memo

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2024/09/02 03:21
※栄太は政治をウォッチするのが趣味です。
※政局について語っているところは適当です。信用しないでください。

 栄太の執務室にて。
 栄太、自分の席で座っている。
 知久、栄太のデスクの前で立っている。
栄太「トミー、私が本部を離れている間は、貴方にここを任せるって言いましたよね」
知久「うん、そやな」
栄太「私はトミーを信じているんですよ。貴方なら的確な決断ができるはずです。もう少し責任を自覚してください」
知久「わかった、ごめん。ところで次の自民党の総裁選、栄太の予想はどうなん?」
栄太「そうですね、まだ誰が立候補するのかさえ確定していませんからね。まずは推薦人を集められるかどうかですよね。でも小泉進次郎が有力かなって思います。ただ実績が足りないんだよな…」
知久「石破は?」
栄太「石破茂は議員からは人気ないんですよね。ただし党員の人気は高いので、そこは無視できないところですよね。ここで失敗したら政権交代の可能性もあるわけですし」
知久「立民の代表選も近いんやっけ?」
栄太「はい、こっちは枝野幸男か野田佳彦か…たぶん野田だろうな」
 栄太、しばらく語り続ける。
 知久、ズボンのポケットからスマートフォンを取り出す。
 知久、スマートフォンでSNSを閲覧する。
栄太「そういうわけで今日も政治は熱いんですよ。ええと、何の話でしたっけ?」
 知久、スマートフォンから顔を上げて、
知久「何やったっけ? 忘れるってことは大したことなかったんやろ」
栄太「それもそうですね。では仕事に戻りましょうか。早く帰りたいですし」
知久「ほな、俺もそろそろ」
 知久、栄太の執務室から出る。
 栄太、机に積み重なっている書類に目をやる。
栄太「ちゃう、政治の話がしたいんちゃうねん」
 栄太、立ち上がり、慌てて廊下に出る。
 栄太、周囲を見回すが、廊下には誰もいない。
栄太「(声を張り上げて)ちょっと、トミー! 私に仕事を押し付けたこと、後でしっかり説教しますからね!」

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