レオナ・キングスカラー
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まだ誰も戻らないウインターホリデー中の寮で、レオナさんと2人で夕食を摂る。
今日の夕食は、以前レオナさんからまずくはないけど美味くもないと評価を受けた、私の手料理だ。
「お前、顔にご飯ついてるぞ」
「え!?本当ですか?!」
いい歳して顔にご飯をつけて恥ずかしい……。
「どこだろう?」
わたわたしながら探していると、
「オレが取ってやるよ」
レオナさんに言われた次の瞬間。
どうやら右の頬に付いていたらしい食事を、レオナさん自身の口で取ったようだ。
「ふぅぎゃぁぁっ!!!何で!?」
ほっぺにちゅーしたも同然のその行為に、私は思わず素っ頓狂な声を上げる。
ほっぺというよりも、正確に言うなら口の横と言うべきだろう。
「可愛くねー悲鳴だな。お前らしくていいけどな」
何故か私らしさを褒められる私。
私の反応に満足そうな意地悪顔をしているレオナさん。
唇が触れたところを手で押さえながら何も言い返せずにいる私は、誰の目から見てもかなり動揺しているように映るだろう。
あまりの出来事に次の言葉が出せずにいた私だが、
「……ふっ、普通に取ってくれればいいじゃない!」
やっと絞り出した声は上ずっていた。
「ちょっとしたサービスだろ?」
ムカつく!!!
少しは仲良くなれた気がしていたけど、やっぱムカつくわっ!!!
「サービスって?!」
赤面しながら怒りでプルプル震えている私をよそに、
「そんな事より、美味くもまずくもない飯、また作ってくれよ」
そう言ってレオナさんはさっさと自室へ戻って行った。
あんな行為をそんな事で片付けるなっ!
レオナさんによって乱された心が冷静さを取り戻す為には、しばらくの時間が必要だった。
気持ちが落ち着いた私は、結局おぼっちゃん育ちの思考も行動も一般人の私がいくら考えてもわからん、という結論に至る。
それに、以前も言われたけど美味くもまずくもない飯って何だ?
ムカつく言い方だけど、冷静になった今思い返すと、レオナさんの表情はいつもの気怠い感じではなく……何と表現したらいいのだろう?
もしかして私の料理、期待されてる?
そんな印象を受けた。
美味くもまずくもないとは、レオナさんなりの褒め言葉なのだろうか???
私が誰かの料理を褒める時には、絶対にそんな言い方はしないけど……
私の料理を案外気に入ってくれているのかもしれない。
このままじゃ怒りが収まらないから、そういう事にしておこう。
今日の夕食は、以前レオナさんからまずくはないけど美味くもないと評価を受けた、私の手料理だ。
「お前、顔にご飯ついてるぞ」
「え!?本当ですか?!」
いい歳して顔にご飯をつけて恥ずかしい……。
「どこだろう?」
わたわたしながら探していると、
「オレが取ってやるよ」
レオナさんに言われた次の瞬間。
どうやら右の頬に付いていたらしい食事を、レオナさん自身の口で取ったようだ。
「ふぅぎゃぁぁっ!!!何で!?」
ほっぺにちゅーしたも同然のその行為に、私は思わず素っ頓狂な声を上げる。
ほっぺというよりも、正確に言うなら口の横と言うべきだろう。
「可愛くねー悲鳴だな。お前らしくていいけどな」
何故か私らしさを褒められる私。
私の反応に満足そうな意地悪顔をしているレオナさん。
唇が触れたところを手で押さえながら何も言い返せずにいる私は、誰の目から見てもかなり動揺しているように映るだろう。
あまりの出来事に次の言葉が出せずにいた私だが、
「……ふっ、普通に取ってくれればいいじゃない!」
やっと絞り出した声は上ずっていた。
「ちょっとしたサービスだろ?」
ムカつく!!!
少しは仲良くなれた気がしていたけど、やっぱムカつくわっ!!!
「サービスって?!」
赤面しながら怒りでプルプル震えている私をよそに、
「そんな事より、美味くもまずくもない飯、また作ってくれよ」
そう言ってレオナさんはさっさと自室へ戻って行った。
あんな行為をそんな事で片付けるなっ!
レオナさんによって乱された心が冷静さを取り戻す為には、しばらくの時間が必要だった。
気持ちが落ち着いた私は、結局おぼっちゃん育ちの思考も行動も一般人の私がいくら考えてもわからん、という結論に至る。
それに、以前も言われたけど美味くもまずくもない飯って何だ?
ムカつく言い方だけど、冷静になった今思い返すと、レオナさんの表情はいつもの気怠い感じではなく……何と表現したらいいのだろう?
もしかして私の料理、期待されてる?
そんな印象を受けた。
美味くもまずくもないとは、レオナさんなりの褒め言葉なのだろうか???
私が誰かの料理を褒める時には、絶対にそんな言い方はしないけど……
私の料理を案外気に入ってくれているのかもしれない。
このままじゃ怒りが収まらないから、そういう事にしておこう。