第1章
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ミークリード島に到着した麦わら一味は港にゴーイングメリー号をつけると島に降り立った。
「もう一度確認するけど、私とロビンはショッピング、サンジ君は食料調達、ゾロは船番よろしくね。ルフィ、ウソップ、チョッパー、遊ぶのはいいけどお小遣いは大事に使いなさいよ!夜は、久々にみんなで酒場でパーッとしましょ!私とロビンはそのお店を兼ねて買い物行くし」
ナミがクルーにそう伝えるとルフィ、ウソップ、チョッパーは了解!と返事をするとすぐさま町の方へ駆け出した。
「あ!騒ぎを起こすなって言い忘れちゃった!ま、いっか。ログは3日でたまるみたいだし大丈夫でしょ。さ、私たちも行くわよ、ロビン」
「フフッ。ええ、そうね」
「んナミすゎん!んロビンちゅわん!途中まで僕がお供します!」
サンジが目をハートにさせてロビンとナミに擦り寄り、ナミはあきれながら「はいはい」といい、三人は歩き出した。
途中思い出したかのようにナミがメリー号の方を振り返った。
「ゾロー!船番しっかり、よろしくねー!」
「おう。わかってる」
そう答え三人が再び町に向かい始めると同時に甲板に横になり寝息を立て始めるのであった。
ーーーーーーーーーー
島の街中をナミ、ロビン、サンジが歩いている。
サンジの左手にはすでに服が入った紙袋が2つあった。ナミとロビンが1軒目に入ると同時にサンジは食料調達に行くつもりでいたが、ナミの誰か荷物持ちをしてくれる紳士はいないかしら?という困った声に飛びつき、食料調達を明日に回したのであった。
「港に船を止めるときに思ったんだけ、この町海賊が多いのねー。なんでこんなに多いのかしら」
「ええ、そうね。私も気になってさっきのお店の人に聞いたのだけれど、この島には1対1の戦いを見ながらお酒を楽しむファイティングバーというものがあるらしいの。それに参加したり、観戦するのに海賊が多く集まってるみたい」
ナミの言う通り、港には何隻か海賊船のような船があり、通りには悪そうな顔をした男たちが多くいた。
ロビン、サンジをその多さには気なっているところがあったのだ。
「どうりで。ま、こんだけ海賊がいれば1対1だけじゃおさまりそうにねぇだろうが…」
「私もそう思ったんだけど、この島のすぐ近くに海軍の拠点があるらしいの。この島は海賊によって栄えてると言えるところがあるから海軍は簡単には呼ばないみたいだけど、何かあればすぐ呼べるようにしているみたい」
「えー!海軍基地が近くに⁉」
「しまった!港にそのままメリー号が置いてある!」
慌てるナミとサンジに対して追いついた口調でロビンが話す。
「それは大丈夫みたい。私たちが止めたところはちょうど島の反対側で海軍からは目がつきにくいところだったみたい。運がよかったわね」
「そうなの?聞いてくれてありがとう!ロビンちゃん‼」
「あー、でもルフィが何も起こさず3日も持つかしら…。それにその、ファイティングバー?だっけ。そんなところ言ったら余計に問題が起こる気がする…。何としても耳に入らないようにしくちゃ!」
と、ロビンは穏やかに笑い、ナミは顔を両手で抑えて眉間にしわを寄せた。
「怯えるナミさんもかわいいなー!しっかし、1対1の戦いかー。興味あるなー」
サンジは興味しんしんの表情を見せるが、「サンジ君!」とナミに一喝され苦笑いをしながら「ごめんね」と誤った。
3人が再び歩み始めようとしたときだった。
ドンッッ
ロビンの肩に誰かがぶつかった。
そしてロビンは小さく悲鳴を上げるとそのまま地面に尻もちをついてしまった。
