【出会い編】
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突然の状況にシロ思考が追いつかず、麦わらの一味を見つめる。その様子を見て、抱きかかえて見せびらかせている張本人、ルフィは「こいつら俺の仲間だから大丈夫だぞー」とシロに優しく声をかける。
「どうしたんだ、その猫?あの島にいたのか?」
ウソップが不思議そうに首傾げ、よくあんなジャングルで生き残ってたな、と頭を撫でられる。
「それより、ルフィ。さっき"喋った"って言わなかった?どう見ても普通の猫にしか見えないんだけど」
「いーや!喋った!おい、もう1回喋ってくれよ!」
シロはグイっとルフィの顔先に持ち上げられ、あまりの近さに「近い近い!下ろして」と身をよじると、ようやく抱っこから解放された。
「おっ、本当だ。おいお前、腹減ってねェか?今ミルク持ってきてやるよ」
サンジはシロの返事も聞かずに船の中へと入っていく。
「…こいつ、本当に猫なのか?」
1人警戒しシロを睨むのはゾロ。あまりの鋭い目つきに、シロの体の毛が逆立つ。
「おいマリモ!こんな小さな猫にガン飛ばしたんじゃねェ!ほらよ、後でちゃんとした飯作ってやっからな」
コトっとシロの目の前に置かれたのはミルクの入ったお皿。彼女はそういえば今朝食べただけで、それから何も食べていないことを思い出す。すると自然にお腹が鳴り始めた。
「ありがとう。いただきます」
シロはせっかくだしと有難くミルクを頂く。それはほどよく温められており、気分も落ち着く優しい味がした。
シロが飲み終わると「なァ、お前。名前は?」とルフィが尋ねてくる。
「シロって呼ばれてた。あと、ぼくは"人間"だから。…いろいろ話すと長くなるけど」
シロは迷った末に能力のことも話そうと人間へと姿を戻す。それから、今までの経緯などを話し、次の島までいいから乗せてほしいことを伝える。
「まだ子供なのに…。苦労したのね。安心して。安全な島まで運んであげる。いいわよね?ルフィ?」
ナミがルフィに同意を求めると「いやだ!」とルフィは首を振る。
「おい!そんなこと言うなよ!敵じゃねェんだし、いいじゃねェか。ゾロももう警戒してないしよ」
シロの話を聞いてからは、ゾロの警戒心も解かれていたのに、肝心の船長は「いやだいやだ」と駄々をこねている。
「…!まさかお前っ!まだ子供だぞ!」
何かに気づいたのかサンジが慌て始める。その様子を見て周りもざわつき始める。
「にししっ!シロ!お前、俺の仲間になれ!」
満面の笑みを浮かべるルフィの周りで、はァーっと盛大なため息が溢れる。シロは「仲間?どういうこと?」と1人戸惑うのだった。
「どうしたんだ、その猫?あの島にいたのか?」
ウソップが不思議そうに首傾げ、よくあんなジャングルで生き残ってたな、と頭を撫でられる。
「それより、ルフィ。さっき"喋った"って言わなかった?どう見ても普通の猫にしか見えないんだけど」
「いーや!喋った!おい、もう1回喋ってくれよ!」
シロはグイっとルフィの顔先に持ち上げられ、あまりの近さに「近い近い!下ろして」と身をよじると、ようやく抱っこから解放された。
「おっ、本当だ。おいお前、腹減ってねェか?今ミルク持ってきてやるよ」
サンジはシロの返事も聞かずに船の中へと入っていく。
「…こいつ、本当に猫なのか?」
1人警戒しシロを睨むのはゾロ。あまりの鋭い目つきに、シロの体の毛が逆立つ。
「おいマリモ!こんな小さな猫にガン飛ばしたんじゃねェ!ほらよ、後でちゃんとした飯作ってやっからな」
コトっとシロの目の前に置かれたのはミルクの入ったお皿。彼女はそういえば今朝食べただけで、それから何も食べていないことを思い出す。すると自然にお腹が鳴り始めた。
「ありがとう。いただきます」
シロはせっかくだしと有難くミルクを頂く。それはほどよく温められており、気分も落ち着く優しい味がした。
シロが飲み終わると「なァ、お前。名前は?」とルフィが尋ねてくる。
「シロって呼ばれてた。あと、ぼくは"人間"だから。…いろいろ話すと長くなるけど」
シロは迷った末に能力のことも話そうと人間へと姿を戻す。それから、今までの経緯などを話し、次の島までいいから乗せてほしいことを伝える。
「まだ子供なのに…。苦労したのね。安心して。安全な島まで運んであげる。いいわよね?ルフィ?」
ナミがルフィに同意を求めると「いやだ!」とルフィは首を振る。
「おい!そんなこと言うなよ!敵じゃねェんだし、いいじゃねェか。ゾロももう警戒してないしよ」
シロの話を聞いてからは、ゾロの警戒心も解かれていたのに、肝心の船長は「いやだいやだ」と駄々をこねている。
「…!まさかお前っ!まだ子供だぞ!」
何かに気づいたのかサンジが慌て始める。その様子を見て周りもざわつき始める。
「にししっ!シロ!お前、俺の仲間になれ!」
満面の笑みを浮かべるルフィの周りで、はァーっと盛大なため息が溢れる。シロは「仲間?どういうこと?」と1人戸惑うのだった。