中忍選抜試験
主人公の名前
設定NARUTOの夢小説。
カカシ寄りのほのぼのになる予定。
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任務に修行にと忙しく過ごす日々。
その日常を変える出来事があった。
それは中忍試験が開催されること。
正式には中忍選抜試験。試験を受けるにはいくつか条件があるが、どれもクリアしている。上忍から推薦が必要というのもカカシからの推薦があるから問題なし。第七班の全員が参加資格が出来た。
「受験を希望するなら、この志願書に名前を書いて、5日後の午後3時まで学校の301号室に来ること。あくまで強制ではないから、受験するかしないかはお前たちの自由だ」
『中忍かー。試験難しそう』
「オレはぜってぇ受けるってばよ!」
ケイが不安がる横では、中忍試験!中忍試験!とやる気満々のナルトが叫ぶ。
サスケやサクラは志願書にしっかりと目を通していた。
ナルトとサスケは表情からして迷いなく受けるつもりのようだ。サクラは表情が曇っているところを見ると迷っていると言った感じだろう。
かく言うケイは迷っていたが、せっかくな機会だし受けてみようと前向きに考えていた。
カカシが今日は解散と声をかけて姿を消す。
ケイは未だ志願書を睨むサクラを心配していた。
『サクラ。これからちょっと時間ある?』
「あるけど、どうしたの?」
いいから、いいからとナルトとサスケを置いて、サクラを連れ出す。
やって来たのはお団子屋だった。
お団子セットを頼んで、2人で外の椅子に腰掛ける。
『さっきの中忍試験の話。サクラ迷ってるでしょ?』
「…うん。ケイはどうするか決めた?」
サクラがケイの様子を伺うように尋ねてくる。ケイは受けるよと笑った。
『だって、せっかくカカシ先生が推薦してくれて、チャンスなのに受けないのはちょっと勿体無いかなって』
「チャンスか。でも、怖くない?危険だって聞くし」
サクラはそう言うと俯いた
『怖いのは少しあるかな。でも、みんなと一緒だから。今まで乗り越えて来た事を考えたら、今度も大丈夫な気がする!』
ちょうど運ばれて来たお団子セットを受け取り、サクラにも渡す。
『サクラだって一緒に修羅場をくぐり抜けて来たんだから!自信持って良いと思うよ』
お茶を啜ってほっと一息つく。サクラもケイと同様にお茶を啜った。
「そうよね。波の国の時だって、怖い思いはしたものね!」
なんだか元気出て来た!と今度はお団子を1つ齧った。
『だけど、カカシ先生が強制はしないって言ってたから、ゆっくり考えて答えを出したらいいよ』
もぐもぐとお団子を食べつつ、2人は会話を続ける。サクラはそうするわと最後の一口を食べた。
「ケイのおかげで前向きに考えられそうよ!ありがとう」
『どういたしまして。サクラはやっぱり笑顔が一番!暗い顔は似合わないよ』
先ほどまでの曇った表情から一転して、普段の明るい表情がサクラに戻った。
『さーて!試験の日までに修行をもっと頑張らなきゃ!』
「最近やりすぎじゃない?無理しちゃだめよ?」
今度はサクラがケイの心配を始めた。
そんなサクラにケイは、お母さんみたいと笑う。
「せめてお姉さんにしなさいよ!」
そう言いながらもサクラは笑っていた。