で***を見て、夕方のニュースが流れるテレビを指さした。憐れむように新八が言った。
「かぶき町で占い師が捕まったみたいです」
「コイツ怪しい催眠術で金ぼったくってたネ」
「えっ!?さ、催眠術!?」
***がそう叫んだ時、玄関がガラッと開いてドタバタとうるさい足音を立てながら、銀時が転がり込んできた。
「うぉぉ!お前ら見ろよコレ、銀さんのこのサラサラストレートヘアーを!占い師に天パを治せっつったらすーぐ叶った!これで俺モテモテだ!やべぇぞコレ!ジャ〇ーズのスカウト来るぞコレェ!!」
そう言って撫でる銀髪は、いつものくるくる天然パーマだ。鏡の前ではしゃいでキメ顔をする銀時を眺めて、***はあわあわと青ざめて尋ねた。
「新八君、もしかして私ってあんな感じだった?」
「***さん……当たらずとも遠からず、です」
「ひぇぇぇぇ!!!」
火を吹きそうなほど熱い顔を両手で覆った。あまりの恥ずかしさに穴があったら入りたい。脆く消え去ったダイナマイトボディも、儚い運命の銀髪サラサラストレートもほんのつかの間の、春の夜の夢のごとし。
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【春の夜の夢】2021-4-18
春の夜の夢は短く脆く、そして儚い。
「朝起きたら、おっぱいが大きくなってたんです」
***がそう言い放った時、新八は絶句して神楽は眉をひそめ、銀時は「はぁ?」と返した。いつもは「お邪魔します」と行儀よくやって来るのに、ドタバタと居間に来た時点で変だとは思っていた。だがソファに寝転ぶ銀時を逆さまに見下ろす***の顔は、真剣そのもの。
「え、何、おっぱい?いやお前、いくら彼氏んちだからって来て早々おっぱいとか言うの、どーかと思うよ?銀さんは***をそんな下品な子に育てた覚えはありません!大体ガキどもの前で下ネタ禁止って、いっつもうるせーのお前だろーが!」
「それはそうだけど……でも見て下さい!あんなにちっちゃくて銀ちゃんに馬鹿にされてた胸が、ホラ、こんなダイナマイトボディに!」
「はぁ~?ダイナマイトっつったってそりゃァ、」
いつも通りのちっぱいだ。
ダイナマイトというより、なんも無いよだ。
いやなんも無くはない。ささやかな膨らみがふたつ有る。小さいと馬鹿にした覚えもあるが、銀時はその胸が好きだったし、掌にちょこんと収まるのが愛らしいと思っていた。
しかし本人にとっては悩みの種だったらしい。そんな***が言うことには昨夜、道端で占い師に呼び止められた。「願いごとはあるか?」と聞かれ、間髪入れずに「大きな胸が欲しい」と答えた。そして今朝起きたら爆乳になっていた。もとい***の目にはそう見えるようになっていた。
———天人に薬でも盛られたか?まぁどちらにせよ、こいつァおもしれぇことになった……
そう思い起き上がる銀時を、新八と神楽は白い目で見て「責任取れよ」と言うとそそくさと出て行った。
「あ~……まぁ、なんだ、とりあえず***さん?こっちきて銀さんの膝に座りなさいよ」
「え、なんで?」
「いや、そりゃせっかくのでっけぇおっぱい、揉もうかなァ~って」
「なっ……銀ちゃん、コレ揉みたい、デスカ?」
「あんだよ、そのキャサリンみてーな喋り方。そりゃ揉みてーよ。こ~んないいカラダ、見てるだけなんざもったいねぇし。なぁなぁ、いーだろ?」
頬をぼわっと赤く染めた***が、ごくっと唾を飲む。褒められたのが嬉しいのか瞳が輝いた。背を向けておずおずと膝に乗ると、銀時はすぐさま両脇から手を差し込んで着物の上から乳房を包んだ。ふにふに揉むと目の前でキュッと強張ったうなじが、ばぁっと真っ赤になった。
「ぎっ、銀ちゃん、どうですか?すごい?」
「お〜、すげぇすげぇ」
控えめな胸の柔らかさが指に心地よい。つきたての餅やマシュマロを彷彿とさせる手触りが銀時好みだ。骨ばった指先がふんわりした膨らみに沈んでは浮いて、また沈む。うつむいた***が「うわぁ」と声を上げた。その目には銀時の手が大きな乳を揉みしだくのが見えているはず。
普段、少しでも肌に触れようものなら、セクハラ禁止と怒られる。だからこのまたとない機会に銀時は浮かれて、むにゅむにゅと小刻みに動く指を止められなかった。その脳裏では「揉める時に揉んどかないとね」とやけに眼力の強い男が親指を立てていた。
「銀ちゃん、おっきい胸、好き……?」
その質問に答える前に、膝のうえの小柄な体を抱えて立ち上がった。和室に運び、万年床に***を落とすとすぐさま覆いかぶさる。さんざん揉まれてはだけた胸元に顔を寄せると、髪を引っ張って止められた。「っんだよ」と不満げに頭を上げ、泣きそうな***の耳元に唇を寄せると、銀時は低い声で囁いた。
「デカかろうが小さかろうが、俺ァ***の胸が好きだ」
「っ……、ひ、あぁっ!」
へにゃへにゃと脱力した***を見て、銀時は声もなく笑った。襟を開き襦袢の薄い布越しに乳房に噛みつく。桃色の唇がぶるっと震えて、気持ちよさげな声を漏らした。思い込みでもコンプレックスから解放された女の身体は、いつも以上に素直な反応を返した。谷間に埋まる銀髪頭を撫でた***が、母親のように慈愛に満ちた表情で、吐息まじりに呟いた。
「はぁっ、銀ちゃん、なんだか、赤ちゃんみたい」
そう言われて理性が吹き飛ぶ。「誰が赤ちゃんだって」と銀時は勢いよく胸を貪り、華奢な脚を無理やり開き、薄い腰が折れそうな程きつく掴んだ。そして***が意識を飛ばすまで抱き続けた。
次に目覚めた時、***は和室に独りきりだった。起き上がるとあんなに大きかった胸が通常サイズに戻っていた。
「嘘!?何で!?だ、ダイナマイトボディがっ!!」
着物の乱れを直し、襖をスパンッと開けるとリビングに新八と神楽が居た。ふたりは気の毒そうな目で***を見て、夕方のニュースが流れるテレビを指さした。憐れむように新八が言った。
「かぶき町で占い師が捕まったみたいです」
「コイツ怪しい催眠術で金ぼったくってたネ」
「えっ!?さ、催眠術!?」
***がそう叫んだ時、玄関がガラッと開いてドタバタとうるさい足音を立てながら、銀時が転がり込んできた。
「うぉぉ!お前ら見ろよコレ、銀さんのこのサラサラストレートヘアーを!占い師に天パを治せっつったらすーぐ叶った!これで俺モテモテだ!やべぇぞコレ!ジャ〇ーズのスカウト来るぞコレェ!!」
そう言って撫でる銀髪は、いつものくるくる天然パーマだ。鏡の前ではしゃいでキメ顔をする銀時を眺めて、***はあわあわと青ざめて尋ねた。
「新八君、もしかして私ってあんな感じだった?」
「***さん……当たらずとも遠からず、です」
「ひぇぇぇぇ!!!」
火を吹きそうなほど熱い顔を両手で覆った。あまりの恥ずかしさに穴があったら入りたい。脆く消え去ったダイナマイトボディも、儚い運命の銀髪サラサラストレートもほんのつかの間の、春の夜の夢のごとし。
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【春の夜の夢】2021-4-18