銀ちゃんといつも一緒にいる女の子
まいにち♡銀ちゃん
おなまえをどうぞ
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
【火曜日の銀ちゃん】
まだ一週間がはじまったばかりだというのに、仕事が忙しくて疲れきっている。へとへとの身体を引きずるように帰宅すると、部屋に銀ちゃんが来ていた。
「銀ちゃん来てたんだ……わっ!嘘、ごはん作ってくれたの!?オムライス!?今日忙しくてお昼食べれなかったから嬉しい!ヤッター!!」
「いや、ヤッターじゃねぇよ……***、お前、いつもこんな遅ぇの?迎えにこいって連絡しろよ。女ひとりで夜道歩くの危ねぇって、前にも言っただろうが」
キッチンに立つ銀ちゃんは、フリルのついたピンクのエプロンを着ていた。私のエプロンだけど、可愛いものが似合わない私より、銀ちゃんの方がずっと似合っている。お腹ぺこぺこだよ~と言いながらさっそくテーブルにつこうとした私の肩を銀ちゃんがつかんで、くるりと方向転換させた。
「え?え?オムライスは?」
「まだメシできねぇから、先に風呂入ってこいよ***。お前ものっそい疲れた顔してんぞ。干からびた婆さんか、お前はミイラみてぇな婆さんですかぁぁぁ?」
ひどいっ!と言う私の背中をぐいぐい押す銀ちゃんは、少し心配そうな顔をしていた。脱衣所へと追いやられ、湯船にお湯も張ってあったので、そのままお風呂に入った。
「んー!!ほいひぃよ、ひぃんちゃん!ホフライヒュ!」
「あぁっ!?なに言ってっかわかんねぇよ!食ってから言え食ってから!!」
「おいしいよ銀ちゃん、オムライスって言ったの。ありがとう作ってくれて。あとお風呂も沸かしといてくれて。幸せだよぉ~」
あっそ、と答える銀ちゃんと向い合せでご飯を食べる。空腹が我慢できなかった私は、洗った髪も乾かさないままオムライスをほおばった。そんな私を見て銀ちゃんは、時々呆れた顔で笑った。
「オラ、***、こっちこい。いつまでも髪そんままだと風邪ひくぞ」
「んー……」
食後にソファに座ったら急に眠気が襲ってきて、とても自分では髪を乾かせそうにない。まぶたを半分閉じた私を見かねて、銀ちゃんがドライヤーを持ってきた。
ソファに背中をついて床に座った銀ちゃんの足の間に、私は体育座りをする。温かい風と銀ちゃんの大きな手が、後ろから髪をなでた。長い髪をすくように、銀ちゃんの長い指が髪と髪の間をするすると動く。その手つきがとても優しくて、うっとりするほど心地いい。
髪が乾く頃には私の身体からは力が抜けて、銀ちゃんの胸に背中からもたれた。
「***、寝ちまうの?」
「ん~……寝なぁい」
「ぶっ!っんなこと言って、完全に目ぇ閉じてんじゃねぇか。ったく、ガキかよ。しょーがねぇな……」
そう言った銀ちゃんが、私の肩と膝裏に腕を回す。横抱きにすると「よいせ」と言って立ち上がって、寝室へ向かうのが気配で分かった。
「まだ……寝ないよぉー…ぎん、ちゃん……」
「はいはい、よい子はもう寝る時間ですよぉ~。***ちゃんも寝ましょうねぇ。さっさと寝ねぇと干からびたミイラみてぇな婆さんのオバケが来るぞぉ……アレ?それ怖くね?なんか自分で言ってて、銀さん怖くなってきたんだけど……ね、ねぇ***ちゃぁん?起きてる?起きてるよね?オイ、寝たフリすんなよぉ」
銀ちゃんの腕のなかで、瞳を閉じたまま私はくすくすと笑った。背中からベッドに降ろされたけど、温かい銀ちゃんの腕から離れたくない。銀ちゃんの首に腕を回してしがみつくと、「お前はほんとに……」と銀ちゃんは呆れた声で笑った。
私の身体をぎゅっと抱きしめながら、銀ちゃんが耳元でささやいた。
「なぁ、***、オムライスうまかった?」
「んー?……うん、おいしかったよ、すごく」
「風呂入って、気持ちよかった?」
「うん、気持ちよかったよぉ」
「眠くなっちまうほど、髪触られんの、よかった?」
「ぅん……よかったよ、銀ちゃん、ありがと……」
「じゃぁ銀さん、ご褒美もらっていい?」
銀ちゃんに腕をつかまれて首から離される。まぶたを半分開けたら、すぐそこに銀ちゃんの顔があった。ちゅう、と音を立てて唇にキスをされた。
「んっ……」
押し当てられた唇はすぐに離れて、まぶたの上にもキスを落とされる。自然と瞳を閉じた私の、おでこやほっぺ、鼻の頭にもキスをされた。まるで子どもを寝かしつけるように布団に横たえられた。
ああ、お腹がいっぱいで気持ちよくて、銀ちゃんにキスをしてもらって幸せで、もうこのまま眠ってもいいかなぁ……
まるで「そうしろ」と言っているような手つきで、銀ちゃんが私の頭をなでて、もう一度おでこにキスをするのを感じた。そうして少しづつ薄れていく意識の隅で、銀ちゃんが耳元でささやく優しい声が聞こえた。
―――おやすみ、***、お疲れさん―――
