【アラバスタ王国編】
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エースと別れた後、反乱軍がいるという町"ユバ"へと向かう。まずはサンドラ河を抜けて緑の町"エルマル"へと船を進め、そこからは歩く事となる。シロはナノハナで買ったという砂漠の民の服を渡されて身につける。それは踊り子のような服で、ナミとビビよりは露出が少ないが初めて着るタイプの服だった。
一緒に着替えたナミとビビはとてもよく似合っていて、サンジはメロリンとハートを飛ばしている。
「ぼく、この服苦手かも…」
シロが居心地悪そうにしていると、ルフィが「なんでだ?似合ってるぞ」と不思議そうに言う。
シロは小さく「…ぼくには、メロリンしなかった」と呟くと、ルフィには聞こえなかったようで、ん?と聞き返され、何だか恥ずかしくなったシロは、気にしないでと上着を纏う。
それから一向はエルマルへと到着した。そこは砂に覆われてしまい、枯れてしまっている。雨が降らずにいくつもの町がこうやって枯れていく。それもクロコダイルの陰謀だとビビは悔しそうに話してくれた。
「なぜあいつにそんなことをする権利があるの!?…私は!あの男を許さないッ!」
悲痛なビビの叫びに、シロは怒りが込み上げる。気づけばルフィ、ウソップ、サンジと共に怒りを発散させる為に瓦礫を吹き飛ばしていた。そんな4人を見て、ガキだなと呆れるゾロ。ナミとビビも驚いている。
ルフィは「…さっさと先へ進もう。ウズウズしてきた」と肩を回しながらそう一言こぼした。
エルマルからユバを目指して砂漠を進む。日差しを避ける為に上着を着ていても、暑さにより体力は削られていく。
冬島で育ったチョッパーは暑さに耐えれず、ゾロが簡易的なソリに乗せて引いていた。
「シロは大丈夫か?」
サンジがそう尋ねると「ジャングルで育ったから、多少の暑さは大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」とシロは笑って答える。
途中岩影を見つけては休憩をしながら、シロたちはユバを目指した。途中でサギたちに荷物を取られたり、オオトカゲに追われたラクダの"マツゲ"に出会ったりと大変だったがなんとかユバへと辿り着いた。
ユバはオアシスとビビは言っていたが、エルマルと同じように砂で覆われ枯れている。とても人が住んでいるような気配がない。ビビも町の状況に焦りを見せる。その時、1人残っていた人物を見つけた。
「旅の人かね。砂漠の旅は疲れただろう。すまんな、この町は少々枯れている」
穴をふらふらしながも、懸命に掘りながら彼はそう言った。こんな状況でも、諦めずに町を守っているのだろう。
そんな彼にビビは反乱軍のことを尋ねると、先ほどまでの穏やかな態度から一変し、彼は鋭い目つきでこちらを睨んで、物を投げつけ怒り出した。そして、反乱軍はもうこの町にはおらず、"カトレア"に本拠地を移したと教えてくれた。ルフィがビビにそれはどこにあるかと尋ねると、1番初めに行ったナノハナの隣だと答える。
「ビビ?今、ビビと?」
ビビの名前に反応を示し、穴を掘るの手を止めた彼はビビへと近づいて涙を流す。
「生きていたんだな良かった…!私だよわからないか?!無理もないな、少し痩せたから」
「…!!トトおじさん?」
トトは反乱軍のリーダーであるコーザの父だ。その彼が泣きながらビビに「国王様を信じているよ。あの人は決して国を裏切るような人じゃない」と、そして反乱軍を止めるようにと訴える。度重なる反乱で彼らの体力も限界を迎えている、死ぬ気なんだと聞かされたビビは、トトを安心させるように笑って、反乱を止めることを誓った。
今夜はユバに泊まって、カトレアへは明日出発となった。元気のないビビを心配したシロだったが、ウソップたちが枕投げをしたり、サンジが添い寝をしようとしたり、それに対してナミが叫んだりと周りの騒がしさにビビは落ち込む暇もないようで、クスリと笑っている。
