銀ちゃんの愛する女の子
おいしい牛乳(恋人)
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【(39)せつなさ】
「ふはッ……なっさけねぇ顔すんなって***」
「っんぁ、ぎ、ちゃっ……はぁ、」
———んな、めっさそそる顔で、ごっさ煽ってくんじゃねぇよ~~~!あ~~~、やべぇってマジでェェェ!俺もう無理なんだけど。キスだけで銀さん限界なんですけど。銀さんっつーか銀さんの銀さんが破裂しそーなんですけど、パーンッする寸前なんですけどォォォ!!!
顔では笑ってごまかしても、頭の中にはのっぴきならない声が響いていた。***がくれた拙いキスが忘れられない。だから何度もその唇を求めてしまう。桜色の唇はくりかえし吸い付くと、血色のいい濃い朱色になった。どちらのものか分からない唾液を吸ったら、わずかに血の味した。息苦しそうに目を細めた***が「んはぁっ」と喘いで、濡れたまつ毛が官能的に震える。それをまじまじと見てると、脚の間で硬くなったモノが熱を増す。追いつめられながらも冷静を装い、いたずらっぽく***に話しかけた。
「お前キスだけでよくそんなに感じられるよなぁ。エレベーターでもぶっ倒れそうだったし……そんなに好きかよ俺とチューすんの」
「~~~~っ、だ、だって銀ちゃん、がっ、いっぱい、するから、くるしっ」
「いっぱいされて嬉しいくせに。自分からチューチュー吸い付いて、もっとしてぇっておねだりしたくせにぃ。んな必死にねだんなくても、お前が気持ちいことたんまりしてやっから、安心しろよ***〜〜〜」
「そ、そんなっ、ぅわぁあっ……!?」
***の汗ばんだ腹から胸へ、銀時の手が舐めるように上っていく。組み敷いた小さな身体は、まだ少しこわばっていた。抵抗こそしないが緊張した両手がシーツを強くつかみ、***は恐々と横たわっている。ショーツだけのなめらかな白い肌は、どこに触れても手に吸いつくよう。苦しそうな呼吸に合わせて上下する乳房は、銀時の唾液で光っていた。手のひらで胸の膨らみを包むとやはりしなやかで心地よい。ふにふにと揉みしだいた手を、止められなくなった。
「あ、んっ……!」
「なぁなぁ、前から思ってたけど***のおっぱいって、ちいせぇけどやーらけぇのなぁ~……なんてーの、こう肉まん?いやマシュマロ?みてぇな感じでさぁ」
「んん、な、に言っ、てっ、」
「ほら、こーやってもみもみすっとさ、指の間からちょぉ~っとだけはみ出てくんだろ?こーやってくっつけるとめっさやらけぇ~……あ、何これ、マジで気持ちいいわ、やべぇ」
「や、あっ!ぎ、んちゃ、や、やだぁあ!」
両手で乳房を寄せて、その間に顔をうずめた。包みこむ柔らかさにほっぺたをすりすりとこすりつける。
う~ん、と恍惚する銀色の頭を、真っ赤になった***がぽかぽかと叩いた。
ふんわりした胸は女らしいのに、きめ細かい白い肌は汚れなくて、赤ん坊のようだ。その素肌が欲しくてたまらなくて、どんなに頭を叩かれても銀時はそこから顔を離さない。ふくらみの先端の色づく突起を、親指と人差し指でつまんだ。もう一方の先端にも軽く歯を立ててやれば、予想どおりに甘い声が上がった。
「んゃっ、ひ、ぁあッん、っ!」
「ここ触るとほんっといい声出すよなぁー……っつーか、***のおっぱいさぁ、デカくはなってねぇけど感度はすげぇ上がってね?うなぎのぼりじゃね?最初っから敏感だとは思ってたけど、今じゃすこーし揉んだり乳首いじるだけで、飛びはねちまうもんなぁ」
「ち、ちが、んぁ、はぁぅッ、~~~~っ!!」
「違くねぇって、なぁ好きなんだろ***~?銀さんにおっぱい触られんの。好きって言えよ、なぁ」
イヤイヤと背けた***の顔を、長い黒髪が隠した。感じている表情こそ見たいのに、それを隠されては口惜しい。乳房を愛撫しながら身を起こして顔を寄せる。唇に吸い付いてぐいっと***を前に向かせた。はぁ、と息継ぎのように開いた小さな口を、銀時の唇がすべて覆いつくした。ためらいなく奥まで舌を入れて、小さな舌を根元から絡めとっていく。うっとりと涙ぐんだ***の瞳が「気持ちいい、銀ちゃん、好き」という視線を寄こすから、背筋から腰までぞくぞくと震えた。
———言葉なんざ要らねぇか。***は馬鹿正直だから、目ぇ見ただけで分かっちまう。俺が好きで好きで仕方がねぇって。恥ずかしがったって、触られると気持ちよくて抗えねぇのも、ぜんぶ丸わかりだっつーの……
「ぎ、んちゃ、ん……ったしだけ、ゎ、私だけ、なの、恥ずかし、からっ……その、ぎ、銀ちゃんも、あの、あぅッ、~~~~ッ」
「あー?あぁ、はいはい」
深いキスで***は息切れしながら、すがりつくようにつかんでいた銀時のシャツの胸元を、くいくいと引っ張った。私だけ裸なのが恥ずかしい、だから銀ちゃんも脱いで欲しい。と言うことにすら照れてしまう姿はあまりにいじらしい。その恥じらう表情がもっと見たくて、銀時はニヤつきながら意地悪に言った。
「ん、じゃー、脱がせて」
「え?」
「え?じゃねーよ。***が脱がせろっつってんの」
「わっ、私が……!?」
細い腕を引いて起き上がらせる。ベッドの上で向かい合って座り、ホラとその手を導いたのは腰の帯。***は口をあわあわとさせたが、自分から言い出した事だから拒めない。ぎこちなく帯を解いたが、ベルトは外し方が分からず銀時が自分で取った。着流しを脱ぐと再び***の両手をつかんで、黒いシャツの裾に引き寄せた。
「脱がせて、***」
「っっ………、」
誘うようにわざと低い声で囁けば、***は首まで真っ赤になった。震える指先は少しだけさまよったが、ぎゅっと唇を噛むとシャツをつかんだ。裾を持ち上げられた服が裏返しに脱げていく。銀時の両腕と頭を通り抜けると、筋肉質な身体が露わになった。中身を失った黒いシャツが***の胸に落ちる。何度も見たことがあるくせに、直視できない黒目がおろおろと泳いでいた。
