【アラバスタ王国編】
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「もう大丈夫そうだ。まだ爪は使えないけど、身の回りのことくらいなら手を使っても大丈夫だぞ。あと、絶対に無理はしないって約束してくれ」
「分かった!良かったー。チョッパー先生ありがとう。みんなにもお礼言わなきゃ」
お礼を言われたチョッパーは、うれしくねェぞ!と言いながら照れ隠しに帽子を深く被り顔を隠した。その姿が可愛くて、シロは優しくチョッパーを撫でる。手に痛みはない。
シロは足早にみんなに完治したことを伝えて回る。
「良かったわね。でもサンジくんは寂しがるかも」
「シロに食べさせるの嬉しそうだったもんな」
そういえば、いつも美味しいと食べるシロに、「そうか!もっと食えよ」と嬉しそうにサンジは笑ってたくさん食べさせていた。でもあれは動物の餌やり的な感じで楽しんでたんじゃないのかな、とシロは勝手に思っていた。
「アラバスタに着く前でとにかく良かったわ!ただし、無理は絶対にしないこと!いいわね?」
「分かってる。チョッパーとも約束したから。じゃあぼく食料調達で釣りしてくるね」
シロの言葉にナミとウソップは、本当に分かってるのかと心配になった。
「サンジ!もう手治ったから使っていいんだって!ぼく釣りしてくるね」
「はっ?ちょっと待て待て。釣りはやめとけ!また痛くなったらどうする?」
サンジが慌ててシロを止める。確かにここ最近食料が足りなくなって困っていたところだ。だが、治りたての手にこの海域の釣りをさせるわけにはいかない。大きさがまちまちで、下手したらシロよりも大きな獲物が釣れる時もあった。
「釣りならルフィたちにさせてるから大丈夫だ。…餌の盗み食いしないようにだけ見張っててくれ」
やっと役に立てると思ったのに…、止められたことで悲しげな表情をするシロを見て、サンジはしぶしぶルフィの見張りを頼んだ。実際釣れた魚に見合わないくらいの餌がなくなっているのだ。あれはルフィたちが隠れて餌を食べているに違いない、とサンジは睨んでいる。
「分かったよ。ありがとうサンジ。心配してくれて。じゃあぼく行ってくるね」
甲板に出るとルフィとウソップが「釣れねェ…」と言っているのが聞こえた。釣り上げた魚を入れておくバケツは水しか入っておらず、何も釣れていないのが分かる。しかし、魚の餌はもうすでになかった。
「…遅かったか。ルフィ!魚の餌食べたでしょ?サンジが言ってたよ」
「く、食ってねェよ!」
そう言うルフィの口元には食べカスがついている。口元をトントン指差せば、ルフィは諦めて、食べてしまったもの仕方ないと、開き直った。
サンジからせっかく頼まれたのに、今日も食料難に悩まされそうだ。シロはあとでサンジに謝りに行こうと思うのだった。
「分かった!良かったー。チョッパー先生ありがとう。みんなにもお礼言わなきゃ」
お礼を言われたチョッパーは、うれしくねェぞ!と言いながら照れ隠しに帽子を深く被り顔を隠した。その姿が可愛くて、シロは優しくチョッパーを撫でる。手に痛みはない。
シロは足早にみんなに完治したことを伝えて回る。
「良かったわね。でもサンジくんは寂しがるかも」
「シロに食べさせるの嬉しそうだったもんな」
そういえば、いつも美味しいと食べるシロに、「そうか!もっと食えよ」と嬉しそうにサンジは笑ってたくさん食べさせていた。でもあれは動物の餌やり的な感じで楽しんでたんじゃないのかな、とシロは勝手に思っていた。
「アラバスタに着く前でとにかく良かったわ!ただし、無理は絶対にしないこと!いいわね?」
「分かってる。チョッパーとも約束したから。じゃあぼく食料調達で釣りしてくるね」
シロの言葉にナミとウソップは、本当に分かってるのかと心配になった。
「サンジ!もう手治ったから使っていいんだって!ぼく釣りしてくるね」
「はっ?ちょっと待て待て。釣りはやめとけ!また痛くなったらどうする?」
サンジが慌ててシロを止める。確かにここ最近食料が足りなくなって困っていたところだ。だが、治りたての手にこの海域の釣りをさせるわけにはいかない。大きさがまちまちで、下手したらシロよりも大きな獲物が釣れる時もあった。
「釣りならルフィたちにさせてるから大丈夫だ。…餌の盗み食いしないようにだけ見張っててくれ」
やっと役に立てると思ったのに…、止められたことで悲しげな表情をするシロを見て、サンジはしぶしぶルフィの見張りを頼んだ。実際釣れた魚に見合わないくらいの餌がなくなっているのだ。あれはルフィたちが隠れて餌を食べているに違いない、とサンジは睨んでいる。
「分かったよ。ありがとうサンジ。心配してくれて。じゃあぼく行ってくるね」
甲板に出るとルフィとウソップが「釣れねェ…」と言っているのが聞こえた。釣り上げた魚を入れておくバケツは水しか入っておらず、何も釣れていないのが分かる。しかし、魚の餌はもうすでになかった。
「…遅かったか。ルフィ!魚の餌食べたでしょ?サンジが言ってたよ」
「く、食ってねェよ!」
そう言うルフィの口元には食べカスがついている。口元をトントン指差せば、ルフィは諦めて、食べてしまったもの仕方ないと、開き直った。
サンジからせっかく頼まれたのに、今日も食料難に悩まされそうだ。シロはあとでサンジに謝りに行こうと思うのだった。