明瞭な夢、曖昧な現実

【その27:ひらめく ―飛翔―】

 橘がアンデッドサーチャーの指し示した場所に到着した時、そこには既に「この世界のギャレン」と「この世界のレンゲル」がいた。
 自分達の姿など目に入っていないらしい。ただひたすら、彼らの目の前にいるシュモクザメの祖、「ハートスートのカテゴリー3」であるハンマーヘッドアンデッドを攻撃している。
 既に相手の腰にあるバックル部分は開いているにも関わらず、奇妙な笑い声を上げながら、彼らは相手を封印する様子もなく、様々なカードコンボを食らわせている。アンデッドを弄って楽しんでいるかのように。
 確かに、アンデッドは人間に害をなす。だから、仮面ライダーが人間を守る為にアンデッドと戦い、封印する。少なくとも自分はそうだと思っているし、自分と共に戦ったかつての仲間もそう言っていた。
 だが、目の前にいる彼らは違う。間違いなく「人間の為」になど戦っていない。
「何を……しているっ!?」
「……んー? 何だ、貴様……?」
 思わず張り上げた声に返されたのは、ギャレンの不機嫌その物の声。「この世界のブレイド」である剣立カズマの説明によれば、菱形サクヤと言うらしい。
――まるで、かつて伊坂に良いように操られていた俺のようだ――
 心の中に苦い物が沸き起こるのを感じながらも、橘は相手をきつく睨む。自身と同じ「ギャレン」であり、そして同じ「さくや」と言う名であり、そして何者かに良いように操られている。それは、自分があのまま伊坂と名乗っていたアンデッドに、操られ続けた可能性にも見える。
 レンゲル……黒葉ムツキと言うらしい彼の姿も、かつてスパイダーアンデッドの闇に飲まれた睦月を思い出す。きっとあの頃の自分達は、端から見れば今の彼らのように見えた事だろう。
 自身の力に絶対の自信を持ち、それ故に傲慢で不遜。己の意に反する者は、例え元が仲間であっても邪魔者以外の何者でもない……そう見えているはずだ。まして橘は彼らにとって見ず知らずの他人。今の彼らならば、躊躇なくこちらを攻撃してくるに違いない。
 そう思うと同時に、菱形の銃口がこちらを向く。
 認識するや否や、橘はギャレンバックルを取り出しながら、相手の銃弾を避けつつ、建物の影に隠れた。
 一瞬後には、相手のギャレンラウザーから放たれた銃弾が、橘が隠れるコンクリートを抉り、小さな穴を穿つ。
「橘さん!」
「大丈夫ですか?」
「……新に、五代か」
「俺達もいる」
「門矢。それに、剣立達も……」
 陰に隠れた橘に続くように、後を追ってきていたらしい加賀美達が、橘と同じように物陰に身を潜めつつも、彼に向かって声をかける。
 それ……と言うよりは、カズマの姿を見止めた為なのか、菱形と黒葉は一瞬だけその動きを止め……直後、心底不快そうに言葉を吐き捨てた。
「カズマ先輩、また邪魔しに来たんですか?」
「いい加減に鬱陶しいぞ、カズマ!」
 言いながら、彼らは橘達のいる建物に向かって再度攻撃を放つ。
 黒葉の持つ「BLIZZARD」のカードで柱は凍結し、脆くなったそれを菱形の銃弾が撃ち抜く。
 彼らは、自分達を殺すつもりだ。
 その場にいた全員が、そう認識するには充分すぎる攻撃が、彼らの身に襲いかかる。
 もはや彼らに、「人間を守る」と言う使命感はないらしい。そう認識すると、橘は持っていたギャレンバックルを自身の腹部に押し当て、巻きつける。
「それは……サクヤ先輩と同じ!?」
「俺は橘朔也。ギャレンだ」
 カズマの驚いたような表情に対し淡々と答えながら、橘はふと過去を思い出して、目元を緩める。
――そう言えば、剣崎と最初にあった時も、こう言って挨拶をしたな――
