はじまり
主人公の名前
設定NARUTOの夢小説。
カカシ寄りのほのぼのになる予定。
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試験終了後、イルカから話があるもケイにはそれどころじゃなかった。
隣で落ち込むナルトが気になって集中出来なかったのだ。
アカデミーを出ると他の生徒の親が、子供達の結果を聞いて喜んだり、励ましたりしている姿があった。
そんな中を通り過ぎる時
「また落ちたらしいわよ」
「落ちて当然よ」
と悪意のある言葉が聞こえてきた。
ケイの耳に聞こえた声は隣のナルトにも聞こえていて、さらに落ち込んでいる。
(また。何で大人達はナルトのことをそんなに嫌うの)
ナルトの今にも泣き出しそうな悲しげな表情が、ケイの心に突き刺さる。
励まそうにも良い言葉が見つからず、ケイの頭の中は感情がぐるぐると渦巻いた。
結局そのままアパートへと戻り、ナルトと別れる。
自室に入ったところで疲れが出て、ケイは少し休む事にした。
どのくらい眠ってしまったのか。
ドンドンと響く音に目を覚ますと、辺りは暗くなっていた。
音は隣の、ナルトの部屋の方から聞こえる。
『どうしたんですか?』
ドアから顔を出して、ドアを叩く人物を見ると、そこにはイルカが立っていた。
「うるさくしてごめんな。ナルトを見なかったか?」
『見てませんが、何かあったんですか?』
イルカは何故か言葉を詰まらせて返事に困っている。
何か良くないことが起きているのかと詰め寄ろうとした時だった。
「ナルトが行方不明になった」
小さなイルカの声が響いた。
突然のことに理解が追いつかず、固まるケイ。
そんな彼女にイルカは、ナルトが帰ったら教えてくれと言い残し、瞬身の術で姿を消した。