「うぅっ……ぎ、銀ちゃん」
「んだよ、お前が脱げっつったんだろーが」
「そ、それはそうだけどっ」
「んじゃ、触ってみ」
「へっ、さ、触るって、あ……っ!」
小さな手を銀時は自分の胸に押し当てた。ふわふわした***の手のひらが、硬い筋肉の上を滑っていく。凛々しい胸に押し付けられた5本の指は肩と鎖骨へ、そして首へと移動した。たくましい上半身はじっとり汗ばんで熱い。されるがままの***が眉を八の字に下げて戸惑っていた。その小さな胸の谷間に銀時も手を押し当てる。激しく打つ心臓の鼓動が、手のひらまでドンドンと叩いた。
「めっさバクバク言ってる。大丈夫か***、お前これ破裂しそーだぞ。おい、これいったん抑えろって、このままだとパーンってすんぞ!?心臓パーンだぞ!?そーゆースプラッター的なの銀さん無理なんですけどぉ!?」
「お、抑えるなんてムリですよ!初めてだから、き、緊張しちゃって、」
「あー……そりゃァ俺も一緒だわ」
「え、な、なに……っ!?」
首に触れる***の手を動かして、ぶ厚い胸の真ん中に押し当てた。抑えつけた小さな手のひらの下で、銀時の心臓が鼓動する。それはいつもより強く、ドクドク打つほどに速まっていく。その高鳴る心音は緊張の証だった。ぽかんとした***が、頭の上に「?」マークを浮かべて、なぜ?という目をした。
「ど、して?だって銀ちゃんは……は、初めてじゃ」
「初めてだよ」
「っ……ぅ、うそっ、」
「嘘じゃねぇ……女と寝んのに半年も我慢したのも、我慢してもしきれねぇくらい触りたい女と出会ったのも、こんなに心底惚れて好きんなった女を、ようやく抱けんのも……俺ァ初めてだ」
「っっ……!!!」
大きな瞳が驚きで見開かれた。喜びを感じた時、***はふにゃふにゃ笑うか、泣きそうになるかどっちかだ。そして銀時の期待どおり、涙をこらえた***は眉間にシワをよせて「ぅ、嬉しい」とつぶやいた。
銀時が「ぶっ」と吹き出すと同時に、細い腕がするりと背中に回った。小さな頭が胸に飛び込んできて、ぎゅうっと抱きついてくる。なにも隔てない素肌同士が触れ合って温かい。硬い腹筋に柔らかい乳房がむにゅっと押し当てられた。
「っつーことで……***もこれ脱いじまおうな」
「へっ!?あ、ちょ、待っ……ぎゃあぁッ!!」
身を乗り出して抱きかかえたままの***を押し倒す。小さなショーツに手をかけたら、さして力を入れなくてもするんと滑って、ちんまりした尻が露わになった。
閉じようとする脚に、ひざを割り入れた。引き下ろしたイチゴ柄のショーツが片脚だけ脱げて、くるりとねじれて***の足首に絡みつく。その光景は煽情的で、銀時はノドをごくっと鳴らした。下着を剥ぎとった場所に今すぐ触れたい気持ちをぐっとこらえる。ひざ裏から内ももをゆっくりなぞって脚を開いたら、***の顔が燃えるような朱色に染まった。目に涙を溜めて「やっ」と声を上げる。太ももの奥へ進めた指が、ぬるついた熱をとらえて、銀時は***が泣きそうな理由を知った。
「ははっ……めっさ濡れてる。オイオイ***、ごっさびちゃびちゃじゃねぇか。え、もしかして銀さんの裸見ただけで、こんな濡れちまうの?すっげぇヤル気満々じゃん。イヤイヤ言っても期待してんだろ。ったく、世話の焼ける子だよオメーはぁ」
「っ……、あぁ、んッ、ちがぅ、ぅぁあッ」
「なに?何がちげぇの?あ、裸見る前から濡れてた?ま、そらそーか、お前がセックスしてぇって言ったんだもんな。なぁ、いつからこんな濡らしてたんだよ***?俺のこと誘った時からもう濡れてたぁ?」
「や、ま、って指、だめぇっ、ぁ、あッ———!」
愛液にまみれたそこを指先で探ると、くちゅくちゅと水音が響いた。膝を折って開脚させたら、***は口をぱくぱくとさせて、銀時の肩を押し返そうとした。
恥ずかしい所を見られたくないのは分かるが、その願いをかなえる気は毛頭ない。透明のしずくをトロリと流す秘部を、骨ばった指でそっとなぞる。濡れた桃色の薄いひだが、指に柔らかくまとわりついた。蜜液をすくいあげて、割れ目になすりつけながら後ろから前へと何度も往復させた。
「そ~んなだらしねぇ顔でダメっつっても、ぜんっぜん説得力ねぇよ***ー……それに指でちゃんと慣らしてやんねぇと、銀さんの入れらんねぇだろーが。ちょっとくらい我慢しろって」
「っ、ぁッ、ぎ、っちゃぁ……み、見ちゃ、やだぁっ!!」
ぱかっと開いて倒した膝を腕で押さえて、指は濡れそぼった場所に添える。花びらを開かれた秘部に顔を近づけると、ピンク色の濡れた穴がひくひくといやらしく震えていた。とろとろとよだれを垂らす所に、ふっと息を吹きかけたら***の腰がびくびくっと跳ねた。
「ひゃっ、ぁあ……ッ!」
「いつのまにこんなやらしい子になったんだよ***~。教えた以上に成長されっと、銀さん困るんですけどぉ」
「やっ、んんぅっ———、」
「どっろどろの顔でヨダレ垂らしてると思ったら、こっちもトロットロで卑猥な汁ダラダラ垂らしてんだから、たまんねぇっつーの」
「~~~~~ッ、ぎん、ちゃっ、だ、めっ……そ、そこで、しゃべ、んなっ、でぇ……っ!」
「ま~た溢れてきやがった。触ってもねぇのに……あ゛ー……、もぉ無理、我慢できねぇ、食いてぇ」
「ひっ……!?やぁあッ、ぁあんんッ!!」
ひくつく小さな割れ目にぱくっと食いついて、濡れた恥部のすべてを銀時の熱い唇が覆った。石鹸の清潔な香りを吸い込み、愛液のいやらしい味を舌で転がすと***のつま先がピンと反った。唾液と蜜液をまとった舌を、くにゅくにゅと蜜口に押し付ける。蜜壺にほんの少しだけ挿し込んだ舌先を、たまらないほど甘く締め付けられた。
「はぁッ——、ぁあっんぅ、ひゃ、ぁあっ……!」
「うめぇよ、***、もっと奥まで食わせて」
「っっ……!ぃ、い、れちゃ、やぁんッ……!!」