 懐かしさに浸りそうになるが、今はそんな状況ではないと理解しているらしい。橘はすぐに表情を引き締めると、ポーズを取り、宣言する。
「変身!」
『TURN UP』
 ギャレンバックルの電子音が響く。同時にエネルギーの壁が展開し、それを纏うように通り抜けると、橘の姿がギャレンへと変わる。
「ギャレンがもう一人ですって!?」
「マジかよ、あいつ……」
 遅れてきた春香と禍木も、それを見て心底驚いたような声を上げた。
 だが、その場で誰よりも驚いていたのは……敵として立ち塞がるギャレン、菱形サクヤの方であった。
「馬鹿な……馬鹿なっ! ギャレンバックルは俺の手元にある! だからギャレンは俺のはずだ! 俺だけが、ダイヤのエースだ!」
 錯乱したようにサクヤはそう怒鳴ると、彼の持つカードをギャレンラウザーに読み込ませる。
『RAPID』
「ギャレンは二人もいらない……死ねぇぇぇっ!」
「……正気を失った攻撃で、俺に勝てると思うな」
『DROP』
『FIRE』
『GEMINI』
『BARNNING DIVIDE』
 対する橘もダイヤの「5」、「6」、「9」を読み込ませ、ギャレンラウザーはその効果をつなぎ、得意のコンボを完成させる。
 サクヤの放った銃弾を避けるように宙に舞い上がった橘の両足は、ファイアーの効果で炎を上げ、ジェミニの効果で二体に分裂、ドロップの効果で強化された脚力は、そのままサクヤの右腕と左肩に直撃する。
 その衝撃のせいだろう、サクヤは持っていたギャレンラウザーを取り落とす。
 技を極めた橘の方は、振り返り様に取り出したコモンブランクのカードを、彼らの足元でもがくハンマーヘッドアンデッドに向かって投げた。
 アンデッドを野放しに出来ないという思いもあったが、それ以上に……目の前にいるサクヤとムツキの凶行に、これ以上晒したくないと思ったのもあった。
 封印される直前、相手は僅かに嬉しそうに目を細め……アンデッドを封じたカードは、風を切る音と共に橘の手の中に納まる。
「なっ……お前っ! そのカードを寄越せよっ! あいつは俺達の獲物だったのに!」
「断る」
 ムツキの声にも冷静に返しながら、橘は滑り込むようにして身を倒すと、大きく振り下ろされたレンゲルラウザーを左足で止め、逆に相手の胴めがけて銃弾を打ち込む。特に銃弾強化などが施されている訳でもないのだが、当たり所が悪かったのか、それともこの世界のライダーシステムは自分のそれより少し弱く出来ているのか。ムツキは低く呻くと、変身を解除、その場で気を失ったように倒れこんだ。
 この一連の流れは、かつて自分の世界のレンゲル……上城睦月に対して取ったのと同じだ。
――何年も経つと言うのに、案外と体が覚えている物だな――
 心の中で苦笑しつつ、橘は更にその身を起こすと、先程サクヤが取り落としたギャレンラウザーを撃ち、サクヤから更に遠い場所……加賀美達の方へと弾き飛ばす。
 サクヤが、その手をギャレンラウザーに向けて伸ばしていた事に、気付いていたから。
「貴様……よくもっ!」
 ギリ、と奥歯を噛み締めながら言うサクヤに対し、橘は軽く視線を送るに留める。
 とても奇妙な光景だと、五代は思う。
 地に伏して怨嗟の篭った視線で相手を見上げるのもギャレンなら、その視線を受け止めながらも、堂々とその場に立っているのもギャレン。
 同じ姿をしていながら、彼らの立場は全くの逆。光と闇といったところか。
 倒れたギャレンは、「聖なる泉」を枯らした自分の姿にも見える。
――君達は僕と同じだよ――
 「クウガの世界」で倒したはずのダグバの声が耳の奥で蘇り、心の奥底でざらついた何かを感じた瞬間。
 涼やかな声が、その場に響いた。
