【ドラム王国編】
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ドクトリーヌに言われて安静にしていると、ドアの向こうからドタバタと激しい足音が聞こえてきた。バンっと勢いよく扉が開き、入ってきたのは小さな生き物にルフィとサンジ。
「あっ!サンジ!ルフィ!良かった元気そうで」
「シロ!目が覚めたんだな!良かったー!そうだ!今、おもしろトナカイを仲間にしようと誘ってたんだ!お前からも言ってくれよ」
シロが起きている事に喜ぶルフィだが、トナカイのことも気になるようで「どこにいったー?」と辺りを見渡して、またどこかへ走り去って行った。
「シロ、悪かったな。その手、痛いよな」
サンジが申し訳なさそうにシロの手を見る。そんな顔して欲しいわけじゃないのに…とシロは思い、「大丈夫!みんなが元気になって良かった!」とサンジに笑いかける。
「それに、サンジが守ってくれたから、ぼくはこのくらいの傷で済んだんだよ?」
雪崩から身を挺して守ってくれなければ、骨が折れていたりもっと酷い怪我をしていたかもしれない。
「だから、ありがとう」
「そんなに気になるんなら、サンジくんがシロの手が治るまで色々手伝ってあげたらいいんじゃない?」
ナミがニヤリと笑う。何かおかしいなぁとシロは思った。
「…そうだな。よしっ!しばらくは俺がシロの世話係だ!そういえば腹減ったんじゃないか?何か作れねェか見てくる」
サンジは嬉しそうにして部屋から飛び出して行った。
「あっ!行っちゃった。気にしなくていいのに。それにしてもサンジって本当に料理好きなんだね。あんなに嬉しそうにしてさ」
「ふふっ。そうね」
ナミはサンジが何に嬉しそうにしていたか分かっていたが、あえて言わずに笑って誤魔化した。
「っ!ナミ、ぼくちょっと眠くなったから寝るね」
シロは突然指先に走った激痛に、先ほどのドクトリーヌの言葉を思い出した。
(痛み止めが切れたんだ)
「大丈夫?顔色が悪いわよ?」
「だ、大丈夫。多分疲れただけだと思う」
そう言いながら、シロはガバッと布団を被り、ナミにおやすみと声をかけると、ナミもおやすみと返事をした。
シロは潜った布団の中で服の裾を噛み、痛みで声が漏れないようにした。病み上がりのナミに心配をかけたくないと思うし、弱っているところを見せないようにする癖がそういう行動を取らせていた。
覚悟をしておけと言われていたけど、ここまでとは。シロはあまりの痛みと疲労にいつしか眠ってしまうのだった。
「あっ!サンジ!ルフィ!良かった元気そうで」
「シロ!目が覚めたんだな!良かったー!そうだ!今、おもしろトナカイを仲間にしようと誘ってたんだ!お前からも言ってくれよ」
シロが起きている事に喜ぶルフィだが、トナカイのことも気になるようで「どこにいったー?」と辺りを見渡して、またどこかへ走り去って行った。
「シロ、悪かったな。その手、痛いよな」
サンジが申し訳なさそうにシロの手を見る。そんな顔して欲しいわけじゃないのに…とシロは思い、「大丈夫!みんなが元気になって良かった!」とサンジに笑いかける。
「それに、サンジが守ってくれたから、ぼくはこのくらいの傷で済んだんだよ?」
雪崩から身を挺して守ってくれなければ、骨が折れていたりもっと酷い怪我をしていたかもしれない。
「だから、ありがとう」
「そんなに気になるんなら、サンジくんがシロの手が治るまで色々手伝ってあげたらいいんじゃない?」
ナミがニヤリと笑う。何かおかしいなぁとシロは思った。
「…そうだな。よしっ!しばらくは俺がシロの世話係だ!そういえば腹減ったんじゃないか?何か作れねェか見てくる」
サンジは嬉しそうにして部屋から飛び出して行った。
「あっ!行っちゃった。気にしなくていいのに。それにしてもサンジって本当に料理好きなんだね。あんなに嬉しそうにしてさ」
「ふふっ。そうね」
ナミはサンジが何に嬉しそうにしていたか分かっていたが、あえて言わずに笑って誤魔化した。
「っ!ナミ、ぼくちょっと眠くなったから寝るね」
シロは突然指先に走った激痛に、先ほどのドクトリーヌの言葉を思い出した。
(痛み止めが切れたんだ)
「大丈夫?顔色が悪いわよ?」
「だ、大丈夫。多分疲れただけだと思う」
そう言いながら、シロはガバッと布団を被り、ナミにおやすみと声をかけると、ナミもおやすみと返事をした。
シロは潜った布団の中で服の裾を噛み、痛みで声が漏れないようにした。病み上がりのナミに心配をかけたくないと思うし、弱っているところを見せないようにする癖がそういう行動を取らせていた。
覚悟をしておけと言われていたけど、ここまでとは。シロはあまりの痛みと疲労にいつしか眠ってしまうのだった。