***のそこは指で開くにはまだ狭かった。しかし、ぬるついた舌ならたやすく受け入れる。くにゅん、と入った舌先を締めつけるナカは沸騰しそうなほど熱くて、今日はじめて触れた粘膜はまだほぐれていなかった。
痛がってはない***の様子を探りつつ、舌をぐねぐねと左右に揺らしながら、さらに奥を目指した。差し込んだ舌はそのままに、押し当てた唇で蜜口を強く吸ったら、じゅるるっと大きな音が鳴った。
「っ、んぁああッ……———!!」
浮き上がって逃げようとする***の腰を、両手でつかんで引き戻す。力ない手が銀時の頭を押して離そうとするので、もっと強く吸いついた。割れ目の上で膨らみかけた小さな芽を、銀時の鼻先がかすめたら「ひゃぁあッ!」と高い嬌声が上がった。
「っ、は……すげぇな***、吸っても吸っても止まんねぇ、舐めれば舐めるほど、ヨダレが溢れてくんじゃねぇかよぉー……」
「~~~っも、もぉ、舐め、ちゃ、や、ぁッ……」
「んなこと言ってもナカは正直だな。俺の舌ァ引きちぎる勢いで喜んでるし、お前すっげぇ感じてるし、もっとして欲しがってるよーにしか見えねぇしぃ~」
「なっ、ゃ、やあぁッ———、ん゛ぁあっ!」
蜜口から溢れる恥ずかしい液体が、尻の後ろの更にその下のシーツにまで染みを作っていた。べろりと愛液をすくい上げた舌を、もう一度挿入する。舌を突き出せる限界まで奥へと進み、滑りよく出たり入ったりを繰り返す。ナカを愛撫するのと同時に、少し上の所で震える敏感な突起を、親指でくるくると撫でまわした。っっ、と息を飲んだ***の身体に力が入る。びくんっとひときわ派手に痙攣した太ももが、抑えつける銀時の手を跳ねのけた。銀髪頭を挟むように膝がぎゅっと閉じた後、がくん、と脱力した。
「~~~~~ッあぁあ!ぎ、ぁ、ふぁあっん———、」
「ん……***、イった?」
名残惜しみながらも、銀時は***のそこから顔を上げた。こきざみに全身を震わせているのを見下ろして問いかけたが、果てたばかりの***は返事もできない。
甘く荒い吐息をこぼす半開きの口に、中指を差し入れる。「んむっ!?」と言って驚く***の熱い舌に、指全体をこすりつけて唾液をまとわせた。水をかき混ぜるようにぐるぐると回してから引き抜くと、***の唇と銀時の指の間に透明の糸が引いた。
「はぁ、っ、ぎ、んひゃっ……?」
「ほら見ろよ、***のヨダレまみれの指。イったばっかでビクビクしてるココに入れて、もっと良くしてやっから、力抜いてろ」
「っっ!!も、もぉだいじょうぶ、も、慣れたからっ……あ、ゃ、やだ、銀ちゃっ、もぉ触らなくてい、ッ……ふぁああッ!!」
ふるふると首を振って、***は銀時の手首をつかんだ。それをふり払って、たっぷりと唾液をまとった指を濡れた蜜口に押し付けると、指先がつぷんっと入りこむ。溶けそうなほど熱くて、入れる前から激しくうねっていたそこは、硬い指先を柔らかくぎゅうっと包んだ。
一度達したばかりで、いつもより数倍感じやすい。その証拠に***はがくがくと震えながら、背筋を弓なりに反らせた。
「んん゛ぁあッ、っっ、や、ひぁあッ、」
「指入った、***、気持ちいい?」
「やぁあん、~~~~っ、ま、って、ぅ、ごかさな、でぇ!」
「俺は動かしてねぇよ。お前んナカがひくひく言って、勝手に飲み込んじまうんだって。なぁ分かる、俺の指、気持ちいいんだろ?こーやってゆっくり入れたり出したりすんの、お前好きだもんなぁ?」
「っっ、は、ぁ、っぎ、ちゃぁッ———!」
ぐちゅりと淫らな音を立てて、少しずつ指を進めていく。舌で濡らして馴染ませた秘部が、長い指を受け入れていく。いつもなら緊張で四肢を強張らせる***が、今はくったりと横たわっている。痙攣する両ひざをつかんで脚を大きく開いても抗わない。むしろくびれの綺麗な白い腰が、ぎこちなく揺れて「もっと奥に来て」と求めているようにすら見えた。
表情を見られたくないのか、***は両手で顔を覆っていた。指の間から見える唇が唾液で光るのが、うまそうでしゃぶりつきたい。黒髪の隙間からのぞく色づいた耳たぶが、さくらんぼのようで噛みつきたい。
「***、顔見せろ」
「やぁあッ……!!」
蜜壺の奥を目指す指の動きは止めずに、もう一方の手で***の腕を顔の前からのけた。熱にうなされるように真っ赤なほっぺた。とろんとした瞳は涙で潤んでいた。ユラユラする黒目は、快感と羞恥心の間で迷っている。気持ちいいけど恥ずかしい。そう言っている気まずそうな瞳と見つめ合って銀時は、あともう少しだ、と内心思った。
———あと、もう少しで、***は堕ちる
いくら恥ずかしがっても***は、銀時が本気で求めればどんなことにも応える。どんな言葉だって銀時が聞きたいとねだれば、***は必ず言ってくれる。快感に溺れろと命じれば、他の誰にも見せたことのない姿で乱れてみせる。男を知らない無垢な身体に半年かけて叩きこんだことは、たしかに***に刻み込まれた。そして艶やかな女になった***を思いどおりにできることが、銀時の幼稚な支配欲を満たして何度も喜ばせる。
「な、気持ちいいって言って***、俺の指好きって」
「っっ……ぃ、ひぁッ……き、もち、ぃっ、ぎ、ちゃぁ……す、好きぃ、だ、だいすき、ぃぁあんッ———!!」
「はっ、えっろぉ~~~……っとに、たまんねぇ」
舌ったらずに喘ぎながら「好き」と言われるのは劇薬だ。鼓膜と脳を甘く震わせた声が、背骨を真っ二つに裂くような威力で駆けぬけ、たどりついた下腹部の奥で発火して熱を生んだ。股の間でそり返っているモノが一段と、質量を増して大きくなる。悔しまぎれに銀時は、***の脚の間に再び顔を埋めた。指を根元までくわえる小さな口から、したたる熱い雫に舌を這わせて甘い蜜をごっくんと飲んだ。
「ひぁああッん!ぎ、んちゃぁ、も、恥ずかしぃっ、」
「ん、けど、好きなんだろ、ここ舐められんの」
「っ……、ぁ、んぁっ、は、ぅぁあッ!」
