memo

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2025/07/08 22:55
※参政党には投票しないでください。
※栄太はインドと日本にルーツがあります。出身地はUKです。

 居酒屋にて。
 栄太、知久、飲食しながら雑談している。
知久「そろそろ選挙やな。注目の候補者はいてる?」
栄太「ああ、参院選が近いんでしたね。すみません、あまり情報を追ってなくて」
知久「栄太が? どないしてん?」
栄太「もう疲れたんですよ、政治の話」
知久「今回の選挙はホンマにひどいもんな」
栄太「ひどい? そんな言葉では済まされませんよ。どこを見てもヘイト、ヘイト、ヘイト。ただ情勢を知ろうとするだけで、いちいち差別を目にしないといけないんですよ。To hell with this g****** country. 」
知久「Hey, watch your mouth. We’re not at home. 」
栄太「すみません。でも言わずにいられなくて…」
知久「気持ちはわかるけど…」
栄太「わかる? 参政党が演説しているかもと思ったら、こっちは安心して駅前を歩くことすらできない。そんなこと貴方にはわからないでしょ」
知久「ごめん、そうやんな。俺と栄太では体験してることが全然ちゃう。想像力がなかった」
栄太「…違う、私はトミーを責めたいんじゃない。こちらこそごめんなさい。感情をどこに持って行けばいいのかわからないんです」
知久「栄太、俺やって怖いねん。あいつらがファーストしたがってる『日本人』に、クィアで精神疾患のある俺は含まれへんのやから。いつか『福祉として安楽死させてあげよう』とか言われるかもな」
栄太「私こそ想像力がありませんね、誰も安全ではいられないのに」
知久「…ところであいつらは排外主義を掲げて、その先に何がしたいんやろな。『いなくなってほしい』の先にあるんは、『殺せ』しかないのに」
栄太「殺したいんでしょ、きっと。そんなこと歴史を振り返れば明らかです」
知久「悪趣味な奴らやな。差別では絶対に幸せにならへん。人生の幸福に必要なんは、ただ食って遊んで寝る日々やで。その毎日を守るために政治はあるんやろ」
栄太「差別したいという欲望の前では、そういう当たり前のことさえ忘れてしまうんでしょうね。生活を守らない政治なんて政治ではないのですが」

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