跡部景吾
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教室がある校舎から部室のある方へと続く渡り廊下に向かう途中の事。
教室に面する廊下から渡り廊下へと曲がってすぐ、私は何かを踏んづけた。
踏んづけたと思った瞬間には滑って、そして盛大に転んでいた。
「痛ててて……一体何なのよ……」
周囲を見渡すと、床にはバナナの皮が。
どうやら私はバナナの皮を踏んで滑って転んでしまったようだ。
誰かに見られてたら恥ずかしいなぁと思っていたら、よりによって、前から跡部の姿が……。
憎まれ口を叩かれると思ったけど……
すぐに駆け寄ってきて私の手を取り立ち上がらせてくれて、大丈夫か?と心配された。
跡部がそういう態度なら、私だって素直に応じられるのだ。
「ちょっとお尻が痛いけど、大丈夫。何でこんな所にバナナの皮が……某レースゲームで仕掛け合う罠かよー」
「ああ、あれな。バナナの皮って本気で滑るから……そんな事より、お前に1つ忠告がある。……見せパンを履け。それが嫌なら、せめてスカートの丈を長くしろ」
跡部に言われてハッとする。
そうだった!
今日はパンツ一丁だったの、忘れてた!
いつもなら万が一見えても大丈夫なようにペチパンツを履くのだが、今日は寝坊して遅刻しそうだったから。
慌ててたから履くのを忘れてしまったんだった!
跡部のこの言葉は、ばっちりスカートの中を見られたと思って間違いない。
「私、どんなパンツ履いてた?可愛いパンツだった??」
思わず跡部に確認する。
「お前、可愛いパンツなら見られてもいいのかよ?」
「もう見えちゃったものは仕方ないじゃない!もし5枚1セットの地味なパンツだったら嫌だもん。私まだ若いのに、地味なパンツが私の通常だと思われたくない!」
「いや、潔いのは認めるが、少しは恥じらいを持ちやがれ!どんなパンツだろうと、まずは見られた事が恥ずかしいと感じろよ!」
跡部の言う事は正論だけど、最悪を想定して考えると、持っていないつもりだが見る人から見ればおばさんみたいなパンツ……パンツを見られてそう思われる事が1番再起不能になりそうだった。
そう説明すると、納得してはいない様子だけど、
「……パンツがどうかまでは見えなかったから安心しろ。他の奴に見られなくて良かったな……」
と言う跡部。
最後の言葉は跡部の独り言みたいな呟きだったけど、一体何が良かったというのだろう?
見られたものは仕方ないと潔く言っておきながらも、本来私は誰にもパンツなんて見られたくないんだから。
「とにかくお前は見えてもOKな物をパンツの上にもう一枚履くべきだ。女の子なんだから、そういう所は気を付けないとダメだろ。わかったな?」
「そんなの跡部に言われなくてもわかってるよー!いつもなら履いてるけど、今日たまたま忘れただけだし」
「何であいつら真剣に下着の話なんてしてんだよ?」
「知らんがな。年頃の娘を心配する母親とその娘みたいな会話やな……」
廊下の曲がり角には、声を掛けるに掛けづらく無意味に佇む他ない岳斗と侑士の姿があった。
「「廊下で大きな声で下着の話をするのはやめてくれ……」」
教室に面する廊下から渡り廊下へと曲がってすぐ、私は何かを踏んづけた。
踏んづけたと思った瞬間には滑って、そして盛大に転んでいた。
「痛ててて……一体何なのよ……」
周囲を見渡すと、床にはバナナの皮が。
どうやら私はバナナの皮を踏んで滑って転んでしまったようだ。
誰かに見られてたら恥ずかしいなぁと思っていたら、よりによって、前から跡部の姿が……。
憎まれ口を叩かれると思ったけど……
すぐに駆け寄ってきて私の手を取り立ち上がらせてくれて、大丈夫か?と心配された。
跡部がそういう態度なら、私だって素直に応じられるのだ。
「ちょっとお尻が痛いけど、大丈夫。何でこんな所にバナナの皮が……某レースゲームで仕掛け合う罠かよー」
「ああ、あれな。バナナの皮って本気で滑るから……そんな事より、お前に1つ忠告がある。……見せパンを履け。それが嫌なら、せめてスカートの丈を長くしろ」
跡部に言われてハッとする。
そうだった!
今日はパンツ一丁だったの、忘れてた!
いつもなら万が一見えても大丈夫なようにペチパンツを履くのだが、今日は寝坊して遅刻しそうだったから。
慌ててたから履くのを忘れてしまったんだった!
跡部のこの言葉は、ばっちりスカートの中を見られたと思って間違いない。
「私、どんなパンツ履いてた?可愛いパンツだった??」
思わず跡部に確認する。
「お前、可愛いパンツなら見られてもいいのかよ?」
「もう見えちゃったものは仕方ないじゃない!もし5枚1セットの地味なパンツだったら嫌だもん。私まだ若いのに、地味なパンツが私の通常だと思われたくない!」
「いや、潔いのは認めるが、少しは恥じらいを持ちやがれ!どんなパンツだろうと、まずは見られた事が恥ずかしいと感じろよ!」
跡部の言う事は正論だけど、最悪を想定して考えると、持っていないつもりだが見る人から見ればおばさんみたいなパンツ……パンツを見られてそう思われる事が1番再起不能になりそうだった。
そう説明すると、納得してはいない様子だけど、
「……パンツがどうかまでは見えなかったから安心しろ。他の奴に見られなくて良かったな……」
と言う跡部。
最後の言葉は跡部の独り言みたいな呟きだったけど、一体何が良かったというのだろう?
見られたものは仕方ないと潔く言っておきながらも、本来私は誰にもパンツなんて見られたくないんだから。
「とにかくお前は見えてもOKな物をパンツの上にもう一枚履くべきだ。女の子なんだから、そういう所は気を付けないとダメだろ。わかったな?」
「そんなの跡部に言われなくてもわかってるよー!いつもなら履いてるけど、今日たまたま忘れただけだし」
「何であいつら真剣に下着の話なんてしてんだよ?」
「知らんがな。年頃の娘を心配する母親とその娘みたいな会話やな……」
廊下の曲がり角には、声を掛けるに掛けづらく無意味に佇む他ない岳斗と侑士の姿があった。
「「廊下で大きな声で下着の話をするのはやめてくれ……」」