Welcome to dream
愛+愛=
What's your name?
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車の座席も横並びの席もグループショットの立ち位置も、デビューした日から変わらない俺達それぞれの場所。俺の横には必ずノアがいる。
「 ...私も卵スープ... 」
「あ、すみませーん。
卵スープもう一つお願いします」
「 ...ありがとうございます、櫻井さん 」
「うん、どういたしまして」
どうしてこの席になったのか。詳しい事は覚えていないけど、割と最初からそうだったと思う。俺の横にはノアがいて、ノアの横には俺がいる。最早当たり前と化した位置に俺も含めて誰も違和感を感じない。
月に一度、誰かの思い付きで開催されるご飯会。
最初にやろうと言い始めたのは相葉ちゃんとノアだっただろうか。何の話の流れか。二人が楽しそうに出来たらいいと話していたのを、他のメンバーも目敏く...いや耳敏く聞いていたのだ。
「卵スープ、美味いよね〜」
「 焼肉と言えばやっぱり卵スープですよね! 」
「あーあなた達は食の好みが似てるから」
「 ...私は何でも美味しいって言わないですよ 」
「俺だって別に何でもってわけじゃ.....」
「いや、大野さん割と何でも言うよね」
「確かに!この間もそうだったもんね!」
会話は基本ノア中心で回る。彼女がそう仕向けているとかそういうのじゃなくて、ただ俺たちがそうしているのだ。何故って言われればそれはノアがよく笑ってくれるから。その一言に尽きる。俺たちは皆それが心地いい。
彼女は気づいていないだろうけど。
俺たちはいつだってノアの事を考えているのだ。別々の仕事の時も。頭の片隅には絶対に彼女の姿がある。
それもまた、俺たちの当たり前。
「でもノア猫舌じゃない?」
「 はい、とっても 」
「だいぶ冷まさないと食べられないでしょ?」
だってこれ見るからに激熱じゃんと言えば、そうだったとばかりに肩を落とす。
「 ...もっと最初の方で頼めば良かったです... 」
「馬鹿だろ〜」
「いつもの事ながら馬鹿ね〜ノアちゃんは」
「はは、ゆっくり食べればいいよ」
ノアを抜かせば末っ子の二人にケラケラ笑われて更に肩を落とす。よしよしとリーダーが手を伸ばして頭を撫でれば、嬉しそうにその手に擦り寄った。うん、安定して可愛いわうちの子。
「ふーふーする?」
「 あ、お願いします... 」
「うん!任せて!」
俺たち嵐は6人。
未だノアに対する世間の風当たりは強いけれど、そこだけは変わらない。
6人で嵐だ。
何があっても、どんな事が起きても、
俺たちでノアを守っていく。
ジャニーズを辞めないと誓ったあの日、
俺はそう誓った。