chapter1
ソウル
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・道中の自己紹介
クリスに着いていくラルセイ。
この闇の世界に着いてから言葉を発することがないクリスに、ラルセイは声を掛ける。
ラルセイ「クリスは無口な子なんだね!」
クリス「……」
ラルセイ「スージィはちょっと乱暴な子だけど、良いところだってきっとあるはず…
君はどんな子なのかな?」
クリス「…分からない」
ラルセイ「え?」
クリスは、どこか遠くを見るようにそう答える。
ラルセイ「そう、なんだ…」
しばらく黙っていると、クリスはぽつりぽつり、まるで小雨のように、話が弾み始める。
クリス「…母さんがいて、兄さんがいて、学校に通ってる。
それだけ」
ラルセイ「そうなんだ!
でも、それだけじゃないでしょ?」
クリス「…クラスメイトにノエルって子がいる。
アルフィー先生もいて、スージィはチョークを食べる子」
ラルセイ「チョーク?そうなんだ」
クリス「……」
ラルセイ「あ、そうだ。
僕のことはどういうふうに思った?」
こちらを捉える。
相変わらず目は、長い前髪に隠れて見えない。
でもはっきり、こちらを見て考えている。
やがて、クリスの発した内容はとても可愛らしいものだった。
クリス「…モフモフ」
ラルセイ「モフモフ?
もしかして…僕のモフモフ、気に入った?」
クリス「うん、母さんもモフモフだから…」
ラルセイ「へーそうなんだ!
もしかして、モフモフが好き?」
クリス「好き…モフにはうるさい自信がある」
ラルセイ「な、なるほど…」
撫でる?と声を掛けたら、耳辺りをフワフワと触ってくれた。
本当にモフモフが好きなんだろう。両手で頬の辺りをモチモチと触っている。
こうやって撫でてもらうのは初めてで、とても嬉しい。
やがて、クリスはまた、ぽつりぽつりと話し始める。
クリス「…スージィは、僕と友だちになってくれるかな…」
そう憂うクリスに、ラルセイはパッと明るく笑いかける。
ラルセイ「クリスは、スージィと友だちになりたいの?」
クリス「うん。だってスージィ、僕の事を食べなかったから…」
ラルセイ「え?食べる…?」
クリス「頭から丸かじりされたっておかしくなかったのに、あの子はしなかったんだ。
見られたくないものを見られたのにね…
すごく優しい子だ。母さんのこと、良いモンスターだって褒めてくれてたし」
相変わらず目元は見えないが、はにかんでいるんだろう。
嬉しそうにするクリスに、ラルセイも嬉しくなる。
ラルセイ「そうなんだ。スージィってそんな素敵な子だったんだね!
いいなぁ、僕もスージィと仲良くなりたい!」
クリス「よし、スージィとどうやったら仲良くなれるか考えよう!」
ラルセイ「うん!そうしよう!」
(無口なのかと思ってたけど…どうやら、人見知りをしていたようだね)
そうラルセイは思い、元気に歩くクリスのあとについていった。
クリスに着いていくラルセイ。
この闇の世界に着いてから言葉を発することがないクリスに、ラルセイは声を掛ける。
ラルセイ「クリスは無口な子なんだね!」
クリス「……」
ラルセイ「スージィはちょっと乱暴な子だけど、良いところだってきっとあるはず…
君はどんな子なのかな?」
クリス「…分からない」
ラルセイ「え?」
クリスは、どこか遠くを見るようにそう答える。
ラルセイ「そう、なんだ…」
しばらく黙っていると、クリスはぽつりぽつり、まるで小雨のように、話が弾み始める。
クリス「…母さんがいて、兄さんがいて、学校に通ってる。
それだけ」
ラルセイ「そうなんだ!
でも、それだけじゃないでしょ?」
クリス「…クラスメイトにノエルって子がいる。
アルフィー先生もいて、スージィはチョークを食べる子」
ラルセイ「チョーク?そうなんだ」
クリス「……」
ラルセイ「あ、そうだ。
僕のことはどういうふうに思った?」
こちらを捉える。
相変わらず目は、長い前髪に隠れて見えない。
でもはっきり、こちらを見て考えている。
やがて、クリスの発した内容はとても可愛らしいものだった。
クリス「…モフモフ」
ラルセイ「モフモフ?
もしかして…僕のモフモフ、気に入った?」
クリス「うん、母さんもモフモフだから…」
ラルセイ「へーそうなんだ!
もしかして、モフモフが好き?」
クリス「好き…モフにはうるさい自信がある」
ラルセイ「な、なるほど…」
撫でる?と声を掛けたら、耳辺りをフワフワと触ってくれた。
本当にモフモフが好きなんだろう。両手で頬の辺りをモチモチと触っている。
こうやって撫でてもらうのは初めてで、とても嬉しい。
やがて、クリスはまた、ぽつりぽつりと話し始める。
クリス「…スージィは、僕と友だちになってくれるかな…」
そう憂うクリスに、ラルセイはパッと明るく笑いかける。
ラルセイ「クリスは、スージィと友だちになりたいの?」
クリス「うん。だってスージィ、僕の事を食べなかったから…」
ラルセイ「え?食べる…?」
クリス「頭から丸かじりされたっておかしくなかったのに、あの子はしなかったんだ。
見られたくないものを見られたのにね…
すごく優しい子だ。母さんのこと、良いモンスターだって褒めてくれてたし」
相変わらず目元は見えないが、はにかんでいるんだろう。
嬉しそうにするクリスに、ラルセイも嬉しくなる。
ラルセイ「そうなんだ。スージィってそんな素敵な子だったんだね!
いいなぁ、僕もスージィと仲良くなりたい!」
クリス「よし、スージィとどうやったら仲良くなれるか考えよう!」
ラルセイ「うん!そうしよう!」
(無口なのかと思ってたけど…どうやら、人見知りをしていたようだね)
そうラルセイは思い、元気に歩くクリスのあとについていった。