十分に湿ってほどけた蜜口の中を長い指が行き来する。さっきよりも速く、そして深く。元から感じやすい膣内の特に敏感なところはとっくに知ってる。入り口近くのざらついた部分に太い指先をぐりっと押し込むと、***の腰が浮き上がった。「んんんっ!」という悲鳴のような声と共に、背中から首までが弓なりにしなって***はもう一度果てた。とめどなく溢れた蜜汁が指の動きに合わせて、じゅぶじゅぶっと大きな音を立てる。絶頂のさなかも愛撫を止めずに、銀時は割れ目の上の赤い突起に口づけた。
「んぁああッ———!ひ、ゃッ、め、だめぇっ、~~~~っそ、そこ、す、吸っちゃ、めぇっ……!!」
木苺のようにぷっくりした小さな粒は、ちゅうっと吸うとさらに硬さを増して膨らんだ。唇で優しく挟んで舌先でツンツンとつつくと、***の浮き上がった腰が逃げようとする。爪が食い込むほど強く尻をつかんで引き戻したら、挿し入れた指が奥まった所を刺激した。熱く締めつける膣内が激しく痙攣するのを指に感じながら、銀時は膨らんだ突起に軽く歯を立てて噛んだ。
「ん゛ぅあっ———!~~~~ッ!!」
快感の頂上に何度も追いやられて、***は息も絶え絶えになる。ぼんやりと宙を仰ぐ瞳から、生理的な涙がぼたぼたと溢れた。指を引き抜くと、ちゅぷんと卑猥な音が立った。「んっ」と眉を寄せた***に顔を寄せて、愛液まみれの唇で口づけた。
「はぁ、ぁ、ぁぁ……ぎ……ちゃ、ぁん」
「***のいやらしい味、すんだろ」
唇をくっつけたまま笑って舌を絡めたら、卑猥な味が***の口に移った。かぁっと赤くなった顔があまりの恥ずかしさに歪む。その表情すらたまらなく淫らで、銀時は早く挿れたくて仕方がない。指じゃ届かないもっと奥深くまで。その瞬間を想像してぶるっと震えた腰を、***の太ももに押し当てた。立ち上がった熱いモノの先端を、ズボン越しにぐりぐりとこすりつける。
だが、もう少し慣らしてやらないと。そう思って2本に増やした指を、濡れそぼった膣口に添えた。中指と人差し指のそろえた指先が割れ目を開こうとした瞬間、ハッとした***が銀時の手首をつかんで引き離した。
「っっ……ぎ、銀ちゃん、もう、いいですっ!」
「あ゛ぁ?な~に言ってんだよ***、止めんなって」
「も、もぉ、いいの、銀ちゃん、私もう慣れたから、もう大丈夫だからっ!」
「大丈夫じゃねーよバカ、こんままじゃこないだみてーに入んねぇって。痛ぇ思いすんのお前なんだぞ、ちっとは辛抱しろよ」
「だ、だって、私っ、も、もうっ……、」
言いよどんだ***の顔は、プシューッと蒸気が上がりそうなほど赤かった。困り果ててながらも、銀時の手をほっぺたに引き寄せる。愛液まみれの長い指に黒髪がまとわりついた。いやらしい香りが鼻をかすめて***は「うぅっ」と唇を噛んだ。長く迷ったすえにようやく言い放ったのは、銀時の予期しない言葉だった。
「ほ、しぃっ……ゎ、私、銀ちゃんに入ってきてほしい……入りたいって思ってるの銀ちゃんだけじゃないです。私も、銀ちゃんが、ほしいの……」
「なっ……!!!」
唖然とした銀時を、羞恥心で泣きそうになりながら***が見上げた。澄んだ瞳はいつだって嘘ひとつなく真っ直ぐだ。とっくに切羽詰まっていた銀時は「痛くてもやめねーぞ」と早口で言った。余裕なくかすれた声が我ながら情けない。「うん」とうなずく***の方が、よっぽど落ち着いているように思えた。
「チッ……ったくよォ、人が優しくしてやってんのに、お前はなんつーこと言いやがんだ。これだからガキは……***のせーだからね?ほんとはもっと時間かけて、銀さんできるからね?がっつきすぎて童貞みたいとか思うなよマジでぇ!」
「そ、そんなこと思わないよ、銀ちゃんの馬鹿!」
ゴソゴソとせわしなくジッパーを下げた。トランクスごとズボンを脱ぎ捨てる。四つん這いの銀時の下で横たわる***が、一瞬うつむいてソレを目にして「あわわ」と青ざめた。今さらそんな顔したって、もう遅い。痛いだろうが耐えてくれ。できる限りゆっくりしてやるから。そんなことをとりとめなく考えながら、銀時はクッションをつかんで***の頭の下に敷いてやった。さらに手を伸ばしたのはサイドテーブル。そこに並んだ小さな四角い包みをひとつ取り、ビリッと封を破る。しかし、急に伸びてきた***の手が銀時の手をつかんで止めた。
「いらない……銀ちゃん、それ……つけないで」
「………………………………………………は?」
突然のことに、頭が真っ白になった。言われたことの意味が理解できなくて、銀時は口をあんぐりとさせる。ピタッと止まった手からコンドームの包みを***が静かに取り上げた。震える手がそれをベッドから落とすのを、銀時はぼんやりと見ていた。青ざめた***が何かを決意した顔になって、蚊の鳴くような声で囁いた。
「私、銀ちゃんに……銀ちゃんの全部に、触りたい」
「~~~~~ッ、ば、馬鹿はどっちだコノヤロォォォ!!!!!」
挿れる前に、あわや射精するとこだった。腹筋やら背筋やら、全身に力を入れて必死に耐えた。身を投げ出した***は心の底から銀時を求めている。愛する女と繋がる瞬間をずっと待ち望んできた。半年も願い続けた念願の機会なのに、なぜか銀時は切なかった。
溜息をついた銀時の首に、***の腕がするりと回った。ふっくらした赤い唇が「銀ちゃん」と動くのを至近距離で見る。情けなく「うぐっ」と唸って、銀時は***のひざを持ち上げる。もういい、もう知らねぇ、もう我慢なんてしてやんねぇ。腰をずいっと進めた瞬間、胸の切なさのワケが分かって銀時は笑いたくなった。
———挿れちまったら、***はもう、何も知らねぇ女じゃなくなるのが怖ぇのか俺ァ……人のこと言えねぇくらい俺だって大馬鹿だ。テメェでテメェの女育てて、その女が変わっちまうことに怖気づくなんざ、情けねぇにもほどがあらぁ。初めてだろうがそうじゃなかろうが***は一生、俺しか知らねぇ女だっつーの!!!
