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硝子さんの友達の名前は?
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小夜と家入の交流が再開してからというもの、2人は最低月1回は顔を合わせるようになっていた。そしてその時には必ず夏油は家入に同行して姿を見せ、五条も2回に1回は姿を見せる様になった。
「…硝子、今度小夜ちゃんと会うのはいつ?」
「アンタ仮にも特級だよね?そんな遊んでて良いの?」
家入がそう声を上げるのは至極尤もー季節は初夏。業界は繁忙期に突入しようとしていた。
「…今更んな事言ったって無駄だろぉ?傑は何があっても八重樫に会いたくて仕方ねぇんだからよ。…さっさと告って振られちまえば良いんだ」
「…こっちはこっちで親友取られて寂しいのかぁ」
「なんでそーなるんだよ!」
「夏油、今度会うのは来週の金曜日だよ」
「……」
「…夏油?聞いてる?」
「悟、金曜日の任務、代わってくれないか?」
「ハァ?俺だって任務だよ」
「硝子…、その荷物、どうしたの?」
約束の金曜日。待ち合わせ場所に1人で現れた家入に小夜は驚きの声を上げた。
「これね…、夏油…と、五条が小夜にって。…それより先に場所変えよっか」
家入が両手に持つ紙袋を持つよ、と小夜は1つ受け取り、2人は近くのファミレスへ向かった。
とりあえずドリンクバーを2つ注文し、それぞれ飲み物を準備すると改めて2人は向かい合った。
「はい。…確かに渡したよ」
「え、待って、どういう…」
大ぶりの紙袋2つを前にし、戸惑った顔の小夜に、家入はどう言えばいいかなと、グラスにさしたストローを弄んだ。祓除の任務と言っても伝わる筈もないしーアイスティをひと口飲む。
「…今、アイツらあちこち実習に出てんのよ。で、そのお土産だとか何とか…、わざわざ送って来てさ。今日小夜と会うのに持ってけって」
「…見ても良い?」
小夜に頷きながら、家入は先日のやり取りを思い出す。
「…なぁ硝子、傑、どうしたらいいと思う?」
「ほっとくよ。相手にするのめんどくさいし」
スケジュールを確認しながら何かしらブツブツ言っている夏油に2人はため息を吐いた。
「…小夜とはいつだって会えるんだもん、そんなに深刻に考える必要ないと思うけど?」
「ま、そーだよな。どーせ世間の学生は夏休みっつう良いモノもあるしな。…傑がこの日に八重樫に告るっつーなら話は別だろーけどな」
「まだそこまでの関係性が確立してないから悩んでいるんだよ。…もっと彼女と親しくなってからじゃないと、私の気持ちも信用してもらえないだろう?」
「…そこまで計算してんのかよ…」
そんなやり取りの後、夏油と五条はそれぞれ任務に赴いた。そして夏油から家入宛に連日荷物が届き、家入がそれを不審に思ったタイミングで彼から電話が来た。
『やぁ硝子』
「ちょっと、あの荷物なんなの?」
『あぁ、小夜ちゃんにお土産として渡して欲しいんだ』
「…は?」
夏油から送られてきた荷物は毎日の様に届いており、その土地名産の菓子やちょっとした小物やアクセサリーの類も見受けられる。物のサイズはともかく、数にしたらそれなりの数だ。
「…何考えてんの?」
『あぁ、私と悟からって事にしておいて。流石に私からと言ったら気を遣わせてしまうからね』
そこじゃねぇよ、と家入はため息を吐く。もう何を言っても会話にはならないだろう。会話するのも面倒になった家入は、了承の旨を伝えると早々に電話を切った。
「…こんなにたくさん…、」
家入が目の前に意識を向けると、テーブルいっぱいに様々な物品が広げられていた。持って来たのは自分なのだが、色々面倒になって何が入っているとかいうのは全く把握してもいないし気にもしていなかった。それにしてもーこの量は多過ぎだろと家入は内心舌打ちした。
「…ごめん、私もたいして確認しないで持って来ちゃったから…、迷惑なら誰かにあげたり、リサイクルショップで売って小遣いにしても良いし」
家入は目の前に置かれた綺麗なガラス細工の置物を眺めながら呟いたー内心ではマジかよ夏油、とも。
「…どういうつもり、なんだろうね」
アイスティを飲みながら、家入は視線を向ける。
「これ、ほとんど夏油さんから、じゃない?…五条さんは、…こういうの、あんまり興味無さそうだし、」
家入は小夜に同情したーこんなの嫌がらせだぞ絶対。ていうか本当にめんどくさくなってきたー。
「…小夜に気があるんじゃない?」
「えっ⁉︎…そんな事って、…ある?」
「無い、とは言い切れないじゃない?…一応、夏油は男だし、小夜は女子だし」
「…なんか…すごくコメントに困る言い方だね」
「そぉ?生物学的な観点から可能性のあるコメントのつもりだったんだけど。…で?小夜はどうなの?」
「っ、どう、って…、」
「アリかナシかだけでも決めとけば楽じゃない?」
家入の言葉に何か思うところがあったのだろうか、小夜はアイスティに手を伸ばした。何処となく上の空、という表現が当てはまる様子の彼女はグラスを置いた。
「…たぶん、…ナシ、ではないと思う。少なくとも、嫌じゃない、って言うか…、」
「…まだよくわかんない、ってトコかな」
「うん…、そうかも」
小夜の言葉に内心、これからどうなるかなぁ、と楽しみ半分呆れ半分の家入は頷いた。
