【ドラム王国編】
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暖かくて少し煙たい優しい匂い。なぜかとても安心する。
少しずつ意識が覚醒し、目を開けるとそこはサンジの腕の中だった。
「あれ?ぼくは…。寒っ!高い!」
さっきまでドクトリーヌの病室のベッドにいたのに、気がつけば夜空をトナカイが引くソリで駆け降りていた。
「目ェ覚めたか?お前また寝てて起きなかったから、そのまま連れてきたんだよ」
「ご、ごめん。もう大丈夫だよ。重たいでしょ、離していいよ」
サンジの腕に支えられて座っていたシロはもぞもぞとそこから抜け出そうとする。それを許さないとでも言うように、サンジは力を抜かない。
「ソリから落ちたら大変だ。大人しくここにいろ」
確かにまだ指先には痛みがあり、とてもソリを掴むことなんてできない。甘えてしまっていいのかなぁ、と迷っていると、隣でナミがクスクス笑っている。
「シロはそのままサンジくんに甘えておきなさい。それから一つ言い忘れてたわ。シロは女の子だってよ、サンジくん」
「…!マジかよッ!」
ナミの言葉にサンジはシロをじっと見つめる。
確かに"ぼく"と言ってはいるが、よく見ると顔立ちは可愛く、女の子に見える。
「ん?あっ、もしかしてサンジもぼくのこと男だと思ってた?ごめんね、髪は邪魔だから短いし、昔からよく間違われるんだよね」
「いやっ!謝らなくていいんだ!そ、そうか」
サンジは納得したような表情を浮かべ、その様子を見てナミはまた笑う。周りにいた他の仲間もシロが女だと知って驚く者が数名いた。
「俺は知ってけどな!だって猫の姿の時"ついてなかった"もんな!」
「"ついてなかった"?あっ!もしかしてルフィ、ぼくを抱っこした時っ!」
シロは言葉の意味が分かり、顔を赤くする。さすがにその見分け方はされた事がなく恥ずかしいと思った。
シロが恥ずかしそうにしているのを見て、ルフィの言葉の意味をみんなが理解する。ウソップとナミは呆れてルフィにそれはダメ、と声をかける。サンジは「レディになんて事を!」とルフィを怒っている。
「そういや、お前が寝てる間に面白いやつが仲間に入ったぞ。ほら、前を見てみろよ」
ルフィたちが騒ぐなか、ゾロがシロに話しかける。シロは言われた通りにソリの前方を見ると、そこにはトナカイがいた。
「あっ!トナカイ。もしかしてドクトリーヌのところにいた?」
「そうなの。トニーくんっていって、すごい医者なのよ!」
ビビの言葉が聞こえたのか、「褒められても嬉しくねェぞ!コノヤロー」と聞こえる。
「帰ったらナミの回復祝いとチョッパーの仲間になった記念に宴だ!」
なぜか顔を腫らしたいるルフィが、嬉しそうににししっと笑った。
※
「よーしっ!みんな!それじゃ、かんぱーい!」
ルフィの号令で、乾杯とコップを合わせる。シロはもちろんサンジ特製のジュースだ。
「シロ、改めて新しい仲間のチョッパーだ!こいつもおもしろトナカイで、お前と似てんだ」
ルフィがぐいぐいとチョッパーをシロの方へと押す。きちんと顔を合わせるのは初めてで、お互いに少し緊張したように挨拶をした。
「お前も能力者なのか?俺はトナカイだけど、ヒトヒトの実を食ったんだ」
「ぼくはネコネコの実。モデルはホワイトタイガーだよ。そっか、ぼくたち似た者同士だね」
お互いに獣型の姿になり、くすっと笑う。今ここに麦わらの一味動物系 コンビが誕生した。
その様子を見ている他の仲間は、可愛い者同士が仲良くする姿に癒されていた。
少しずつ意識が覚醒し、目を開けるとそこはサンジの腕の中だった。
「あれ?ぼくは…。寒っ!高い!」
さっきまでドクトリーヌの病室のベッドにいたのに、気がつけば夜空をトナカイが引くソリで駆け降りていた。
「目ェ覚めたか?お前また寝てて起きなかったから、そのまま連れてきたんだよ」
「ご、ごめん。もう大丈夫だよ。重たいでしょ、離していいよ」
サンジの腕に支えられて座っていたシロはもぞもぞとそこから抜け出そうとする。それを許さないとでも言うように、サンジは力を抜かない。
「ソリから落ちたら大変だ。大人しくここにいろ」
確かにまだ指先には痛みがあり、とてもソリを掴むことなんてできない。甘えてしまっていいのかなぁ、と迷っていると、隣でナミがクスクス笑っている。
「シロはそのままサンジくんに甘えておきなさい。それから一つ言い忘れてたわ。シロは女の子だってよ、サンジくん」
「…!マジかよッ!」
ナミの言葉にサンジはシロをじっと見つめる。
確かに"ぼく"と言ってはいるが、よく見ると顔立ちは可愛く、女の子に見える。
「ん?あっ、もしかしてサンジもぼくのこと男だと思ってた?ごめんね、髪は邪魔だから短いし、昔からよく間違われるんだよね」
「いやっ!謝らなくていいんだ!そ、そうか」
サンジは納得したような表情を浮かべ、その様子を見てナミはまた笑う。周りにいた他の仲間もシロが女だと知って驚く者が数名いた。
「俺は知ってけどな!だって猫の姿の時"ついてなかった"もんな!」
「"ついてなかった"?あっ!もしかしてルフィ、ぼくを抱っこした時っ!」
シロは言葉の意味が分かり、顔を赤くする。さすがにその見分け方はされた事がなく恥ずかしいと思った。
シロが恥ずかしそうにしているのを見て、ルフィの言葉の意味をみんなが理解する。ウソップとナミは呆れてルフィにそれはダメ、と声をかける。サンジは「レディになんて事を!」とルフィを怒っている。
「そういや、お前が寝てる間に面白いやつが仲間に入ったぞ。ほら、前を見てみろよ」
ルフィたちが騒ぐなか、ゾロがシロに話しかける。シロは言われた通りにソリの前方を見ると、そこにはトナカイがいた。
「あっ!トナカイ。もしかしてドクトリーヌのところにいた?」
「そうなの。トニーくんっていって、すごい医者なのよ!」
ビビの言葉が聞こえたのか、「褒められても嬉しくねェぞ!コノヤロー」と聞こえる。
「帰ったらナミの回復祝いとチョッパーの仲間になった記念に宴だ!」
なぜか顔を腫らしたいるルフィが、嬉しそうににししっと笑った。
※
「よーしっ!みんな!それじゃ、かんぱーい!」
ルフィの号令で、乾杯とコップを合わせる。シロはもちろんサンジ特製のジュースだ。
「シロ、改めて新しい仲間のチョッパーだ!こいつもおもしろトナカイで、お前と似てんだ」
ルフィがぐいぐいとチョッパーをシロの方へと押す。きちんと顔を合わせるのは初めてで、お互いに少し緊張したように挨拶をした。
「お前も能力者なのか?俺はトナカイだけど、ヒトヒトの実を食ったんだ」
「ぼくはネコネコの実。モデルはホワイトタイガーだよ。そっか、ぼくたち似た者同士だね」
お互いに獣型の姿になり、くすっと笑う。今ここに麦わらの一味
その様子を見ている他の仲間は、可愛い者同士が仲良くする姿に癒されていた。