あっ、と開いた***の唇がわなないた。ぎゅうっと目を閉じて怯えている***に何か言ってやりたいが、そんな余裕はなかった。儚げに震える身体を、銀時は必死で抱きしめる。
絶対に逃がさない。もう二度と離さない。もっとずっと奥に、強く深く自分を刻み込むまでは。
(そう求めるのは自分だけじゃないと知ったから)
-----------------------------------------------
【(39)せつなさ】end
"Room No.1010" (2)
予期せぬ愛に自由を奪われた
☆指定年齢に満たない方はご遠慮ください
☆性的描写を含むため、苦手な方はお戻りください
【(39)せつなさ】
「ふはッ……なっさけねぇ顔すんなって***」
「っんぁ、ぎ、ちゃっ……はぁ、」
———んな、めっさそそる顔で、ごっさ煽ってくんじゃねぇよ~~~!あ~~~、やべぇってマジでェェェ!俺もう無理なんだけど。キスだけで銀さん限界なんですけど。銀さんっつーか銀さんの銀さんが破裂しそーなんですけど、パーンッする寸前なんですけどォォォ!!!
顔では笑ってごまかしても、頭の中にはのっぴきならない声が響いていた。***がくれた拙いキスが忘れられない。だから何度もその唇を求めてしまう。桜色の唇はくりかえし吸い付くと、血色のいい濃い朱色になった。どちらのものか分からない唾液を吸ったら、わずかに血の味した。息苦しそうに目を細めた***が「んはぁっ」と喘いで、濡れたまつ毛が官能的に震える。それをまじまじと見てると、脚の間で硬くなったモノが熱を増す。追いつめられながらも冷静を装い、いたずらっぽく***に話しかけた。
「お前キスだけでよくそんなに感じられるよなぁ。エレベーターでもぶっ倒れそうだったし……そんなに好きかよ俺とチューすんの」
「~~~~っ、だ、だって銀ちゃん、がっ、いっぱい、するから、くるしっ」
「いっぱいされて嬉しいくせに。自分からチューチュー吸い付いて、もっとしてぇっておねだりしたくせにぃ。んな必死にねだんなくても、お前が気持ちいことたんまりしてやっから、安心しろよ***〜〜〜」
「そ、そんなっ、ぅわぁあっ……!?」
***の汗ばんだ腹から胸へ、銀時の手が舐めるように上っていく。組み敷いた小さな身体は、まだ少しこわばっていた。抵抗こそしないが緊張した両手がシーツを強くつかみ、***は恐々と横たわっている。ショーツだけのなめらかな白い肌は、どこに触れても手に吸いつくよう。苦しそうな呼吸に合わせて上下する乳房は、銀時の唾液で光っていた。手のひらで胸の膨らみを包むとやはりしなやかで心地よい。ふにふにと揉みしだいた手を、止められなくなった。
「あ、んっ……!」
「なぁなぁ、前から思ってたけど***のおっぱいって、ちいせぇけどやーらけぇのなぁ~……なんてーの、こう肉まん?いやマシュマロ?みてぇな感じでさぁ」
「んん、な、に言っ、てっ、」
「ほら、こーやってもみもみすっとさ、指の間からちょぉ~っとだけはみ出てくんだろ?こーやってくっつけるとめっさやらけぇ~……あ、何これ、マジで気持ちいいわ、やべぇ」
「や、あっ!ぎ、んちゃ、や、やだぁあ!」
両手で乳房を寄せて、その間に顔をうずめた。包みこむ柔らかさにほっぺたをすりすりとこすりつける。
う~ん、と恍惚する銀色の頭を、真っ赤になった***がぽかぽかと叩いた。
ふんわりした胸は女らしいのに、きめ細かい白い肌は汚れなくて、赤ん坊のようだ。その素肌が欲しくてたまらなくて、どんなに頭を叩かれても銀時はそこから顔を離さない。ふくらみの先端の色づく突起を、親指と人差し指でつまんだ。もう一方の先端にも軽く歯を立ててやれば、予想どおりに甘い声が上がった。
「んゃっ、ひ、ぁあッん、っ!」
「ここ触るとほんっといい声出すよなぁー……っつーか、***のおっぱいさぁ、デカくはなってねぇけど感度はすげぇ上がってね?うなぎのぼりじゃね?最初っから敏感だとは思ってたけど、今じゃすこーし揉んだり乳首いじるだけで、飛びはねちまうもんなぁ」
「ち、ちが、んぁ、はぁぅッ、~~~~っ!!」
「違くねぇって、なぁ好きなんだろ***~?銀さんにおっぱい触られんの。好きって言えよ、なぁ」
イヤイヤと背けた***の顔を、長い黒髪が隠した。感じている表情こそ見たいのに、それを隠されては口惜しい。乳房を愛撫しながら身を起こして顔を寄せる。唇に吸い付いてぐいっと***を前に向かせた。はぁ、と息継ぎのように開いた小さな口を、銀時の唇がすべて覆いつくした。ためらいなく奥まで舌を入れて、小さな舌を根元から絡めとっていく。うっとりと涙ぐんだ***の瞳が「気持ちいい、銀ちゃん、好き」という視線を寄こすから、背筋から腰までぞくぞくと震えた。
———言葉なんざ要らねぇか。***は馬鹿正直だから、目ぇ見ただけで分かっちまう。俺が好きで好きで仕方がねぇって。恥ずかしがったって、触られると気持ちよくて抗えねぇのも、ぜんぶ丸わかりだっつーの……
「ぎ、んちゃ、ん……ったしだけ、ゎ、私だけ、なの、恥ずかし、からっ……その、ぎ、銀ちゃんも、あの、あぅッ、~~~~ッ」
「あー?あぁ、はいはい」
深いキスで***は息切れしながら、すがりつくようにつかんでいた銀時のシャツの胸元を、くいくいと引っ張った。私だけ裸なのが恥ずかしい、だから銀ちゃんも脱いで欲しい。と言うことにすら照れてしまう姿はあまりにいじらしい。その恥じらう表情がもっと見たくて、銀時はニヤつきながら意地悪に言った。
「ん、じゃー、脱がせて」
「え?」
「え?じゃねーよ。***が脱がせろっつってんの」
「わっ、私が……!?」
細い腕を引いて起き上がらせる。ベッドの上で向かい合って座り、ホラとその手を導いたのは腰の帯。***は口をあわあわとさせたが、自分から言い出した事だから拒めない。ぎこちなく帯を解いたが、ベルトは外し方が分からず銀時が自分で取った。着流しを脱ぐと再び***の両手をつかんで、黒いシャツの裾に引き寄せた。
「脱がせて、***」
「っっ………、」
