chapter2
ソウル
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・突発お泊り会
夜、急遽お泊り会になったリビングにて…。
スージィ「ソファのクッションのこのへんに〜…
ビンゴ!リモコン発見!こういう時、なんかいいもん挟まってんだよな!
うーわ、すげーホコリ。いつから使ってねーんだよ…」
クリス「どうだろ…テレビ見る?」
スージィ「おう、見よーぜ!
何をいっき見すっかな〜」
楽しそうに、スージィはチャンネルを変えている。
スージィ「そういやさ、アイツら連れて来られねーかな」
クリス「アイツらって…?」
スージィ「ラルセイとかランサーとか!
アイツらも学校に行ってさ。ラルセイはパシリやって、ランサーはクリスのベッドの下で丸くなって寝てさ!
んで、みんなで学校行くの、楽しくね?」
クリス「…そうなれたら、楽しいね」
スージィ「だろー?」
……スージィの話は、とても素敵だ。
でも、できないって何となくわかる。
ラルセイたちは、ダークナーだから。
それに、“僕”だって…。
クリス「…スージィ」
スージィ「んー?なんだよ」
クリス「僕がもし、本当の僕じゃないとしたら、どうする?」
スージィ「んだそれ?」
クリス「僕ってさ、実は母さんのこと、ママって呼ぶんだよね」
スージィ「ほーん?それがどうし…」
クリス「…実は、スージィに会う前のことがあまり思い出せない。
ノエルと幼馴染だったことも、あまり記憶にない。
アズ兄の声も父さんのことも…
でも、顔を合わせたら僕はこうしなきゃいけないってことはあるから、それに従ってるだけ。
本当は、なんでこんなことをするのか、分からない」
スージィ「………」
クリス「ねぇ、もし…
本当の僕は、本当はもっと凶暴な奴で…
ニンゲンもモンスターも懲らしめちゃうような、そんな冷たいニンゲンだったら…
そうだったら、…スージィが!」
スージィ「がー…ごー……」
クリス「…寝ちゃってる…
むずかしい話だったのかな…
…胸が苦しい…また、だな…
……僕は、一体何者…?」
トリエル「あら、ふふ…ふたりとも寝ちゃったのね。
おやすみなさい。クリス、スージィ」
完全に寝静まった頃、クリスがふらりと立ち上がる。
そして、胸を掴み、──────
そこからは、何が起きたか分からない。
ただ、見ていた。
彼が、テレビをつけるところを…。
彼が、玄関のドアを開けるところを…。
彼が、パイ用のナイフを地面に突き立てるところを…。
闇が溢れだす。闇が充満していく。
──────、意識が戻る。
けれど、もう間に合わない。
手は動かない。ただ、世界が闇に堕ちるのを見ているだけ。
ふと、テレビモニターに、ニヤリとした笑みを見た。
──chapter3に続く…
夜、急遽お泊り会になったリビングにて…。
スージィ「ソファのクッションのこのへんに〜…
ビンゴ!リモコン発見!こういう時、なんかいいもん挟まってんだよな!
うーわ、すげーホコリ。いつから使ってねーんだよ…」
クリス「どうだろ…テレビ見る?」
スージィ「おう、見よーぜ!
何をいっき見すっかな〜」
楽しそうに、スージィはチャンネルを変えている。
スージィ「そういやさ、アイツら連れて来られねーかな」
クリス「アイツらって…?」
スージィ「ラルセイとかランサーとか!
アイツらも学校に行ってさ。ラルセイはパシリやって、ランサーはクリスのベッドの下で丸くなって寝てさ!
んで、みんなで学校行くの、楽しくね?」
クリス「…そうなれたら、楽しいね」
スージィ「だろー?」
……スージィの話は、とても素敵だ。
でも、できないって何となくわかる。
ラルセイたちは、ダークナーだから。
それに、“僕”だって…。
クリス「…スージィ」
スージィ「んー?なんだよ」
クリス「僕がもし、本当の僕じゃないとしたら、どうする?」
スージィ「んだそれ?」
クリス「僕ってさ、実は母さんのこと、ママって呼ぶんだよね」
スージィ「ほーん?それがどうし…」
クリス「…実は、スージィに会う前のことがあまり思い出せない。
ノエルと幼馴染だったことも、あまり記憶にない。
アズ兄の声も父さんのことも…
でも、顔を合わせたら僕はこうしなきゃいけないってことはあるから、それに従ってるだけ。
本当は、なんでこんなことをするのか、分からない」
スージィ「………」
クリス「ねぇ、もし…
本当の僕は、本当はもっと凶暴な奴で…
ニンゲンもモンスターも懲らしめちゃうような、そんな冷たいニンゲンだったら…
そうだったら、…スージィが!」
スージィ「がー…ごー……」
クリス「…寝ちゃってる…
むずかしい話だったのかな…
…胸が苦しい…また、だな…
……僕は、一体何者…?」
トリエル「あら、ふふ…ふたりとも寝ちゃったのね。
おやすみなさい。クリス、スージィ」
完全に寝静まった頃、クリスがふらりと立ち上がる。
そして、胸を掴み、──────
そこからは、何が起きたか分からない。
ただ、見ていた。
彼が、テレビをつけるところを…。
彼が、玄関のドアを開けるところを…。
彼が、パイ用のナイフを地面に突き立てるところを…。
闇が溢れだす。闇が充満していく。
──────、意識が戻る。
けれど、もう間に合わない。
手は動かない。ただ、世界が闇に堕ちるのを見ているだけ。
ふと、テレビモニターに、ニヤリとした笑みを見た。
──chapter3に続く…
