【小話】
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悪魔の実の能力者には致命的な弱点がある。それは海水を浴びると力が抜けて動けなくなること。それはただの水に浸かっても起きる現象で、日常生活で必要な入浴も能力者にとっては命がけだった。
「ぼく、シャワーで入るからいいってばー」
「だーめ!こんな寒い日にシャワーだけなんて風邪引くわよ!」
今いる海域は冬島が近い為にものすごく寒い。そのうちまた雪でも降るんじゃないかと思うほどだ。
シロはいつも通りにシャワーで入ろうと思っていたのに、ナミからお湯に浸かるように言われてしまったのだ。
「溺れたら困るから、今日はお風呂中止に…」
「だめよ!女の子なんだから身だしなみはきちんとね!」
ジャングル育ちのシロは、今まで入浴自体も水浴びで済ましてきていた。その事実を知ったナミは、女としての身だしなみをシロに教えるべく、母親のように厳しくなる時がある。
「いい事思いついたわ!一緒に入ればいいじゃない」
ナミはそれがいいわ、とシロを引き連れて浴室へと向かう。それに慌てるのはシロだ。過去に誰かとお風呂に入った経験が無い彼女は、恥ずかしさで茹で蛸のようになっている。隅で縮こまるシロに対して、ナミはすでに服を脱ぎ始めていた。戸惑うシロを見かねて、ナミはついに彼女の服にも手をかける。
「ナミ!待って、待ってよ!ぼく、恥ずかしいから!」
「女同士だからいいじゃない?ほら脱いで」
手先が器用なナミは、するするとシロの服を脱がしてしまった。…さすが泥棒で鍛えただけはある、とシロは感心してしまう。
「ほら、こっちにきなさい。頭洗ってあげるわ」
「うう…。恥ずかしい…」
これも慣れよ、とナミは悪戯な笑顔を浮かべている。
「髪の毛綺麗よね。色も銀髪なんてあんまり見ないわ」
「ナミの髪も綺麗だよ。オレンジでナミにぴったりだよね」
「ふふ、ありがとう」
少しずつ慣れてきて、シロは普通に会話ができるようになってきた。
髪も体も洗い終わり、湯船へと浸かる。暖かいお湯は気持ちが良いが、シロは体から力が抜けてふにゃふにゃとバスタブの淵にもたれてしまった。
「大丈夫?もう上がる?」
「んー、上がるー」
力無い返事にナミは「分かったわ」とシロを抱き湯船から引き上げた。
ナミよりも小柄とはいえ、抱き上げられた事にシロは驚く。そんな彼女にナミは「こう見えてもあんた1人くらいは余裕よ」と笑っていた。
「気持ちよかったー」
「でしょ?お湯に浸かりたい時は、また一緒に入ってあげるわよ」
ぽかぽかと温もった体は予想以上に良いものだった。シロはナミからの提案にありがたく甘えさせてもらおうと、素直にうなづく。
「2人だけずるいわ。今度は私もご一緒させて?」
ビビが少し拗ねた様子でそう言ったのを聞いて、サンジも「おれもご一緒させてー!」と目をハートにしている。
「ビビは良いけど、あんたはだめよ!それとも、シロと2人で入る?」
ナミの意地悪な問いかけに、サンジは少し赤くなり戸惑いを見せた。
「ぼくじゃ…だめだよね。だってナミ達みたいに胸大きくないし…」
「い、いや!胸とかそういう事じゃ…!」
「今度はいつ入ろうかしらねー?」
サンジの困る様子を見て楽しげなナミ。
その様子を見て、シロもビビも同じく笑うのだった。
「ぼく、シャワーで入るからいいってばー」
「だーめ!こんな寒い日にシャワーだけなんて風邪引くわよ!」
今いる海域は冬島が近い為にものすごく寒い。そのうちまた雪でも降るんじゃないかと思うほどだ。
シロはいつも通りにシャワーで入ろうと思っていたのに、ナミからお湯に浸かるように言われてしまったのだ。
「溺れたら困るから、今日はお風呂中止に…」
「だめよ!女の子なんだから身だしなみはきちんとね!」
ジャングル育ちのシロは、今まで入浴自体も水浴びで済ましてきていた。その事実を知ったナミは、女としての身だしなみをシロに教えるべく、母親のように厳しくなる時がある。
「いい事思いついたわ!一緒に入ればいいじゃない」
ナミはそれがいいわ、とシロを引き連れて浴室へと向かう。それに慌てるのはシロだ。過去に誰かとお風呂に入った経験が無い彼女は、恥ずかしさで茹で蛸のようになっている。隅で縮こまるシロに対して、ナミはすでに服を脱ぎ始めていた。戸惑うシロを見かねて、ナミはついに彼女の服にも手をかける。
「ナミ!待って、待ってよ!ぼく、恥ずかしいから!」
「女同士だからいいじゃない?ほら脱いで」
手先が器用なナミは、するするとシロの服を脱がしてしまった。…さすが泥棒で鍛えただけはある、とシロは感心してしまう。
「ほら、こっちにきなさい。頭洗ってあげるわ」
「うう…。恥ずかしい…」
これも慣れよ、とナミは悪戯な笑顔を浮かべている。
「髪の毛綺麗よね。色も銀髪なんてあんまり見ないわ」
「ナミの髪も綺麗だよ。オレンジでナミにぴったりだよね」
「ふふ、ありがとう」
少しずつ慣れてきて、シロは普通に会話ができるようになってきた。
髪も体も洗い終わり、湯船へと浸かる。暖かいお湯は気持ちが良いが、シロは体から力が抜けてふにゃふにゃとバスタブの淵にもたれてしまった。
「大丈夫?もう上がる?」
「んー、上がるー」
力無い返事にナミは「分かったわ」とシロを抱き湯船から引き上げた。
ナミよりも小柄とはいえ、抱き上げられた事にシロは驚く。そんな彼女にナミは「こう見えてもあんた1人くらいは余裕よ」と笑っていた。
「気持ちよかったー」
「でしょ?お湯に浸かりたい時は、また一緒に入ってあげるわよ」
ぽかぽかと温もった体は予想以上に良いものだった。シロはナミからの提案にありがたく甘えさせてもらおうと、素直にうなづく。
「2人だけずるいわ。今度は私もご一緒させて?」
ビビが少し拗ねた様子でそう言ったのを聞いて、サンジも「おれもご一緒させてー!」と目をハートにしている。
「ビビは良いけど、あんたはだめよ!それとも、シロと2人で入る?」
ナミの意地悪な問いかけに、サンジは少し赤くなり戸惑いを見せた。
「ぼくじゃ…だめだよね。だってナミ達みたいに胸大きくないし…」
「い、いや!胸とかそういう事じゃ…!」
「今度はいつ入ろうかしらねー?」
サンジの困る様子を見て楽しげなナミ。
その様子を見て、シロもビビも同じく笑うのだった。