誘うようにわざと低い声で囁けば、***は首まで真っ赤になった。震える指先は少しだけさまよったが、ぎゅっと唇を噛むとシャツをつかんだ。裾を持ち上げられた服が裏返しに脱げていく。銀時の両腕と頭を通り抜けると、筋肉質な身体が露わになった。中身を失った黒いシャツが***の胸に落ちる。何度も見たことがあるくせに、直視できない黒目がおろおろと泳いでいた。
「うぅっ……ぎ、銀ちゃん」
「んだよ、お前が脱げっつったんだろーが」
「そ、それはそうだけどっ」
「んじゃ、触ってみ」
「へっ、さ、触るって、あ……っ!」
小さな手を銀時は自分の胸に押し当てた。ふわふわした***の手のひらが、硬い筋肉の上を滑っていく。凛々しい胸に押し付けられた5本の指は肩と鎖骨へ、そして首へと移動した。たくましい上半身はじっとり汗ばんで熱い。されるがままの***が眉を八の字に下げて戸惑っていた。その小さな胸の谷間に銀時も手を押し当てる。激しく打つ心臓の鼓動が、手のひらまでドンドンと叩いた。
「めっさバクバク言ってる。大丈夫か***、お前これ破裂しそーだぞ。おい、これいったん抑えろって、このままだとパーンってすんぞ!?心臓パーンだぞ!?そーゆースプラッター的なの銀さん無理なんですけどぉ!?」
「お、抑えるなんてムリですよ!初めてだから、き、緊張しちゃって、」
「あー……そりゃァ俺も一緒だわ」
「え、な、なに……っ!?」
首に触れる***の手を動かして、ぶ厚い胸の真ん中に押し当てた。抑えつけた小さな手のひらの下で、銀時の心臓が鼓動する。それはいつもより強く、ドクドク打つほどに速まっていく。その高鳴る心音は緊張の証だった。ぽかんとした***が、頭の上に「?」マークを浮かべて、なぜ?という目をした。
「ど、して?だって銀ちゃんは……は、初めてじゃ」
「初めてだよ」
「っ……ぅ、うそっ、」
「嘘じゃねぇ……女と寝んのに半年も我慢したのも、我慢してもしきれねぇくらい触りたい女と出会ったのも、こんなに心底惚れて好きんなった女を、ようやく抱けんのも……俺ァ初めてだ」
「っっ……!!!」
大きな瞳が驚きで見開かれた。喜びを感じた時、***はふにゃふにゃ笑うか、泣きそうになるかどっちかだ。そして銀時の期待どおり、涙をこらえた***は眉間にシワをよせて「ぅ、嬉しい」とつぶやいた。
銀時が「ぶっ」と吹き出すと同時に、細い腕がするりと背中に回った。小さな頭が胸に飛び込んできて、ぎゅうっと抱きついてくる。なにも隔てない素肌同士が触れ合って温かい。硬い腹筋に柔らかい乳房がむにゅっと押し当てられた。
「っつーことで……***もこれ脱いじまおうな」
「へっ!?あ、ちょ、待っ……ぎゃあぁッ!!」
身を乗り出して抱きかかえたままの***を押し倒す。小さなショーツに手をかけたら、さして力を入れなくてもするんと滑って、ちんまりした尻が露わになった。
閉じようとする脚に、ひざを割り入れた。引き下ろしたイチゴ柄のショーツが片脚だけ脱げて、くるりとねじれて***の足首に絡みつく。その光景は煽情的で、銀時はノドをごくっと鳴らした。下着を剥ぎとった場所に今すぐ触れたい気持ちをぐっとこらえる。ひざ裏から内ももをゆっくりなぞって脚を開いたら、***の顔が燃えるような朱色に染まった。目に涙を溜めて「やっ」と声を上げる。太ももの奥へ進めた指が、ぬるついた熱をとらえて、銀時は***が泣きそうな理由を知った。
「ははっ……めっさ濡れてる。オイオイ***、ごっさびちゃびちゃじゃねぇか。え、もしかして銀さんの裸見ただけで、こんな濡れちまうの?すっげぇヤル気満々じゃん。イヤイヤ言っても期待してんだろ。ったく、世話の焼ける子だよオメーはぁ」
「っ……、あぁ、んッ、ちがぅ、ぅぁあッ」
「なに?何がちげぇの?あ、裸見る前から濡れてた?ま、そらそーか、お前がセックスしてぇって言ったんだもんな。なぁ、いつからこんな濡らしてたんだよ***?俺のこと誘った時からもう濡れてたぁ?」
「や、ま、って指、だめぇっ、ぁ、あッ———!」
愛液にまみれたそこを指先で探ると、くちゅくちゅと水音が響いた。膝を折って開脚させたら、***は口をぱくぱくとさせて、銀時の肩を押し返そうとした。
恥ずかしい所を見られたくないのは分かるが、その願いをかなえる気は毛頭ない。透明のしずくをトロリと流す秘部を、骨ばった指でそっとなぞる。濡れた桃色の薄いひだが、指に柔らかくまとわりついた。蜜液をすくいあげて、割れ目になすりつけながら後ろから前へと何度も往復させた。
「そ~んなだらしねぇ顔でダメっつっても、ぜんっぜん説得力ねぇよ***ー……それに指でちゃんと慣らしてやんねぇと、銀さんの入れらんねぇだろーが。ちょっとくらい我慢しろって」
「っ、ぁッ、ぎ、っちゃぁ……み、見ちゃ、やだぁっ!!」
ぱかっと開いて倒した膝を腕で押さえて、指は濡れそぼった場所に添える。花びらを開かれた秘部に顔を近づけると、ピンク色の濡れた穴がひくひくといやらしく震えていた。とろとろとよだれを垂らす所に、ふっと息を吹きかけたら***の腰がびくびくっと跳ねた。
「ひゃっ、ぁあ……ッ!」
「いつのまにこんなやらしい子になったんだよ***~。教えた以上に成長されっと、銀さん困るんですけどぉ」
「やっ、んんぅっ———、」
「どっろどろの顔でヨダレ垂らしてると思ったら、こっちもトロットロで卑猥な汁ダラダラ垂らしてんだから、たまんねぇっつーの」
「~~~~~ッ、ぎん、ちゃっ、だ、めっ……そ、そこで、しゃべ、んなっ、でぇ……っ!」
「ま~た溢れてきやがった。触ってもねぇのに……あ゛ー……、もぉ無理、我慢できねぇ、食いてぇ」
「ひっ……!?やぁあッ、ぁあんんッ!!」
ひくつく小さな割れ目にぱくっと食いついて、濡れた恥部のすべてを銀時の熱い唇が覆った。石鹸の清潔な香りを吸い込み、愛液のいやらしい味を舌で転がすと***のつま先がピンと反った。唾液と蜜液をまとった舌を、くにゅくにゅと蜜口に押し付ける。蜜壺にほんの少しだけ挿し込んだ舌先を、たまらないほど甘く締め付けられた。
「はぁッ——、ぁあっんぅ、ひゃ、ぁあっ……!」
「うめぇよ、***、もっと奥まで食わせて」
「っっ……!ぃ、い、れちゃ、やぁんッ……!!」
