【アラバスタ王国編】
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チョッパーが仲間になり、再び船の進路はアラバスタを目指す。冬島の海域を抜けたようで、天気も良くポカポカ陽気が続いている。
手の傷が治っていないシロは、何もさせてもらえず暇を持て余し、甲板でゾロが刀の素振りをしているを見ていた。この場所はみんながよく見えて安心出来る。
リズム良く振られる刀の音を聞いているうちに、シロはだんだんと眠気に襲われていた。
「シロ、傷の様子見せてくれ」
「ん?チョッパー?ふぁぁ」
少し眠ってしまっていた。ゾロも素振りが終わりいつしかシロの隣で休んでいる。そこにチョッパーが往診に来た。彼は器用にシロの包帯を取り、傷を確かめる。初めの頃は血が滲み、腫れもあり痛みも酷かったが、今は血も止まり、腫れも引いている。痛みはまだ残っているが、我慢出来るほどだ。
期待を込めて「もう使ってもいいよね?」と尋ねるも「ダメだ!今無理をすると化膿して悪化するからな!」とシロの願いも虚しく、チョッパーにはっきりと釘を刺される。
「せめて自分の身の回りの事はさせてもらえないの?みんなに迷惑かけるのは嫌なんだけど…」
「まだ無理すんなって言われてんだろ?大人しく世話されとけよ」
ゾロにも無理はダメだと言われ、シロはうぅ…と唸る。なんだか過保護過ぎなんじゃないかと思うが、無理して怪我を悪化させると余計に手を取らせてしまう。その方が嫌だ、とシロは諦めて「分かった、もう少しだけお願いする」と呟く。着替えやお風呂はナミかビビが一緒に入ってくれて、食事はサンジが食べさせてくれていた。洗濯物は当番制で回していたが、シロの順番はしばらく回ってきていない。
改めて甘やかされているなぁとしみじみと思う。嬉しいと思う反面、迷惑をかけて申し訳ないとも思う。それをルフィに言うと、「仲間だから気にすんな!俺も1人じゃ何もできねェ!」と笑っていた。
「早く治らないかなぁ…。ルフィたちはもう治ってるのに」
「今は治療に専念してくれ。あとあいつらと比べない方がいいぞ!あっちの方が異常なんだ。あんなに早く治るやつ見たことねェよ」
チョッパーは焦ったようにシロに訴える。確かにルフィやゾロ、サンジ、ウソップはいつも傷が絶えないのにすぐに良くなっている。彼らの生命力は異常のようだ。
「分かったら安静にしておくように!明日も診るから変なことすると分かるからな!」
いつもは可愛いチョッパーも医者モードの時は厳しい。シロは大人しく言うことを聞くことにして、うん、とうなづいた。
手の傷が治っていないシロは、何もさせてもらえず暇を持て余し、甲板でゾロが刀の素振りをしているを見ていた。この場所はみんながよく見えて安心出来る。
リズム良く振られる刀の音を聞いているうちに、シロはだんだんと眠気に襲われていた。
「シロ、傷の様子見せてくれ」
「ん?チョッパー?ふぁぁ」
少し眠ってしまっていた。ゾロも素振りが終わりいつしかシロの隣で休んでいる。そこにチョッパーが往診に来た。彼は器用にシロの包帯を取り、傷を確かめる。初めの頃は血が滲み、腫れもあり痛みも酷かったが、今は血も止まり、腫れも引いている。痛みはまだ残っているが、我慢出来るほどだ。
期待を込めて「もう使ってもいいよね?」と尋ねるも「ダメだ!今無理をすると化膿して悪化するからな!」とシロの願いも虚しく、チョッパーにはっきりと釘を刺される。
「せめて自分の身の回りの事はさせてもらえないの?みんなに迷惑かけるのは嫌なんだけど…」
「まだ無理すんなって言われてんだろ?大人しく世話されとけよ」
ゾロにも無理はダメだと言われ、シロはうぅ…と唸る。なんだか過保護過ぎなんじゃないかと思うが、無理して怪我を悪化させると余計に手を取らせてしまう。その方が嫌だ、とシロは諦めて「分かった、もう少しだけお願いする」と呟く。着替えやお風呂はナミかビビが一緒に入ってくれて、食事はサンジが食べさせてくれていた。洗濯物は当番制で回していたが、シロの順番はしばらく回ってきていない。
改めて甘やかされているなぁとしみじみと思う。嬉しいと思う反面、迷惑をかけて申し訳ないとも思う。それをルフィに言うと、「仲間だから気にすんな!俺も1人じゃ何もできねェ!」と笑っていた。
「早く治らないかなぁ…。ルフィたちはもう治ってるのに」
「今は治療に専念してくれ。あとあいつらと比べない方がいいぞ!あっちの方が異常なんだ。あんなに早く治るやつ見たことねェよ」
チョッパーは焦ったようにシロに訴える。確かにルフィやゾロ、サンジ、ウソップはいつも傷が絶えないのにすぐに良くなっている。彼らの生命力は異常のようだ。
「分かったら安静にしておくように!明日も診るから変なことすると分かるからな!」
いつもは可愛いチョッパーも医者モードの時は厳しい。シロは大人しく言うことを聞くことにして、うん、とうなづいた。