memo
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2024/09/12 03:02 晩夏の夜。歩の部屋にて。
歩、勇、テーブルを挟んで、向かい合わせになって座っている。
外からは虫の声が聞こえる。
勇「秋ですね」
歩「そうだな。気温は夏のままだけど、季節は着実に進んでるんだな」
勇「リカルド、外に出ませんか? もっと近くで音色を聞きたくて」
歩「でも暑いの苦手だろ?」
勇「それくらい我慢できますよ」
ロビン寮の庭にて。
勇、歩、アウトドアチェアーに座っている。
勇「(歌う)秋の夜長を鳴き通す ああ おもしろい虫の声」
歩「(聞き入ったように)良い声だな」
勇「虫が? 僕が?」
歩「(微笑んで)どっちも。勇の声、もっと聞きたいな」
勇「ごめん、後で」
勇、立ち上がる。
歩「(勇を見上げ)どうしたの?」
勇「暑い。戻りましょう」
歩、勇を見つめたまま、ぽかんとした表情。
勇「誤解しないでくださいね、怒ってるわけじゃないんで。でも暑いんです」
歩「(苦笑して)わかってるよ」
歩、立ち上がる。
勇、歩、アウトドアチェアーを畳む。
勇「さっきはごめんなさいね。歌の続きは部屋で」
歩「気にしてないよ」
歩、勇、テーブルを挟んで、向かい合わせになって座っている。
外からは虫の声が聞こえる。
勇「秋ですね」
歩「そうだな。気温は夏のままだけど、季節は着実に進んでるんだな」
勇「リカルド、外に出ませんか? もっと近くで音色を聞きたくて」
歩「でも暑いの苦手だろ?」
勇「それくらい我慢できますよ」
ロビン寮の庭にて。
勇、歩、アウトドアチェアーに座っている。
勇「(歌う)秋の夜長を鳴き通す ああ おもしろい虫の声」
歩「(聞き入ったように)良い声だな」
勇「虫が? 僕が?」
歩「(微笑んで)どっちも。勇の声、もっと聞きたいな」
勇「ごめん、後で」
勇、立ち上がる。
歩「(勇を見上げ)どうしたの?」
勇「暑い。戻りましょう」
歩、勇を見つめたまま、ぽかんとした表情。
勇「誤解しないでくださいね、怒ってるわけじゃないんで。でも暑いんです」
歩「(苦笑して)わかってるよ」
歩、立ち上がる。
勇、歩、アウトドアチェアーを畳む。
勇「さっきはごめんなさいね。歌の続きは部屋で」
歩「気にしてないよ」