中忍選抜試験
主人公の名前
設定NARUTOの夢小説。
カカシ寄りのほのぼのになる予定。
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音忍達に襲われていたケイ達は、第十班の助太刀を受けてなんとか窮地を脱した。
だが、猪鹿蝶トリオのチームワークを持ってしても音忍達を倒す決定打が打てない。
その時、リー班のネジとテンテンが現れた。戻らないリーの事が気になって探しにきたのだ。
少しずつ耳の調子が戻ってきたケイだが、周りの会話が聞こえず、困っているところに背筋がゾクリと凍りそうな気配がした。
(誰?こんなチャクラ感じた事ない…)
はっと辺りを見渡すも敵は音忍だけだ。
しかし、誰からの気配かはすぐに判明した。それは、気を失っていたサスケからだった。
普段のサスケからは想像出来ない、桁外れにおぞましい気配が漂う。
目を覚ましたサスケは、ボロボロのサクラを見て、怒りを滲ませた。
そこからはあっという間の出来事だった。
サスケが音忍達を瞬殺する。その際にサスケの体はサクラが言っていた変なアザに飲み込まれており、以前のサスケに戻らないのではと思わせるほどに恐ろしいものだった。
変わったのは見た目だけでは無く、行動にも表れていた。サスケがなんの躊躇もなく、音忍の一人ザクの腕を折り、笑みを浮かべている。
サクラはそんなサスケを見ておられず、必死にサスケを止める。サクラの呼びかけにサスケがやっと落ち着きを取り戻し、体からはアザが引いていた。
(あれがサクラの言っていた大蛇丸の術の影響…。あんな悍ましい力をサスケが求めるわけない)
いつもクールなサスケだが、無闇に人を傷つけるようなことはしない優しさを持っている。
今回のように笑いながら人を傷つけることはしない。
サクラが止めてくれて良かった。あのままだと大蛇丸の与えた力に、サスケは飲み込まれてしまっていたかもしれない。そう思うとケイは改めて大蛇丸に対して恐怖を抱いた。
力の反動で動けないサスケを支えるサクラ。
気絶しているリーとナルト。
シカマル、チョウジ、いのも少し怪我はあるが命に別状があるものはいない事にケイは安堵する。あとは音忍達の出方次第と思い視線を向けると、音忍の一人がザクを抱え、巻物をその場に置いてこの場を去っていった。
満身創痍な状態だったが、仲間達のおかげで最悪の事態を免れた第七班。
とにかく今は誰も命を落とさなかった事に感謝しようと思うケイだった。