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硝子さんの友達の名前は?
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夏油と五条が花火大会に行く、と家入に返事をして5日後の事。花火大会まであと2日となるこの日、3人の1年後輩となる七海と灰原は任務終わりのところを夏油と五条に寮の共有スペースに集合だと突然呼び出された。着替えを済ませる事もせず、2人は自室に荷物を置くとすぐに共有スペースへ向かう。
「先輩たち、急にどうしたんだろうね?」
「……」
共有スペース内に置かれたソファに並んで座る2人。
5分程時間が経った。
「おっ、もう来てたのか」
背後から声をかけた五条。
「急に呼び出して悪かったね」
2人を労う夏油。
「先輩、お疲れ様でー」
歯切れ良く元気良く灰原が振り返り、止まる。七海も振り返り、小さく息を吐いた。
「…何があったんです?」
止まった灰原と呆れ顔の七海の前に姿を見せた五条はハーフパンツにTシャツを着、例の真っ黒なサングラスをかけている。また夏油も同じくハーフパンツに柄のシャツを羽織っていた。背も高く、一般人よりも筋肉のついた身体の2人、ラフな服装でも格好はつく。日は傾き、もうすぐ18時ーこんな時間から海にでも行くのだろうかと七海は首を傾げた。
「花火大会に行く服装に悩んでんだよ」
「はぁ」
「で、どーだよ?」
七海は頭痛を逃がす様に息を吐いた。
「…お2人で行くんですか?」
「いや、硝子と硝子の友達の4人で行く予定なんだ」
七海は夏油の言葉に僅かに驚きを覚えた。家入とその友人がこの特級2人と外を歩くー安全であるのは間違いないだろうと七海は思う。だが。
「ナシですね、私としては」
「ハァ⁉︎」
「何処からどう見ても輩じゃないですか…」
「っあー、自分も…、七海の意見に近い…です」
夏油と五条は互いに互いの服装を見た。
「そうだな、悟のそのサングラスはあまり良い印象はないかもしれないね、夜に出掛けるとなれば尚更」
「ハァ⁉︎傑こそそのシャツの柄は何だよ、色だってジジィが着る様な色じゃねぇか」
「色で年齢を判断するのはおかしいだろう、この色はショップの店員が提案してきたんだ。悟が着ているTシャツよりは良いと思うけどね?」
目の前で繰り広げられている不毛な言い合いに七海と灰原は顔を見合わせた。とりあえず2人を止めようと灰原に対し、もう部屋に戻りたいと思った七海だったが、仕方なく灰原に頷いてみせた。
「先輩!他に何か候補はあるんですか⁉︎」
「基本的に、私服で外に出る機会があまりないから…、それで悩んでいてね」
灰原が五条や夏油の着ているようなファッションをして花火大会を見に行ったとしてもおかしくはない、むしろアリだろうと七海は思った。そして自分だったらハーフパンツは履かないしても、夏油が着ている様なシャツを着るかもしれないーそれなのに2人はどうしてこうなるのだろうかと、七海はため息を吐いた。
「…だったらこの際もう浴衣で良いんじゃないですか」
「「…は?」」
「良い考えだね七海!先輩、自分もそう思います!」
後輩2人の意見に夏油と五条は顔を見合わせた。
「よっしゃ行くぞ!浴衣買いに!」
寮の食堂で夕飯を済ませ、19時過ぎ。自室に戻ろうとしていた家入の携帯にメールが届く。
『硝子お疲れー!明後日の待ち合わせの時間と場所、どうしよっか?決めてなかった気がして連絡したよ』
「あー…」
小夜からのメールを見ながら、そう言われれば、と誰にともなく声をあげた。明後日は朝からフリーだが、あの2人はどうだったろうか。恐らくこの時間なら共有スペースか、どちらかの部屋で遊んでいるだろうと思い、家入は寮棟へ向かった。
「…?」
