【アラバスタ王国編】
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ようやくアラバスタ王国へと到着。道中にB.W のMr.2ボンクレーと遭遇したり、食料が底をついたりとトラブル続きだった。
ボンクレーに会ったのは不幸中の幸いで、能力を知ることができた。やっかいな事に人を真似る事が出来る為、"仲間の印"に左腕に包帯を巻き、包帯の下の腕にはバツ印をつけた。これで万が一にも仲間とB.Wの見分けをつける事が出来る。
「やっと帰ってこれたね。あとはクロコダイルを追い出せばいいんだよね?」
「ええ。でもそれが一番大変。彼はこの国では英雄だから」
王下七武海のクロコダイル。彼の表の顔は海賊からこの国を守っているようだが、裏では内乱の原因を作って国を壊し手に入れようと企んでいる悪いやつだ。
一向はまず、港町ナノハナへと舟をつけた。活気のある町からは食べ物の匂いも漂ってくる。その匂いにルフィは我慢出来ず、メシィー!と飛び出していった。
何のためにこの国に来たのか分かってるのだろうか、と仲間からは呆れてため息が漏れる。
「腹が減っては戦はできぬ、って言うしね。戻ってこなかったら、ぼくが探しに行くよ」
ルフィの気配はわかりやすい。騒がしいところを探せば大抵そこに彼はいる。
それよりも砂漠の旅の準備の為に、それぞれ別れて買い出しに行く事になった。
「シロはチョッパーと船番頼んでいいかしら?この暑さでチョッパーがやられちゃってるのよ」
ナミの言葉にチョッパーの方を見れば、舌を垂らして「あちぃー…」と伸びていた。
「いいよ。みんな気をつけて行ってきてね」
船を降りていくのを見送り、そのままナノハナの町中を眺めてみる。暑くて緑も少なく過酷な環境下に見えるが、人々は楽しげに暮らせている。きっとすごく良い国だということが伝わってくる。
船番をしてしばらく、まだ誰も戻らないなぁと町の方を見ると、何やら煙が上がり騒がしくなっていた。
「火事?でも何も燃えてないよね?」
家が燃えている様子はなく、煙の位置も移動している。何だろうと思っていると、騒がしい原因がシロたちのいる船の方へと向かっている事に気づいた。
「あれは、ルフィ!何かに追われてる?!」
まだ船から距離があるが、確実にこっちの方へと近づいてきている。ルフィはどうやら海軍に追われているようだ。
「シロ!急いで荷物を積んで出港するわよ!」
「でもルフィがまだ!」
買い物を済ませたナミたちが焦った様子で船に乗り込む。ルフィを追っている海軍はスモーカーというとても強い人だから、捕まれば大変なことになるという。
「ルフィは大丈夫だ!それより、こっちが捕まる方がやばいぜ!」
船を取られれば身動きが出来ない、そう言われて確かにその方が大変だ、とシロは状況を理解した。
素早く出港準備して、あとはルフィが飛び乗ってくれれば船が出せる。
ところが、ルフィは依然としてスモーカーを振り切れていない。スモーカーの能力の煙がルフィを捕らえようとしたその時、炎が煙を相殺した。
そのおかげでルフィが無事に船へと戻ってくる。
「急いで船を出して!」
ナミの合図で港から全速力で離れる。先ほどの炎は何だったのだろう。ルフィに「あれは何だっの?」とシロは聞いてみた。ルフィも心当たりはあるが、断定できない様子で、あれは多分と話している途中で「よお、ルフィ!」と別の声が重なった。
「エース!やっぱりエースだ!」
ルフィが嬉しそうにその人物に近づく。半裸の彼の背中には有名な海賊の印が彫られていた。
「俺の兄ちゃんだ!」
久しぶりの再会にルフィは大喜びしている。ルフィよりも先に海賊として海へ出て、それ以来会っていないともなれば当然だろう。
エースは少し顔を見にきただけだと、何やら紙切れをルフィに渡す。
「その紙を肌身離さず待っとけよ。出来の悪い弟を持つと兄貴は心配なんだ。おめェらもコイツにゃ手ェ焼くだろうがよろしく頼むよ」
