chapter1
ソウル
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・悪者の王様
城のてっぺんにたどり着く。
闇の泉が吹き出ているのがよく見える。
そこの中央に、王様とランサーがいた。
ランサーが必死に王様を説得しているが、どうやら効果はイマイチな様子。
スージィがそこに乗り出し、声をかける。
スージィ「よう」
ランサー「スージィ!」
「…貴様か…我が息子を誑かしたライトナー共は…」
スージィ「誑かした?仲良くなっただけだ!」
ラルセイ「キング、お初にお目にかかります。
ボクは闇の王子、ラルセイです。
この闇の泉を封印しに参りました。
どうか、その道を譲ってはいただけませんか?」
キング「…ふん、闇の王子か…
なぜダークナーがライトナーに道を譲らねばならん。
なぜこの闇の泉を封じねばならん」
ラルセイ「闇の泉を封印しなければ大変なことが起きるからですよ」
キング「戯言を、ランサーこんな奴らの言うことなど聞くに値しない」
ランサー「でも…スージィはいろんなことを教えてくれた!
僕は…スージィと一緒にいたい!」
キング「ランサー、奴らの戯言に踊らされたか…
では、お前もここで始末するまで…!!」
キングはランサーに迷いなく攻撃を行おうとする。そこをスージィが弾き、ランサーを助ける。
スージィ「行け!ランサー!」
ランサー「…でも…!」
クリス「ランサー、行ってくれ」
ランサー「…わ、わかった…」
ランサーは振り返らずにその場を後にする。
三人はキングの前に立ちはだかる。
スージィ「てめぇこそ、何様のつもりかしんねーけど、戯言は終わりだぜ?」
キング「フフフ…戯言か…
わが民にとって、われこそが英雄。
だが貴様らにとっては…
悪モノだ!」
キングは戦いながらも語る。
彼が戦う理由、ライトナーにされた仕打ち。
そして、“騎士”という存在。
けれど、そんな話、僕にされても分からない。
分かるはずがない。僕は彼の気持ちをわかるはずがない。
彼はダークナーで、僕はライトナーなのだから。
…彼の苦しみを、分かるはずがないんだ…
やがて、キングが膝をつく。
どうやら、戦い自体には慣れているわけではないようだ。
キング「…すまなかった、子どもたちよ。
私と君たちは戦わない選択肢があったかもしれないな…」
ラルセイ「…キングさん…
大丈夫、ボクに任せてください!」
クリス「ラルセイ…?」
ラルセイ「ボクならその傷をすぐに癒せますよ!
クリス、いいよね?」
クリス「…本当に、反省しているの?」
キング「ああ…このとおりだ…」
クリス「…スージィ、武器を下ろして」
スージィ「おう…」
クリス「ラルセイ、お願いできる?」
ラルセイ「もちろん!
はい!癒やしの歌よ!」
ラルセイの癒やしの歌で、キングの深手の傷が回復する。
キング「あぁ。これは…いい…」
キングがにたりと笑う。
弾幕が三人にめがけて飛んでくる。
キング「とても気分がいいものだ…」
ゲハゲハと、キングは下卑た笑い声を上げる。
スージィ「てめぇ…!」
キング「まずは、生意気な小娘からだな…!」
スージィがキングに──悪モノに、攻撃されそうになっている。
クリスはすかさず、盾を構え、キンッ!とスペードの弾幕が弾く。
クリス「っ…!」
スージィ「クリス…!?」
キング「ふん、英雄ごっこか…くだらん」
すると、視界外からスペードの凄まじい弾幕が、クリスを横殴りにする。
クリス「ぐぁ!?」
スージィ「クリスっ!!」
キング「貴様が、リーダーだな…?」
キングがノシノシと、クリスの元へにじり寄る。
クリスが立ち上がることができないでいると、キングが睨みを効かせる。
キング「一体何が狙いだ?
我らを再び忘却の彼方へと追放し、嘲笑うことか?」
クリス(…狙い…忘却の彼方…?
…そんなこと言われても…僕には…)
キング「答えられぬと?
無力な子どもよ、良い事を教えてやろう」
キングはクリスをつかみあげる。
上空にはスペードの弾幕が睨んでいる。
キング「黙っている者を見ると、私はイラつくのだ」
クリス「…僕、は…」
すると、バシンっと、レッドバスターがキングの手に当たり、クリスは地面に落ちる。
スージィ「おい。
オレの…ダチに…さわんな」
キング「ククククク…嫌だと言ったら?
私を殺すかね?」
スージィ「フン、殺さねーよ」
キング「では、どうするつもりだ…?
私が死ぬまで話し合うとでも…?
全く、ライトナーというのはどこまでも愚かだ。
本気で信じているのかね…?
…私が説得に応じ、おまえたちを殺さぬと?」
スージィ「いや?でも、あいつらなら脈アリかもな」
すると、背後から大勢の兵隊たちがキングを取り囲み始める。
キング「!?
