【アズレン】あずれん日和
──誓の指輪──
ドイッチュ「……あ、あれは…」
赤城「指揮官様ぁ!
私と契を結びませんか?」
「…赤城さん、俺はもう心に決めた人がいるから、赤城さんとは使わないよ」
赤城「あぁ、あの鉄血の…でも、伴侶は複数いてもいいのですよ?
この鎮守府ではハーレムは正義!」
「えっと、それでもしばらくは遠慮するかな…」
赤城「まぁ、どうして!?
…100歩譲って、私はなくとも綾波ちゃんはどうなのですか?」
「え?綾波さん?」
赤城「そうです、彼女は初期艦で随分あなたに尽くしていたらしいじゃないですか。
彼女には結ばないのですか?」
「……ドイッチュラントが来る前に、1度聞いたことはある。
でも、断わられた」
赤城「まぁ!あの子が!?」
「まぁ、理由がとりあえず縁でだったから、本当に大切な人にあげなさいってふくれっ面で言われた」
赤城「あ…それはそうかもしれませんわね。
あの契はあなたと艦船の本当の愛にこそ、真の力を発揮するものなのです」
「そうなの?」
赤城「そうですよぉ。
私たちだけではこの指輪はただの飾りですわ。
あなたの想いが込められてこそ、なのですわ。
私も、私だけの愛を持ってくれるように…うふふふ」
「加賀さーんたすけてー」
赤城「まぁ!あの子を呼ぶなんて卑怯ですわ!ちょ、式神飛んできた、きゃああああ!!」
加賀「…また姉様にちょっかいをかけられていたの?」
「まぁ、相談に乗ってくれてたけど途中から怪しくなって…」
加賀「いつもの事だな。
それと、そちらに例のお嬢様が何か言いたげに見ているぞ?」
ドイッチュ「ドキッ!?」
「ドイッチュラント、えっと、そのこれは…」
加賀「それでは、私は姉様を追いますので、ごゆっくり」
ドイッチュ「あ……あなたは、わたしにケッコンを申し込む気?」
「うん、するよ」
ドイッチュ「っ…そ、そう!」
「でも、今じゃない」
ドイッチュ「え?」
「練度上限、そこが俺たちのゴールでありスタートだと思ってる。
君と一緒に、その限界を超えてみたいから」
ドイッチュ「…ふふ、自分が何を言ってるか、分かってるの?」
「…ちょっとクサ過ぎたかな…」
ドイッチュ「あはは、いいわ、面白いじゃない!
わたしに練度上限までオアズケさせるんだもの。
とびっきりのご褒美、用意してくれるのでしょうね?」
「それは構わないけど…ケッコン、させてくれるの?」
ドイッチュ「もちろん、私はあなたを既に乗り物二号と決めてるんだから!」
「一号は…あぁ、あれか」
ドイッチュ「食いつくのそっち!?あいっかわらずズレてるわね、あなたは…」
「ごめん、でも、そう言ってくれるなら嬉しい」
ドイッチュ「……あ、あれは…」
赤城「指揮官様ぁ!
私と契を結びませんか?」
「…赤城さん、俺はもう心に決めた人がいるから、赤城さんとは使わないよ」
赤城「あぁ、あの鉄血の…でも、伴侶は複数いてもいいのですよ?
この鎮守府ではハーレムは正義!」
「えっと、それでもしばらくは遠慮するかな…」
赤城「まぁ、どうして!?
…100歩譲って、私はなくとも綾波ちゃんはどうなのですか?」
「え?綾波さん?」
赤城「そうです、彼女は初期艦で随分あなたに尽くしていたらしいじゃないですか。
彼女には結ばないのですか?」
「……ドイッチュラントが来る前に、1度聞いたことはある。
でも、断わられた」
赤城「まぁ!あの子が!?」
「まぁ、理由がとりあえず縁でだったから、本当に大切な人にあげなさいってふくれっ面で言われた」
赤城「あ…それはそうかもしれませんわね。
あの契はあなたと艦船の本当の愛にこそ、真の力を発揮するものなのです」
「そうなの?」
赤城「そうですよぉ。
私たちだけではこの指輪はただの飾りですわ。
あなたの想いが込められてこそ、なのですわ。
私も、私だけの愛を持ってくれるように…うふふふ」
「加賀さーんたすけてー」
赤城「まぁ!あの子を呼ぶなんて卑怯ですわ!ちょ、式神飛んできた、きゃああああ!!」
加賀「…また姉様にちょっかいをかけられていたの?」
「まぁ、相談に乗ってくれてたけど途中から怪しくなって…」
加賀「いつもの事だな。
それと、そちらに例のお嬢様が何か言いたげに見ているぞ?」
ドイッチュ「ドキッ!?」
「ドイッチュラント、えっと、そのこれは…」
加賀「それでは、私は姉様を追いますので、ごゆっくり」
ドイッチュ「あ……あなたは、わたしにケッコンを申し込む気?」
「うん、するよ」
ドイッチュ「っ…そ、そう!」
「でも、今じゃない」
ドイッチュ「え?」
「練度上限、そこが俺たちのゴールでありスタートだと思ってる。
君と一緒に、その限界を超えてみたいから」
ドイッチュ「…ふふ、自分が何を言ってるか、分かってるの?」
「…ちょっとクサ過ぎたかな…」
ドイッチュ「あはは、いいわ、面白いじゃない!
わたしに練度上限までオアズケさせるんだもの。
とびっきりのご褒美、用意してくれるのでしょうね?」
「それは構わないけど…ケッコン、させてくれるの?」
ドイッチュ「もちろん、私はあなたを既に乗り物二号と決めてるんだから!」
「一号は…あぁ、あれか」
ドイッチュ「食いつくのそっち!?あいっかわらずズレてるわね、あなたは…」
「ごめん、でも、そう言ってくれるなら嬉しい」