【ドラム王国編】
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麦わらの一味になり数日。シロはまだ戸惑う事もあるが、少しずつこの生活に対応出来るようになってきていた。最近はサンジの手伝いで食料調達をしている。ジャングルで磨いた釣りの腕が役に立つと知り、張り切っていた。
釣り竿から垂れる糸に気を向けながら、ふと後ろの気配が気になり振り返ると、ナミがふらつくのが見えた。急いで釣り竿を引き上げて、ナミの元へと駆け寄る。間一髪のところで倒れるナミを支えることが出来た。
「ナミさん!大変っ!ちょっと来て!」
隣で見ていたビビが驚いて声を上げる。その間もナミは苦しそうに息を吐いて、体は汗が滲み熱かった。
「ひどい熱だ。ルフィ!どうしよう」
ひとまずナミをベットに運ぶ事になり、サンジがお姫様抱っこで連れて行った。熱を測ると平熱をはるかに超えている。シロはこの症状に覚えがあった。ただ、確証はなく本当にそうなればナミは危険だと不安になった。
「熱が高すぎる!この船には少しでも医学をかじった人はいないの?」
ビビが尋ねるとルフィたちは揃ってナミを指差した。それを見たビビは、急いで医者を探しましょうと声をかける。それを聞いたナミは熱にうなされながら、ダメよとビビを止め、引き出しの中の新聞を見るように促した。
そこには、アラバスタ王国の記事が載っている。国王軍が反乱軍へと寝返ったと不穏な内容だ。
「そんなこれじゃ一気に…」
「船の速度は変わらないから、不安にさせるだけと思って」
ビビの事情はシロも船に乗ってから教えてもらっていた。実はアラバスタ王国の王女で、この船で国へと送ってもらっているのだと。国内で起きている争いごとを止めるために急いでいると。国、いや国民の命を背負ってビビは闘っている。
「船に乗せてもらっている身で申し訳ないのだけれど、最高速度でアラバスタへ向かってほしい」
「当たり前じゃない」
ビビの言葉にナミはにこりと笑って見せる。それにビビも笑顔を返して、「じゃあ医者を探しましょう!」と。
ナミがいないとこの船は最高速度が出せない。それがビビの答えだった。
シロもビビの言葉に安堵した。もし、この熱がシロが知っている熱なら、早く医者に見せないと危ない。みんなを不安にさせたくないし、今はただ出来るだけ安静にナミの看病を続けようと、シロは思った。
釣り竿から垂れる糸に気を向けながら、ふと後ろの気配が気になり振り返ると、ナミがふらつくのが見えた。急いで釣り竿を引き上げて、ナミの元へと駆け寄る。間一髪のところで倒れるナミを支えることが出来た。
「ナミさん!大変っ!ちょっと来て!」
隣で見ていたビビが驚いて声を上げる。その間もナミは苦しそうに息を吐いて、体は汗が滲み熱かった。
「ひどい熱だ。ルフィ!どうしよう」
ひとまずナミをベットに運ぶ事になり、サンジがお姫様抱っこで連れて行った。熱を測ると平熱をはるかに超えている。シロはこの症状に覚えがあった。ただ、確証はなく本当にそうなればナミは危険だと不安になった。
「熱が高すぎる!この船には少しでも医学をかじった人はいないの?」
ビビが尋ねるとルフィたちは揃ってナミを指差した。それを見たビビは、急いで医者を探しましょうと声をかける。それを聞いたナミは熱にうなされながら、ダメよとビビを止め、引き出しの中の新聞を見るように促した。
そこには、アラバスタ王国の記事が載っている。国王軍が反乱軍へと寝返ったと不穏な内容だ。
「そんなこれじゃ一気に…」
「船の速度は変わらないから、不安にさせるだけと思って」
ビビの事情はシロも船に乗ってから教えてもらっていた。実はアラバスタ王国の王女で、この船で国へと送ってもらっているのだと。国内で起きている争いごとを止めるために急いでいると。国、いや国民の命を背負ってビビは闘っている。
「船に乗せてもらっている身で申し訳ないのだけれど、最高速度でアラバスタへ向かってほしい」
「当たり前じゃない」
ビビの言葉にナミはにこりと笑って見せる。それにビビも笑顔を返して、「じゃあ医者を探しましょう!」と。
ナミがいないとこの船は最高速度が出せない。それがビビの答えだった。
シロもビビの言葉に安堵した。もし、この熱がシロが知っている熱なら、早く医者に見せないと危ない。みんなを不安にさせたくないし、今はただ出来るだけ安静にナミの看病を続けようと、シロは思った。