ラ…ランサー!?お…おまえたちまで…!?
これは一体どういうことだ!?」
ランサー「ゴメンなさいパパ上!大人しく転覆されてください!!」
どうやら、ランサーはスージィの助けで逃げ出したあと、城の中の兵隊たちに助けを求めたようだ。
兵隊たちはライトナーの行いをよく見ていた。
彼らは自分たちを傷つけることなく、むしろ逃してくれたと…。
そして、トップに立つなら自分たちをちゃんと見てくれる人がいいよね!と、ランサーを支持したようだ。
ランサーたちは悲痛な叫びを上げるキングを連れて下がっていった。
スージィがクリスの元へ駆け寄る。
スージィ「クリス、大丈夫か?」
クリス「…大丈夫。スージィも平気?」
スージィ「あぁ、平気だぜ」
クリス「それは良かったよ」
ラルセイ「クリス!スージィ!
ごめんね!ボクのせいで…
ボクが、王様を回復させちゃったから…」
クリス「ううん。大丈夫だよ、ラルセイ。
僕がいいよって言ったし…説得できる言葉も見つからなかったから…
あんなに、ライトナーのことを憎んでたんだ。僕らじゃ、聞く耳すら持ってくれなかっただろうし…」
スージィ「でも、おめーが色々やってたおかげで、なんか上手くいったみてーだな!」
クリス「回り回っていい感じってね。
…ラルセイ、そんなに落ち込まないで。
これが、僕らの最善策だったってことだよ」
ラルセイ「クリス…!
ありがとうクリス、ボクは嬉しいよ!
あ、もう君たちはお家に帰らないといけないよね!
闇の泉はすぐそこだよ!」
スージィ「おう…そうだけど…」
クリス「…みんな、忙しいかな?」
ラルセイ「え、もしかして、みんなと挨拶して帰るの?」
クリス「え?当然じゃない?
あ、スージィはもう帰る?」
スージィ「いや、おめーが挨拶するってんならついてってやるよ」
クリス「ちんたら歩くけど、イラつかない?」
スージィ「イラついてほしーのか?あぁ?」
クリス「やだー!」
ぴゃーっと逃げていくクリスに、スージィは鼻を鳴らす。
スージィ「くっそ、あんだけやられたってのにめちゃくちゃ元気じゃねーかよ…」
ラルセイ「あはは、仲良くなれてよかったね」
スージィ「…ま、ダチだからな!」
城のてっぺんにたどり着く。
闇の泉が吹き出ているのがよく見える。
そこの中央に、王様とランサーがいた。
ランサーが必死に王様を説得しているが、どうやら効果はイマイチな様子。
スージィがそこに乗り出し、声をかける。
スージィ「よう」
ランサー「スージィ!」
「…貴様か…我が息子を誑かしたライトナー共は…」
スージィ「誑かした?仲良くなっただけだ!」
ラルセイ「キング、お初にお目にかかります。
ボクは闇の王子、ラルセイです。
この闇の泉を封印しに参りました。
どうか、その道を譲ってはいただけませんか?」
キング「…ふん、闇の王子か…
なぜダークナーがライトナーに道を譲らねばならん。
なぜこの闇の泉を封じねばならん」
ラルセイ「闇の泉を封印しなければ大変なことが起きるからですよ」
キング「戯言を、ランサーこんな奴らの言うことなど聞くに値しない」
ランサー「でも…スージィはいろんなことを教えてくれた!
僕は…スージィと一緒にいたい!」
キング「ランサー、奴らの戯言に踊らされたか…
では、お前もここで始末するまで…!!」
キングはランサーに迷いなく攻撃を行おうとする。そこをスージィが弾き、ランサーを助ける。
スージィ「行け!ランサー!」
ランサー「…でも…!」
クリス「ランサー、行ってくれ」
ランサー「…わ、わかった…」
ランサーは振り返らずにその場を後にする。
三人はキングの前に立ちはだかる。
スージィ「てめぇこそ、何様のつもりかしんねーけど、戯言は終わりだぜ?」
キング「フフフ…戯言か…
わが民にとって、われこそが英雄。
だが貴様らにとっては…
悪モノだ!」
キングは戦いながらも語る。
彼が戦う理由、ライトナーにされた仕打ち。
そして、“騎士”という存在。
けれど、そんな話、僕にされても分からない。
分かるはずがない。僕は彼の気持ちをわかるはずがない。
彼はダークナーで、僕はライトナーなのだから。
…彼の苦しみを、分かるはずがないんだ…
やがて、キングが膝をつく。
どうやら、戦い自体には慣れているわけではないようだ。
キング「…すまなかった、子どもたちよ。
私と君たちは戦わない選択肢があったかもしれないな…」
ラルセイ「…キングさん…
大丈夫、ボクに任せてください!」
クリス「ラルセイ…?」
ラルセイ「ボクならその傷をすぐに癒せますよ!