「随分と好き勝手してくれていますね、もう一人のギャレン」
 声と共に姿を見せたのは笑顔を浮かべた一人の青年。年齢は禍木や春香と同じくらいか。浮かべる笑みは玄金のそれと似て、表情と本音が一致していないのが分る。
 着ているものは警察の制服に似ているが、その胸にある紋章は桜ではなく双頭の鷲。
 青年の名は海東純一。
 グレイブという名の仮面ライダーであり、今はローチ達を指揮する「敵」。
「純一……」
「か……海東さん……」
 切なげな春香の声も、苦しげなサクヤの喘ぎも軽く流し、純一はゆっくりと橘に近付く。
 彼の後ろには、黒い色をした家庭内害虫を連想させる異形達が、首を傾げるような仕草を取りながらもこちらに感情の篭らない目を向けている。
 その異形の姿に、橘の中にある、「忘れられない記憶」が蘇る。
 無限に増殖するその異形達。人々を襲い、破壊の限りを尽くし、人類を……世界を「終わらせる」為に生まれた存在。勝利者が持つ、「本当の意思」とは無関係に送り込まれた最悪の刺客。
 自分達がダークローチと呼んだそれに、酷似している。
 だが……すぐに、それは違うと否定する。この世界にジョーカーは「存在しない」。ならば、破滅……ジョーカーの眷属であるダークローチもまた、存在する事はない。
 そして思い当たったのは禍木達の世界に存在した「ローチ」の事。その外見的特徴が橘の知るダークローチと酷似しているらしい。
 ならば、青年が率いているのは「ダークローチ」ではなくただの「ローチ」と考えるのが自然だろう。
「お前が、海東純一……こいつらの親玉か」
「親玉とは心外ですね。私はただ、『あのお方』にお仕えする一兵卒に過ぎません」
 いっそ清々しいまでの笑顔をその顔に浮かべながら、純一は禍木達と同じデザインのバックルに、これまた彼らと同じケルベロスのカードを挿し込むと、いつでも変身できるようにそれを腰に取り付ける。
「ライダーは、殺します。それが世界の平和の為ですから」
 そして、純一は軽く目を伏せ……そして、言い放つ。
「変身」
『OPEN UP』
 レンゲルと同じ、オープン式のバックルらしい。
 電子音が告げると、純一の姿は先に見た、禍木や春香の色違い……黄色い「A」を象った仮面、装飾剣を意味する「Glaive」から名付けられた存在……グレイブへと変身した。
「ライダーは、世界を崩壊させる。全てのライダーは、消滅すべきです」
 純一のその言葉が合図になったかのように、彼の周囲から無数のローチが姿を現し、彼らを取り囲む。
「やれやれ。質より量って事か」
 ふ、と不敵に笑いながら、士が呟く。それとほぼ同時に……他の面々もまた、宣言した。
 ……変身、と。それを合図にしたかのように、方々で戦いの音が響き始めた。
「はぁっ!」
「ふっ!」
 気合と共に振り下ろされたグレイブの剣、グレイブラウザーを、橘はギャレンラウザーで受け止める。
――成程、ローチを束ねる立場と言うだけあって、なかなか重い一撃だな――
 感心すると同時に、橘は次の一撃が来るよりも先に、相手の腹部めがけて蹴りを放つ。その攻撃に気付いたのか、純一は軽く舌打ちをすると軽く後ろへ飛んでその蹴りを回避した。
「成程、こちらのギャレンとは違い、戦い慣れしていますね。是非とも我々のチーフになって、指導してもらいたいものです」
「伊達に何年もアンデッドと戦ってきた訳じゃない。そう言うお前も、それなりに出来るな。だが、お前とは考えが合わない。悪いがチーフの件は断る」
「お褒めに預かり光栄ですが、断られたのは残念ですよ」
『MIGHTY』
 橘の言葉に声を返しながら、純一は自らの持つカードをグレイブラウザーに読み込ませ、そのエネルギーをチャージする。
