守りたいものと同一人物
守りたいもの <番外編>
主人公の名前
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今年もいろいろあったなぁと、年越し蕎麦を啜 りながらケイは思い出に浸っていた。
「あと少しで年が明けるってばよ。なーんかあっという間だったな!」
『そうだね。任務とかいろいろ忙しかったからね』
第七班として、ナルト、サスケ、サクラと共にカカシの元で修行や任務に励んだ日々を思い出す。初めはギクシャクしていたチームも、今ではそれなりにチームワークも良くなり、カカシに褒められることも増えていた。
「あとで初詣行くってばよ!せっかくだし、サクラちゃんたちも誘おうぜ」
『でも、夜遅いから大丈夫かな?』
「じゃあカカシ先生も誘えば、良いんじゃねえのかな?」
誘ってきてやるってばよ!といつの間にやら蕎麦を食べ終えていたナルトは、器を台所へと運ぶと今日中には戻ってくると言い残し飛び出していった。
『あーあ、行っちゃった。あと少しで年明けちゃうのに…』
さすがに三人に声をかけるとなると戻るころには年を越しちゃうかな、と思いケイは寂しくなった。一人で年を越さなければいけないのかと。
その時、窓のほうからコンコンと叩く音がした。何だろうとカーテンを開ければ、雪がちらつく暗闇に眠たげな目をした見慣れた顔があった。
『カカシ先生!どうしたんですか?』
「あらら?ケイは一人?ナルトは一緒じゃないの?」
ケイが開けた窓からよっこいしょと身を乗り出して首を傾げるカカシ。寒かったのか顔が薄っすらと赤くなっている。
『寒いでしょうから中に入ってください。ナルトは先生たちを初詣に誘おうと飛び出して行っちゃいました』
「それはタイミングが悪かったな。すれ違ったか」
カカシが困ったようにポリポリと額当てをかいた。どうしたのかケイが尋ねると、自分もみんなを初詣に誘いに来たのだと言うのだ。
『先生が誘いに来てくれるなんてなんだか意外です』
「んー、オレも柄 じゃないかなって思ったんだけど、アスマが行けっていうからな」
上忍たちの提案で、アスマ班、紅班、ガイ班、それからカカシ班で初詣に行こうということになったらしく、それぞれ担当の下忍へと声をかけに来たということだった。
『なるほど!楽しそうですね』
新年早々にみんなと会えるなんて!今年は良い年になりそうだ、とケイはにこにこしている。
「まあ、どうせナルトを待たなきゃいけないし。一緒に年越ししようか」
『いいの!?やったー!ありがとう、先生!』
さっきまでの寂しい気分から一転して、嬉しそうにカカシに飛びつくケイ。カカシは窓枠に座ってバランスを崩すことなくそれを受け止める。
「危ないよ。ん?そろそろかな?」
カカシの言葉が終わると同時に、新年の合図の鐘の音が響いてきた。
『カカシ先生、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします』
「こちらこそ。今年もよろしく」
カカシはぐりぐりとケイの頭を撫でながらにこりと笑った。
「あー!!カカシ先生ってばこんなところにいたってばよ!」
鼻を赤くしたナルトが足音をどたどたと響かせながら玄関から入ってくる。
「よっ!ご苦労だったね」
「よっ!じゃないってばよ!オレってばめちゃくちゃ探したんだぞ!」
『先生も初詣に誘いに来てくれたんだよ』
えっ?とナルトがカカシを驚いたように見る。あはは、と照れたように笑ってカカシは事のいきさつを説明した。ナルトはそういうことだったのか、と落ち着きを取り戻して、納得したように笑った。
「じゃあ、さっそく集合場所に行くってばよ!とその前に、カカシ先生明けましておめでとうだってばよ!今年もよろしくってばよー!!」
少し照れたように、そして嬉しそうにナルトもカカシに飛びついた。二人から抱きしめられてカカシは優しげに微笑むのだった。
「あと少しで年が明けるってばよ。なーんかあっという間だったな!」
『そうだね。任務とかいろいろ忙しかったからね』
第七班として、ナルト、サスケ、サクラと共にカカシの元で修行や任務に励んだ日々を思い出す。初めはギクシャクしていたチームも、今ではそれなりにチームワークも良くなり、カカシに褒められることも増えていた。
「あとで初詣行くってばよ!せっかくだし、サクラちゃんたちも誘おうぜ」
『でも、夜遅いから大丈夫かな?』
「じゃあカカシ先生も誘えば、良いんじゃねえのかな?」
誘ってきてやるってばよ!といつの間にやら蕎麦を食べ終えていたナルトは、器を台所へと運ぶと今日中には戻ってくると言い残し飛び出していった。
『あーあ、行っちゃった。あと少しで年明けちゃうのに…』
さすがに三人に声をかけるとなると戻るころには年を越しちゃうかな、と思いケイは寂しくなった。一人で年を越さなければいけないのかと。
その時、窓のほうからコンコンと叩く音がした。何だろうとカーテンを開ければ、雪がちらつく暗闇に眠たげな目をした見慣れた顔があった。
『カカシ先生!どうしたんですか?』
「あらら?ケイは一人?ナルトは一緒じゃないの?」
ケイが開けた窓からよっこいしょと身を乗り出して首を傾げるカカシ。寒かったのか顔が薄っすらと赤くなっている。
『寒いでしょうから中に入ってください。ナルトは先生たちを初詣に誘おうと飛び出して行っちゃいました』
「それはタイミングが悪かったな。すれ違ったか」
カカシが困ったようにポリポリと額当てをかいた。どうしたのかケイが尋ねると、自分もみんなを初詣に誘いに来たのだと言うのだ。
『先生が誘いに来てくれるなんてなんだか意外です』
「んー、オレも
上忍たちの提案で、アスマ班、紅班、ガイ班、それからカカシ班で初詣に行こうということになったらしく、それぞれ担当の下忍へと声をかけに来たということだった。
『なるほど!楽しそうですね』
新年早々にみんなと会えるなんて!今年は良い年になりそうだ、とケイはにこにこしている。
「まあ、どうせナルトを待たなきゃいけないし。一緒に年越ししようか」
『いいの!?やったー!ありがとう、先生!』
さっきまでの寂しい気分から一転して、嬉しそうにカカシに飛びつくケイ。カカシは窓枠に座ってバランスを崩すことなくそれを受け止める。
「危ないよ。ん?そろそろかな?」
カカシの言葉が終わると同時に、新年の合図の鐘の音が響いてきた。
『カカシ先生、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします』
「こちらこそ。今年もよろしく」
カカシはぐりぐりとケイの頭を撫でながらにこりと笑った。
「あー!!カカシ先生ってばこんなところにいたってばよ!」
鼻を赤くしたナルトが足音をどたどたと響かせながら玄関から入ってくる。
「よっ!ご苦労だったね」
「よっ!じゃないってばよ!オレってばめちゃくちゃ探したんだぞ!」
『先生も初詣に誘いに来てくれたんだよ』
えっ?とナルトがカカシを驚いたように見る。あはは、と照れたように笑ってカカシは事のいきさつを説明した。ナルトはそういうことだったのか、と落ち着きを取り戻して、納得したように笑った。
「じゃあ、さっそく集合場所に行くってばよ!とその前に、カカシ先生明けましておめでとうだってばよ!今年もよろしくってばよー!!」
少し照れたように、そして嬉しそうにナルトもカカシに飛びついた。二人から抱きしめられてカカシは優しげに微笑むのだった。