ぶつかった衝撃が大きいことから相手が走ってそのままぶつかってしっまたことが分かる。
「ロビン!!大丈夫⁉」
ナミは目でロビンを追い、サンジはすかさずロビンに近寄り手を取ろうとする。
ロビンもサンジから延ばされた手を取ろうと腕を伸ばした。
…が、その手はサンジの手に触れることは無く何者かに腕をつかまれ、グッと挙げられた。
「ごめんなさい。大丈夫?」
どうやらぶつかってきた本人であるようだった。
キャスケットを深くかぶり、少しうつむいており、上からでは目も見られない。髪は帽子に隠れており、短いようである。服装は白のパーカーにカーキ色のカーゴパンツで、体より少し大きめのものを着ているようであった。
「え、えぇ。大丈夫よ。私も前を見ていなかったわ。」
ロビンは体勢を整え、しっかりと立ち上がるとズボンについた砂を払った。
「おい!クソガキ!!なにロビンちゃんにぶつかってんだ!誤って住すむ問題じゃねーぞ!」
サンジはロビンが尻もちをついたことに加え、自分がとるはずだった手を横取りされて相当苛立っているようであった。
しかし、サンジがそう怒鳴り、相手は一瞬体をこわばらせた後、バッとサンジの方を振り返った。
「なんだよ」とサンジが睨み返そうとした瞬間、バチッと目が合った。
目が合った顔にお互いに目を丸くし、数秒間見つめ合った後、2人とも声を発した。
「サンジ…?」「ハル…?」
お互いの正体を確認したとたん、ハルは後ずさりし、
「ごめん!!」
と言い放って走り出した。
「おい!まて!」
サンジもナミやロビンの事が頭から消え、慌てて追いかけようとしたが、何者かによって肩をつかまれた。
「お前ら!こんなとこにいたのか~!」
こんな時に!と後ろを振り返ると満面の笑みを浮かべたルフィであった。後ろにはなぜか涙目のウソップとチョッパーが一緒にいる。
ハルが走っていった方向を見るがもう姿は消えていた。
ルフィが肩をつかんだことによりサンジは我に返り、慌ててロビンとナミに走り寄った。
「ロビンちゃん!どっか痛むところはないかい⁇」
「大丈夫よ。それより、さっきの子…コックさんの知り合い?」
「追いかけなくてよかったの?」
ロビンとナミが尋ねるとサンジは困ったように笑った。
「あぁ、いや、いいんだ…。ちょっと昔の顔なじみで。だいぶ会ってなかったから驚いちゃって。またあとで探してみるよ」
本当は今すぐにでも走り出して探したいのは山々だが、海賊がたむろする中にロビンとナミを置いて行くことには気が引け、諦めたのであった。
「おいー。なんだよお前らー。せーっかくおんもしれえ話持ってきたのによ~」
サンジの後ろから口を尖らせたルフィが顔を出した。
「あら、ルフィ。どうしたの?」
ナミが尋ねるとパッとルフィは表情を明るくさせた。
「それがよお!聞いてくれよ!この島にはファイティングバーっていうおんもしれえ酒場があるらしいんだよ!今日の晩飯はそこで食べようぜ!おれ、戦いてえ!」
ナミの表情が絶望に変わった。
「ちょっ…!なんでそれを…」
ウソップ、チョッパーが泣きながら答えた。
「さっき海賊のおっさんにルフィがはファイティングバーにでるのか声かけられてよお…。おれたちゃ止めたんだが聞きやしねえんだ!」
「頼む、サンジ!力ずくでもルフィを止めてくれ!絶対に1対1じゃすまない気がする!」
チョッパーはサンジの足にしがみついた。
「そうよルフィ!近くには海軍基地もあるらしいの!こんなとこでもめてらんないわ!ログがたまるのは3日なのよ!」
ナミの加勢により再びルフィは口を尖らせた。
「なーんだよおめえまで。賞金1000万ベリーなんだぞ!」
それを聞いた瞬間、ナミは目の色を変えた。
「ファイティングバー!出るわよ!」
