跡部景吾
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デコちゅーの一件があってからと言うもの、私は跡部を警戒しているのだが……そんな跡部はといえば、全く態度変わらずで私に接してくるのでした。
冷静になり考えると、跡部は外国育ちだから、ハグもおでこやほっぺにちゅーも当たり前だもんね。
他にも外国育ちの生徒が結構いるけど、スキンシップが日本育ちの私とはやはり違う。
あの行為は跡部にとっては特に深い意味などなく、そういう文化の国で育ったのだ。
激しく動揺、狼狽してしまったあの時の自分が恥ずかしい……
跡部にオモチャにされた感もあるし、それはそれで悔しい。
「跡部は外国育ちだからハグもデコちゅーも当たり前、そんなのちゃんと分かってますよ」そんなアピールがしたくて、2人きりの時を見計らってあの時の話をふる。
こんな話、他の人に聞かれるとかなり恥ずかしいからだ。
……話の振り方は、ちょっと不自然で下手くそだったかもしれない。
「その通りだな。あんなのは外国じゃ当たり前だ。なのにお前、かなり慌ててただろ?思い返しても未だに面白いな」
跡部に鼻で笑われる。
更に悔しくなる私。
「動揺してないって言い訳でもしたかったか?」
しかも、私の思惑は跡部にバレバレのようだ。
「だって、ここ日本でしょ!ビックリするに決まってるじゃない!」
もう何も言い返せない私は、動揺した事を正直に認め、跡部に文句を言う事しかできなかった。
苗字は開き直ったのか、文句を言いながら怒っている。
それにしてもこいつ、続きは今度の部分は覚えていないのか?
この部分に至っては、外国でも当たり前の事ではないのだが……
それに、もちろん他のやつならハグもデコにキスもする気もない。
苗字は悔しがっているようだが、肝心な部分をガン無視された俺も、正直複雑な気分だ。
全ての行為が自分をバカにしたものと思われたのかもしれない。
俺が何を言ってもへこたれず言い返してくる苗字だから、つい意地悪な感じに接してしまうのが悪いのだろうが……
それに俺は、苗字には以前、付き合わないとハッキリ言われている。
それでも、こうして何かとかまってしまう。
バカにしたわけではないという俺の思いが通じるかどうか怪しいが、苗字の頭を優しく撫でる。
「俺が悪かったな」
と言うと、可愛くねーふくれ面で
「素直に謝るなら許すけど!」
という事だった。
跡部に優しく頭を撫でられ、つい照れてしまう私。
だけど、どうせ跡部はペット感覚で私の頭を撫でているに違いない。
「今、ペット感覚で私の頭撫でてるでしょ?分かってるんだからね?」
ただただ跡部の思い通りになるのが悔しいと思ってしまう私は、ついそんな事を言ってしまった。
あー、でも失敗したなぁ。
余計な事は言わずに素直にしてればいいのに……
我ながら可愛くないわ。
後悔しながら跡部の言葉を待つ。
「全く、可愛くねーペットだな」
やはり可愛くないと言われたが、言葉とは裏腹に、跡部は心なしか優しい顔をしていた。
冷静になり考えると、跡部は外国育ちだから、ハグもおでこやほっぺにちゅーも当たり前だもんね。
他にも外国育ちの生徒が結構いるけど、スキンシップが日本育ちの私とはやはり違う。
あの行為は跡部にとっては特に深い意味などなく、そういう文化の国で育ったのだ。
激しく動揺、狼狽してしまったあの時の自分が恥ずかしい……
跡部にオモチャにされた感もあるし、それはそれで悔しい。
「跡部は外国育ちだからハグもデコちゅーも当たり前、そんなのちゃんと分かってますよ」そんなアピールがしたくて、2人きりの時を見計らってあの時の話をふる。
こんな話、他の人に聞かれるとかなり恥ずかしいからだ。
……話の振り方は、ちょっと不自然で下手くそだったかもしれない。
「その通りだな。あんなのは外国じゃ当たり前だ。なのにお前、かなり慌ててただろ?思い返しても未だに面白いな」
跡部に鼻で笑われる。
更に悔しくなる私。
「動揺してないって言い訳でもしたかったか?」
しかも、私の思惑は跡部にバレバレのようだ。
「だって、ここ日本でしょ!ビックリするに決まってるじゃない!」
もう何も言い返せない私は、動揺した事を正直に認め、跡部に文句を言う事しかできなかった。
苗字は開き直ったのか、文句を言いながら怒っている。
それにしてもこいつ、続きは今度の部分は覚えていないのか?
この部分に至っては、外国でも当たり前の事ではないのだが……
それに、もちろん他のやつならハグもデコにキスもする気もない。
苗字は悔しがっているようだが、肝心な部分をガン無視された俺も、正直複雑な気分だ。
全ての行為が自分をバカにしたものと思われたのかもしれない。
俺が何を言ってもへこたれず言い返してくる苗字だから、つい意地悪な感じに接してしまうのが悪いのだろうが……
それに俺は、苗字には以前、付き合わないとハッキリ言われている。
それでも、こうして何かとかまってしまう。
バカにしたわけではないという俺の思いが通じるかどうか怪しいが、苗字の頭を優しく撫でる。
「俺が悪かったな」
と言うと、可愛くねーふくれ面で
「素直に謝るなら許すけど!」
という事だった。
跡部に優しく頭を撫でられ、つい照れてしまう私。
だけど、どうせ跡部はペット感覚で私の頭を撫でているに違いない。
「今、ペット感覚で私の頭撫でてるでしょ?分かってるんだからね?」
ただただ跡部の思い通りになるのが悔しいと思ってしまう私は、ついそんな事を言ってしまった。
あー、でも失敗したなぁ。
余計な事は言わずに素直にしてればいいのに……
我ながら可愛くないわ。
後悔しながら跡部の言葉を待つ。
「全く、可愛くねーペットだな」
やはり可愛くないと言われたが、言葉とは裏腹に、跡部は心なしか優しい顔をしていた。