「…で、コレはどうする?」
「…コレは…ちょっとやり過ぎな感じもするけど…、今度会った時にお礼するよ」
困った様に笑う小夜。後で夏油から1カートンくらい貰わないと割に合わないと、家入はアイスティを飲んだ。
「…硝子、今度小夜ちゃんと会うのはいつ?」
「アンタ仮にも特級だよね?そんな遊んでて良いの?」
家入がそう声を上げるのは至極尤もー季節は初夏。業界は繁忙期に突入しようとしていた。
「…今更んな事言ったって無駄だろぉ?傑は何があっても八重樫に会いたくて仕方ねぇんだからよ。…さっさと告って振られちまえば良いんだ」
「…こっちはこっちで親友取られて寂しいのかぁ」
「なんでそーなるんだよ!」
「夏油、今度会うのは来週の金曜日だよ」
「……」
「…夏油?聞いてる?」
「悟、金曜日の任務、代わってくれないか?」
「ハァ?俺だって任務だよ」
「硝子…、その荷物、どうしたの?」
約束の金曜日。待ち合わせ場所に1人で現れた家入に小夜は驚きの声を上げた。
「これね…、夏油…と、五条が小夜にって。…それより先に場所変えよっか」
家入が両手に持つ紙袋を持つよ、と小夜は1つ受け取り、2人は近くのファミレスへ向かった。
とりあえずドリンクバーを2つ注文し、それぞれ飲み物を準備すると改めて2人は向かい合った。
「はい。…確かに渡したよ」
「え、待って、どういう…」
大ぶりの紙袋2つを前にし、戸惑った顔の小夜に、家入はどう言えばいいかなと、グラスにさしたストローを弄んだ。祓除の任務と言っても伝わる筈もないしーアイスティをひと口飲む。
「…今、アイツらあちこち実習に出てんのよ。で、そのお土産だとか何とか…、わざわざ送って来てさ。今日小夜と会うのに持ってけって」
「…見ても良い?」
小夜に頷きながら、家入は先日のやり取りを思い出す。
「…なぁ硝子、傑、どうしたらいいと思う?」
「ほっとくよ。相手にするのめんどくさいし」
スケジュールを確認しながら何かしらブツブツ言っている夏油に2人はため息を吐いた。
「…小夜とはいつだって会えるんだもん、そんなに深刻に考える必要ないと思うけど?」
「ま、そーだよな。どーせ世間の学生は夏休みっつう良いモノもあるしな。…傑がこの日に八重樫に告るっつーなら話は別だろーけどな」
「まだそこまでの関係性が確立してないから悩んでいるんだよ。…もっと彼女と親しくなってからじゃないと、私の気持ちも信用してもらえないだろう?」
「…そこまで計算してんのかよ…」
そんなやり取りの後、夏油と五条はそれぞれ任務に赴いた。そして夏油から家入宛に連日荷物が届き、家入がそれを不審に思ったタイミングで彼から電話が来た。
『やぁ硝子』
「ちょっと、あの荷物なんなの?」
『あぁ、小夜ちゃんにお土産として渡して欲しいんだ』
「…は?」
夏油から送られてきた荷物は毎日の様に届いており、その土地名産の菓子やちょっとした小物やアクセサリーの類も見受けられる。物のサイズはともかく、数にしたらそれなりの数だ。
「…何考えてんの?」
『あぁ、私と悟からって事にしておいて。流石に私からと言ったら気を遣わせてしまうからね』
そこじゃねぇよ、と家入はため息を吐く。もう何を言っても会話にはならないだろう。会話するのも面倒になった家入は、了承の旨を伝えると早々に電話を切った。
「…こんなにたくさん…、」
家入が目の前に意識を向けると、テーブルいっぱいに様々な物品が広げられていた。持って来たのは自分なのだが、色々面倒になって何が入っているとかいうのは全く把握してもいないし気にもしていなかった。それにしてもーこの量は多過ぎだろと家入は内心舌打ちした。
「…ごめん、私もたいして確認しないで持って来ちゃったから…、迷惑なら誰かにあげたり、リサイクルショップで売って小遣いにしても良いし」
家入は目の前に置かれた綺麗なガラス細工の置物を眺めながら呟いたー内心ではマジかよ夏油、とも。
「…どういうつもり、なんだろうね」
アイスティを飲みながら、家入は視線を向ける。
「これ、ほとんど夏油さんから、じゃない?…五条さんは、…こういうの、あんまり興味無さそうだし、」
家入は小夜に同情したーこんなの嫌がらせだぞ絶対。ていうか本当にめんどくさくなってきたー。
「…小夜に気があるんじゃない?」
「えっ⁉︎…そんな事って、…ある?」
「無い、とは言い切れないじゃない?…一応、夏油は男だし、小夜は女子だし」
「…なんか…すごくコメントに困る言い方だね」
「そぉ?生物学的な観点から可能性のあるコメントのつもりだったんだけど。…で?小夜はどうなの?」
「っ、どう、って…、」
「アリかナシかだけでも決めとけば楽じゃない?」
家入の言葉に何か思うところがあったのだろうか、小夜はアイスティに手を伸ばした。何処となく上の空、という表現が当てはまる様子の彼女はグラスを置いた。
「…たぶん、…ナシ、ではないと思う。少なくとも、嫌じゃない、って言うか…、」
「…まだよくわかんない、ってトコかな」
「うん…、そうかも」
小夜の言葉に内心、これからどうなるかなぁ、と楽しみ半分呆れ半分の家入は頷いた。
「…で、コレはどうする?」
「…コレは…ちょっとやり過ぎな感じもするけど…、今度会った時にお礼するよ」
困った様に笑う小夜。後で夏油から1カートンくらい貰わないと割に合わないと、家入はアイスティを飲んだ。