☆仮面ライダーW&救急戦隊ゴーゴーファイブ☆

【第42話:風の都】

 それは、兄弟揃ってよく行く浜辺に向う最中の出来事だった。
 珍しく巽家の兄弟全員が揃った昼下がり、いつもの如く長男のマトイが「訓練だ!」と突発的に言い出し、末妹のマツリが少し呆れた顔で「じゃあ、お弁当作らなきゃね」と言って四男の大門ダイモンと一緒に五人分の弁当を作り、次男の流水ナガレと三男のショウが溜息混じりに訓練用の道具一式を揃えて車に積み込んで出発……したのだが。
 浜に向うはずの道は、纏並に突発的な「工事」によって迂回を余儀なくされ、更に抜け道の全ても何らかの理由で使えなくなっており、流水が運転する車はぐるぐると迂回に迂回を重ね、気がつけば全く見知らぬ街中を走っていた。
 真上にあったはずの太陽は、既に傾いて空を緋に染めあげ、間もなくその姿を地平線の彼方へ隠そうとしている。曲がりなりにもレスキューを任されている彼らの事、首都近郊の道路に関してはそれなりに頭に叩き込んでいたつもりだったのだが……
「なあ、これ完全に迷ってんじゃねえの?」
 後部座席の真中に座る鐘が、誰にと言う訳でもなく声をあげた。その左隣では、大門が車に乗せていた首都圏の地図を広げて困ったように唸り、右隣の祭は「そんなぁ」と少しだけ不満げな声を漏らす。
 一方で運転している流水は、口の中で小さく「おかしいなぁ」と呟き、助手席に座る纏は渋い顔で前を見据えていた。
「でも、ナガレ兄ちゃんが道に迷うなんて、珍しいよね。……どの辺だろ、ここ」
「迂回が多かったとは言え、迷ったのは事実だな。俺もこんな景色は知らない」
 祭の言葉に答えつつも、流水はとりあえず道なりに車を走らせる。大小様々な風車が脇を飾り、景色に変化を与えてくれているのはありがたい。単調な景色では、その気はないがちょっとした油断を引き起こし、そしてその「ちょっとした油断」が事故につながる事を、流水達は重々承知している。
 「人の命は地球の未来」。事故が起これば、それだけ未来の可能性が失われる。それを引き起こすのは、彼らとしても避けたい所ではあるのだ。
「うーん……地図にもそれらしい道は載ってないし……本格的に首都から離れたのかも」
 パラパラと地図をめくり、そして周囲の景色を見比べながら、大門が哀しそうにまなじりを下げて言うと、諦めたように地図を閉じた。持っている地図の中には、この街並みに合ったページが見つからない。これだけの風車があるのだ、この街の地図は風車の地図記号だらけと言う、さぞかし特徴的な物となっているだろう。
 だが、残念な事に、大門の手の中に収まっている冊子の中には、そんな特徴的なページは勿論、風車の地図記号すら見当たらない。
「仕方ない。どこか適当な場所で引き返そう。兄さんもそれで構わないか?」
「ああ。土地勘のない場所でぐるぐる廻るのは危険だからな。その方が良い」
 纏に問えば、彼はやはり渋面のまま……だが迷った流水に対して苦く思っている訳ではないらしい声でそう答えを返した。
 てっきり「気合で何とかしろ!」と無茶を要求されるかと思っていたのだが、流石にそこまでの無茶は言わないらしい。ならば、何故こんなにもピリピリしているのだろう。
 そう不思議に思いつつも、流水はどこかユーターン出来そうな場所を探し……だが、次の瞬間。纏の鋭い声が飛んだ。
「ナガレ、車止めろ! 煙だ! 二時の方向!」
 その声に、半ば反射的に流水達四人は自身の右斜め前に視線を送り……そしてそこに、細いが真黒な煙が上がっているのが視界に入った。