ルフィは大喜び、サンジとロビンは笑い、通りにはチョッパーとウソップの叫び声が木霊した。
「もう一度確認するけど、私とロビンはショッピング、サンジ君は食料調達、ゾロは船番よろしくね。ルフィ、ウソップ、チョッパー、遊ぶのはいいけどお小遣いは大事に使いなさいよ!夜は、久々にみんなで酒場でパーッとしましょ!私とロビンはそのお店を兼ねて買い物行くし」
ナミがクルーにそう伝えるとルフィ、ウソップ、チョッパーは了解!と返事をするとすぐさま町の方へ駆け出した。
「あ!騒ぎを起こすなって言い忘れちゃった!ま、いっか。ログは3日でたまるみたいだし大丈夫でしょ。さ、私たちも行くわよ、ロビン」
「フフッ。ええ、そうね」
「んナミすゎん!んロビンちゅわん!途中まで僕がお供します!」
サンジが目をハートにさせてロビンとナミに擦り寄り、ナミはあきれながら「はいはい」といい、三人は歩き出した。
途中思い出したかのようにナミがメリー号の方を振り返った。
「ゾロー!船番しっかり、よろしくねー!」
「おう。わかってる」
そう答え三人が再び町に向かい始めると同時に甲板に横になり寝息を立て始めるのであった。
ーーーーーーーーーー
島の街中をナミ、ロビン、サンジが歩いている。
サンジの左手にはすでに服が入った紙袋が2つあった。ナミとロビンが1軒目に入ると同時にサンジは食料調達に行くつもりでいたが、ナミの誰か荷物持ちをしてくれる紳士はいないかしら?という困った声に飛びつき、食料調達を明日に回したのであった。
「港に船を止めるときに思ったんだけ、この町海賊が多いのねー。なんでこんなに多いのかしら」
「ええ、そうね。私も気になってさっきのお店の人に聞いたのだけれど、この島には1対1の戦いを見ながらお酒を楽しむファイティングバーというものがあるらしいの。それに参加したり、観戦するのに海賊が多く集まってるみたい」
ナミの言う通り、港には何隻か海賊船のような船があり、通りには悪そうな顔をした男たちが多くいた。
ロビン、サンジをその多さには気なっているところがあったのだ。
「どうりで。ま、こんだけ海賊がいれば1対1だけじゃおさまりそうにねぇだろうが…」
「私もそう思ったんだけど、この島のすぐ近くに海軍の拠点があるらしいの。この島は海賊によって栄えてると言えるところがあるから海軍は簡単には呼ばないみたいだけど、何かあればすぐ呼べるようにしているみたい」
「えー!海軍基地が近くに⁉」
「しまった!港にそのままメリー号が置いてある!」
慌てるナミとサンジに対して追いついた口調でロビンが話す。
「それは大丈夫みたい。私たちが止めたところはちょうど島の反対側で海軍からは目がつきにくいところだったみたい。運がよかったわね」
「そうなの?聞いてくれてありがとう!ロビンちゃん‼」
「あー、でもルフィが何も起こさず3日も持つかしら…。それにその、ファイティングバー?だっけ。そんなところ言ったら余計に問題が起こる気がする…。何としても耳に入らないようにしくちゃ!」
と、ロビンは穏やかに笑い、ナミは顔を両手で抑えて眉間にしわを寄せた。
「怯えるナミさんもかわいいなー!しっかし、1対1の戦いかー。興味あるなー」
サンジは興味しんしんの表情を見せるが、「サンジ君!」とナミに一喝され苦笑いをしながら「ごめんね」と誤った。
3人が再び歩み始めようとしたときだった。
ドンッッ
ロビンの肩に誰かがぶつかった。
そしてロビンは小さく悲鳴を上げるとそのまま地面に尻もちをついてしまった。
ぶつかった衝撃が大きいことから相手が走ってそのままぶつかってしっまたことが分かる。
「ロビン!!大丈夫⁉」
