memo

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2024/06/29 03:25
※京介と真澄は京都の出身です。共通語を話しているように書いていますが、実際は京都弁で話しています。

 夏越の祓の日。京介の部屋のリビングにて。
 京介、真澄、テーブルを挟んで座っている。
 テーブルにはお茶と水無月が置かれている。
 真澄、京介、水無月を食べながら、
真澄「キョンってこういう行事はちゃんとするよね」
京介「両親が年中行事をしっかりやるタイプだったからな」
真澄「実家、呉服屋だもんね。何だっけ、夏を無事に過ごせますようにって意味だっけ?」
京介「これまでの半年の穢れを祓い、もう半年の無病息災を願う意味があるそうだ」
真澄「京都の夏って暑いから、昔は生き抜くの大変だったんだろうね」
京介「冷房のなかった時代に、どうやって生きていたんだろうな」
真澄「もう神頼みするしかないってことだよね」
京介「俺は贅沢な時代に生きているわけだが、神にすがる気持ちはわかるな…」
真澄「キョン、夏が苦手だもんね。だから夏越の祓はしっかりやるんだ?」
京介「それもある」
真澄「キョン、今年の夏も生き抜こうね… 去年より暑いらしいよ」
京介「去年より!? それはマズい、本当に神頼みするしかないぞ…」

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