中に入ると家入は首を傾げた。妙に静かで、人の気配があまり感じられない。任務が終わったばかりの後輩2人も居る気配がない。それぞれ何処かに出かけたのかもしれないーいいや、待ち合わせや時間は小夜と2人で決めてしまおう、そう思って家入は階段を上る。自室に戻ればすぐに小夜からのメールへ返信をした。
「これでよし、と」
携帯をベッドに放り出し、何か飲もうと立ち上がった時、携帯の着信音が鳴った。メールではなく電話だー家入は画面を確認すると、面倒くさそうな顔をしてため息をつくと通話ボタンを押した。
「…何か用?」
『用が無きゃ電話しねぇよ。硝子って何色好き?』
「…はぁ?意味わかんないけど」
『だから何色が…、んだよ傑!…、…あぁ硝子、突然すまないね』
「なんなの?私疲れてるんだけど」
『いや、今浴衣を買いに来ていてね、』
「……」
遂にそこまでする様になってしまったのかと硝子は再びため息を吐いた。
『灰原が、浴衣着るなら皆で着てはどうかって提案してくれてね。そこで硝子の浴衣も買って行こうとなったワケなんだ』
「…ちょっと聞くけどさ」
『うん?』
「ウチら3人浴衣着て行ったとして、小夜が洋服だったらどーするつもり?」
『……』
黙る夏油に対し、考えが浅いんだよと内心ため息を吐く家入。これで暴走を止める事が出来たと思ったその時。
『その時は私が彼女に浴衣をプレゼントするよ。合流してから買いにー』
「やめろバカ」
夏油が目の前に居れば家入は間違いなく殴っていただろう。もうこの男には何を言っても通じないなと、こんな奴に惚れられた小夜の事を家入は少々気の毒に思った。
「…他に服装の選択肢は無いワケ?」
『いや、七海や灰原にも相談して、一緒に来てもらってるんだけどね…、どうしても夏らしい服装だと“輩にしか見えない”って言われてしまって困ってるんだ』
同期の問題児に引き摺り回されている後輩2人の事も気の毒に思いながら、家入は深い深いため息を吐いた。
「…それで浴衣ってわけ」
『そう。洋服よりもまだマシだろうってね』
苦笑する夏油に家入は何も言えなかった。
「…小夜に連絡してみるから」
絞り出す様に言い、家入は電話を切って大きなため息を吐き、メールを送ったばかりの友人へと電話をかけた。
「先輩たち、急にどうしたんだろうね?」
「……」
共有スペース内に置かれたソファに並んで座る2人。
5分程時間が経った。
「おっ、もう来てたのか」
背後から声をかけた五条。
「急に呼び出して悪かったね」
2人を労う夏油。
「先輩、お疲れ様でー」
歯切れ良く元気良く灰原が振り返り、止まる。七海も振り返り、小さく息を吐いた。
「…何があったんです?」
止まった灰原と呆れ顔の七海の前に姿を見せた五条はハーフパンツにTシャツを着、例の真っ黒なサングラスをかけている。また夏油も同じくハーフパンツに柄のシャツを羽織っていた。背も高く、一般人よりも筋肉のついた身体の2人、ラフな服装でも格好はつく。日は傾き、もうすぐ18時ーこんな時間から海にでも行くのだろうかと七海は首を傾げた。
「花火大会に行く服装に悩んでんだよ」
「はぁ」
「で、どーだよ?」
七海は頭痛を逃がす様に息を吐いた。
「…お2人で行くんですか?」
「いや、硝子と硝子の友達の4人で行く予定なんだ」
七海は夏油の言葉に僅かに驚きを覚えた。家入とその友人がこの特級2人と外を歩くー安全であるのは間違いないだろうと七海は思う。だが。
「ナシですね、私としては」
「ハァ⁉︎」
「何処からどう見ても輩じゃないですか…」
「っあー、自分も…、七海の意見に近い…です」
夏油と五条は互いに互いの服装を見た。
「そうだな、悟のそのサングラスはあまり良い印象はないかもしれないね、夜に出掛けるとなれば尚更」
「ハァ⁉︎傑こそそのシャツの柄は何だよ、色だってジジィが着る様な色じゃねぇか」