 一瞬だけ見えたその絵柄は、間違いなくかつて天王路が生み出したカード……ケルベロス。
 禍木や春香もそうだったが、どうやら「ディエンドの世界」とやらの仮面ライダーは、ケルベロスのカードを用いて変身、攻撃をするらしい。
 他のラウズカードがない分、彼らは人工的に作られたカードで戦うという事だろうか。
 仮面の下で苦笑を浮かべながら、橘もギャレンラウザーに己のカードを読み込ませる。
『BULLET』
『FIER』
 振り下ろされる剣を、炎で強化した銃弾で弾き返し、更に橘はカードを二枚取り出す。それを確認するや、純一は間合いを詰めるべく前へと踏み込む。
 ……ギャレンの攻撃はギャレンラウザーによる銃撃が主体。距離を開けるよりも詰めた方が、純一にとって攻撃しやすい。カードをギャレンラウザーに読み込ませるよりも先に、こちらが攻撃すれば良い。
 そう判断した結果の行動だった。だが、橘がカードを読み込ませたのは、ギャレンラウザーにではなく、腕についていたプラスパーツ。それが意味する事は……
『ABSORB QUEEN』
『FUSION JACK』
 電子音が響き、橘の……ギャレンの鎧が強化される。
 孔雀を連想させる翼が展開したと思うと、鎧の一部が金色に変わり、胸部には孔雀のレリーフが刻まれる。
 ギャレンの高機動形態、ジャックフォームと呼ばれる姿である。
 加賀美、五代、士の三人はローチ達と切り結びながらも仮面の下でふ、と笑みを漏らす。その姿の時の橘の強さの片鱗を、「ワームの揺り篭」の中で一度見た為だ。
 だが、他の面々は違ったらしい。その姿に驚いたように目を開く。
「何だよ、あれ……っ!」
「馬鹿な……強化タイプのギャレンだと……っ!?」
 カズマの驚きの声と、サクヤの苦しげな呻きが響いたのはほぼ同時。
 その反応を見ながら、橘はこの世界にプラスパーツであるラウズアブゾーバーが存在しないらしい事に気付く。
 おそらく、そこまでの研究が進んでいないのだ。
 企業という形で存在している以上、ラウズアブゾーバーのような、開発に金も労力もかかるプラスパーツは必要ないのかも知れない。それを思えば、サクヤ達のライダーシステムが、脆く感じたのも頷ける。ベルトを一本作るのに、とんでもない費用がかかる事は、橘も知っている。予算の面で削れる部分は削った結果の脆さなのだろう。
 そもそもこの世界に到着してから、ギラファアンデッド……金居以外、上級アンデッドの姿を見ていない。
――ここには上級アンデッドはいないのか?――
 そんな不信感に似た何かを感じながらも、橘は高く舞い上がり、唖然とする純一との距離をあける。
 近距離での闘いが苦手という訳ではないが、相手の武器が剣である以上は、迂闊に相手の間合いに入るような真似はしない方が良い。
 威嚇射撃と当てるつもりの射撃を織り交ぜながら、橘は純一を真っ直ぐに見据えた。
 この男が変身する前に言った言葉が、どうにも引っかかる。
――ライダーは殺します。それが世界の平和の為ですから――
 ライダーが世界の平和を乱している、とでも言いたいのだろうか。確かに、平和を乱すライダーがいても不思議ではないし、そもそも純一や禍木、春香のいた世界は「ローチに管理された平和な世界」。ローチの視点から見れば、ライダーは危険因子である事は間違いない。
 仮初の物とは言え、平和を乱し、混乱させているのだから。
 だが……彼はわかっているのだろうか。純一もまた、グレイブという名の「ライダー」だという事を。
「……成程、やはりこの世界のギャレンよりも強いようですね。これは僕も……本気で戦わなければならないようだ」