 それが火事だと気付くのに然程時間はかからず、流水はハンドルを切ってその煙の上がっている方へ車を走らせる。それは、消防士としての条件反射であり、同時に脈々と受け継がれている「巽一族」の血の為せる技だろう。
 見知らぬ街だと言うのに……そして先程まで迷っていたと言うのに、煙を見つけてからその火元へ到着するまでに、然程時間はかからなかった。
 赤々と燃える炎はまだ生まれてから間もないのか、火元となった家の一部を辛うじて残しながらも、その勢いを増していく。
「ショウ、ダイモン! お前らは野次馬の整理! ナガレは俺と状況確認! マツリ! お前は消防と救急に出場要請!」
『了解!』
 やはり、慣れだろうか。彼らは纏の指示に瞬時に返すと、指示された場所に散っていく。
 何事かと集まり始めた野次馬を整理する弟二人の声が飛び交うのを聞きながら、纏は燃える炎に向って叫ぶ。
「おい! 誰かいるか!?」
 アンチハザードスーツを着装して消火活動を始めるにしても、内部の状況を把握してからでなければ、要救助者を傷つける事になりかねない。誰かいるのであれば、人命救助優先。
 そう思いながら纏がそう怒鳴ったその瞬間、中から微かに女の子の泣き声のような物が纏と流水の耳に届いた。
「兄さん!」
「ああ。『252』確認! 俺とナガレで救出に行くぞ!」
 後ろで控える祭に宣言し、二人が一歩前に足を踏み出した瞬間。
 それまで固く閉ざされていた扉が一瞬だけ大きくたわみ……そして次の瞬間、家屋を破壊した時特有の音と共に、その扉は纏達に向って弾け飛んだ。中にいた人物だろうか。煤で顔を汚した無精髭の男が、同じように煤で顔を汚した小さな少女を抱え、右足を振り上げた姿勢で立っている。
「その必要はない。……自力で脱出し、げぇっほげほっ!」
 纏に向って言いつつ、男は炎から逃れるようにその場をそそくさと離れる。途中噎せたのは、幾分か中で煙を吸ってしまったからだろうか。右腕で少女を抱え、そして左腕で彼女の口元を覆って煙を吸わないように護っている為、男自身の口を覆う術はない。
 ふらつきながら出てきた男達に駆け寄ると、流水は中の様子を確認する兄に代わって祭へ声をかけた。
「『955』二名確保! マツリ、手当て頼む! 俺と兄さんは、まだ中に居ないか確認を続ける!」
「うん! 大丈夫ですか? 痛いところは?」
「俺は問題ない。……お前は?」
「う。……へーき」
 祭の問いに男が答え、更に彼に抱えられていた少女も首を横に振りながら怪我はない事を示す。
 その事に安堵しつつも、本人達の気付かない怪我と言う物があるかもしれない。少なくとも、男の掌からはぽたぽたと血が垂れている。よくよく見れば、彼は尖ったガラス片のような物をきつく握り締めていた。
「やっぱり怪我を……処置しますからそのガラス片から手を離して……」
「っ! 触るな!」
 握っている手をそっと開こうとした祭に、男は鋭い声を飛ばして威嚇する。怒鳴った訳ではないが、声にはあからさまな拒否がありありと浮かんでいた。
 驚いた表情で見上げると、男はばつの悪そうな表情を浮かべ……しかしどこか他人を拒絶するオーラを身に纏いながら、ここから立ち去ろうと歩き始めた。
「おい、ちょっと待ってくれ!」
「俺は、旅行に行くっつーこいつの両親に頼まれて、迎えに来ただけなんだよ。それで火事に巻き込まれた」
 確認を終えたらしい流水の制止に、うんざりしたような声を返し、男は歩みも止めず鐘の方へ……と言うよりはその向こうへ向う。
 そんな彼を訝しく思ったのだろう。鐘はぐいと彼の肩を掴んで無理矢理その場に押し留め……