クリス、いいよね?」
クリス「…本当に、反省しているの?」
キング「ああ…このとおりだ…」
クリス「…スージィ、武器を下ろして」
スージィ「おう…」
クリス「ラルセイ、お願いできる?」
ラルセイ「もちろん!
はい!癒やしの歌よ!」
ラルセイの癒やしの歌で、キングの深手の傷が回復する。
キング「あぁ。これは…いい…」
キングがにたりと笑う。
弾幕が三人にめがけて飛んでくる。
キング「とても気分がいいものだ…」
ゲハゲハと、キングは下卑た笑い声を上げる。
スージィ「てめぇ…!」
キング「まずは、生意気な小娘からだな…!」
スージィがキングに──悪モノに、攻撃されそうになっている。
クリスはすかさず、盾を構え、キンッ!とスペードの弾幕が弾く。
クリス「っ…!」
スージィ「クリス…!?」
キング「ふん、英雄ごっこか…くだらん」
すると、視界外からスペードの凄まじい弾幕が、クリスを横殴りにする。
クリス「ぐぁ!?」
スージィ「クリスっ!!」
キング「貴様が、リーダーだな…?」
キングがノシノシと、クリスの元へにじり寄る。
クリスが立ち上がることができないでいると、キングが睨みを効かせる。
キング「一体何が狙いだ?
我らを再び忘却の彼方へと追放し、嘲笑うことか?」
クリス(…狙い…忘却の彼方…?
…そんなこと言われても…僕には…)
キング「答えられぬと?
無力な子どもよ、良い事を教えてやろう」
キングはクリスをつかみあげる。
上空にはスペードの弾幕が睨んでいる。
キング「黙っている者を見ると、私はイラつくのだ」
クリス「…僕、は…」
すると、バシンっと、レッドバスターがキングの手に当たり、クリスは地面に落ちる。
スージィ「おい。
オレの…ダチに…さわんな」
キング「ククククク…嫌だと言ったら?
私を殺すかね?」
スージィ「フン、殺さねーよ」
キング「では、どうするつもりだ…?
私が死ぬまで話し合うとでも…?
全く、ライトナーというのはどこまでも愚かだ。
本気で信じているのかね…?
…私が説得に応じ、おまえたちを殺さぬと?」
スージィ「いや?でも、あいつらなら脈アリかもな」
すると、背後から大勢の兵隊たちがキングを取り囲み始める。
キング「!?
ラ…ランサー!?お…おまえたちまで…!?
これは一体どういうことだ!?」
ランサー「ゴメンなさいパパ上!大人しく転覆されてください!!」
どうやら、ランサーはスージィの助けで逃げ出したあと、城の中の兵隊たちに助けを求めたようだ。
兵隊たちはライトナーの行いをよく見ていた。
彼らは自分たちを傷つけることなく、むしろ逃してくれたと…。
そして、トップに立つなら自分たちをちゃんと見てくれる人がいいよね!と、ランサーを支持したようだ。
ランサーたちは悲痛な叫びを上げるキングを連れて下がっていった。
スージィがクリスの元へ駆け寄る。
スージィ「クリス、大丈夫か?」
クリス「…大丈夫。スージィも平気?」
スージィ「あぁ、平気だぜ」
クリス「それは良かったよ」
ラルセイ「クリス!スージィ!
ごめんね!ボクのせいで…
ボクが、王様を回復させちゃったから…」
クリス「ううん。大丈夫だよ、ラルセイ。
僕がいいよって言ったし…説得できる言葉も見つからなかったから…
あんなに、ライトナーのことを憎んでたんだ。僕らじゃ、聞く耳すら持ってくれなかっただろうし…」
スージィ「でも、おめーが色々やってたおかげで、なんか上手くいったみてーだな!」
クリス「回り回っていい感じってね。
…ラルセイ、そんなに落ち込まないで。
これが、僕らの最善策だったってことだよ」
ラルセイ「クリス…!
ありがとうクリス、ボクは嬉しいよ!
あ、もう君たちはお家に帰らないといけないよね!
闇の泉はすぐそこだよ!」
スージィ「おう…そうだけど…」
クリス「…みんな、忙しいかな?」
ラルセイ「え、もしかして、みんなと挨拶して帰るの?」
クリス「え?当然じゃない?
あ、スージィはもう帰る?」
スージィ「いや、おめーが挨拶するってんならついてってやるよ」
クリス「ちんたら歩くけど、イラつかない?」
スージィ「イラついてほしーのか?あぁ?」
クリス「やだー!」
ぴゃーっと逃げていくクリスに、スージィは鼻を鳴らす。
スージィ「くっそ、あんだけやられたってのにめちゃくちゃ元気じゃねーかよ…」
ラルセイ「あはは、仲良くなれてよかったね」
スージィ「…ま、ダチだからな!」