-------------------------------------
【火曜日の銀ちゃん】end
まだ一週間がはじまったばかりだというのに、仕事が忙しくて疲れきっている。へとへとの身体を引きずるように帰宅すると、部屋に銀ちゃんが来ていた。
「銀ちゃん来てたんだ……わっ!嘘、ごはん作ってくれたの!?オムライス!?今日忙しくてお昼食べれなかったから嬉しい!ヤッター!!」
「いや、ヤッターじゃねぇよ……***、お前、いつもこんな遅ぇの?迎えにこいって連絡しろよ。女ひとりで夜道歩くの危ねぇって、前にも言っただろうが」
キッチンに立つ銀ちゃんは、フリルのついたピンクのエプロンを着ていた。私のエプロンだけど、可愛いものが似合わない私より、銀ちゃんの方がずっと似合っている。お腹ぺこぺこだよ~と言いながらさっそくテーブルにつこうとした私の肩を銀ちゃんがつかんで、くるりと方向転換させた。
「え?え?オムライスは?」
「まだメシできねぇから、先に風呂入ってこいよ***。お前ものっそい疲れた顔してんぞ。干からびた婆さんか、お前はミイラみてぇな婆さんですかぁぁぁ?」
ひどいっ!と言う私の背中をぐいぐい押す銀ちゃんは、少し心配そうな顔をしていた。脱衣所へと追いやられ、湯船にお湯も張ってあったので、そのままお風呂に入った。
「んー!!ほいひぃよ、ひぃんちゃん!ホフライヒュ!」
「あぁっ!?なに言ってっかわかんねぇよ!食ってから言え食ってから!!」
「おいしいよ銀ちゃん、オムライスって言ったの。ありがとう作ってくれて。あとお風呂も沸かしといてくれて。幸せだよぉ~」
あっそ、と答える銀ちゃんと向い合せでご飯を食べる。空腹が我慢できなかった私は、洗った髪も乾かさないままオムライスをほおばった。そんな私を見て銀ちゃんは、時々呆れた顔で笑った。
「オラ、***、こっちこい。いつまでも髪そんままだと風邪ひくぞ」
「んー……」
食後にソファに座ったら急に眠気が襲ってきて、とても自分では髪を乾かせそうにない。まぶたを半分閉じた私を見かねて、銀ちゃんがドライヤーを持ってきた。
ソファに背中をついて床に座った銀ちゃんの足の間に、私は体育座りをする。温かい風と銀ちゃんの大きな手が、後ろから髪をなでた。長い髪をすくように、銀ちゃんの長い指が髪と髪の間をするすると動く。その手つきがとても優しくて、うっとりするほど心地いい。
髪が乾く頃には私の身体からは力が抜けて、銀ちゃんの胸に背中からもたれた。
「***、寝ちまうの?」
「ん~……寝なぁい」
「ぶっ!っんなこと言って、完全に目ぇ閉じてんじゃねぇか。ったく、ガキかよ。しょーがねぇな……」
そう言った銀ちゃんが、私の肩と膝裏に腕を回す。横抱きにすると「よいせ」と言って立ち上がって、寝室へ向かうのが気配で分かった。
「まだ……寝ないよぉー…ぎん、ちゃん……」
「はいはい、よい子はもう寝る時間ですよぉ~。***ちゃんも寝ましょうねぇ。さっさと寝ねぇと干からびたミイラみてぇな婆さんのオバケが来るぞぉ……アレ?それ怖くね?なんか自分で言ってて、銀さん怖くなってきたんだけど……ね、ねぇ***ちゃぁん?起きてる?起きてるよね?オイ、寝たフリすんなよぉ」
銀ちゃんの腕のなかで、瞳を閉じたまま私はくすくすと笑った。背中からベッドに降ろされたけど、温かい銀ちゃんの腕から離れたくない。銀ちゃんの首に腕を回してしがみつくと、「お前はほんとに……」と銀ちゃんは呆れた声で笑った。
私の身体をぎゅっと抱きしめながら、銀ちゃんが耳元でささやいた。
「なぁ、***、オムライスうまかった?」
「んー?……うん、おいしかったよ、すごく」
「風呂入って、気持ちよかった?」
「うん、気持ちよかったよぉ」
「眠くなっちまうほど、髪触られんの、よかった?」
「ぅん……よかったよ、銀ちゃん、ありがと……」
「じゃぁ銀さん、ご褒美もらっていい?」
銀ちゃんに腕をつかまれて首から離される。まぶたを半分開けたら、すぐそこに銀ちゃんの顔があった。ちゅう、と音を立てて唇にキスをされた。
「んっ……」
押し当てられた唇はすぐに離れて、まぶたの上にもキスを落とされる。自然と瞳を閉じた私の、おでこやほっぺ、鼻の頭にもキスをされた。まるで子どもを寝かしつけるように布団に横たえられた。
ああ、お腹がいっぱいで気持ちよくて、銀ちゃんにキスをしてもらって幸せで、もうこのまま眠ってもいいかなぁ……
まるで「そうしろ」と言っているような手つきで、銀ちゃんが私の頭をなでて、もう一度おでこにキスをするのを感じた。そうして少しづつ薄れていく意識の隅で、銀ちゃんが耳元でささやく優しい声が聞こえた。
―――おやすみ、***、お疲れさん―――
-------------------------------------
【火曜日の銀ちゃん】end