「おいアンタ、どこ行く気だよ?」
「帰るんだよ。ここに居る理由ならさっき言ったろ? どうしても事情聴取が必要だって言うなら、後日きちんと応じるから、今日はもう勘弁してくれ。煤だらけでどうにもな」
 肩にかかった鐘の手を振り払いながらそう言うと、男はそのまま「我関せず」と言いたげに去ってしまった。
 それを苦い表情で見送っている間に、地元の消防車がようやく現着したらしい。人々の合間を縫い、赤い車体に「風都消防局」と白で書かれた車と、銀色の防火服に身を包んだ男達が数人降り立ち、「ご苦労様です」という言葉を敬礼と一緒に送ってくれた。
 一応、纏達は「一般市民」と言う扱いだ。こちらも軽く状況を説明した後、敬礼を送ってその場から少し離れた場所で未だ燃える家を見上げた。
 住人の笑顔と未来を守る役目を担っていたであろうその建物は、紅蓮に包まれ崩れていく。火災と言うのはいつ見ても辛い。記憶も、記録も、何もかもを燃やして灰にしてしまうのだから。
 ギシリ、と歯噛みしながら纏が悔しげに視線を未だ燃えている家から外した刹那。人混みに紛れて、全身黒タイツに身を包んだ、「変な奴」……災魔一族の尖兵であるインプスが、二、三人でこちらを伺っていたのだ。
 おまけに彼らの存在に気付いたのは自分達だけではなかったらしい。妙に気取った帽子を被った、纏と同い年くらいの青年がインプスを睨み付け追っていくのが目に留まった。そしてそれは纏以外の目にも見えていたらしい。ほとんど同時に互いの顔を見合わせ、その青年の後を追う。
 人混みを掻き分け、ようやく辿り着いた時、青年はインプスに取り囲まれていた。
 そこから先は半ば反射の領域だったのだろう。纏達はインプスの一部を蹴散らすと、青年の横に立って更に別のインプス達を散らした。
 青年はそんな纏達に驚いたような視線を向けるているが、纏達としては彼にかまけている場合ではない。
「災魔が何を企んでるかは知らねえが、いると分ってて見過ごせるか!」
『着装!』
 纏の声に応えるように、兄妹皆がゴーゴーファイブに着装し、再度インプスに向って攻撃を仕掛ける。
 今のところサイマ獣の気配はないが……もしかすると、先程の火事は災魔の仕業かもしれない。となれば、油断は出来ない。警戒しながらも、ゴーブラスターやVランサーでインプスを散らしてはいるが……一体どこに隠れているのか、インプスが減る様子はない。おまけに、先程インプスに囲まれていた青年も逃げる様子がない。
 さっさと逃げろ。そう、纏が口を開こうとした瞬間。青年は手に持っていた黒っぽい何かを腰のベルトに挿し込み……
「変身!」
 不思議に思う暇もあらばこそ。気がつけば青年の体は右半分が緑、左半分が黒の「異形」と化していた。
「何だ、あいつ!? 災魔か!?」
「何だそりゃ? 俺は……いや、俺達は、ダブルだ」
 纏の声にダブルと名乗った青年はそう返すと、襲い掛かってきたインプスに高い位置での蹴りを見舞う。蹴られたインプスはチキーと情けない声をあげて倒れ込むが、やはり数を減らすまでには至らない。
 その事にダブルも気付いているのか、小さく彼はどうする、と誰かに問いかけ……
『翔太郎、メモリチェンジだ』
 右側の目がちらちらと光り、先程とは異なる声が響く。その声に頷きを返し、ダブルはどこからか黄色と青の「何か」を取り出すと、ベルトにささっていた物と取り替えた。
 その刹那。彼の色が変わった。右は緑から黄色へ。そして左は黒から青へ。更にその手には、今までなかった銃が現れ、ダブルはそれをパラパラと撃ち始めた。不思議な事に、全くの見当違いの方向へ撃っているにも関わらず、銃弾は途中で軌道を変えてインプス達に着弾する。
