4話「愛と希望の万華鏡(カレイドスコープ)」

あいり、ゆあ、みつき、ピュアンナは大輝の家に行った。
「お、来てくれたんだな」
大輝が出迎えると、エスポがこう言った。
「あいり、颯人は君達の使う部屋で眠っているよ。数日は寝不足だったから寝ているみたいだ」

あいりとピュアンナは、静かにあいりと颯人が泊まる用の部屋を見る。
机にはこの間買ったキュアロージーとキュアイノセントのアクリルスタンドがあり、颯人が寝ているベッドにはキュアロージーとキュアイノセントのぬいぐるみが置かれていた。
あいりとピュアンナは颯人を起こさないように、そっと1階に降りた。

「颯人くんだけど…寝かせておこう」
あいりがこう言う。ゆあが頷く。
「その方がいいよ。颯人くん、眠そうだったし…」
「もしこれがウチらだったら…怖いよね」
みつきが震えるので、大輝が安心させようとみつきの肩を抱く。みつきは怯えながら言った。
「あいりと大ちゃんは普通にしてるけど…あんた誰なの?」
「僕はエスポ。プリキュアの歴史を見守ってきた守護霊さ」
自己紹介をするエスポに、レンが信じられないような顔で言った。
「守護霊って、本当にいたんだ…」

レンの視界に、テレビのリモコンが映る。
「そうだ、テレビで何やってるんだろう?」
レンが何気なくテレビのリモコンで電源を入れると、ニュース番組がやっていた。
ニュース速報をやっているようだ。
「ニュース速報です。陽翼はるよく市男子高校生襲撃事件の犯人である、紅林理華容疑者と葉加瀬翡翠容疑者が逮捕されました。警察によりますと、紅林容疑者と葉加瀬容疑者は愛須市の反社会的勢力ミッドナイト・ファミリーの幹部だそうです」

「え!?捕まったの!?」
みつきが驚くと、レンが冷静に言う。
「そりゃ愛須市の外であんな事件起こしたら捕まるだろ…」
レンは安堵と同時に、複雑な気持ちになっているようだ。大輝がニュース番組を見ながら言う。
「ミッドナイト・ファミリーの幹部が逮捕されたから、大きく動き出しそうだな…」
「ウチらが愛須市に出たから愛須市の闇が露呈したんだよね…?」
みつきがこう言うと、ピュアンナがこう言った。
「ミッドナイト・ファミリーの幹部が逮捕されたと聞いたら、向こうのボスはピュアンナ達に報復を考えるピュア」
「そうなっちゃうよね…」
ピュアンナの言葉に、ゆあは共感する。

あいりはこう言った。
「わたし達は、もう後戻りできないんだね…」
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