ナミは目でロビンを追い、サンジはすかさずロビンに近寄り手を取ろうとする。
ロビンもサンジから延ばされた手を取ろうと腕を伸ばした。
…が、その手はサンジの手に触れることは無く何者かに腕をつかまれ、グッと挙げられた。
「ごめんなさい。大丈夫?」
どうやらぶつかってきた本人であるようだった。
キャスケットを深くかぶり、少しうつむいており、上からでは目も見られない。髪は帽子に隠れており、短いようである。服装は白のパーカーにカーキ色のカーゴパンツで、体より少し大きめのものを着ているようであった。
「え、えぇ。大丈夫よ。私も前を見ていなかったわ。」
ロビンは体勢を整え、しっかりと立ち上がるとズボンについた砂を払った。
「おい!クソガキ!!なにロビンちゃんにぶつかってんだ!誤って住すむ問題じゃねーぞ!」
サンジはロビンが尻もちをついたことに加え、自分がとるはずだった手を横取りされて相当苛立っているようであった。
しかし、サンジがそう怒鳴り、相手は一瞬体をこわばらせた後、バッとサンジの方を振り返った。
「なんだよ」とサンジが睨み返そうとした瞬間、バチッと目が合った。
目が合った顔にお互いに目を丸くし、数秒間見つめ合った後、2人とも声を発した。
「サンジ…?」「ハル…?」
お互いの正体を確認したとたん、ハルは後ずさりし、
「ごめん!!」
と言い放って走り出した。
「おい!まて!」
サンジもナミやロビンの事が頭から消え、慌てて追いかけようとしたが、何者かによって肩をつかまれた。
「お前ら!こんなとこにいたのか~!」
こんな時に!と後ろを振り返ると満面の笑みを浮かべたルフィであった。後ろにはなぜか涙目のウソップとチョッパーが一緒にいる。
ハルが走っていった方向を見るがもう姿は消えていた。
ルフィが肩をつかんだことによりサンジは我に返り、慌ててロビンとナミに走り寄った。
「ロビンちゃん!どっか痛むところはないかい⁇」
「大丈夫よ。それより、さっきの子…コックさんの知り合い?」
「追いかけなくてよかったの?」
ロビンとナミが尋ねるとサンジは困ったように笑った。
「あぁ、いや、いいんだ…。ちょっと昔の顔なじみで。だいぶ会ってなかったから驚いちゃって。またあとで探してみるよ」
本当は今すぐにでも走り出して探したいのは山々だが、海賊がたむろする中にロビンとナミを置いて行くことには気が引け、諦めたのであった。
「おいー。なんだよお前らー。せーっかくおんもしれえ話持ってきたのによ~」
サンジの後ろから口を尖らせたルフィが顔を出した。
「あら、ルフィ。どうしたの?」
ナミが尋ねるとパッとルフィは表情を明るくさせた。
「それがよお!聞いてくれよ!この島にはファイティングバーっていうおんもしれえ酒場があるらしいんだよ!今日の晩飯はそこで食べようぜ!おれ、戦いてえ!」
ナミの表情が絶望に変わった。
「ちょっ…!なんでそれを…」
ウソップ、チョッパーが泣きながら答えた。
「さっき海賊のおっさんにルフィがはファイティングバーにでるのか声かけられてよお…。おれたちゃ止めたんだが聞きやしねえんだ!」
「頼む、サンジ!力ずくでもルフィを止めてくれ!絶対に1対1じゃすまない気がする!」
チョッパーはサンジの足にしがみついた。
「そうよルフィ!近くには海軍基地もあるらしいの!こんなとこでもめてらんないわ!ログがたまるのは3日なのよ!」
ナミの加勢により再びルフィは口を尖らせた。
「なーんだよおめえまで。賞金1000万ベリーなんだぞ!」
それを聞いた瞬間、ナミは目の色を変えた。
「ファイティングバー!出るわよ!」
ルフィは大喜び、サンジとロビンは笑い、通りにはチョッパーとウソップの叫び声が木霊した。