「笑ったね、ビビ。ぼくたちがいるから大丈夫だよ」
「ふふっ。そうね。ありがとう、シロさん」
その夜は騒ぎながらいつの間にかみんな寝てしまったのだった。
一緒に着替えたナミとビビはとてもよく似合っていて、サンジはメロリンとハートを飛ばしている。
「ぼく、この服苦手かも…」
シロが居心地悪そうにしていると、ルフィが「なんでだ?似合ってるぞ」と不思議そうに言う。
シロは小さく「…ぼくには、メロリンしなかった」と呟くと、ルフィには聞こえなかったようで、ん?と聞き返され、何だか恥ずかしくなったシロは、気にしないでと上着を纏う。
それから一向はエルマルへと到着した。そこは砂に覆われてしまい、枯れてしまっている。雨が降らずにいくつもの町がこうやって枯れていく。それもクロコダイルの陰謀だとビビは悔しそうに話してくれた。
「なぜあいつにそんなことをする権利があるの!?…私は!あの男を許さないッ!」
悲痛なビビの叫びに、シロは怒りが込み上げる。気づけばルフィ、ウソップ、サンジと共に怒りを発散させる為に瓦礫を吹き飛ばしていた。そんな4人を見て、ガキだなと呆れるゾロ。ナミとビビも驚いている。
ルフィは「…さっさと先へ進もう。ウズウズしてきた」と肩を回しながらそう一言こぼした。
エルマルからユバを目指して砂漠を進む。日差しを避ける為に上着を着ていても、暑さにより体力は削られていく。
冬島で育ったチョッパーは暑さに耐えれず、ゾロが簡易的なソリに乗せて引いていた。
「シロは大丈夫か?」
サンジがそう尋ねると「ジャングルで育ったから、多少の暑さは大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」とシロは笑って答える。
途中岩影を見つけては休憩をしながら、シロたちはユバを目指した。途中でサギたちに荷物を取られたり、オオトカゲに追われたラクダの"マツゲ"に出会ったりと大変だったがなんとかユバへと辿り着いた。
ユバはオアシスとビビは言っていたが、エルマルと同じように砂で覆われ枯れている。とても人が住んでいるような気配がない。ビビも町の状況に焦りを見せる。その時、1人残っていた人物を見つけた。
「旅の人かね。砂漠の旅は疲れただろう。すまんな、この町は少々枯れている」
穴をふらふらしながも、懸命に掘りながら彼はそう言った。こんな状況でも、諦めずに町を守っているのだろう。
そんな彼にビビは反乱軍のことを尋ねると、先ほどまでの穏やかな態度から一変し、彼は鋭い目つきでこちらを睨んで、物を投げつけ怒り出した。そして、反乱軍はもうこの町にはおらず、"カトレア"に本拠地を移したと教えてくれた。ルフィがビビにそれはどこにあるかと尋ねると、1番初めに行ったナノハナの隣だと答える。
「ビビ?今、ビビと?」
ビビの名前に反応を示し、穴を掘るの手を止めた彼はビビへと近づいて涙を流す。
「生きていたんだな良かった…!私だよわからないか?!無理もないな、少し痩せたから」
「…!!トトおじさん?」
トトは反乱軍のリーダーであるコーザの父だ。その彼が泣きながらビビに「国王様を信じているよ。あの人は決して国を裏切るような人じゃない」と、そして反乱軍を止めるようにと訴える。度重なる反乱で彼らの体力も限界を迎えている、死ぬ気なんだと聞かされたビビは、トトを安心させるように笑って、反乱を止めることを誓った。
今夜はユバに泊まって、カトレアへは明日出発となった。元気のないビビを心配したシロだったが、ウソップたちが枕投げをしたり、サンジが添い寝をしようとしたり、それに対してナミが叫んだりと周りの騒がしさにビビは落ち込む暇もないようで、クスリと笑っている。
「笑ったね、ビビ。ぼくたちがいるから大丈夫だよ」
「ふふっ。そうね。ありがとう、シロさん」
その夜は騒ぎながらいつの間にかみんな寝てしまったのだった。