memo

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2025/03/21 06:13
※公序良俗に反することを話していますが、このような行為を推奨する意図はありません。
※相良勇は登山が趣味です。

 冬の昼。
 成美、和真、寮の近くの道を歩いている。
成美「寒ぃな」
和真「風が冷たいね」
成美「耳と鼻がもげそう」
和真「マスクすればいいのに。鼻は暖かくなるよ」
成美「耳の裏が荒れててさ」
和真「バラクラバはどう?」
成美「バラクラバか… マジで買おうかな」
和真「相良さんならたくさん持ってるはずだから借りたら?」
成美「それ、ガチなやつじゃねぇか。そんなの街中で着けたら怪しいだろ」
和真「暖かそうだよ。そのまま銀行強盗にも行けて便利だし」
成美「俺のこと何だと思ってやがる」
和真「窃盗で捕まったことある人」
成美「捕まってねぇよ。ちゃんと店に謝罪したら許してもらえたし」
和真「窃盗したことに変わりないじゃん」
成美「昔の話だろ。今は心を入れ替えたんだよ」
和真「本当に? もし相良さんに誘われたら?」
成美「何でイッサが誘ってくるんだよ」
和真「きっとあれだよ、山で遭難して、救助にお金がかかったんだよ」
成美「それなら仕方ねぇな。友達が困ってるときは助けてやらねぇと。俺は運転手やるよ」
和真「成美の方が実行犯に向いてるでしょ。相良さんは未経験者だから…」
成美「俺だってそうだわ。それに俺は小心者なんだよ。和真も知ってるだろ」
和真「それもそうだね」
成美「イッサは消防士やってたくらいだから度胸あるだろ。ついでに和真にも仕事をやるよ」
和真「えっ、俺も? 巻き込まないでよ」
成美「強盗を提案したのはお前だろ」
和真「確かにそうだった。言い出したからには責任を取るよ」
成美「よし、和真はにこにこしながら窓口に近づいて、職員を油断させる係な」
和真「自分でも向いてると思う、それ。相良さんから登山道具も借りて、登山客を装って行こう」
成美「完璧な計画だな」
和真「防寒も銀行強盗もできて、バラクラバは一石二鳥だね」

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