【アラバスタ王国編】
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
シロが目覚めると、そこはアルバーナ近くの岩影だった。他のみんなはおらず、地面には書き置きが残されている。
"目覚めたらアルバーナに集合!"
バナナワニにやられた傷は手当てが終わって、体のあちこちに包帯が巻かれていた。シロはふらつきながらも立ち上がると、岩影から出て辺りを見渡す。
少し離れたところで人の気配がし、その方向からは煙も上がっているのが見えた。
「きっとあそこがアルバーナだ。ぼくも急がないと!」
痛む体を鼓舞し、シロは足早にアルバーナへと向かったが、そこはもうすでに戦場となっていた。
ビビたちは間に合わなかったのかと、必死に気配を追うと、覚えのある匂いを嗅ぎつける。その場に向かうと、血だらけのゾロと足を怪我しておんぶされたナミがいた。
「やっぱり!ナミの香水の匂いがしたんだ!2人とも酷い怪我っ!」
「シロ!置いていってごめんね。気絶したまま連れてくるのは危険だったから」
申し訳なさそうにするナミ。シロは、大丈夫と答えて、傷だらけの2人を背中に乗せ、他の仲間との合流を目指した。
激しく戦う人々を避けながら街を進むと、みな満身創痍の状態で王宮の前に集まっているのが見えた。
「みんな!遅くなってごめん」
シロがそう言って走ってくる姿を見て、チョッパーが「こらー!」と怒鳴る。
「お前!まだ無理しちゃダメだろ!さっきのダメージがまだ残ってんだぞ!」
「でも!みんなも酷い怪我して、頑張ってるっ!」
今回ばかりは安静になんかしてられない。みんなと一緒にビビの国を救うんだ、とシロは真っ向からチョッパーに意見する。
「諦めろ。誰かさんに似ちまった」
怒るチョッパーをゾロがそう言ってなだめる。
「そんな事より、早くみんなを止めないと!ビビ、ぼくたちは何をしたらいいの?」
あと10分もすれば広場へ砲撃があり、それを止めなければ100万もの命が失われる。なんとも非道な作戦だ。シロたちは手分けして何としてでも砲撃を止める為に動き出した。
ビビの推測があっていれば、広場のどこかに砲撃手はいる。シロは人獣型へと姿を変え、とにかく高い場所を目指して建物へ飛び乗った。辺りは塵旋風でよく見えない。
「これもクロコダイルの仕業っ…。本当嫌なやつだ」
こうなればと、シロは思いっきり息を吸い込む。
「"怒りの咆哮"!」
見聞色の覇気を乗せた咆哮は辺りの塵旋風を一瞬だけ吹き飛ばす。それと同時に様々な気配を読み取った。
「あっちの方…。あれは、時計台?」
戦場よりも上の位置から人の気配を感じ、目を向ければそこには何度も時間を確認する為に見上げた時計台があった。
「ビビに知らせないと!」
急いでビビの元へと向かうと、ビビもちょうどウソップと共に時計台へと向かっていた。ウソップが空に打ち上げた合図により他の仲間へも知らせがいく。
「王女様見つけたぜ!」
「やばい!敵にも見つかっちまった!」
ただでさえ時間が無いのに、B.Wに見つかってしまった。
「ウソップ!ビビを連れて先に行って!」
ウソップは何か言いたげにしていたが、ぐっと堪えてビビを連れてその場を離れていく。2人を見送った後、シロは爪を光らせながらB.Wに向かって声を荒げた。
「邪魔をするなら、覚悟は出来てるよね?ぼくは今までになく、怒ってるよ…?」
シロは人獣型のスピードを活かし、あっという間に相手を切り裂く。普段よりもスピードが乗った攻撃は威力も上がっている。
手についた血を振り払い「あーあ。ぼくたちの邪魔なんてするから」と最後に吐き捨てるようにそう言い残し、シロは時計台へと走った。
"目覚めたらアルバーナに集合!"
バナナワニにやられた傷は手当てが終わって、体のあちこちに包帯が巻かれていた。シロはふらつきながらも立ち上がると、岩影から出て辺りを見渡す。
少し離れたところで人の気配がし、その方向からは煙も上がっているのが見えた。
「きっとあそこがアルバーナだ。ぼくも急がないと!」
痛む体を鼓舞し、シロは足早にアルバーナへと向かったが、そこはもうすでに戦場となっていた。
ビビたちは間に合わなかったのかと、必死に気配を追うと、覚えのある匂いを嗅ぎつける。その場に向かうと、血だらけのゾロと足を怪我しておんぶされたナミがいた。
「やっぱり!ナミの香水の匂いがしたんだ!2人とも酷い怪我っ!」
「シロ!置いていってごめんね。気絶したまま連れてくるのは危険だったから」
申し訳なさそうにするナミ。シロは、大丈夫と答えて、傷だらけの2人を背中に乗せ、他の仲間との合流を目指した。
激しく戦う人々を避けながら街を進むと、みな満身創痍の状態で王宮の前に集まっているのが見えた。
「みんな!遅くなってごめん」
シロがそう言って走ってくる姿を見て、チョッパーが「こらー!」と怒鳴る。
「お前!まだ無理しちゃダメだろ!さっきのダメージがまだ残ってんだぞ!」
「でも!みんなも酷い怪我して、頑張ってるっ!」
今回ばかりは安静になんかしてられない。みんなと一緒にビビの国を救うんだ、とシロは真っ向からチョッパーに意見する。
「諦めろ。誰かさんに似ちまった」
怒るチョッパーをゾロがそう言ってなだめる。
「そんな事より、早くみんなを止めないと!ビビ、ぼくたちは何をしたらいいの?」
あと10分もすれば広場へ砲撃があり、それを止めなければ100万もの命が失われる。なんとも非道な作戦だ。シロたちは手分けして何としてでも砲撃を止める為に動き出した。
ビビの推測があっていれば、広場のどこかに砲撃手はいる。シロは人獣型へと姿を変え、とにかく高い場所を目指して建物へ飛び乗った。辺りは塵旋風でよく見えない。
「これもクロコダイルの仕業っ…。本当嫌なやつだ」
こうなればと、シロは思いっきり息を吸い込む。
「"怒りの咆哮"!」
見聞色の覇気を乗せた咆哮は辺りの塵旋風を一瞬だけ吹き飛ばす。それと同時に様々な気配を読み取った。
「あっちの方…。あれは、時計台?」
戦場よりも上の位置から人の気配を感じ、目を向ければそこには何度も時間を確認する為に見上げた時計台があった。
「ビビに知らせないと!」
急いでビビの元へと向かうと、ビビもちょうどウソップと共に時計台へと向かっていた。ウソップが空に打ち上げた合図により他の仲間へも知らせがいく。
「王女様見つけたぜ!」
「やばい!敵にも見つかっちまった!」
ただでさえ時間が無いのに、B.Wに見つかってしまった。
「ウソップ!ビビを連れて先に行って!」
ウソップは何か言いたげにしていたが、ぐっと堪えてビビを連れてその場を離れていく。2人を見送った後、シロは爪を光らせながらB.Wに向かって声を荒げた。
「邪魔をするなら、覚悟は出来てるよね?ぼくは今までになく、怒ってるよ…?」
シロは人獣型のスピードを活かし、あっという間に相手を切り裂く。普段よりもスピードが乗った攻撃は威力も上がっている。
手についた血を振り払い「あーあ。ぼくたちの邪魔なんてするから」と最後に吐き捨てるようにそう言い残し、シロは時計台へと走った。