***のそこは指で開くにはまだ狭かった。しかし、ぬるついた舌ならたやすく受け入れる。くにゅん、と入った舌先を締めつけるナカは沸騰しそうなほど熱くて、今日はじめて触れた粘膜はまだほぐれていなかった。
痛がってはない***の様子を探りつつ、舌をぐねぐねと左右に揺らしながら、さらに奥を目指した。差し込んだ舌はそのままに、押し当てた唇で蜜口を強く吸ったら、じゅるるっと大きな音が鳴った。
「っ、んぁああッ……———!!」
浮き上がって逃げようとする***の腰を、両手でつかんで引き戻す。力ない手が銀時の頭を押して離そうとするので、もっと強く吸いついた。割れ目の上で膨らみかけた小さな芽を、銀時の鼻先がかすめたら「ひゃぁあッ!」と高い嬌声が上がった。
「っ、は……すげぇな***、吸っても吸っても止まんねぇ、舐めれば舐めるほど、ヨダレが溢れてくんじゃねぇかよぉー……」
「~~~っも、もぉ、舐め、ちゃ、や、ぁッ……」
「んなこと言ってもナカは正直だな。俺の舌ァ引きちぎる勢いで喜んでるし、お前すっげぇ感じてるし、もっとして欲しがってるよーにしか見えねぇしぃ~」
「なっ、ゃ、やあぁッ———、ん゛ぁあっ!」
蜜口から溢れる恥ずかしい液体が、尻の後ろの更にその下のシーツにまで染みを作っていた。べろりと愛液をすくい上げた舌を、もう一度挿入する。舌を突き出せる限界まで奥へと進み、滑りよく出たり入ったりを繰り返す。ナカを愛撫するのと同時に、少し上の所で震える敏感な突起を、親指でくるくると撫でまわした。っっ、と息を飲んだ***の身体に力が入る。びくんっとひときわ派手に痙攣した太ももが、抑えつける銀時の手を跳ねのけた。銀髪頭を挟むように膝がぎゅっと閉じた後、がくん、と脱力した。
「~~~~~ッあぁあ!ぎ、ぁ、ふぁあっん———、」
「ん……***、イった?」
名残惜しみながらも、銀時は***のそこから顔を上げた。こきざみに全身を震わせているのを見下ろして問いかけたが、果てたばかりの***は返事もできない。
甘く荒い吐息をこぼす半開きの口に、中指を差し入れる。「んむっ!?」と言って驚く***の熱い舌に、指全体をこすりつけて唾液をまとわせた。水をかき混ぜるようにぐるぐると回してから引き抜くと、***の唇と銀時の指の間に透明の糸が引いた。
「はぁ、っ、ぎ、んひゃっ……?」
「ほら見ろよ、***のヨダレまみれの指。イったばっかでビクビクしてるココに入れて、もっと良くしてやっから、力抜いてろ」
「っっ!!も、もぉだいじょうぶ、も、慣れたからっ……あ、ゃ、やだ、銀ちゃっ、もぉ触らなくてい、ッ……ふぁああッ!!」
ふるふると首を振って、***は銀時の手首をつかんだ。それをふり払って、たっぷりと唾液をまとった指を濡れた蜜口に押し付けると、指先がつぷんっと入りこむ。溶けそうなほど熱くて、入れる前から激しくうねっていたそこは、硬い指先を柔らかくぎゅうっと包んだ。
一度達したばかりで、いつもより数倍感じやすい。その証拠に***はがくがくと震えながら、背筋を弓なりに反らせた。
「んん゛ぁあッ、っっ、や、ひぁあッ、」
「指入った、***、気持ちいい?」
「やぁあん、~~~~っ、ま、って、ぅ、ごかさな、でぇ!」
「俺は動かしてねぇよ。お前んナカがひくひく言って、勝手に飲み込んじまうんだって。なぁ分かる、俺の指、気持ちいいんだろ?こーやってゆっくり入れたり出したりすんの、お前好きだもんなぁ?」
「っっ、は、ぁ、っぎ、ちゃぁッ———!」
ぐちゅりと淫らな音を立てて、少しずつ指を進めていく。舌で濡らして馴染ませた秘部が、長い指を受け入れていく。いつもなら緊張で四肢を強張らせる***が、今はくったりと横たわっている。痙攣する両ひざをつかんで脚を大きく開いても抗わない。むしろくびれの綺麗な白い腰が、ぎこちなく揺れて「もっと奥に来て」と求めているようにすら見えた。
表情を見られたくないのか、***は両手で顔を覆っていた。指の間から見える唇が唾液で光るのが、うまそうでしゃぶりつきたい。黒髪の隙間からのぞく色づいた耳たぶが、さくらんぼのようで噛みつきたい。
「***、顔見せろ」
「やぁあッ……!!」
蜜壺の奥を目指す指の動きは止めずに、もう一方の手で***の腕を顔の前からのけた。熱にうなされるように真っ赤なほっぺた。とろんとした瞳は涙で潤んでいた。ユラユラする黒目は、快感と羞恥心の間で迷っている。気持ちいいけど恥ずかしい。そう言っている気まずそうな瞳と見つめ合って銀時は、あともう少しだ、と内心思った。
———あと、もう少しで、***は堕ちる
いくら恥ずかしがっても***は、銀時が本気で求めればどんなことにも応える。どんな言葉だって銀時が聞きたいとねだれば、***は必ず言ってくれる。快感に溺れろと命じれば、他の誰にも見せたことのない姿で乱れてみせる。男を知らない無垢な身体に半年かけて叩きこんだことは、たしかに***に刻み込まれた。そして艶やかな女になった***を思いどおりにできることが、銀時の幼稚な支配欲を満たして何度も喜ばせる。
「な、気持ちいいって言って***、俺の指好きって」
「っっ……ぃ、ひぁッ……き、もち、ぃっ、ぎ、ちゃぁ……す、好きぃ、だ、だいすき、ぃぁあんッ———!!」
「はっ、えっろぉ~~~……っとに、たまんねぇ」
舌ったらずに喘ぎながら「好き」と言われるのは劇薬だ。鼓膜と脳を甘く震わせた声が、背骨を真っ二つに裂くような威力で駆けぬけ、たどりついた下腹部の奥で発火して熱を生んだ。股の間でそり返っているモノが一段と、質量を増して大きくなる。悔しまぎれに銀時は、***の脚の間に再び顔を埋めた。指を根元までくわえる小さな口から、したたる熱い雫に舌を這わせて甘い蜜をごっくんと飲んだ。
「ひぁああッん!ぎ、んちゃぁ、も、恥ずかしぃっ、」
「ん、けど、好きなんだろ、ここ舐められんの」
「っ……、ぁ、んぁっ、は、ぅぁあッ!」
十分に湿ってほどけた蜜口の中を長い指が行き来する。さっきよりも速く、そして深く。元から感じやすい膣内の特に敏感なところはとっくに知ってる。入り口近くのざらついた部分に太い指先をぐりっと押し込むと、***の腰が浮き上がった。「んんんっ!」という悲鳴のような声と共に、背中から首までが弓なりにしなって***はもう一度果てた。とめどなく溢れた蜜汁が指の動きに合わせて、じゅぶじゅぶっと大きな音を立てる。絶頂のさなかも愛撫を止めずに、銀時は割れ目の上の赤い突起に口づけた。
