はじまり
主人公の名前
設定NARUTOの夢小説。
カカシ寄りのほのぼのになる予定。
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教室にはすでに他の生徒も来ていた。
空いている席に着くと、先生のイルカから課題の発表が始まる。
「今回の課題は、分身の術だ!名前を呼ばれた者は隣の教室にて試験を受けること!」
イルカの言葉に、安堵する声や不安を漏らす声が教室に広がる。
ふと、ケイが隣を見ると、焦った表情のナルトが頭を抱えていた。
(よりにもよってナルトの1番苦手な術だもんね)
今回こそは合格すると意気込んでいただけに、出鼻を挫かれたようだ。
「次!守乃ケイ!」
『じゃあ先に行ってくる』
「お、おう!頑張るってばよ!」
ナルトの声に勇気を貰い、いざ試験へと向かう。
教室の中には試験官のイルカとミズキが待っていた。
『守乃ケイです。よろしくお願いします!』
「課題は分身の術。一体でも分身を出せれば合格となる」
ケイは集中し、チャクラを練り上げて術を発動させた。ボンっと一体の分身が現れる。
ほっとしたのも束の間、分身は消えてしまった。
「んー。少し持続が足りない気もするけど、まあギリギリ合格かな」
『やった!ありがとうございます』
良かったと、廊下に出るもすぐに気持ちは落ち着かなくなる。
不安な表情のナルトがいたからだ。
『ナルト、頑張って!一緒に下忍になろう』
「まかせるってばよ!こんなの余裕だもんねー」
口ではそう言いながらも、表情を見れば強がりを言っているのだと分かる。
そしてやはり結果は不合格だった。