 低く、昏い声で純一が呟いた瞬間。
 彼は自らの変身を解き、濁った瞳で橘を見つめた。
「変身を、解いた?」
「諦めた……って訳じゃなさそうだな、海東兄」
 不審げに呟いた五代と士の声が聞こえていたのか、彼はそちらに目を向ける。
 その瞬間、それも刹那の間だけ、純一の表情に驚愕の色が浮かんだ事に、一体何人が気付いただろう。
 ……クロックアップ中だった加賀美の目にだけ捕らえられた変化だったに違いない。
 クロックオーバーの宣言を受け、通常空間に回帰した時には既に、純一は先程と同じ底の見えない笑顔に戻っていた。
――何だったんだ、今の表情――
 不審に思う間もなく、純一はポケットから何かを取り出す。スラッシュリーダーのような物。銀色の土台に、赤いハートを模したマーク。
 それともう一つ。一枚のラウズカードらしきものも一緒に取り出した。
 カードにはスラッシュリーダーと同じ赤いハートマークが、中央に一つ描かれており、カード脇に描かれているスートを示すマークは、スペード、ハート、クラブ、ダイヤのどれにも属さない事を示す、円形模様のワイルド。
「それは……まさかっ!」
 それに見覚えがあるのか、カズマは心底驚いたような声を上げる。
 同時に、橘も仮面の下でぎょっと目を見開いた。
 カード下部のテキストに書かれたカードの名は、間違いなく……「JOKER」。最強にして最悪のアンデッドと同じ名が、そこに確かに、はっきりと記されている。
「これを使う事になるとは思いませんでしたが……そうも言っていられませんね」
 言うが早いか、純一はグレイブバックルを投げ捨て、取り出したスラッシュリーダーの方を腰に当てる。
「……変身」
 呟くような声と共に、純一はカードをリーダーに読み込ませた、まさにその瞬間。
 純一の姿が……異形へと変わった。
 どう見ても、仮面ライダーではない。カミキリムシのようなフォルム、体色は白で顔にかかるバイザーと胸の宝玉、そして爪の色は鮮やかな赤。
 剥き出された歯は鈍色で、奥に光る目は狂気に彩られているように見えた。
「純……一っ!?」
「何だってんだよ、その格好……!?」
 その「異形」をはじめて見るらしい春香と禍木は驚きの声を上げ、五代と加賀美は不思議そうに首を傾げる。
 一方で……橘、カズマ、そして士の三人は、その異形を信じられないような面持ちで見つめていた。
 これと全く同じではないが、似たような存在を見た事がある。
 あの時は、黒い体色に緑色の爪だった。
 目の前にいるのは、色違いのジョーカー。世界を滅ぼす、最悪の存在だった。
「これは、四条ハジメが残したジョーカーのデータを元に、我々が作った改良型。アルビノジョーカーとでも言いましょうか」
 かつてこの世界では、「BOARD」の未来を危惧した存在、四条ハジメなる男が、最強のアンデッドを作り、BOARDの存在を永続させようと目論んだ。
 しかし、その企みは士とカズマの手によって防がれ、その後データもカズマが全て消した。否、消したはずだった。
 それなのに、何故?
「四条ハジメは元々、我々の仲間でして。データは、常に『あのお方』にも送られていたのですよ」
 まるでカズマの疑問を見抜いているかのように言いながら、純一はゆっくりと彼らに近付く。
 それにあわせて、戦士達も知らず知らずのうちに同じ距離だけ後退あとずさってしまう。それだけ、今の純一が放つ異様な気配に気圧されていると言う事か。
「私をこの姿にした事……後悔させて差し上げましょう!」
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