銀ちゃんといつも一緒にいる女の子
まいにち♡銀ちゃん
おなまえをどうぞ
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【月曜日の銀ちゃん】
憂鬱な月曜日の朝も、ちゃんと身支度をして、会社へ行く。社会人ですから、と自分に言い聞かせると、ダイニングのテーブルでメイクをはじめた。
しばらくしてベッドから起きてきた銀ちゃんは、いちご柄のパンツ一丁で、頭を掻きながら「ふぁ~あ」と大きなあくびをした。
「んぁ~……アレ、なに***、朝からめかしこんじゃって」
「めかしこんでないよ、会社行く準備!」
早く服着てよ、と言っても、全然意に介さない銀ちゃんのせいで、目をやり場に困る。
ブラシで仕上げのチークをはたいていると、「よっこいせ」と言った銀ちゃんが、椅子の背もたれと私の背中の間に割り込んできて、無理やり座った。
「ちょ……っと銀ちゃん!なんでそこ座るの?狭いよ!メイクできないよぉ!!」
「メイクなんかしなくても***はかわいーから大丈夫だってぇ、そんなんしなくたっていーだろぉー」
私の肩にアゴをのせた銀ちゃんと、鏡越しに目が合う。気が付いたら腰に腕が回っていて、ぎゅう、と締め付けられた。背中に当たる銀ちゃんの素肌が熱くてドキドキしてしまう。
「あ、朝からそんな恥ずかしいこと言わないでよ。ちゃんとお化粧するのは社会人のマナーなの!」
「マナーだかあんだか知らねぇけど、俺の***はすっぴんでも充分べっぴんだし、なんならヨダレ垂らしながら寝てる顔もかわいいし、昨日の夜だって、銀さんの下であんあん言って乱れてる時の顔も最高だっ、グエッッッ!!!」
「このエロエロ天然パーマ!やめてよもぅ!!」
後ろに腕をひいて、銀ちゃんのみぞおちにひじ鉄を食らわす。私の肩に顔を伏せた銀ちゃんが、しばらく唸って苦しんでいた。
そのままメイクを続けていると、不貞腐れた顔で銀ちゃんがこちらを見つめた。
「っんだよ~***、そんなにメイクが大事かよ。ただでさえナンパされねぇか銀さん心配してんのに、会社にまでめかしこんで行かれた日には、たまんねぇんだけど。なに***、お前縛られたいの?もっと束縛されたいの?」
「ナンパなんかされないし!会社で何も起こるわけないでしょ!」
そんなのわかんねぇじゃねぇか、と言いながら銀ちゃんが、私の化粧ポーチから口紅のケースを手に取った。フタを外して中のコーラルピンクの色を見て「オイ、これつけろよ***」と言ったので、私は首を横に振った。
「だめだめ。それは、会社にはつけてかないの」
「へ、なんで?この色いーじゃん、オメー絶対似合うじゃん」
「前につけた時も銀ちゃん同じことゆってた。似合うって。だから会社にはしてかないの。それは銀ちゃんと一緒にいる時しかつけないの。会社の人になんて見せても意味ないもん」
そう言って鏡の中を見ると、銀ちゃんは目じりを下げてデレっとした顔で、嬉しそうにニヤニヤ笑っていた。あ、これはやってしまった、と後悔しても、もう遅い。
「そぉぉぉだよなぁぁぁ、***は銀さんがいちばんだもんなぁぁぁ。銀さんに見せる為に、これ塗るんだもんなぁぁぁ!!!!」
大きな声でそう言うと、私の腰に回した腕にますます力を込める。苦しがっているうちに腰を持ち上げられて、椅子に座り直した銀ちゃんの膝の上に、横抱きにされた。
なぁなぁ一回塗って見せてくれよ、と銀ちゃんが言うので、しょうがないと諦めて口紅を塗った。
「ん、やっぱこの色、***に似合うな……でも、会社にはつけていかせねぇけど」
「え、ぁ、……んっ!」
突然銀ちゃんの唇が、私の唇に重なる。ぎゅっと押し付けて、口紅をこすり取るように横に動いていく。離れた銀ちゃんの唇には、ピンク色が移っていた。
一度離れた後も何度も何度も角度を変えて、キスをされる。その度にどんどん私の唇からピンク色が取れていく。
全部口紅が取れてようやくキスがやみ、ちらっと見上げると銀ちゃんは自分の唇をぺろりと舐めていた。いやらしい目つきでじっと私を見下ろして。
「~~~~~っ!朝からなにするの銀ちゃん!もぉ!!遅刻だよぉぉぉ!!!」
「っんだよ、お前だってうっとりしてたじゃねぇか。***も満更じゃねんだろ。続きは帰ってきたらやってやっから、会社終わったらまたこれつけてこいよ」
荷物を持ってバタバタと玄関から出て行こうとする私に、銀ちゃんがぎゅっと口紅を押し付けた。「馬鹿ッ!」と言いながらもそれを受け取って、飛び出していく。きっとまた夕方、私はその口紅を塗ることになるだろう。
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【月曜日の銀ちゃん】end
♡ラマ様リクエスト♡
シチュエーション:夢主大好きデレデレ銀ちゃん
ラマさん、リクエストありがとうございます!
ご参加くださって、おもちはとっても嬉しかったです。
デレデレな銀ちゃんを書くのは、おもちの初体験です。初体験をラマさんに捧げます!もうちょっとデレが多いほうが良かったかなぁと思ったのですが、どうしても銀ちゃんがかっこよくなってしまいました……ラマさんがおもちの銀ちゃんを気に入って下さるといいのですが。
またいつでもHPに遊びに来てくださいませっ♡お待ちしております(*´˘`*)
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