はじまり
主人公の名前
設定NARUTOの夢小説。
カカシ寄りのほのぼのになる予定。
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
少し年季の入ったアパートの一室から、チリチリチリと激しい音が響いた。
部屋の主の少女はその音の原因、目覚まし時計へと手を伸ばす。
まだ眠い体をもそもそと動かし、ようやく音を止めると大きなあくびを一つ。
『おはよー』
と言う声に返事はない。
少女こと、ケイはこのアパートに1人で暮らしている。両親は幼い頃に亡くなってしまったと、里の長火影に聞いた。
だからといって寂しい事はない。火影が親身に世話をしてくれているし、隣には同じ歳の少年、ナルトがいるからだ。
『ナルトー!行くよー』
彼の部屋のドアを叩くと中から
「待ってくれってばよー!」
と返事が返ってきた。
ようやく顔を出し、待たせたなと一言。
『いいよ。それよりも今日の試験大丈夫?』
「分身の術以外なら何でも良いってばよ!」
ナルトは頼むってばよーと空に向かって何やら祈りを捧げるポーズをとっている。
大げさだとケイは思ったが、そういう彼女も分身の術は苦手な分類だった。
『簡単な課題だったらいいね』
そんな話をしながら2人はアカデミーへと向かっていくのだった。