 そしてある程度数が減った頃合に、彼はベルトから青の何かを抜き取り……
――Trigger――
――Maximum Drive――
『トリガーフルバースト』
 ダブルと、そして「誰か」の声が重なって同時に宣言する。すると、無数の銃弾が銃口から放たれ……それらは個々に意思を持っているかのごとく、残ったインプス達を撃ち貫いたのであった。
 それを確認するや、ダブルは腰のベルトを閉じ……そしてその姿を先程の青年の物に戻す。
 纏達も一応は安全だと思ったのか、着装を解くと、彼に向って歩み寄った。
「お前、一体……」
「あんたら、一体何者なんだ? 仮面ライダー……なのか?」
 纏が聞くよりも先に、青年に聞かれ……彼らはただ、互いに顔を見合わせたのであった。

「救急戦隊ゴーゴーファイブ……ねぇ」
「仮面ライダー? 人知れず悪からこの世を護るヒーロー? 俺達以外にも、そういう連中がいたのか」
 あの場では埒が明かないと言う事で、ダブルだった青年……左翔太郎と言うらしい彼に案内されたのは、彼が住み込んでいると言う「鳴海探偵事務所」と言う場所だった。
 一通り聞いた話では、この街は「風都」と呼ばれる場所らしく、首都からは少し離れているらしい事、時折災魔ではないが、別の怪人が現れていると言う事、そして彼は……否、「彼ら」は「仮面ライダー」と呼ばれる存在として、この風都を守っているらしいと言う事を聞いた。
「こちらでも一通りの検索は終わった。すると、実に興味深い事が分ったよ、翔太郎」
 そう言ったのは翔太郎の相棒でフィリップと呼ばれている青年。
 日本人なら日本人らしい名前を名乗れと、昔気質な纏は思うのだが、彼がフィリップと名乗るのにも何かの理由があるのだろう。思いながら、彼の言葉に耳を傾けた。
「彼らは『首都』と呼ばれる地域で、今から十年ほど前の西暦一九九九年頃を中心に活躍していたレスキューのプロだ。そして……」
「はあ? お前、何言ってんだ? 今年は西暦一九九九年だろ?」
 フィリップの言葉を、思わず纏が抗議の声を上げる。それまで黙っていた弟妹達も、こればかりは同意すると言いたげに首を縦に振るのだが……一方で翔太郎とフィリップ、そしてこの事務所の所長だという鳴海亜樹子は、きょとんとした表情で彼らを見つめ返していた。
「アンタこそ何言ってんだ? 今は西暦二〇一〇年だぜ? ほら、これが今日の新聞」
 そんな馬鹿な、と思う。確かに纏が今朝読んだ新聞は、西暦一九九九年。どこぞの大予言が外れ、次は二〇〇〇年問題だ何だと無駄にマスコミが騒いでいるのを記憶している。
 だが、手渡された新聞の日付は確かに二〇一〇年。おまけに書かれている記事も、携帯電話の小型化がどうとかイギリスで十三年ぶりに保守派が政権を取ったとかそんな事が書かれている。
「確かに、この新聞の日付は二〇一〇年だ。それにこの記事……まさか、本当に……」
「ンなもん、作り物に決まってるだろ! あ、わかったぞ! お前ら、揃いも揃って俺を驚かそうって魂胆だな? その手には引っかからないからな!!」
 「今」が二〇一〇年だと納得しつつある弟達とは対照的に、頑固な長兄はこれを弟達もグルになって仕掛けているドッキリだと思う事にしたらしい。
 バシンと来客用テーブルを叩いた後、むっつりとした表情でソファの中央で腕を組んだ。
「大体なあ、本当に二〇一〇年だって言うなら、証拠見せろ!」
「それがこの新聞じゃないの、マトイ兄ちゃん」