最後にルフィ以外にも挨拶をして、エースは去っていった。礼儀正しいその姿に、周りからは本当にルフィのお兄さんなのかと疑問の声が飛ぶのだった。
ボンクレーに会ったのは不幸中の幸いで、能力を知ることができた。やっかいな事に人を真似る事が出来る為、"仲間の印"に左腕に包帯を巻き、包帯の下の腕にはバツ印をつけた。これで万が一にも仲間とB.Wの見分けをつける事が出来る。
「やっと帰ってこれたね。あとはクロコダイルを追い出せばいいんだよね?」
「ええ。でもそれが一番大変。彼はこの国では英雄だから」
王下七武海のクロコダイル。彼の表の顔は海賊からこの国を守っているようだが、裏では内乱の原因を作って国を壊し手に入れようと企んでいる悪いやつだ。
一向はまず、港町ナノハナへと舟をつけた。活気のある町からは食べ物の匂いも漂ってくる。その匂いにルフィは我慢出来ず、メシィー!と飛び出していった。
何のためにこの国に来たのか分かってるのだろうか、と仲間からは呆れてため息が漏れる。
「腹が減っては戦はできぬ、って言うしね。戻ってこなかったら、ぼくが探しに行くよ」
ルフィの気配はわかりやすい。騒がしいところを探せば大抵そこに彼はいる。
それよりも砂漠の旅の準備の為に、それぞれ別れて買い出しに行く事になった。
「シロはチョッパーと船番頼んでいいかしら?この暑さでチョッパーがやられちゃってるのよ」
ナミの言葉にチョッパーの方を見れば、舌を垂らして「あちぃー…」と伸びていた。
「いいよ。みんな気をつけて行ってきてね」
船を降りていくのを見送り、そのままナノハナの町中を眺めてみる。暑くて緑も少なく過酷な環境下に見えるが、人々は楽しげに暮らせている。きっとすごく良い国だということが伝わってくる。
船番をしてしばらく、まだ誰も戻らないなぁと町の方を見ると、何やら煙が上がり騒がしくなっていた。
「火事?でも何も燃えてないよね?」
家が燃えている様子はなく、煙の位置も移動している。何だろうと思っていると、騒がしい原因がシロたちのいる船の方へと向かっている事に気づいた。
「あれは、ルフィ!何かに追われてる?!」
まだ船から距離があるが、確実にこっちの方へと近づいてきている。ルフィはどうやら海軍に追われているようだ。
「シロ!急いで荷物を積んで出港するわよ!」
「でもルフィがまだ!」
買い物を済ませたナミたちが焦った様子で船に乗り込む。ルフィを追っている海軍はスモーカーというとても強い人だから、捕まれば大変なことになるという。
「ルフィは大丈夫だ!それより、こっちが捕まる方がやばいぜ!」
船を取られれば身動きが出来ない、そう言われて確かにその方が大変だ、とシロは状況を理解した。
素早く出港準備して、あとはルフィが飛び乗ってくれれば船が出せる。
ところが、ルフィは依然としてスモーカーを振り切れていない。スモーカーの能力の煙がルフィを捕らえようとしたその時、炎が煙を相殺した。
そのおかげでルフィが無事に船へと戻ってくる。
「急いで船を出して!」
ナミの合図で港から全速力で離れる。先ほどの炎は何だったのだろう。ルフィに「あれは何だっの?」とシロは聞いてみた。ルフィも心当たりはあるが、断定できない様子で、あれは多分と話している途中で「よお、ルフィ!」と別の声が重なった。
「エース!やっぱりエースだ!」
ルフィが嬉しそうにその人物に近づく。半裸の彼の背中には有名な海賊の印が彫られていた。
「俺の兄ちゃんだ!」
久しぶりの再会にルフィは大喜びしている。ルフィよりも先に海賊として海へ出て、それ以来会っていないともなれば当然だろう。
エースは少し顔を見にきただけだと、何やら紙切れをルフィに渡す。
「その紙を肌身離さず待っとけよ。出来の悪い弟を持つと兄貴は心配なんだ。おめェらもコイツにゃ手ェ焼くだろうがよろしく頼むよ」
最後にルフィ以外にも挨拶をして、エースは去っていった。礼儀正しいその姿に、周りからは本当にルフィのお兄さんなのかと疑問の声が飛ぶのだった。