4話「愛と希望の万華鏡(カレイドスコープ)」

ミッドナイト・ファミリーの会議室。
その会議にはディーノ園城の他には、紅林理華、葉加瀬翡翠が出席していた。

「おめー…プリキュアに負けたんだってな?」
「ディアマン教団のシスターと組んだにも関わらず、撤退したあなたには言われたくありませんね」
理華と翡翠がプリキュアに負けたことで言い合う。ディーノ園城は咳払いをしてこう言った。
「キュアイノセントとか言う新しいプリキュアは、裏社会でも脅威になっている…なわばりを荒らされると厄介だ」

理華と翡翠はキュアイノセントへの憎悪を募らせる。
「キュアイノセント…あいつだけは絶対許さねぇ……!」
「フフ、同感ですよ…私もプリキュアに報復したくて仕方ありません」
そんな二人の様子を見て、ディーノ園城は頷いた。
「その意気だ、二人とも」
「あたしはディアマン教団のシスターと組んだけど、必要があればそいつらも排除ってことでいいな?」
理華が聞くと、ディーノ園城は答えた。
「ディアマン教団は、愛須市のインフラに関わっているから怒らせると厄介だ…排除は最終手段としよう」
「その方がいいですねぇ~…ディアマン教団は愛須市にとっては重要な教えですからね~」

そのような話をした後、理華が立ち上がる。
「で、どうすんだ?ディアマン教団に邪魔されねぇところで暴れるのか?」
「愛須市の外で下手に暴れたら、それこそ我がファミリーの存続に関わる」
ディーノ園城が言った後、いつもなら会議に顔を出さない「ボス」が会議室に現れた。顔は暗くてよく見えないが、視察に来たようだ。

思わず姿勢を正す理華と翡翠。彼らも普段は軽口を言い合っているが、緊張のあまり黙っているようだ。
「ボス、どうかされたのですか?」
ディーノ園城が立ち上がって聞いた。ボスはこう続けた。
「最近はプリキュアの恋人とかいう男達も確実に力をつけてきている…彼らは煌木組とは何かしらの繋がりがあるようだ」
「煌木組…プリキュアが出現して以降、力を着実につけてきていますね」
「そういうことだ…捕らえた煌木組の構成員がプリキュアによって解放されたとも聞く。ここに、ミッドナイト・ファミリーと煌木組の全面戦争開始を宣言する」
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