銀ちゃんといつも一緒にいる女の子
まいにち♡銀ちゃん
おなまえをどうぞ
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【木曜日の銀ちゃん】
「あのぉ、銀ちゃん……お、怒ってる?」
「んぁー…?別に怒ってねぇし、全然気にしてねーし、銀さんは***がちょっと男と仲良くしたくれぇで怒るような、ケツの穴の小せぇ男じゃないすぃ~」
「じゃ、じゃぁ、離してよぉ」
「いや、それは無理」
仕事終わりに駅まで迎えに来た銀ちゃんは、不機嫌な顔をしていた。しまった、と思った時にはもう遅くて、駐輪場の建物の一番奥、人のいない物置の影に引きずり込まれていた。両手首をつかまれて、背中を壁に強く押し付けられた私は、身動きが取れない。
「職場の同僚っつったっけ?なぁ、***、あの男とあんなに楽しそうになんの話してたんだよ。顔寄せ合ってスマホのぞき込んで、キャッキャウフフしちゃってさぁ~、***に新しい彼氏ができたのかと思って、銀さんびっくりしたんですけどぉ~」
「なっ……!ち、違うよ!写真を見せ合ってただけだもん!」
なんの写真だよ、と言って私を見下ろす銀ちゃんの赤い瞳は冷たい。暗い物影でも遠くの街灯の灯りが届き、銀ちゃんの銀色の髪だけが淡く光っていた。
「それは、そのっ……えーっと……」
「さっきから全然それ言わねぇじゃん、なに、なんの写真?***の可愛い写真?あの男に見てもらったの?なぁ、今から追いかけてってアイツぶん殴っていい」
「だ、駄目っ!それに私の写真じゃないよ銀ちゃん、そうじゃなくって……あっ!んぅっ!!!」
言いよどんでいると、唇に銀ちゃんの唇がぎゅっと押し付けられた。喋っている途中の開いた口に、銀ちゃんの舌が躊躇なく入ってくる。
「ふっ……っん!……っはぁ、んぅっ!」
後頭部をつかまれて頭の角度が変わるたび、銀ちゃんの唇に私の口がどんどん開かれていく。息が出来ずに苦しくてあえぐと、もっと奥まで舌が入ってきた。
「んむっ!……ぁ、んっ、ゃ、ぅん゙~~~っ!!」
奥まで入ってきたそれに、ずるっと口の上側を舐められて、ぞくぞくと鳥肌が立った。私の舌の裏に滑り込んできた銀ちゃんの舌が、じゅる、という音を立てて吸い上げるから、膝がガクガク震え出す。立っていられなくて、銀ちゃんの胸元にぎゅっとつかまった。
ああ、どうしよう。やきもち妬きな銀ちゃんに見られていると知らず、会社帰りに同僚と笑い合っていたのはいけなかった。でも屋外のいつ人が来るかも分からない場所で、こんなに深いキスをされるなんて思いもよらなくて、気持ちがついていかない。
銀ちゃんの舌で口の中を散々もてあそばれて、涙がにじみ出した頃、ようやく唇が解放された。目の前で銀ちゃんのノドがごくん、と鳴った。
「はぁっ、はぁっ……っ、ぎ、んちゃ」
「で、なんの写真だよ、言う気になったか」
「っん、そのっ……ちょっ、ま、待ってよっ、」
待たねぇよ、と言った銀ちゃんがもっと近づいてきて、髪をかき上げられた。耳のすぐ下に噛みつくように口付けられる。ぴりっとした痛みが走り、きっと紅い痕になっている。
「っんだよ、いつまでも意地張りやがって……なぁ、このままここで最後までシてもいい。誰が来るかわかんねぇこんなとこで、こんまま服めくって、あの男の知らねぇ***の奥まで、いじめて可愛がってもいい」
「っ………!駄目だよっ!!わ、分かった、なんの写真か言うからぁ」
えぇん、と子供のように泣いた私は、急いでポケットからスマホを取り出す。同僚に見せた写真を画面に出して、銀ちゃんの目の前にぱっと差し出した。
「なっ……!!***、お前コレいつ撮った!!?」
「こっ、こないだ銀ちゃんがうちに来てお昼寝してた時!ソファでヨダレ垂らして寝てる銀ちゃんの寝顔が、可愛かったから撮ったの!!」
「はぁっ!?オッサンの寝顔が可愛いわけねーだろ!っつーか、なんでこんな写真、あの男に見せてんだよオメーは!!!」
「だって!向こうが先に、‟俺の彼女の寝顔が可愛い”って写真見せてきたから悔しかったの!わ、私の彼氏の方がもっと可愛いって……私の銀ちゃんの方がずっと可愛いって、自慢したかったんだもん!!」
泣きながら理由を言うと、銀ちゃんは呆れた顔で動きを止めて、気まずそうに手で口元を覆った。「ハァ~?っんだよ、それぇ~」と言いながら私を見下ろす。
「怖いよ銀ちゃん」と言ったら、頭をガシガシとかいた後で銀ちゃんは、「あ~はいはい、ったくお前は本当にしょうがねぇな」と言って、頭から抱えるみたいに、私の身体をぎゅっと抱きしめた。
「ちぇっ~、嫌がる***に恥ずかしいことさせて、めっさ泣かせようと思ったのによぉ~。っんな写真見せられて、そんなこと言われたらなんもできねぇじゃん」
「こんなとこでキスされて充分恥ずかしいよ、もぉ~!」
「いや、銀さんまだ全然足りねぇから」
そう言った銀ちゃんが、また私の肩を壁に押さえつけて、今度は優しくキスをしてきた。こちらを見つめる赤い瞳が嬉しそうだったから私はホッとして、こんなところでキスをするのは恥ずかしいのに、まるで私からせがむみたいに、銀色の髪に手を差し入れて銀ちゃんの頭をぎゅっと抱いた。
街灯の薄明りのなかで、銀ちゃんの目はもっと嬉しそうに輝いていた。
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【木曜日の銀ちゃん】end
♡だるま様リクエスト♡
シチュエーション:ヤキモチ銀ちゃん / 強引だけど優しいキス
だるまさん、リクエストありがとうございます!
だるまさんが参加してくださって、おもちはすっごく嬉しかったです。銀ちゃんに色々され隊の総隊長として、一番隊隊長のだるまさんが参加してくれるかな?ってずっと期待していました♡
ヤキモチ&強引というおもちの大好物が最高に嬉しくて、ヨダレをだらだら垂らしながら木曜日の銀ちゃんを書きました。
余裕がなくてがっついちゃう銀ちゃん、だるまさんにも気に入ってもらえますようにと、おもちは祈っています♡