「んぁああッ———!ひ、ゃッ、め、だめぇっ、~~~~っそ、そこ、す、吸っちゃ、めぇっ……!!」
木苺のようにぷっくりした小さな粒は、ちゅうっと吸うとさらに硬さを増して膨らんだ。唇で優しく挟んで舌先でツンツンとつつくと、***の浮き上がった腰が逃げようとする。爪が食い込むほど強く尻をつかんで引き戻したら、挿し入れた指が奥まった所を刺激した。熱く締めつける膣内が激しく痙攣するのを指に感じながら、銀時は膨らんだ突起に軽く歯を立てて噛んだ。
「ん゛ぅあっ———!~~~~ッ!!」
快感の頂上に何度も追いやられて、***は息も絶え絶えになる。ぼんやりと宙を仰ぐ瞳から、生理的な涙がぼたぼたと溢れた。指を引き抜くと、ちゅぷんと卑猥な音が立った。「んっ」と眉を寄せた***に顔を寄せて、愛液まみれの唇で口づけた。
「はぁ、ぁ、ぁぁ……ぎ……ちゃ、ぁん」
「***のいやらしい味、すんだろ」
唇をくっつけたまま笑って舌を絡めたら、卑猥な味が***の口に移った。かぁっと赤くなった顔があまりの恥ずかしさに歪む。その表情すらたまらなく淫らで、銀時は早く挿れたくて仕方がない。指じゃ届かないもっと奥深くまで。その瞬間を想像してぶるっと震えた腰を、***の太ももに押し当てた。立ち上がった熱いモノの先端を、ズボン越しにぐりぐりとこすりつける。
だが、もう少し慣らしてやらないと。そう思って2本に増やした指を、濡れそぼった膣口に添えた。中指と人差し指のそろえた指先が割れ目を開こうとした瞬間、ハッとした***が銀時の手首をつかんで引き離した。
「っっ……ぎ、銀ちゃん、もう、いいですっ!」
「あ゛ぁ?な~に言ってんだよ***、止めんなって」
「も、もぉ、いいの、銀ちゃん、私もう慣れたから、もう大丈夫だからっ!」
「大丈夫じゃねーよバカ、こんままじゃこないだみてーに入んねぇって。痛ぇ思いすんのお前なんだぞ、ちっとは辛抱しろよ」
「だ、だって、私っ、も、もうっ……、」
言いよどんだ***の顔は、プシューッと蒸気が上がりそうなほど赤かった。困り果ててながらも、銀時の手をほっぺたに引き寄せる。愛液まみれの長い指に黒髪がまとわりついた。いやらしい香りが鼻をかすめて***は「うぅっ」と唇を噛んだ。長く迷ったすえにようやく言い放ったのは、銀時の予期しない言葉だった。
「ほ、しぃっ……ゎ、私、銀ちゃんに入ってきてほしい……入りたいって思ってるの銀ちゃんだけじゃないです。私も、銀ちゃんが、ほしいの……」
「なっ……!!!」
唖然とした銀時を、羞恥心で泣きそうになりながら***が見上げた。澄んだ瞳はいつだって嘘ひとつなく真っ直ぐだ。とっくに切羽詰まっていた銀時は「痛くてもやめねーぞ」と早口で言った。余裕なくかすれた声が我ながら情けない。「うん」とうなずく***の方が、よっぽど落ち着いているように思えた。
「チッ……ったくよォ、人が優しくしてやってんのに、お前はなんつーこと言いやがんだ。これだからガキは……***のせーだからね?ほんとはもっと時間かけて、銀さんできるからね?がっつきすぎて童貞みたいとか思うなよマジでぇ!」
「そ、そんなこと思わないよ、銀ちゃんの馬鹿!」
ゴソゴソとせわしなくジッパーを下げた。トランクスごとズボンを脱ぎ捨てる。四つん這いの銀時の下で横たわる***が、一瞬うつむいてソレを目にして「あわわ」と青ざめた。今さらそんな顔したって、もう遅い。痛いだろうが耐えてくれ。できる限りゆっくりしてやるから。そんなことをとりとめなく考えながら、銀時はクッションをつかんで***の頭の下に敷いてやった。さらに手を伸ばしたのはサイドテーブル。そこに並んだ小さな四角い包みをひとつ取り、ビリッと封を破る。しかし、急に伸びてきた***の手が銀時の手をつかんで止めた。
「いらない……銀ちゃん、それ……つけないで」
「………………………………………………は?」
突然のことに、頭が真っ白になった。言われたことの意味が理解できなくて、銀時は口をあんぐりとさせる。ピタッと止まった手からコンドームの包みを***が静かに取り上げた。震える手がそれをベッドから落とすのを、銀時はぼんやりと見ていた。青ざめた***が何かを決意した顔になって、蚊の鳴くような声で囁いた。
「私、銀ちゃんに……銀ちゃんの全部に、触りたい」
「~~~~~ッ、ば、馬鹿はどっちだコノヤロォォォ!!!!!」
挿れる前に、あわや射精するとこだった。腹筋やら背筋やら、全身に力を入れて必死に耐えた。身を投げ出した***は心の底から銀時を求めている。愛する女と繋がる瞬間をずっと待ち望んできた。半年も願い続けた念願の機会なのに、なぜか銀時は切なかった。
溜息をついた銀時の首に、***の腕がするりと回った。ふっくらした赤い唇が「銀ちゃん」と動くのを至近距離で見る。情けなく「うぐっ」と唸って、銀時は***のひざを持ち上げる。もういい、もう知らねぇ、もう我慢なんてしてやんねぇ。腰をずいっと進めた瞬間、胸の切なさのワケが分かって銀時は笑いたくなった。
———挿れちまったら、***はもう、何も知らねぇ女じゃなくなるのが怖ぇのか俺ァ……人のこと言えねぇくらい俺だって大馬鹿だ。テメェでテメェの女育てて、その女が変わっちまうことに怖気づくなんざ、情けねぇにもほどがあらぁ。初めてだろうがそうじゃなかろうが***は一生、俺しか知らねぇ女だっつーの!!!
あっ、と開いた***の唇がわなないた。ぎゅうっと目を閉じて怯えている***に何か言ってやりたいが、そんな余裕はなかった。儚げに震える身体を、銀時は必死で抱きしめる。
絶対に逃がさない。もう二度と離さない。もっとずっと奥に、強く深く自分を刻み込むまでは。
(そう求めるのは自分だけじゃないと知ったから)
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【(39)せつなさ】end
"Room No.1010" (2)
予期せぬ愛に自由を奪われた