「色で年齢を判断するのはおかしいだろう、この色はショップの店員が提案してきたんだ。悟が着ているTシャツよりは良いと思うけどね?」
目の前で繰り広げられている不毛な言い合いに七海と灰原は顔を見合わせた。とりあえず2人を止めようと灰原に対し、もう部屋に戻りたいと思った七海だったが、仕方なく灰原に頷いてみせた。
「先輩!他に何か候補はあるんですか⁉︎」
「基本的に、私服で外に出る機会があまりないから…、それで悩んでいてね」
灰原が五条や夏油の着ているようなファッションをして花火大会を見に行ったとしてもおかしくはない、むしろアリだろうと七海は思った。そして自分だったらハーフパンツは履かないしても、夏油が着ている様なシャツを着るかもしれないーそれなのに2人はどうしてこうなるのだろうかと、七海はため息を吐いた。
「…だったらこの際もう浴衣で良いんじゃないですか」
「「…は?」」
「良い考えだね七海!先輩、自分もそう思います!」
後輩2人の意見に夏油と五条は顔を見合わせた。
「よっしゃ行くぞ!浴衣買いに!」
寮の食堂で夕飯を済ませ、19時過ぎ。自室に戻ろうとしていた家入の携帯にメールが届く。
『硝子お疲れー!明後日の待ち合わせの時間と場所、どうしよっか?決めてなかった気がして連絡したよ』
「あー…」
小夜からのメールを見ながら、そう言われれば、と誰にともなく声をあげた。明後日は朝からフリーだが、あの2人はどうだったろうか。恐らくこの時間なら共有スペースか、どちらかの部屋で遊んでいるだろうと思い、家入は寮棟へ向かった。
「…?」
中に入ると家入は首を傾げた。妙に静かで、人の気配があまり感じられない。任務が終わったばかりの後輩2人も居る気配がない。それぞれ何処かに出かけたのかもしれないーいいや、待ち合わせや時間は小夜と2人で決めてしまおう、そう思って家入は階段を上る。自室に戻ればすぐに小夜からのメールへ返信をした。
「これでよし、と」
携帯をベッドに放り出し、何か飲もうと立ち上がった時、携帯の着信音が鳴った。メールではなく電話だー家入は画面を確認すると、面倒くさそうな顔をしてため息をつくと通話ボタンを押した。
「…何か用?」
『用が無きゃ電話しねぇよ。硝子って何色好き?』
「…はぁ?意味わかんないけど」
『だから何色が…、んだよ傑!…、…あぁ硝子、突然すまないね』
「なんなの?私疲れてるんだけど」
『いや、今浴衣を買いに来ていてね、』
「……」
遂にそこまでする様になってしまったのかと硝子は再びため息を吐いた。
『灰原が、浴衣着るなら皆で着てはどうかって提案してくれてね。そこで硝子の浴衣も買って行こうとなったワケなんだ』
「…ちょっと聞くけどさ」
『うん?』
「ウチら3人浴衣着て行ったとして、小夜が洋服だったらどーするつもり?」
『……』
黙る夏油に対し、考えが浅いんだよと内心ため息を吐く家入。これで暴走を止める事が出来たと思ったその時。
『その時は私が彼女に浴衣をプレゼントするよ。合流してから買いにー』
「やめろバカ」
夏油が目の前に居れば家入は間違いなく殴っていただろう。もうこの男には何を言っても通じないなと、こんな奴に惚れられた小夜の事を家入は少々気の毒に思った。
「…他に服装の選択肢は無いワケ?」
『いや、七海や灰原にも相談して、一緒に来てもらってるんだけどね…、どうしても夏らしい服装だと“輩にしか見えない”って言われてしまって困ってるんだ』
同期の問題児に引き摺り回されている後輩2人の事も気の毒に思いながら、家入は深い深いため息を吐いた。
「…それで浴衣ってわけ」
『そう。洋服よりもまだマシだろうってね』
苦笑する夏油に家入は何も言えなかった。
「…小夜に連絡してみるから」
絞り出す様に言い、家入は電話を切って大きなため息を吐き、メールを送ったばかりの友人へと電話をかけた。