「だからっ! こんないくらでも作れるような証拠じゃなくてだ!」
「あーもう面倒臭ぇなこの人。……どうする、フィリップ?」
「簡単だ翔太郎。五百円硬貨を見せれば良い」
 顔を手で覆い、天を仰ぐ翔太郎に、フィリップがすかさず言葉を返す。
 歴史を実感するには、硬貨の変遷を辿れば良い。それで大抵は納得してもらえる……のが、普通なのだが。
「何だこりゃ? 普通の五百円玉じゃねえか」
「よく見てくれ兄さん。製造が平成二十年になっている。……そもそも、五百円硬貨はもっと銀色が強い」
「私、持ってるよ。ほらこれ」
 翔太郎の差し出した五百円玉と、祭が差し出した五百円玉を見比べれば、確かに部分部分で差異が見て取れる。一番の違いは色と側面の模様だろうか。祭が差し出した方は横に「500」と彫られているが、翔太郎が持つ方は斜線が入っているのみ。
「確かに少し違うな。……って事はまさか、お前ら硬貨偽造しやがったのか!? 犯罪だぞ!」
「だぁぁぁっ! 本当に面倒臭いなこいつ!」
「ここまで来ると、僕もお手上げだ。恐らく紙幣を見せたところで同じ反応だろう」
 貨幣の違いを見ても、やはり信じられないらしい。もう一度バン、とテーブルを叩き、纏はキッと翔太郎達を睨みつけ、睨まれた方は心底疲れたような仕草と視線を纏に送る。
 困り果てる面々の中、鐘はどこか面倒臭そうにああ、と息を吐き出すと、すぐ脇にいた亜樹子の肩を叩いてそっと囁いた。
「なぁ、悪いんだけどインスタントラーメンとかねぇ? 多分、それであの頑固なマトイ兄ぃも納得すると思うんだよ」
「え? そりゃあ有りますけど……担々麺しかないですよ?」
「じゅーぶん」
 亜樹子の答えに、鐘はニヤリと悪戯めいた笑みを浮かべる。
 偶々近くで聞いていたらしい大門は首を傾げ、亜樹子は不思議そうな表情を浮かべつつも、夜食用として置いてあったオレンジがかった赤いカップを持って、纏の前に差し出した。
「何だ? カップ麺か? ……ってちょっと待て。何だこの無駄に辛そうなパッケージの色は」
「担々麺ならこんな物じゃないですか?」
「たんたん……? おいダイモン、そんなモン売ってたか?」
「いやー、僕も知らない。そう言う種類のラーメンがあるっていうのは聞いた事あるけど」
 その会話を聞くや、フィリップの目がきらりと光った……ように、流水には見えた。そしてそれはあながち間違いではなかったらしい。
「担々麺がカップ麺として登場し始めたのが西暦二〇〇五年以降。それ以前は担々麺自体がそれ程メジャーではなかった。流石だ亜樹ちゃん、やはり君は天才かもしれない」
「いや、最初に言ったの俺だから」
 褒められたのが亜樹子である事が多少なりとも不満だったのか、鐘が小さく抗議の声をあげたので、流水は褒める代わりに軽く頭を撫でた。……嫌そうな顔を返されたが。
 そして纏はと言うと。大きく目を見開き、そして三度みたびバンとテーブルを叩いたかと思うと、ようやく認めたように言った。
「じゃあまさか、本当に俺達は『タイムストリップ』とかって奴をしちまったのか!?」
「…………マトイ兄さん、それを言うなら『タイムスリップ』だよ」
「時間が脱いでどうすんだよ。つか何だよそのベタネタ」
 ……大門と鐘の二人に突っ込まれ、纏が少ししょげた事に気付いたのは……弟としての付き合いが一番長い、流水だけだった。


第41話:Rな兄弟/人の命は

第43話:Rな兄弟/地球の未来
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